柊 萬控へ<ひいらぎ よろずひかえ>

料理、時計、怪獣、家庭菜園など趣味のあれこれを書き控えてまいります。

鑑賞記 20

 蒸し暑い夜がつづきます。
 そんな夜は、団扇片手に心霊恐怖特番とまいりましょう。

 7月19日放送 TBS 世界の怖い夜

1-タイトル

 出ました!

 出ましたねえ、心霊特番。でも最近のやつは演出がコミカルで、あんまり面白くないね。

 まあ、そうおっしゃりなさんな、今回のはいいですよ。
 ますはおなじみ廃墟潜入レポート、数々の怖いうわさが囁かれる、廃れたホテルが舞台です。

2-廃ホテル潜入

 おっと、従業員の霊とはいいね、給料なしで働いてもらえる。

 これこれ、霊の従業員じゃないの、従業員の霊。

 動く日本人形も素敵だね、動力を確認したい。

 動力が判らないから怖いのでしょうに。

 うめく女がいたんなら、さっさと助けてやりなさい!

 実体があったんなら、言われなくてもそうしてます。
 まあ、こういった怖いうわさの廃ホテルにタレントさんが調査という名の餌食となって怖い目にあわされるわけですが、暗視カメラを持って潜入すると、出るわ出るわ…

3-お宝がいっぱい

 お宝がいっぱい!

 ちがいます、日本人形怖いでしょう?

 確かにこうして撮影すれば薄気味悪くはありますが、でもこれ高級でしょう?、私にはお宝に見えるねえ。これが怪獣だったなら躊躇なくもらって帰る。

 よしなさい、それじゃあ泥棒だ。

 そうだ!名案がある。一日目は夜ロケで心霊番組を撮る。そして翌日明るいうちに鑑定士を連れてお宝チェックってのはどうだい?一粒で二度おいしいぞ。

 はいはい、それはまた今度。
 今回面白かったのは、廃ホテルの宴会場で芸人がネタを披露すると霊が集まってくるというところ。ええ、サンシャイン池崎が怖じ気ずかないでハイテンションを一発かましたらこのとおり。

4-集まるオーブ

 おー!虫が集まってきたねえ。

 ちょっとちょっと、虫じゃないの、オーブ、オーブですよ。解説によりますと、霊は心、好奇心があるから賑やかなところに集まりやすいんだそうです。

 だったらアタシの回りは霊だらけだ。

 そしたら守ってもらっていると思いなさい。
 次のコーナーはイタコです。

 潮来の伊太郎!

 ちがいます、霊を招いてメッセージを送る“口よせ”を行う伝統技能継承者です。

5-大原麗子の口よせ

 恐山最後のイタコといわれる松田広子さんが女優の大原麗子さんを招いて、遺族の方と対話するんですが…

 まあ、ここは休憩みたいなもんだろ。

 いやいやとんでもない。私も初めは興味をそそらなかったんですがね?

6-最後のイタコが語る事とは

 やりとりを見ていたら、途中から大原麗子さんの親友のかたの顔色が変わった!

 カメレオンか?

 まあお聞き。

7-イタコの力

 十代のころの思い出話になると、二人しか知らないような内容を話しはじめ、やがて、あの世からの暖かいメッセージにかわる。見ているこっちも次第に目頭が熱くなり、おもわずもらい泣きです。

 そいつは感動的だったねえ。
 ありました。最後のイタコ、松田広子さんのホームページがこちら↓

 https://www.itako.net/

 探したのかい!
 それならわかったでしょう?“口よせ”というのは、死者の言葉を通じて残された者たちの心の澱を、そっときれいに流してくれる、日本古来の精神緩和技術なんだなということ。絶やしたくないものです。

 感動のあとは、本当に怖いよ。

8-怪奇現象に悩む家

 この家が大変、音や怪奇現象のみならず、おばあちゃんの体調にも影響するほどの霊障が起こっているらしい。

 お年寄りの具合が悪くなるのはどこの家でもいっしょでしょうに。

 それだけではありません。振り子を外した柱時計を押入れにしまったら、鐘が勝手に鳴ったそうです。

9-時計の怪

 そりゃあアンタ、ゼンマイをほどききらないで振り子を外したらテンプが早回りするから、一時間以内にボーン!って鳴りますよ。

 なるほど、これは通常現象というわけですね?

