さよなら、わんぱくランド デパートの屋上遊園地も、昭和の遺産になってしまったの?
ここ埼玉県川越市の“まるひろ百貨店”の屋上遊園地“わんぱくランド”も、いよいよこの夏休み(~8/31)をもって閉園になるということで、たくさんのご家族で賑わっております。

売店で、焼きそばやソフトクリームを売っていたアルバイトの高校生も今年還暦、それうちの女房。娘が生まれた頃は、近くに住んでいたもので、毎週のように連れてきて遊びましたっけ。そんな娘も今年三十。それでも景色はほとんど変わっておりません。そこに来れば、楽しかった思い出がよみがえります。

今日は天気がいいので飛行機も飛んでます。子供を乗せてスマホを向けるお父さん、みんないい顔をしています。
周りにここより高い建物がないから、縁ぎりぎりまで引かれたモノレールは中々スリリングですが、これともお別れ。
室内ゲームコーナーもあります。僕は記念にウルトラマンのガチャガチャを一回やりました。

小さい彩色フィギュアと早合点してやってみたら、なんと今どき空気でふくらますビニール人形ですって、ちょっとガッカリ。なになに?対象年齢3歳以上、うん、ここは軽くクリアーしている。だからさっそく膨らまして遊んじゃう。

いいんじゃない?デパートの屋上遊園地とヒーローはよく似合うのです。なぜって?昭和の子どもならわかります。デパートの屋上遊園地では、よくヒーローショーが開催されていましたから。
売り場につながる廊下には、たくさんの利用者コメントが貼りつけられています。

これも面白いですね、みなさんそれぞれ個性的です。ほとんどは「たのしかった」「ありがとう」といった感謝と思い出のコメントで占められていますが、中にはこんな力のこもった一枚も…

ちょっと怖い。
悲しいお別ればかりではありません。たのしいお絵かきも…

こうなるとわけ判りません。
思い思いの思いが寄せられたメッセージを読んでいたら、可笑しくて、可愛くて、思わずニヤニヤしてしまいましたけれども、なぜか目だけは、涙でにじんで見えなくなってしまいました。
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- 2019/08/13(火) 13:58:56|
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人類が滅びたあとは… 女房の荷物持ちとして暑い中を街にくりだしたら、解体を待つ荒れた駐車場を見つけました。

錆びた鉄、苔、湿った空気、なんとも退廃的な雰囲気です。嫌いじゃないですね。
顔を上げれば、深い緑のツタが四階建てのビルをすっぽり覆っています。

人類が滅びたあと、植物から繁栄して、やがてビルの形をした植物が、いろいろな生き物の住処になるだろうという、そんなイメージをさせる情景でした。
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- 2019/08/12(月) 19:16:19|
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川越まるひろ百貨店 全国各地、地元民に愛されるご当地デパートというのがあります。ここ埼玉県川越のまるひろ百貨店もそうですが、名物でもある昔ながらの屋上遊園地が今年の八月いっぱいで無くなっちゃうというのです。

昔あった金魚屋さんはすでになく、この日は天気も悪かったため、お客も少なめ、やってない乗り物も多々あって、寂しさはひとしおです。

モノレールは列車ではなくて二人乗りの単体。レールが屋上の縁ぎりぎりまで伸びているので意外に怖い。
100円玉の乗り物も懐かしいね。

娘が小さかったころ近くに住んでいたので、毎週のように通ってましたっけ。

わんぱくランドはゲームコーナーです。

デジタルゲームをはじめ、クレーンでお人形を取るやつとか、パチンコ台、懐かしい新幹線ゲームまであります。
ここが無くなってしまうなんて、今一つ実感がわきませんが、子どもの寄せ書きをみたら、ああ、本当なんだなと思いました。

