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柊 萬控へ<ひいらぎ よろずひかえ>

料理、時計、怪獣、家庭菜園など趣味のあれこれを書き控えてまいります。

鑑賞記 25

ウルトラマンR/Bセレクト 絆のクリスタル

 久々の劇場映画鑑賞です。

 『ウルトラマンR/B〈ルーブ〉セレクト!絆のクリスタル』(松竹)円谷映画の新作です。私としては、『ベリアル銀河帝国』以来ですから、およそ10年ぶりです。10年といっても、その間に公開される新作は気になってましたけど、上映時間が朝一回だとか真っ昼間なので、働く大人にはちょっときびしい。今回は休みを利用してのものです。それにしても10年か、時の経つのは早いものです。

タイトル
 
 ウルトラマンR/B〈ルーブ〉は赤と青の兄弟ウルトラマン。面白いデザイナーのお父さんと、可愛い妹とで繰り広げられるウルトラホームドラマです。今回は、終わってしまったテレビ版の続きとなっていて、テーマは家族愛です。ゲスト出演の先輩ウルトラマンはウルトラマンジード、こちらは孤独な設定ですから、その対比が面白い。演ずる濱田龍臣くんも、可愛いお顔のまんま綺麗に大人になったなぁと感じました。また、怪獣にされてしまった引きこもりの息子を泣きながら呼び続ける母の姿には、同じ境遇の親として身につまされる想いでした。世の中には生きづらい人生を送る若者がたくさんいるんです。そこへ行きますと、まだまだ気楽に生きられる自分が如何に幸せ者か。

 登場する怪獣はご覧の面々。

出演怪獣

 異次元で繋がっているガンキューとベムスターの連携プレーはなかなか見事。倒れた主人公に水を飲ませてくれるピグモンは、ただ可愛いばかりではなく、ピグモンの本質を突いた演出で嬉しくなりました。このほかに、デッカイ新怪獣や、悪質宇宙人も出てきますが、その辺はご覧になってお確かめいただきましょう。

 ウルトラマンのほうは、もう次々に姿が変わりまして、何が何だかわからない。キャラの大安売りであまり好ましくないですね。ウルトラマンが好きな人ほど、現状に眉をひそめることでしょう。

 そんな中、幾つになっても嬉しいのが入場者プレゼント。

うれしいおまけ

 今回はミニ手帖でした。

 ウルトラマンといえど怪獣映画ですから、やっぱり劇場での迫力がいいですね。私はいつも最前列の真ん中で観るんです。首が疲れるでしょうって?そうなんです。大きいものを見上げたという感覚を首で感じるのです。



 

テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用

  1. 2019/04/16(火) 10:37:24|
  2. 視聴鑑賞
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刃先の奇跡

切り絵の鑑賞2018

 昨年<2017>に続きまして、芸の上での恩人であります岸本和雄さんの切り絵作品を鑑賞させていただきました。

 本年の新作その一 『梅花群鶴図-若冲-』

梅花群鶴図

 おなじみ伊藤若冲の名画が画題となっています。
 満開の梅に群がる丹頂の図。水木しげる先生の描く細密なペン画のようですが、これは切り絵です。黒い紙を刃物で切り抜いて描いた刃先の芸術です。

 原題がこちら。

伊藤若冲の梅花群鶴図

 今回はこの色彩鮮やかな日本画を白黒二階調に置き換えて描くことにチャレンジ。昨年の鶏もすごかった(過去ログ「美のある世界」)ですが、今回もまた大作です。作者ご本人曰く、単に原画をトレースしたのではダメで、色を抜いたら弱くなる箇所は、それなりに強調補正を加えているとのことです。なるほど、ミニカーも単なる縮小ではなく、個性を若干強調して作っていると聞いたことがあります。「忠実に再現」というのも一つのこだわりでしょうが、史料ならともかく、作品とあれば作者納得の姿に着地させることが肝要です。表現方法が違うのですから、切り絵ならではの完成度を追求するお考えに同感です。

 梅に丹頂、色が浮かんで見えてきそうな細密技巧。

梅に鶴

 なめらかな筆致が素晴らしい。切り絵というと、どうも木版画みたいな荒々しいイメージを持ちますが、本作は複雑な曲線に埋め尽くされていて、絵としての重み、生物感にあふれています。