 それより日付が32日になっているし、文字板を見るとCITIZENと見て取れる。シチズンはゼンマイ式の掛け時計は作ってないはずなので、そっちのほうが怪奇だ。

 はあ、専門的ご意見ありがたく拝聴しますが、それはまた別のコラムでお願いします。
 話をもどしますと、このお婆さん、半分腐った男を家の中で目撃したそうです。

 腐った男は山ほどいるぞ。

 わかってますけど、そうではない。
 ここでついに憑き物祓いの登場です。和製エクソシスト。

10-憑きもの落とし登場

 ここからの闘いが凄かった!
 祈祷師が現場に着くや依頼者の娘さんに異変が起こる。ここでさっそく娘さんの除霊にかかるが、その途中から依頼者が倒れ込む。まるで娘から母に悪霊が乗り換えたように。

11-苦しむ依頼者

 やがて正気を取り戻す依頼者。憑き物落としの成功です。
 祈祷師いわく、この家に恨みを持つ男の念が悪さをしていたという。

12-お祓い成功

 これで、この家の怪奇現象はすっかり収まったとのことです。良かったですねえ。

 収まってなかったら放送できないでしょう。
 
 またひねくれたことを言う。
 まあよろしい。
 最後はテレビでおなじみの心霊研究家、池田武央先生が選ぶ“最恐映像BEST6”です。

13-池田先生セレクト

 どんな映像が飛び出すかな?ワクワクドキドキでございます。

 まずは第6位 『たたずむ女』
 子供の誕生日を祝う家族パーティーの中、突然明かりが消える。再び明るくなるとお父さんの背後に…!

14-第6位たたずむ女

 うん、長い髪の逆立ちにプロテクニックのプライドを感じる。

 またそういうことを言う。
 第5位は『タクシー』
 車載カメラがとらえた、後部座席に浮かんで消える女性の姿。

15-第5位タクシー

 お嬢さん、真ん中でなく座席に座んなさい!

 ツッコミがおかしい。
 第4位は海外物です。『真夜中の呪文』
 パソコン通話で心霊実験をするバカップル、真夜中の呪文を唱える彼女に迫るのは…?

16-第4位真夜中の呪文

 武田先生に物申す。
 こんなの選ばんといてくれ!


 まあまあ落ち着いて。
 第3位は『追いかけてくる』
 廃墟を探検する若者を、奇声を発しながら追いかけてくる者は?

17-第3位追いかけてくる

 これは怖い!人間だけに怖い。
 よけないとぶつかるからネ。


 そこかいな。
 いよいよ2位です。『料理サークル』
 学生の投稿用クッキング動画を撮っていたら、ダン!という音とともに指の間に包丁が突き立つ。

18-第2位料理サークル

 コラ!小僧、まな板に手を着くな!

 そこじゃない!
 それでは栄誉ある第一位は!
 『エレベーター』
 マンションのエレベーター、上昇中の窓に映る男、通過しても通過しても同じ男が映る怪。

19-第一位エレベーター

 『呪怨』のパクリだろ!

 まあまあ、面白かったらいいじゃありませんか。こういうものは。

 廃墟探検、イタコ、除霊の儀式、恐怖映像と盛りだくさんの特番で、昔ながらの真面目な取り組みに好感が持てました。
 夏の夜の心霊スペシャル。
 今回のは面白かったですね、仕事の心霊仲間も褒めてました。

 心霊仲間?そんなのがいるのかよ!

 〈終〉











 
 

 


 
スポンサーサイト

テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用

  1. 2017/07/24(月) 11:10:09|
  2. 視聴鑑賞
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

特撮とワンダバ

UGMの出撃

 テレビ特撮ヒーロー番組ウルトラシリーズの見どころの一つに、防衛隊の発進場面があります。

 科学特捜隊からウルトラ警備隊、MAT,TAC、ZAT…と順に見てこられた幸せな世代からすると 、シリーズが進むにつれてパサパサに劣化してゆく怪獣に比べ、メカものはそれなりに力の入った特撮を堪能できましたが、全体的な作りの低下は如何ともしがたく、僕はだんだん見る気を失って行きました。

 ウルトラマンレオが終了して約5年、1970年代も終りに近づきますと、当時はスターウォーズの影響もあり、さながら特撮ブーム。特撮が、SFXと呼ばれるようになった時代です。
 そんな中、登場した新番組『ウルトラマン80』のミニチャワークが素晴らしかった!