こんな純粋なコメントが、元ペット屋さんだったスペースにびっしりと貼ってあります。

さらにメッセージカードは階段にまで伸び…

ひとつひとつ読んでいると泣いてしまいそうになるので、写真だけ撮ってスルーです。
地元に愛されたまるひろの屋上。高校生のころ焼きそば屋でアルバイトしていたうちの女房も今年還暦。アンパンマンの100円自動車に乗って喜んでいたうちの娘も30になりました。思い出の屋上よさようなら。夏休みは別れを惜しむご家族で賑わう事でしょう。そしてもう一つ、最上階のお好み食堂。

お寿司からビフテキまで何でもあります。友達は餡かけ焼きそば、僕はビールです。この食堂はなくなりません。希望を申すなら、リニューアルもしてほしくないですね。
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- 2019/06/12(水) 10:55:26|
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二つの展示会を見学した特オタおやじ三人組は、バスにゆられて一路聖地“中野”に向かいました。
ここでは 雨宮慶太監督の
牙狼〈GARO〉原画展 が開かれていました。

毛筆を基調とした独特のタッチで描かれる雨宮ワールド、中でも『牙狼〈GARO〉』は好きな作品で、毎シリーズ楽しみに観ていました。なにしろウルトラマンまでが玩具の匂いプンプンするこのごろ、ドラマに重きを置かれた見ごたえある特撮作品であることが何よりうれしい。
今回は劇場用新作『牙狼〈GARO〉-月虹ノ旅人-』の公開決定を記念しての展覧会で、貴重な設定スケッチも展示されてました。

ゴシックホラーのようでいて、東洋的な雰囲気も湛えた独特のタッチです。

迷いのない流線が美しい。

魔界というオカルティックなモチーフを、スタイリッシュに描きつつ、ゴシックな雰囲気が保たれているところが好きですね。スタイリッシュにし過ぎて近代的な世界になっちゃうと、これは少し違います。

黄金騎士のコスチュームも展示されていました。

これが結構大きいのです。この中に入ってアクションをする役者さんって凄いなと思いました。

おまけに視界も限られています。
牙狼〈GARO〉原画展は5月7日まで開催されています。
詳しくはこちら→
https://spice.eplus.jp/articles/231165 思わず見入ってしまう雨宮監督の見事な原画を拝見したら、自分の創作意欲もめらめらと燃え上がってきたのですが、途中で酒を飲み過ぎて家に帰ったころには、すっかり元の体たらくに戻ってしまいました。
NHKから始まって、東宝怪獣、牙狼の原画展と特撮三昧の見学コース、充実の一日でした。
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- 2019/04/29(月) 12:46:21|
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NHKを後に、渋谷を目指した特オタおやじ三人組。到着したのは、西武渋谷店モヴィーダ館。ここで開催されている…
ゴジラじゃない方展 ゴジラはわかります。じゃないかたってどなた?いえいえ、じゃない“かた”ではなく“ほう”と呼ぶらしいのです。つまり、ゴジラ映画に登場する、ゴジラじゃない方にスポットを当てた企画展。胸の動脈を躍らせながら、切符を購入。カードが一枚ついてくる。ご自由にお選びください、ですって。

平積みにされたトレカの数々、減り具合で人気が判りますな。一番人気は機龍ことメカゴジラです。一目でわかる減りっぷり。そこで私は逆手を取ってクモンガにしました。大して味のある絵ではないですが、判官贔屓の心情で、これを選んでしまいました。
まあいいでしょう。別に後悔はしていません。
会場に入りますと、おお!なんとクモンガちゃんがお出迎え。キミを選んでよかったよ。

怪獣というより、ただのクモ。あまり面白くないですが、ゴジラの息子では大悪役でした。それも映画に使われたセットとあって、作りの大きさに大興奮!チュチュー!チュチュー!といいながら、寝そべって草の下から撮影です。

公共の場で寝そべるおやじ。ほうら、いい写真になりました。こう見えたら怪獣です。
お!次はカマキラスだ。

先のクモンガも、このカマキラスも虫型怪獣ということで、無表情が憎らしい。ミニラをいじめていましたっけ。

ね?憎らしいでしょう?これは壁に描かれたイラストレーション。虫系には、アメリカ映画『スターシップトゥルーパーズ』やウルトラQ『ガラモンの逆襲』に出てくるセミ人間のように、冷酷で残忍なイメージがあります。
つづいては、大きな山肌のディオラマに這う巨体。

怪獣ファンならお分かりでしょう。
そうです!