 そして、黒い部分がすべて繋がっている一枚絵。鶴の爪先のこんなところまで…

爪先の僅かな接点

 ほんのわずかに草とつながっています。

 若冲の印まで再現。

若冲の印まで再現

 見事な技巧に息をのむ作品でした。

 
 もう一作品あります。

 今度は静物です。

新作の釣瓶縄その一

  『釣瓶縄 その一』  

 これ、単なる静物画と思うなかれ。先ほども述べましたが、黒い部分が繋がっている一枚絵、つまり白い部分が多いほど不安定なのです。ごらんの作品を手で持ち上げたらどうなるか?ブチブチ切れて落ちてしまうのは想像に難くありません。緊張高まる作品です。そして枠の内側にもう一筋、井桁の囲みがあります。これが画題に因みつつ(井戸の釣瓶)、作品に近代感を与えるデザイン効果もあり、そして何より…

サインの緊張感

 サインをつなぐお洒落な計らい。ここだけでも見る価値があります。

 そして縄の躍動感。

縄の躍動

 境界線など無いはずなのに、手前の縄が浮かんで見えます。見事な陰影使いです。

 ザラザラっとした縄の質感。

輪郭のささくれ表現

 輪郭の細かいぎざぎざも刃物による手仕事、ちぎった紙の繊維ではありません。

 くどいようですが、黒い部分は一枚につながっています。
 こちらは枠にぎりぎり接している部分。

枠に接するぎりぎりのつなぎ

 このように、つなぎ目を気づかせないように作り込むことで、荒縄がこちらに襲いかかってくるかのような、迫力ある立体感が生まれるのです。

 以上、二作品、たっぷりと堪能いたしました。

 お土産にハガキを三枚いただきました。

おみやげのハガキ

 あ、釣瓶縄の〈その二〉があります。これも凄そうです。





 





 


 

テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2018/07/30(月) 23:35:58|
  2. 視聴鑑賞
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鑑賞記 24

妖怪人間ベム 最終回

 「はやく人間になりたーい」 のフレーズでおなじみの妖怪人間ベム。今のお若い方はご存じないかもしれませんが、人間になれなかった生き物、妖怪人間ベム、ベラ、ベロの三人が、怪奇事件を解決してゆく物語。

タイトル

 今回はその最終回のお話。

 これは昭和40年代のテレビアニメ、当時は“マンガ映画”なんていう呼び方をしていたように思いますが、まあ、その辺はさておきまして、内容が濃いです。『ノートルダムの鐘』や『フランケンシュタイン』にみられるような、醜い姿に美しい心を備えた者たちの悲劇が描かれています。

 鉄道のトンネルを塞ぐ土砂をどけようと奮闘する三人だが…

良いことをしているのだが

 地元の村人に見つかるや、その姿ゆえに迫害されるのです。

襲いかかる村人

 このあたりは、帰ってきたウルトラマンのエピソード『怪獣使いと少年』に重なる、群衆の愚かさですね。獣じみた連中ほど、不安に敵を見出して、暴力で排除しようとするのです。もっとも知性が発達していれば暴力はふるわないと思いますが。

 ところが、この村には本当に化け物の屋敷があって、そこには恐ろしい姉妹が住んでいる。

おそろしい怪物姉妹

 この姉妹の怖さったらない、人をさらっては地下牢に閉じ込めておいて、順番に魂を吸ってゆくという恐怖の姉妹なのです。

 変身した姿は超怖い。

怖い顔

 なんとも言えぬ怖い筆致。アニメはリアルが偉いってわけではないのです。ここは特撮にも通じるところでありますけど、映像表現として、目的に合った効果が発揮されていれば、それでOK。むしろ独創性が高いほど作品として高い評価をうけようというもの。

 そして、この姉妹に魂を吸われた人たちは、もっと深い穴に捨てられる。
 魂を抜かれた抜け殻人間の描き方がまた凄い。

魂を抜かれた亡者たち

 モワモワモワ…という、空気の抜けたような声を発しながら、ゆらゆらゆれる亡者の描写がおそろしい。大人の私が見ても気持ち悪いのなんのって。

 そして少年妖怪人間であるベロも牢獄に囚われてしまう。

さらわれた人々

 そこで出会った少年と、小さな友情を芽生えさせる場面が一服の清涼剤となるのだが…、非情にもベロも怪物姉妹の毒牙にかかってしまいます。
 ところが怪物姉妹、ベロの魂を抜いたらその正体が妖怪だったことに驚く!その時のセリフがふるってるね。
 