 当時、僕たち(同世代特撮ファン)が過去作品でカッコイイとしていたのがウルトラホークの発進場面でした。
 ゆっくりと格納庫を移動する巨大な乗り物、誘導アナウンスに管制官、その工程に胸を躍らせたものでした。

 それらの要素をよりリアルに、そしてカッコよく描かれた『ウルトラマン80』に登場するUGMの出撃場面。(個人の感想です)

 そしてその音楽がまたすばらしい。作曲はウルトラセブンからBGMを作っておられる冬木透先生です。
 続にワンダバと言われる男声コーラスの劇中歌のなかでも、このUGMのバージョンが一番深みがあって良いと思うのは私だけではないでしょう。
 勇壮で広がりのある感じがすばらしいUGMのワンダバと、スーパー兵器発進のリアルな特撮場面は、CGなき時代の円谷テレビ特撮最高レベルの至芸だとおもいます。



テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用

  1. 2017/07/20(木) 11:07:37|
  2. 視聴鑑賞
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

鑑賞記 19

美女と野獣

 女房が『美女と野獣』を観に行こうというんですがね、私ゃあ恋愛モンは趣味じゃないので気が進みませんでしたが、まあ、一応怪物らしいものが出る特撮モノと説得されまして、しぶしぶくっ付いて行ったわけです。ええ、ハンドルは向こう持ちですから私は乗っかるだけ、ですから文句は言えません。
 というわけで“美女と野獣”ならぬ“酔っ払いと猛獣”で劇場にくりだしました。

 『美女と野獣』ともうしますと、子どものころジャン・コクトーのやつがテレビでかかりまして、たしか東京12チャンネルでしたかな?それを狼男の仲間だろうみたいな好奇心で観てたもんですから、王子の変身場面が印象に残っています。やはり私の目当ては特撮だったんです。

1946年コクトー版

 そんな事もあり、私にとって知らないわけではない物語といえましょう。
 しかして、最新作の出来やいかに?

 
 一言で申し上げますと、よかったです。中世のフランスに引っ越したみたい。
 みんな貧乏だから、口も汚く、心も飾ることなく欲丸出し、精神水準の低い昔の世界がよく描かれていました。

中世フランスの世界

 そんな世界で美貌に奢った王子様、魔法にかけられ獣の姿になって孤独に陥るのですが、城にやってきた美女に心を開き、やがて愛と美貌を取り戻すというお話。
 醜い姿と美しい心、外観と内面について語るテーマは、フランケンシュタインに通じるところでもあり、チャップリンの『街の灯』なんかにもみられる“愛とはなんだ?”的な発想で嫌いなテーマではありません。いつも思ってますよ。高い洋服、持ち物自慢?人の見た目をバカにするようなヤツいませんか?そんな見た目ばかり格好つけていたって、目を閉じられたら無力なんだから、もう少し心の美意識を持ってほしいものですと。
 ま、私はどっちもダメですが…

打ち解けあう二人

 それにしても、この王子様、ちょっと罰が重すぎやしませんか?村にはもっと悪いやつがいるでしょうに… って思いましたが、よく考えますとそこは一個人と君主たる立場、影響力が違います。人の上に立つ人なれば、より尊い心を持たねばなりません。なるほど、納得。
 そして、この作品には、人間たるもの頑張れば更生も可能であるという教訓も含まれています。だから本当は、こういう物語を、利己的な乱暴者に観てほしいのですが、利己的な乱暴者は、こういう作品を観ないんでしょうねえ。うまく行きません。

 CGの発達した現代映画ならではの楽しみがクライマックスの大乱闘。さるかに合戦の凄いやつといった感じです。ここは劇場の大スクリーンで観られて大正解でした。
 そして盛大なハッピーエンド。夢と魔法のディズニーワールド満開で幕を閉じます。

 しかし、すこしストレスが溜りました。
 それはなぜか?
 最後のほう泣きたかったけど、隣に女房がいるからアホなこと考えてガマンしたのです。泣いたら絶対バカにされますからね。

パンフレット

 DVDが出たら、バレないようにこっそり買うとしましょう。

 以上、酔っ払いと猛獣による『美女と野獣』の鑑賞記でした。

 

テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用

  1. 2017/05/30(火) 11:33:05|
  2. 視聴鑑賞
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

鑑賞記 18

KONG  SKULL ISLAND

 邦題 『キングコング 髑髏島の巨神』 を観てきました。

パンフ表紙

 新作につき、内容には触れますまい…と、言いたいところですが、ちょっと触れられた方が見たくなる作品です。かく言う私もそうでした。ここから先は若干、内容に触れますのでお断りしておきましょう。

 怪獣映画の開祖ともいうべき『KING KONG』(1933年作)は、これまでに何度かリメイクされているので、今回もそのひとつかと思っていたのと、テレビのコマーシャルがいかにも安っぽかったので、今回は見逃してもいいかな?と思っていましたが、先に見てきた友人から内容を聞くや、矢も楯もたまらず、上映終了ギリギリに駆け込んだというわけであります。

