柊 萬控へ<ひいらぎ よろずひかえ>

料理、時計、怪獣、家庭菜園など趣味のあれこれを書き控えてまいります。

時計道楽 173

SEIKO ロードマチック 3

 部品を洗って組み立てました、セイコー・ロードマチック5601A。

15-ムーブ完成

 外装を掃除しまして、針をつけました。

16-針をつけました

 非常にベーシックなダイヤ剣で、時字との面積バランスも絶妙。実に端正な顔立ちです。

 磨いたケースに収納。

17-ケースに収めました

 ケースはステンレス製。
 風防、ベゼルを嵌め込んで、黒のカイマンをつけました。

18-バンドをつけました

 モノトーンで決めた、ザ・腕時計といった出で立ちです。均整の取れたイイ男。

 裏の刻印。

19-裏の刻印

 上開け構造の説明と、防水、材質が表記されています。製造連番から、このモデルは1970年製と拝見できます。50年近く前の物ながら、ここまで刻印がはっきり彫られていると解読が容易です。最近はレーザー印字が流行っていて、様々な書体や細かい模様の表現が自由になった反面、薄くて軽くて頼りない。

 ケース側面です。

20-先へ行くほど消えゆくデザイン
 
 下半分がブラックアウトして見えなくなっています。下斜面の効果が活きていると言えましょう。
 アシが先端に向けて細くとがって消えゆく構図は、ベルトへ溶け込む流線のデザイン。フィット感を表しています。

21-セイコーロードマチック

 本日の控え SEIKO LORDMATIC 5606-9000 1970年製 でした。

 品よくまとまった醤油顔。しっかりとした視認性に主張を押さえたケース。実に真面目な時計です。目鼻立ちの整った誠実な男前さんにつけてもらいたいモデルです。
 え?わたし?だめだめ。私がつければ、ただの古いオッサン時計になってしまいます。そう、腕時計は着ける人によってオーラが変わるのです。











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  1. 2018/07/18(水) 10:50:23|
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時計道楽 172

SEIKO ロードマチック 2

 国産時計のたのしみ、セイコーロードマチック“5601A”です。

8-SEIKO5601A_20180707133016d2d.jpg

 順次解体してみましょう。

 まずは錘と自動巻き上げボックスを外します。

9-自動巻きブロックを外しました

 これで手巻きの状態です。
 ここからテンプを外します。

10-テンプを外しました

 ここで、自動巻きブロックと動力ゼンマイをつなぐ巻きあげ中間車を外しました。

11-巻き上げ中間車をとりました

 右下の大きいやつです。外した穴から機構が覗きます。

 受け板を開けましょう。

12-中受けを開けました

 写真上半分が時計輪列、下のふたつが巻き上げ伝達部分です。

13-巻き上げの構造
 
 受け板の上からつながる伝え車が左右どちらに回っても、ゼンマイが巻き上がる構造です。両回転巻きということです。

 このあと、部品を洗って、組み立てました。

14-組み立てました

 次回、外装を洗って完成です。



 






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  1. 2018/07/11(水) 11:24:44|
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時計道楽 171

SEIKO ロードマチック 1

 ジャンクウオッチの解体です。

 今回はセイコー・ロードマチックです。同ブランドを手にしますのは二回目です。前回の物はカレンダー付のこれ。

20-セイコーロードマチック
 
 cal.5606A ですが (時計道楽126127) 今回はプレーンの 5601A となります。

1-ジャンクのロードマチック

 きわめてベーシックなデザインです。

2-りゅうずが動きません

 必要最低限の肉量でまとめられた、ミニマルと言って良さそうなデザインです。
 振ってみたら、いくらか秒針が動きますが、りゅうずが固まっていてまったく動きません。

 バラしてみましょう。

 本品は裏蓋のないワンピースケースですから、機械を上から取り出します。したがって、ベゼル、風防の順に外します。

3-風防を開けました

 開けてみると、文字板はきれいです。

4-文字板はきれいです

 風防を外してできた文字板外周の隙間、りゅうずの下あたりにある巻き真外しのレバーが覗くので、そこをピンで押しながら、りゅうずを引きます。

5-上からオシドリをはずす形式

 りゅうずと共に巻き真を引き抜いて、ケースから中身を取り出します。

6-ケースから取り出しました

 針も抜きました。

 つづいて外から打ち込まれている文字板止めネジ二か所をゆるめて、文字板を外します。

7-ムーブ文字板側

 ムーブメントの文字板側です。りゅうずの横から飛び出ているカエルみたいなシルエットが巻き真着脱レバーです。穴の部分をピンで押すと、シーソーのようにオシドリが浮き上がり、巻き真が自由になるわけです。