 「こんな生き物が本当にいたなんて…」 ですと。

 お前が言うか!自分を棚に上げるのにもほどがある。
 人に例えよう。悪い奴ほど自分が悪いと思っていない。だからモメるのです。

 話は続きます。

 魂を抜かれたベロを助けに来たベムとベラ。怪物姉妹との壮絶な戦いが始まる。

ベムと女妖怪の闘い

 おそろしく強い怪物姉妹だが、やっとこさっとこベムたちが勝って、怪物姉妹の呪いは消える。

ベムたちが勝つ

 怪物姉妹が消えると、これまで吸われていた魂たちが体に戻り、ベムが彼らを救出。あくまで正義の心を貫くベムたちであった。

 ところが、事実を知らない警察は、屋敷もろとも化け物の噂を抹消してしまおうと、火を放つ。

警察は屋敷に火を放つ

 そんな中、ベムたちはあることに気づく。それは体と魂の分離したベロを前に、自分の魂を別の人間に宿せば、人間になれるという、積年の願いが成就する方法であった。だが、それを行うことは別の人間の魂を奪うこと…

 炎の中、ベムが悟る。

ベムの悟り

 「俺たちは人間には見えない者たちと戦ってきた。それは俺たちが妖怪人間だからなのだ。俺たちが人間になれば、その超能力は失われてしまう。だから…」

 妖怪人間のままでいい、と決意する姿に、思わず涙。
 蔑視され、嫌われて、迫害されようとも、人間のために正義を投じようと決心する妖怪人間たちに感動を禁じえません。

炎につつまれる三人

 ベラの妖術で息を吹き返すベロ、そして炎に囲まれる三人。
 
 焼け跡には、帽子とマント、小さな靴が落ちていた。

三人はいずこへ

 彼らはどこへ行ったのだろう。

 もし、身の回りで奇怪な事件がおこり、それがいつの間にか解決していたならば、それは妖怪人間たちの活躍にちがいない。そして、妖怪人間たちに感謝をしよう。

 というようなナレーションでドラマは締めくくられます。

 涙…、涙の最終回。

 シリーズを通して、妖怪人間たちが教えてくれたのは…

 一、見た目を疑い、本質を見る努力をしよう。

 一、見返りをを求めず、困っている人の役に立とう。

 一、誰とでも仲良くしようとする優しい心を持とう。

 という質の高い人間の振る舞いでした。

 異国の匂い漂う舞台設定に、ジャズテイストのBGM。

 恐い描画に美しい物語。

 何とも独特なその世界は、怪奇ムード満点の大人な作り。それでいて目線は常に子供にあり、喜びも怒りも素直に引っ張られてしまう、シンプルなドラマ構成。大人になっても楽しめ、また、考えさせられる名品でした。

三人に感謝をしよう

 ありがとう、妖怪人間。

 もしあなた方に会えたなら、私は素直にうれしい。


 





















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  1. 2018/07/25(水) 11:13:53|
  2. 視聴鑑賞
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鑑賞記 23

3D4DX RAMPAGE 巨獣大乱闘

 行ってきました『ランペイジ』 
 やってきました4DX〈フォーディーエックス〉


タイトル

 文句なしの怪獣大活劇。

 「どうせアメリカの怪獣なんて、既存の生き物がデカくなっただけだろう?」

 いえいえなんの、ベースはそうですが、今回の連中は武器がある、軍隊より強い、ビルを壊す。この三条件がそろってますから文句なく怪獣でしょうに。
 第一にパンフレットがイカしてます。この構成をどう思うだろうか?

怪獣紹介ページ

 あきらかに我らが大伴昌司さんの怪獣図解を意識しての物でしょう。お若い人にはわからないでしょうが、我ら50代には懐かしい、昭和40年代当時、男の子なら1冊は持っていただろう怪獣図鑑のレイアウトですよ。
 こういうやつ ↓

怪獣図解

 だから怪獣扱いまちがいなし。

 上映中の新作なので内容には触れませんが、ストーリー展開もシンプルかつ基本に忠実。
 想定外の何かが起こる → 不吉の前兆 → 怪事件発生 → 事態の悪化 → 怪獣大乱闘 といった具合です。
 何も考えずに大暴れを見よう。

 上で紹介したやつは、バランみたいなオオカミ怪獣。

 そしてアンギラスを下品にしたような大ワニ怪獣。

ワニ怪獣

 霊長類代表は“おさるのジョージ”

おさるのジョージ

 これら三大怪獣がシカゴの街で大暴れ!もうアメリカ版“怪獣総進撃”です。

 登場する人間たちも役柄が抑えられていて無駄がなく、味の濃い配役になっています。飽きさせない展開に3D効果の活きる場面も多々あって、3D4DXで観て良かったです。怪獣好きにはお勧めです。
 
 お部屋で一杯やりながらのDVDもいいけれど、4DXに振り回されるのも中々いいものです。



 すんごい疲れました。





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  1. 2018/06/04(月) 11:26:04|
  2. 視聴鑑賞
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鑑賞記 22

恐竜探険隊ボーンフリー 第一話

 本屋さんをぶらついていたら見つけました!

DVDコレクション表紙

 DeAGOSTINIから出ている『円谷特撮ドラマ DVDコレクション』の第51号。このシリーズは『ウルトラQ』『快獣ブースカ』から始まって、『マイティジャック』や『ミラーマン』など円谷特撮ドラマを順次収録されたものですが、第51号にして、いよいよ個人的待望の『恐竜探険隊ボーンフリー』の登場です。

ボーンフリータイトル

 このドラマは、人物を作画で描き、恐竜やメカはミニチュアで撮影するという、当時(1976年)新たな手法を試みた作品です。
 設定を手短かに申しますと、彗星接近の影響で大地が割け、そこに何と中生代が現れるが、突然の環境変化に恐竜たちは対応できない。そんな恐竜たちを何とか保護しようと、国際機関が結成されて恐竜救助に向かうというもの。

 古生物学者、小畠郁生先生の監修が作品に重みを与え、冬木透先生の音楽が映像の品格を高めます。
 恐竜は、人形アニメとギニョール(手で演じる人形)の併用で、これまで見慣れてきたぬいぐるみ怪獣と違って新鮮。特に恐竜の造形が可愛くて、カレル・ゼマンのそれのようです。

かわいいブロントサウルス

 今回は、放映当時見逃した第一話が拝めるとあって、新番組を迎えるような高揚感で鑑賞。第一話の主役はブロントサウルスの親子。ブロントサウルス…懐かしい響きです。昭和であります。今のちびっ子ならアパトサウルスとよんでいます。劇中には、探検映画につきものの吸血植物なるものも出てきて盛り上げてくれます。

 メカの場面も丁寧に作られていてカッコいい。

メカアクション

 ウルトラホークの発進場面が蘇る、誘導アナウンスを伴った基地ドックの場面や、陸、海、空に装備された様々なメカニックキャラクターの活躍。登場人物が作画だけに、ミニチュア感が出ていても違和感なく、むしろ立体感があって嬉しい。やっぱり僕は、CGよりも、こっちの方が好きですね。ことに第一話は、ある意味“説明の回”なので、盛りだくさん。テレビでこんな特撮をやってくれていたのかと、改めて感謝です。

 エンディングの歌『恐竜よいつまでも』、これがまた絶品でして、恐竜世界の平和を願う歌詞に、冬木先生の情感あふれる旋律がぴたりとはまって最高、あまりにも感動的過ぎて、声が震えてカラオケで歌えません。この歌のイメージは、たしかドラマの最終回に深く関わっているように記憶しています。北海道の炭鉱にエゾミカサリュウを追っていくと、その向こうに恐竜たちの楽園があったというような… あぁ、思い出しただけで涙が浮かぶ。(追記:後日、最終回の号を購入し、胸を高鳴らせて観ましたが、記憶と内容が全然違っていて、別の意味で泣きました。記憶はあてにならないものです)

 『恐竜探険隊ボーンフリー』は、放映当時、中三だった僕が塾の関係で見たり見られなかったりした因縁浅からぬ番組でした。そう!そこで思い出しました。塾を替えたんです。レベルが高くてついてゆけないとか何とか言って、友達の通っている時間の遅い教室に替えてもらったのです。
 当時とても親に言えませんでしたよ… 「ボーンフリーが見たいから」 だなんて。

 

テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2018/02/19(月) 11:18:17|
  2. 視聴鑑賞
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柊horii

Author:柊horii
時計やゼンマイ玩具など、動くものが好きです。野菜を育ててお料理、映画なら特撮、好きなことを好きなだけ、やりたい放題の道楽おやじです。

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