 ズバリこれはリメイクというより、新設定の新作ですね。しかも上出来な新作です。ときどきガッカリする作品もありますが、今回のコングは素晴らしい。キャラクターは守られているし、寸法設定が超巨大化しているけれども自然。説明臭くないところが潔い。

コングの勇姿

 怪獣映画ファンとして嬉しいのは、2014年製『GODZILLA』と世界を一にしているところで、時代は遡りベトナム戦争終結時の1970年代となっています。ですから『GODZILLA』の劇中で巨大生物を研究していた“MONARCH〈モナーク〉”なる政府機関がここでも登場、その人たちが研究のため髑髏島に上陸してひどい目に合うというお話なわけですが、探検隊を怪獣たちが次々と襲う展開は、かつてのシンドバッドシリーズや恐竜100万年のよう。これもルーツは1933年製コングの手法ですから、コング映画としてしっくり納まる。

 島に上がれば、出るわ出るわの怪獣まつり、コング映画に欠かせないのは、やはり翼竜。オリジナルではクライマックスの飛行機と対比させる役目があるのでしょうけれど、今回それはなし。でも原始の島に翼竜は、無くてはならぬスパイスになります。それと巨大な虫、そしてうれしいのが、タコ。東宝キンゴジを思い出します。水もの羽根もの乾きもの、全部登場します。
 異世界感満点の大冒険、2時間目いっぱい猛ダッシュのスリルと興奮のオンパレード。怪獣大好きの私にとって最高のご馳走となりました。

 そしてなんと申しましても、コングが死なないで終わるから後味もスッキリ。1933年オリジナル版をはじめ、リメイク二作品(1976、2005)ともに悲しい終わり方をしてますが今回は大丈夫。 全編戦い尽くしのキングコング、美女を片手に摩天楼で大見得を切るお約束はないけれど、こういうコングがあってもいいと思います。ま、もっとも今回のは、たとえ美女をつかんでも絵になる寸法ではありませんがね。かといって強暴な表現ばかりではなく、人間の残虐行為に苦しむ可哀相なコングの図もちゃんと描かれています。森を守る者にはやさしく、外敵には超強い陸の王、キングコング。来るべき共演を控えたら、ここで死ぬわけには行きません。

王者の決闘

 映画の終わり、政府機関モナークの人が「王〈キング〉はコングだけではない」と言うところで、資料映像の壁画に三本首の生き物が映るところがまた憎い!怪獣好きにだけわかるコードです。王者の対決の前に、別の王が参戦というわけですか。ここは思わず顔はニヤけて下っ腹が疼きましたね。
 レジェンダリーの怪獣シリーズは、かつて全盛を誇った東宝特撮シリーズのようになってきて、今や目が離せません。

 スリル!
 痛快!
 大迫力!
 
 大変に面白かったです。想像以上でした。仕事帰りの眠気を一発で吹っ飛ばしてくれる、コングのパンチは効きますよ。



 

テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用

  1. 2017/05/17(水) 11:26:26|
  2. 視聴鑑賞
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

鑑賞記 17

ウルトラマンオーブ最終章6話イッキ

 年末に録画しておいたウルトラマンオーブ。最終回に至る6話分を一気に観ました。
 番組が始まったころは、ウルトラマンの変身バリエーションの多さにため息をつき、あぁ、ウルトラマンまでが玩具メーカーのCMドラマになっちまったか…と嘆いていたものでしたが、最終6連発を観て、大いに反省しました。
 テレビに食い入ったのは、何年ぶりだろう?それほどに面白かったのです。

 内容には深く触れません。ひとりのオールドファンの一話一言だけを控えておきましょう。

 まず第20話。

復讐の引き金

 懐かしいメトロン星人が登場。メトロンの狙いはウルトラマンではないものの、話の流れで戦うことになるわけですが、舞台がいい。大きな太陽を背景にした夕焼け。美しい!メトロンはやっぱり夕焼け色が似合います。
 人に愛、花に水、メトロンには夕陽だなあ。

メトロンの最期

 そんなメトロンが不気味な予言をして散ってゆくんです。やがて起こるなにかを暗示するように…。

 第21話

青いリボンの少女

 これは心温まるお話。子供に恵まれなかった老夫婦と記憶のない少女の交流を描く感動作。
 この回は、ひたすら志賀 廣太郎さんの芝居に打たれました。

老夫婦の愛

 さりげないひと言にもグっとくる演技のすごさ。役者の力って大きいなぁと痛感した一本でした。

 つづく22話もユニークな一本。

地図にないカフエ

 そこは、潜伏宇宙人たちが集う地図にないカフェ。オーナーが閉店を決意するそのわけとは?