 裏返して時計側を見てみましょう。

8-SEIKO5601A.jpg

 セイコー5601A,23石自動巻き、機械の状態は良さそうです。

 次回、解体してみます。




 









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  1. 2018/07/03(火) 11:07:10|
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時計道楽 170

BULOVA SELFWINDING 2

 アメリカンウオッチ、ブローバのキャリバー“8BBA”です。

9-錘の刻印

 回転錘に“SWISS”と書いてあるので、はて?と調べたら、スイスに工場があったんだそうな。つまりスイス生産のアメリカブランドという見方がよろしいようです。国産メーカー品にも“CASING CHINA”とかありますから、不思議ではありません。

 巻き上げブロックを外すとこうなります。

10-巻き上げブロックを外したところ
 
 これが手巻きの状態です。輪列レイアウトがよくわかります。

 文字板側はこんな感じです。

11-文字板側

 シンプルな一段引き構造ですが、規制レバーの軸が細くてちょっと心細いです。

 では再び表に向けまして、解体です。

 ますテンプを外しました。

12-テンプを外したところ

 つづいてアンクル。

13-アンクルを外したところ

 受け板を開けて中を見る。

14-中受けを開けました

 そして時計輪列を外します。

15-時計輪列を外しました

 つぎに動力部の解体。
 香箱(ゼンマイボックス)に直結する角孔車をはずすと逆転防止のコハゼバネが見えます。

16-角穴下のこはぜばね

 ベーシックなヘアピン型ですが、油断をするとテレポーテーションで消えます。そうならないように注意しながら、筒車と伝え車を外しました。というか、バネを先に外して保管するほうが確かなんですがね。組む時に飛ばすことが多いんでくっ付けたまんまにしました。

17-筒車をはずしました

 香箱受け、香箱を外して地板の状態です。

18-地板状態

 バラした部品を洗って組み立てました。

19-組み立てました

 巻き上げブロックを組み込んだらムーブメント完成。

20-ムーブ完成

 裏返して針をつける。

21-針をつけました

 針と時字上面は赤粉でかるく磨きました。

 ベルトは、元々ついていた茶色のスムースをつけましたが、美錠が若かった。

22-美錠が若いです

 ということで、手持ちの在庫からオールドタイプの美錠に取り替えました。

23-オールドスタイルに替えました

 ケースと金の色味が違っちゃいましたけど、私はこれで良いと思っています。交換したものは交換品だと判ることが、その時計の履歴だからです。新しい部品をわざと汚すのはおかしい、自然の流れが表に出ていていいというのが私のやりかた。

 できました、ビンテージブローバ。1950年代の味。

24-Vintage_BULPVA.jpg

 10金被せの角型ケース、ピンクのりゅうずは、おそらく下地の銅が出てきたのだと思います。長い間使われてきたからこそ出る色です。これも味。

25-1950年代の味

 本日の控え BULOVA SELFWINDING cal.8BBA 17石 1950年代製 でした。

 ちょっと進みがちですが、気に入って使っています。












 




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  1. 2018/06/20(水) 10:51:58|
  2. 時計
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時計道楽 169

BULOVA SELF WINDING

 四角い時計もいいな?と買ってきましたBULOVA〈ブローバ〉。

1-古いBULOVA

 ブローバといえばアメリカンウオッチですね。四角がカーブした“カーベックス”スタイルはグリュエンが開発したスタイルと言われていますが、当時のメーカーはこぞって倣い、1940年代の一つの様式になりました。

2-カーブケース

 ご多聞に漏れないカーブケース。

 裏は金がバリバリ剥がれてます。

3-金がかがれている裏側

 写真左方向、6時位置の突起はコジ開け口。

4-開け口

 錆びてます。
 錆びてますがナイフを入れて、開けてみよう。

5-蓋を開けた

 ケースは板曲げのガラもの。ムーブが裏蓋中子に納まるタイプです。
 そして文字板には“SELF WINDING”の文字。手巻きということでしょうか。

 これがムーブを納める中子です。

6-裏蓋の中子

 裏蓋内面に刻印があります “BLOVA SELFWINDING NEWYORK” と読めます。

 ところがムーブを見てびっくり。

7-自動巻きだ

 あれ?自動巻きだぞ?
 “セルフワインディング”っていうのは「(持ち主が)自分で巻け」ではなく「(時計が)自分で巻きます」だったのね。納得。

 錘の刻印です。

9-錘の刻印

 BULOVA WATCH Co 8BBA これは機種。いつものサイトに出てました。

 http://www.ranfft.de/cgi-bin/bidfun-db.cgi?10&ranfft&&2uswk&Bulova_8BBA

 で、錘の端に“SWISS”の文字。
 え?スイス?
 ニューヨーク?スイス?スイスのニューヨーク?

 次回バラしてみよう。












 


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  1. 2018/06/13(水) 10:40:50|
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