地底怪獣の咆哮です。平成版バラゴン。いやはや、やはりバラゴンは顔がいいですねえ。アメリカンタッチが多くなっている昨今、この筆で描いたような和の美がいいです。
オキシジェンデストロイヤー!

軍事兵器で倒すことができなかったゴジラを東京湾に葬った化学兵器です。発明者、芹沢大助博士の命と共にそのデータは消え失せ、永遠の謎となりました。
展示の風景はこのような雰囲気です。

どれも映画に使われた実物だけに、大きさ、質感の迫力に感動です。やはり怪獣は大きいほうがいい。
近くに寄れば、細部までよく見えます。こんな機会はめったにありません。
海底軍艦『轟天号』に巻きつくマンダのウロコ。

マンダデカ過ぎ。全長150mの轟天号に巻きつくという事は、300mくらいありそうです。ゴジラ体高の約6倍!なんという巨大さ。なのにデザインが単なる龍みたいなので大きく見えず、もったいないですね。
デザイン画もありました。

300mの巨体なのに、怪獣好きの我らには、キングギドラの首一本分というイメージになってしまうので、結局もったいない。
大きなハサミはエビラ!

1966年作『ゴジラ エビラ モスラ 南海の大決闘』では、嵐の海に現れる巨大なハサミが、とてつもない大きさを想像させる見事な演出でした。
エビラのデザイン画です。

こちらも1966年版ではなく、2004年版のものです。やはり、エビはエビ茶色が似合います。
お部屋が変わります。
動植物の怪獣から、打って変わって人工的なエレメントが登場。

この重機のような造形物はなんだ?
そうです、特生自衛隊(対特殊生物自衛隊)が作った、対怪獣兵器『三式機龍』またの名をメカゴジラ!

東京湾に眠るゴジラのDNAをシステムに組み込んだ、バイオメカニカル兵器です。
対ゴジラ兵器と言えば、もう一体、『MOGERA』もいます。

これはミステリアン遊星人によるものではなく、日本の科学の結晶、自衛隊製のものです。
歴代のポスターを見ながら進む、ゴジラ抜きの東宝怪獣世界。

東宝の倉庫からの出品と思しき、貴重な造形物の数々。

ビオランテの雛型ですね。こっちの方が植物性が強くて、ゴジラの敵役に相応しいように思います。劇中の最終形態は顔がゴジラに似ていて、キャラが少々重なっていたように思います。
そのほかにもいろいろな造形物が展示されていましたが、中でも息をのんだのは、初代キングギドラの頭部三つ揃え。

やはり、元祖にして本家オリジナル、これです。隕石から飛び出す衝撃的な初登場から、X星人、キラアク星人の手先となって地球を襲う。他に類を見ない強烈な破壊光線。大空の遠くに見える小さな影を指さして「ギドラだー!」と戸締りを始める商店をみると、空襲体験のある人たちが抱く恐怖を感じさせられました。悪意ある飛行体、それがキングギドラでした。
すでに黒ずんでしまった、この造形物の荒々しいヘラのあと、日本的な曲線美に触れましたら、創作意欲心に火がつきました。
剥がれ落ちたウロコの一枚一枚に、当時の製作班の手仕事が見えて感動です。

これはもはや『時の文化遺産』と申せましょう。
大型連休といいながら、比較的すいていて、寝そべって写真の撮れる状況でした。開催期間は5月6日まで。
詳しくはこちら→
http://no-godzilla.world/ 平成もあとわずかという事で、平成作品がメインの展示会でしたが、本物の着ぐるみを拝むことができまして、子どものころのようにはしゃいでしまいました。
そして、特オタおやじ三人組は、渋谷を後にバスに乗り、一路、中野を目指すのでした。
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- 2019/04/28(日) 20:05:46|
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