地球を去る宇宙船群

 なぜか次々と地球を去る潜伏宇宙人たち。ここにも不吉な前兆が描かれている。
 自分にとっては行きつけのスナックが無くなったときのような、ちょっと寂しいエピソード。

 いよいよ最終回に向かって物語が動きます。
 第23話

闇の刃

 ウルトラマンオーブと袂を分かつ盟友との決闘。光と闇の対決。あんなに怒ったウルトラマンをはじめて見ました。

 そして最終章、第24、25話。
 メトロンの不吉な予言、次々と地球を去る宇宙人、そして、地底怪獣がぞくぞくと地上に現れ、死んでゆく。

死んでゆく地底怪獣

 これまで、こんなにも恐ろしい不吉の前触れがあっただろうか。
 地球そのものの存続にかかわる、とてつもない何かの復活。

逆襲の超大魔王獣

 よみがえる超大魔王獣の鍵を握る岸根教授はすでに故人となるが、その夫人がこちら…

鍵を握る博士の夫人

 演ずるは原 知佐子さん、本名、実相寺知佐子さん。ウルトラ世界にゆかりの深い実相寺昭雄監督の奥様とは実に粋な配役です。
 では、遺影で出演していた教授はどなた?

岸根教授の正体は

 見覚えありませんが、どこかで見たような… あ!数々の予言書を残した出口王仁三郎か? と、おもったが、実際は田口監督のおじい様なんだそうです。

 そして、ついに現れる破滅の超大魔王獣。その災害描写がリアルで素晴らしい。

リアルな災害描写

 報道の形をとって間接的に描写するセンスのよさ、それに大勢のエキストラ。テレビドラマでここまでやってくれるなんて、嬉しくて鼻がでる。

 そして緊迫場面ばかりではありません。オールドファンにうれしい、こんなサービスショットも。

あけてくれ

 文字は私のあと入れですが、ご存じウルトラQの最終回タイトルですね。

 それと、超破壊兵器のコードネームが“R1”というところも洒落ている。悲しいマラソンのあれです。

超兵器スパイナーR-1

 今回の兵器は“スパイナーR1”ですって。もうワクワクしますね。アングルもなんとなく既知感のある景色をリアルに追い込んでいて見事。ウルトラホーク2号の幻をみるよう。

 そして最後、別れの場面が…

美しい別れの場面

 もう涙ものです。ウルトラセブンの最終部、ダンがアンヌに正体を明かすあの場面、あの角度。
 ウルトラヒーローの最終回は、その別れが大事なんです。テレビを見ているボクらの気持ちを代弁してくれる誰かが必要なんです。ある時は手を振る子供たちであったり、隊員仲間であったりと。今回はこの彼女が演じてくれました。
 「行ってしまうの?」 そう、こういうセリフこそがボクらの想いそのものなのです。鼻をすすりながら、脱いだ靴下で目頭をおさえ、別れを惜しむ最終回。

 そして最後にタイトルと主題歌を持ってきてすべてを回想するようにエンディング。

さすらいの太陽

 さすらいの太陽ですって。
 ウルトラマンオーブことクレナイ・ガイはさすらいの風来坊。どこからともなく現れて、またどこかへ去ってゆく。
 思えば50年前、僕が風来坊ということばを覚えたのが、ウルトラセブンの第一話、風来坊、モロボシ・ダンの登場場面でした。
 さすがに今回は風来坊を国際的軍事機構に入隊させたりはしませんでしたけどね(笑)。これでいい。
 
 ウルトラマンオーブ最終回、観終わると、また初回から見たくなる絶妙な輪廻構成のドラマでした。

 商品アイテム、制作予算、スケジュール、様々な制約の中で、ますます面白くしてくれた製作のみなさんに感謝を捧げましょう。








 









テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用

  1. 2017/01/11(水) 12:00:11|
  2. 視聴鑑賞
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

柊horii

Author:柊horii
怪獣、時計に小料理飲酒、好きなことを好きなだけ、やりたい放題の道楽おやじ。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (27)
料理・食 (1181)
時計 (138)
家庭菜園 (237)
玩具・遊び (446)
暮らし・修理 (42)
金魚・生き物 (105)
雑貨・珍品 (15)
健康 (79)
見聞・出歩き (38)
視聴鑑賞 (21)
花・園芸 (40)
劇場シリーズ (20)
プロレス (22)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR