イマイ復刻版
鉄人28号 5
国産キャラクター模型第一号として昭和35年に大ヒットを飛ばしたといわれる今井科学の電動歩行『鉄人28号』の復刻版が組み上がりました。

無数のリベットが打ち込まれたこの姿こそ、昭和の鉄人です。

重たい単二電池を組み込んだ両足は、歩かせるとズシンズシンと足音を立てます。

背中に背負ったロケット推進は空を飛ぶ設定。戦車、戦艦、飛行機に次ぐ、第四の兵器として開発された鉄の巨人兵士には夢があります。

電源を入れると、目を光らせながら歩きます。

鉄人素組完成です。
で、ここで予定でしたら歩く動画を公開しようと思っておりましたが、自身の調子がすこぶる悪化してきまして、パソコン前に座っているのもしんどくなってまいりましたので、またの機会に先送りとさせていただきます。
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- 2022/12/23(金) 11:15:32|
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イマイ復刻版
鉄人28号 4
昭和少年憧れの電動歩行『鉄人28号』のプラモデルもいよいよ今回で素組が完成します。
前回は思わぬ失敗により寄り道をしてしまいましたので、今回は、下記工程4番から。

腕の組み立てざーます。
説明書通りに組み立てますとこんな感じです。

説明書の4を見れば分かるように、腕本体と連結部品は、押しバネで突っ張っている非接着なので、完成後のポージングも可能です。
そしてそれをサポートするのが、この放射状の筋突起。

同じ筋が合い面にも彫られているので、摩擦としてすべり止めになるとともに、ポーズをつける時にカクンカクンと節度がつきます。やはりロボットですから、腕の振りは左右対称の方が工業的でいいですよね。
これを動力側に取り付ける。

そして背面を合わせますと…

なんと感動の仕掛けであろうか、動力部を見ることができます。これは機械好き少年の心に刺さります。ロボットを作っているぞ!という感じがするではありませんか。こういう心を動かすポイントが企画力ですよね。組み立て式プラモデルキットの持ち味が最大に活かされています。完成品ロボットではこの感動は得られないことでしょう。
で、ここは開けっぱなしなの?いえいえ、ロケットが付きます。
ここから工程5番に入ります。これがロケットの部品。

これを組み立てまして蓋にします。

ここは非接着でパチンと嵌め込みます。

さてと、試運転をしましょう。

踵から電池を入れて…

蓋をしてロック。

スイッチオン!
おー!歩く歩く、しかも足に電池が入っているからズドンズドンと足音まで!動力オッケーですね。
トサカをつけて完成です。

次回は歩くところを動画に撮っておきましょう。
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- 2022/12/21(水) 11:01:12|
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イマイ復刻版
鉄人28号 3
1960年(昭和35年)に大ヒットを記録したといわれている今井科学の『鉄人28号』の復刻版を組み立てております。
今回も説明手順に従いまして、作業を進めてまいりましょう。

工程3番から、スイッチの取り付けです。
これらは背中側の部品です。

説明書にしたがってスイッチにコードを結び付け、背中の内側からスイッチをセット。

足の電極まで入れると、このような配線になります。

そして電池受けですが、前回の表側(爪先に当たる箇所)を接着したのに対しまして、背中側(かかと)は非接着で電池の入れ替えができるようになっています。それをロックするのが、この金属製ストッパー。

このストッパーは、接着してある表側にもついています。一瞬要らないだろうと思いますが、電池を入れると常に開く方向にテンションがかかっているので、接着にひびが入っても、これで食い止めるといった目的ではないかと思います。
前後両面を合わせたところで、電池を入れて稼働確認をとスイッチを入れてみたら…

キュユユユユーン!空回りの音ではないか。
解体、解体、点検しましょう。
なんと、輪列が噛んでないじゃありませんか。

こんな初歩ミス、プラモデルだと思って油断していました。組む時に確認すべきところを全然見ないでモーターを組み入れてしまいました。
ということで改めて組み直し。

前後両面そろいました。

ここでこう工程4番に移るはずなんですが、今回は失敗の修正が入りましたので、4、5番は次回に送らせていただきます。
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- 2022/12/19(月) 10:31:53|
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イマイ復刻
鉄人28号 2
昭和30年代に開発された本邦初のキャラクタープラモデルの復刻版『鉄人28号』の組み立てを始めましょう。

それでは説明書の手順に従いまして、動力部分から。
これらが部品、ギヤボックスの輪列はポリ素材になっていますが、この辺もブリキ製だとかなり音にも迫力があったかと思います。

手順通りモーターとムギ球を接続しまして…

ギヤボックスに組む。

あらかじめクリアーパーツを所定の位置に接着しまして…

ギヤボックスを取り付ける。

ここまでが工程の1。
つづいて2番、電池受けの組み立てですが、これが意外に手こずりました。

上の写真のように、電池受けに金具を設置するだけならよろしいのですが、電気コードを結ぶと引っ張られたり動いたり、落ち着かないったらありゃしない。

奮闘努力の末、クリップでサポートしまして、工程1,2を終わります。
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- 2022/12/16(金) 11:03:43|
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イマイ復刻版
鉄人28号 1
今回より、歩行ロボット『鉄人28号』にかかりたいと思います。

今でこそ、巨大ロボはアニメや特撮の定番キャラクターになっておりますが。その古典ともうしますか礎を築いたような存在です。同じころ人気を博していた鉄腕アトムのような正義前提のヒューマノイドと違い、兵器として建造されたが故、ある時は正義の味方、ある時は悪魔の手先、とうように信頼と恐怖の両面を持っているところも魅力です。
箱の横です。

おぉ!ピカピカの完成サンプルです。立体造形用にアレンジしたと思われる、鉄の鎧的な姿が素敵です。
ここで興味深い復刻の説明があります。

“夢のキャラクタープラモ第一号”そうだったんですね、これは復刻の価値があります。最初の発売当時としては常識を覆す決断が必要だったことでしょう。ゼンマイやモーターで動くロボット玩具はすでにありましたでしょうが、それを自分の手で組み立てるという、設計者気分になれるという体験を提供してくれているところが、この企画の素晴らしいところだと思います。
箱の中はどんなかな?

組み立て説明書のほかに一枚のリーフレットがあります。そこに載っている初代設計者である長谷川博氏の談話に、これまでにないものを作り上げるご苦労がにじみ出ています。「クランクの回転運動をそのまま足の運びに伝えると、真円運動のため前後と上下の動きの大きさが同じになってしまうから、歩幅を広げると上下も開いてロボットは倒れてしまい、かといって小さくすればチョロチョロ歩きになって強い鉄人の感じが出なくなってしまう。ならどうすればよいか?ある日ふと足金具の穴形状を変えてみたら?と思い、模型を作って動かしてみたら、理想的な足の運びを得ることができた」(本文要約)とありました。この時点で製造されているブリキやなんかのロボットと同じずり足方式にすれば簡単なものを、わざわざ新構造に取り組まれた鉄人への情熱とこだわりには胸を打たれます。
成型色は濃紺。

色を塗らなくてもキャラクターのイメージを味わえる成型です。体高やく21.4センチ、これまでの怪獣とのからみバトルもできそうです。
では次回より、組み立て作業にかかります。
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- 2022/12/12(月) 10:34:26|
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