鬼の居ぬ間に 家族が出かけると、嬉しそうにごそごそ動き出す男、柊horii。
今回も何か企んでいる。

生肉でビールを飲む気か?おそろしい。
いや、七厘に炭をくべ、火を起こしてるぞ。

伏せた植木鉢は即席テーブル、地べたに胡坐をかいて、コップにビールを注ぐ。
彼は、焼肉を一枚ずつちまちま焼かない。安い肉をドンと乗せ、焼けたところから直に口へ運ぶ。

甘辛いタレを揉み込んだ羊の肉を焼きながら、ブシューブシューっと焼ける油に目を細め、ビールをうまそうに飲む極楽とんぼ。
彼は、ひとりで遊ぶのが大好きなようだ。
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- 2017/01/31(火) 12:00:04|
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童友社
ざしきわらし 6
六地蔵さまをつくる その参 地元の六地蔵様を参考につくる、お地蔵様。
二番目はこちらです。

合掌のお姿。

六道のうち、人の道をお守りくださる、除蓋障〈じょがいしょう〉地蔵さまです。
合掌の部分をエポキシパテで作りました。

硬化ののち、表面を荒しまして、生地安定剤を塗りました。

除蓋障地蔵さま。
合掌のお姿は、拝んでいて落ち着きますね。こちらのお地蔵さまは人道、文字通り人間の世界をご担当。
人間の世界、これは苦しみも楽しみも混在する世界、つまり私たちのくらしそのものです。人の世界に身を置くものは、その努力によって仏に近づくこともできるし、獣に陥ることもありえます。一人の中にも良い心と悪い心が同居してますよね?私もしばしば内部闘争が起きています。
こんな経験ありませんか?
電車に乗っている。
空〈す〉いているが座席はいっぱい。
途中から乗ってきた、それほどヨボヨボでもないお年寄りが自分の前に立つ。
そんなとき…
「あ、席ゆずらなきゃ」 と 「なんで俺の前に立つんだよ!」 の両方が発生する。
これぞ人間界の葛藤。
ここで躊躇なくさっと譲る行動に移れる人は、かなり仏に近いお方とお見受けできますが、逆に葛藤までも到達せず無神経に座っていられるのは畜生道に近い住人とみてよさそうです。
四苦八苦しながら、楽しみを獲得する人間の世界。
しく、4×9=36、はっく、8×9=72、合わせて108つ。大晦日、除夜の鐘の数、つまり煩悩の数と合うのは、これってからくり?
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- 2017/01/30(月) 12:00:16|
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ついでに焼き芋 お煎餅を焼いたあと、火がもったいないので、お芋を焼きました。
洗ったサツマイモを濡れたまま、アルミホイルで包み、7号の植木鉢に納めて網で蓋をします。

このまま七厘の残り火に伏せて置きます。

あとはパソコンやるなり、酒を飲むなり放置。この日は自家製煎餅をかじりながら酒を飲んでいました。
1時間くらい経ったでしょうか?
様子を見に外へ出ると、甘い甘い焼き芋屋さんの香り。
御開帳です。
アチチ、アチチとホイルをはがすと、たちまち上る焼き芋の香り。

上々の焼き上がりです。
二つに割れば、ホコっとした感触とともに、鮮やかな黄色と甘い香り。

これはもうスイート。え?スイーツ?スゥイーツ?まあよろしい。甘くて栄養満点、そしてあったかい冬のおやつ。
ねっとりした黄色い実もおいしいけれど、皮がまた美味いんです。
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- 2017/01/29(日) 16:55:41|
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手焼きせんべいー焼き編ー 先週干した煎餅の生地。

集めるとカシャカシャと心地よい音。曲がってて、軽くて薄っぺら、私にそっくりでございます。
七厘に火をおこしまして、試しに一枚。

少し炙って裏返し、軽い生地に熱が加わると柔らかくなります。
そこですかさず反りを直します。

お煎餅屋さんは、陶器のスタンプみたいなのをお使いですが、私はマッシャーでやりました。これが面白いようにつぶれます。ゴムのようにグニャリとつぶれます。
そうこうしていますと、急に膨らんできます。

押しては返し、押しては返し、まんべんなく火が通るように炙ります。

油断すると焦げますので、目が離せません。
うっすらと焦げ色がつき、持ち上げた感触が軽くなったら焼き上がりです。
味見をしましょう。

おお!なんと香ばしい煎餅の味。焼いたお餅の硬い皮のところ、あの美味しいところが全てになったという感じです。文字通り、炙った(煎)餅、なるほど、煎餅。
コツをつかんでいい気になったら、複数同時焼き。

まずは素焼きのできあがり。

さあ、ここから味付けをしましょう。
用意したタレは二種類。

手前が自家製醤〈ひしお〉、これも一度やってみたかったネタ。
奥が塩酒です。
それでは焼きましょう。まずは塩から。

塩酒を素焼き煎餅に塗って、網にのせ炙ります。

表面を乾かすように、こまめに返しながら焼き、さらに塩酒を刷毛で塗り、二度焼き。
塩せんべい。

この艶消しの焼け肌が食欲をそそります。
お次は醤油味、同じく両面に醤を塗りまして網へ。

と思ったら、醤ですべって生地がドボリと落ちた!、そうか、これでいい、次からドボ漬けで焼きました。
醤焼きは、さらに焦げやすいのでこまめに返す。焼き上がったら仕上げに生の醤をサッとひとなで。

醤焼きは、この照りが美しい。
ということで、日向ぼっこをしながら焼いた二種類のお煎餅。

天然100%の手作りでございます。初めてのわりに満足な出来上がりです。
さっそくやりました。
お茶…ならぬ、おちゃけ。

手焼き煎餅に茶碗酒、お酒は米の水、煎餅は米の焼き菓子、どちらも水の国、日本の産物。
煎餅を噛みしめ、酒を飲む。そうです、ここで飲み過ぎまして、酔っ払ってしまったわけです。
昨日の記事が途中で終わったのも、この米米セットがあまりに美味かったからです。
ただね、調子こいて食べますと、奥歯がカッチカチになりますの。
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- 2017/01/29(日) 12:21:48|
- 料理・食
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2歳になりました きょうも餌を求めて集まってくる我が家の金魚、らんちゃんチュウリン。

昨日1月28日は、旧暦の1月1日いわゆる旧正月です。
らんちゃんチュウリン、めでたく2歳になりました。

金魚の歳は人間でいう“数え年”でカウントします。
人間という生き物は一年中発情しておりますが、金魚は、水温の上がる春先に迎える産卵期というのが定まっております。多くの場合、3月ごろ生まれ、生まれた年を当歳とよびます。その後、正月を迎えるごとに1歳ずつ加算する方式で、私の場合、昔ながらの旧暦を用いたというわけで、きのう2歳になりました。
3月に生まれた稚魚は6月に出荷されます。まだ先祖の色をした黒子、新子といわれる赤ちゃんです。我が家の二匹はちょっと遅めの6月末に迎え入れました。
うちに来た時のあどけない姿。

ご先祖である鮒〈フナ〉の色をしています。大きさもまだ親指の頭ほどの小粒でした。
それが、ひと夏モリモリ喰いまくって…

巨大になりました。
そして無事、病気もせず2歳を迎えることができました。

きょうも餌を求めてガラスをつついてきます。
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- 2017/01/29(日) 11:10:25|
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手焼き煎餅 いつかやってみたかったのが、手焼き煎餅。
上新粉を買ってきました。

つまりはお米の粉、団子や草餅の材料です。
粉200グラムに対し、ワンカップの熱湯。

一合が180mlとしますと、カップ酒の容器がもっとも手ごろでわかりやすいです。
ボールにあけた粉に、お湯を回しかけて棒で突きます。

熱湯ですから手を突っ込まないように。
棒で突いて、全体を混ぜ合わせるように。

粉とお湯が良く混ざって全体がねっとりしてきたら、手でこねます。このころには手を入れられる程度に種の温度が冷めています。
そうしましたらピンポン玉くらいのたまたまをこしらえます。

丸めたお団子を、お皿に集め、湯気の立った蒸し器に納めます。

熱湯で練ったとて、まだ半生。
ここで20分ほど蒸しあげますと…

もちもち団子の出来上がりです。
しかし、米という植物の可能性は果てしないですね。これ植物の種と水ですよ。
これを再びボールにあけて、再び棒で突く。餅つきの要領で。

全体を潰して一つにまとめたら、手のひらで押すように練って揉んですべすべの塊にします。

このお餅種を直径3センチほどのひも状に伸ばし、端から等間隔にカットしてゆきます。

家にはたまたまパンの種切りスケッパがあったので、コトリコトリトと切ってゆきましたが、もちろん包丁でも手でちぎるでもいいでしょう。
小さい玉にした種を手のひらで押し、平らなメンコをつくります。

ここは薄いほうがよさそうです。
これで種ができました。ザルに広げて寒風干し。

これ、先週の作業。
お天気に恵まれた土曜と日曜、二日干しましたら、こんな風にカラリと…

水分が飛んだらクネクネと反ってしまいましたが、結構カチカチに乾いています。
これを袋に入れて保存。
そしていよいよ焼きの工程に入るのですが、その経過は明日、控えることにしましょう。
酔っ払ってしまいました。
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- 2017/01/28(土) 16:09:15|
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童友社
ざしきわらし 5
六地蔵さまをつくる その弐 仏教で唱えられる六道〈ろくどう・りくどう〉をそれぞれご担当なさっておられるお地蔵さまを一堂にお祀りした六地蔵。
自分とって一番親しい地元のお地蔵様を参考に、ご一尊ずつお作りしてまいります。

今回は一番左のお地蔵さま。

天道をご担当なさっている日光地蔵さまです。
お持物は“両手で柄付き香炉”。

なるほど、穴の開いた蓋付きの香炉に持ち手がついている仏具ですね。
こちらを参考にエポキシパテで両手をおつくりしました。

固まったところで、表面を荒しまして、生地調整剤を全体に覆いまして、乾燥を待ちます。

日光地蔵さま。
六道のうち、天道に迷うものをお救いくださるお地蔵さま。天道は六道思想の最上界に位置する世界。天人天女が飛び回る、無病長寿の輝かしき快楽の世界といわれておりますが、天人天女にもやがて死が訪れる。その兆しは“天人五衰〈てんにんごすい〉”と申しまして、苦しみたるや地獄のそれをはるかに上回ると説かれております。そんな激しい苦悩を御救いくださるのが、この日光地蔵さまであります。
現実世界に当てはめてみますと、やること成すことすべて上手くいって、恐れや失敗を知らずに慢心していると、やがて訪れた終焉に深い精神的ダメージを受けますよ、といった教えでしょうか。盛者必衰のなんとやら…。
謙虚さを失い、なんでも思うままになると浮かれている様子を、天界の中でも最も高位な世界になぞらえ“有頂天”といいます。
何にいたしましても慢心はいけませんけど、私は若い人には「いい気になれ」と言ってます。勢いのあるうちはどんどん邁進すればいい。そしてダメだったときのショックを受け止める器も培ってほしいという願いです。
偉そうに、自分はどうかって?
ええ、私はひっそりと、小さな幸せをかみしめております。やがて訪れる苦悩を頭の隅に置きながら…。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2017/01/27(金) 12:00:31|
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こんにゃく寒風干し コンニャクを干しました。

一丁100円ほどの安いコンニャクですが、薄切りにして一度茹で、一晩冷凍させたものを太陽と寒風にさらしました。

凍らせて水分と固形分が分離、寒風で水分をとばして味の染みをよくしようという企みです。
生干しでモツの煮込みに足しました。

先週のモツ大根が食べ終わり、残りのたれにモツとタマネギを足し、赤味噌を溶いた2ラウンドめの煮込みです。あっさり煮込みからスタートさせて、次第にコクを深めてゆくのが私のやり方。

こいつで芋焼酎のお湯割りをのみました。

表面がザラザラになったコンニャクは、味の染みもさることながら、舌触りがマットになって歯ごたえもコリコリと弾力の高いものになります。主役のモツに負けない存在感になりました。
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- 2017/01/26(木) 12:00:07|
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シチズン
コスモトロン[スペシャル] 1
国産時計鑑賞、シチズンが続きます。
今回は電子時計、クオーツではありません。動力ゼンマイが電池に置き換わった機械式時計です。

シチズン“コスモトロン スペシャル”カレンダー付き白文字板。これはたしか貰いものです。壊れているからといって、ずっと引き出しに眠っていたものです。

これは裏側ですが、なんか凄い形状です。ここだけ見たら時計か何だかわかりません。

刻印も墓標のような勇ましさ。
キャリバーはcal.7800、製造は1972年10月となります。ステンレス製防水ケース。
裏蓋がないから文字板側からムーブメントを取り出す、上開け〈うわあけ〉構造。
したがって、まずはベゼルの切り込み、隙間をさがして刃物を入れて、すこし傾げますと、コクっとベゼルが外れます。

外れたベゼルの内側から、布を当ててクイっと押すと、ことりと落ちる風防はガラス製。
クリスタル風防と呼ばれているものです。
そんなガラス製風防を外周から押さえ、ケースに喰い付いて固定する役割が、このベゼルという輪っか。

なので、ベゼルのことを日本語では“ガラス縁”とよびます。
文字板3時位置の隙間から巻き芯を抜いて、取り出したムーブメントがこちら。

電子時計の中身です。
今は空ですが、赤いカップに電池を入れますと、緑の部分を電気が流れコイルに磁力が発生。そのコイルを挟んだ磁石テンプが反復運動を起こし、針回しの輪列に動力を伝える、ゼンマイ式時計と逆の動力伝達になっています。
まだクオーツがなかった頃、電気で動く時計という最もハイテクな仕組みだった電子時計。当時の謳い文句がイカしてます。
月曜日の朝ちがいがわかります。
週休2日制時代のウォッチです。
ゆとりの電子時刻、巻かなくてもふらなくてもいい。
月に置き忘れても動きつづけます。 ですって。
月に置き忘れるという状況は、ちょっと想像つきかねますが、ゼンマイ式時計では、自動巻きでも2日放置すれば止まってしまうのが普通でしたから、置いたままでも2年間動き続けるというのは革新的出来事だったことがうかがえます。
ところが本品、電池を入れても動きません。
次回、様子を調べてみましょう。
今回はこの辺で。
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- 2017/01/25(水) 12:00:22|
- 時計
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即席カレーそば 即席そば!もしや
トーエーの…?
ご明察、トーエーノンカップ麺の和風そばでございます。
またかよお。
今回で終わりです。在庫切れました。賞味期限が切れて毎週片付けてまいりましたが今回でおしまい。
本日のアレンジはカレーです。

豚のバラ肉、葱少々。小麦粉、カレー粉を大匙一杯ずつ。
沸いたお湯に麺を入れ、肉と葱とスープの粉。煮あがりに水で溶いた粉を溶き入れて、トロミがついたら出来上がりです。
本来、ノンカップ麺の売りは、器に移してお湯を注げば出来上がるというカップ麺方式の便利さなのですが、それを無視して鍋で煮る私。今回は生肉を使うので、そこは許していただきましょう。

即席のカレーそば。簡単でございます。そして美味しゅうございます。

カレーにはうどんでしょう、カレー粉が蕎麦の香りを殺すのでは?と、お思いでしょうが、なんの、お蕎麦もいけるのです。香辛料と穀物の香りの質が違うのでしょうな、蕎麦が案外生きるのです。
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- 2017/01/24(火) 11:58:09|
- 料理・食
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童友社
ざしきわらし 4
六地蔵さまをつくる その壱 悪魔像の製作を一時中断、心を入れ替えまして、今回より六地蔵様の製作にはいります。
タイトルにある童友社のキットにはお地蔵さまがご一尊ついておりますので、まず、こちらをお作りしました。

上の写真は、お作りしたお地蔵さまと台座、そして型取り材“かたとりまる”。
茹でた型取り材をお地蔵様の前後に被せて型取り。

原型を抜いたところにウレタン樹脂を流し込み、複製品の成型。

合わせ目やバリとりをして、お地蔵さまベースを作ります。
次はお持物の選定です。それについては六地蔵を知らなければなりません。ネット調べをしましたら、宗派や考え方により表現がいろいろあるらしいので、ここは地元の一番近いお地蔵様にならいましょうということで、寒い中を出かけて写真を撮らせていただきました。

もちろん拝んでお願いして撮らせていただいた写真です。
六地蔵さまは、仏教に唱えられる六道、天、人、地獄、畜生、修羅、餓鬼の世界をそれぞれご担当なさって御救いくださる菩薩さまですが、決して架空世界のことではなく、現実の世界に当てはめられる事象なので、次回より御一尊ずつ、お作りしながら考えてまいりましょう。
モデルの話にもどります。
キットのお地蔵様の持ち物は、左手に宝珠(玉)、右手に錫杖(杖みたいなやつ)をお持ちですから、写真左から三番目のお姿ですね。なので、原型地蔵さまは三番目にお立ちいただくとしまして、左から一番、二番をお作りする上、錫杖と宝珠を削り落としました。

御召し物の裾の形を整えまして、次回に備えましょう。
それでは、次回、一番目のお地蔵さま、天界をご担当の日光地蔵さまをおつくりしましょう。
今回はこの辺で。
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- 2017/01/23(月) 12:00:38|
- 玩具・造型
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塩おでん おでんの季節でございます。
おでんは醤油の染みた茶色いのがいいですねえ、東京好みともうせましょうか。
しかし、今回はダシを利かせた塩味はどうか?と、やってみました。
青魚の混合節(鯖、鯵、鰯)を煮立てて取ったダシ。

塩で薄手に調味して、大根、コンニャク、厚揚げを煮こみ、一度鍋ごと寒風で冷ましました。

こうしますと、不思議と味が染みます。大根がレントゲンにかかったみたいになります。芯が白くて周りが透き通るかんじ。
ふたたび加熱し、仕上げに練り物と切り昆布。

ごく弱火でゆらゆら保温するように煮込み、頃合いを見計らって食べましょう。

お酒を一合持ち出しました。熱燗ではありません。熱い食べ物なので、今回はひやで。
ちびりとなめて、お酒の甘味が口中に染みわたったころ、好みのネタを熱々で食べる。アルコールが味の拡声器になり、おでんの温度がお酒の旨みの拡声器になる。こういうお互いに引き立てあう間柄は昔からの定番。

大根は、厚手の輪切りが習いでしょうが、今期の大根は細いので、ボリュウムアップのため長手の薪割りにしました。
塩味のおでん。
食べてみて思った。
おでんはやはり醤油の染みた茶色がいいですねえ。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2017/01/22(日) 20:38:10|
- 料理・食
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大根発掘 大根の在庫がなくなりましたので、畑に掘りに行きました。掘ると申しましても収穫とは少し違いまして、貯蔵物の発掘であります。
確かこの辺に埋めておいたはず。

手探りでごそごそ掘ってゆくと、白いすべすべに手が触れる。

出た!
がさごそとまさぐり、二本持って帰ります。

まだあるはずなんですが、何本埋めたか忘れてしまい、在庫管理ができません。
そのほかは、白菜をひとつ。

巻きのあまい、すかすか白菜は、持ってもズシリとした手ごたえもなく、ふうわり軽やかです。
それと掘り残しのニンジンをきれいさっぱり掘りあげました。

形の悪い小粒ばかりですが、香りは強くて味も濃いんです。
テーマ:野菜づくり - ジャンル:趣味・実用
- 2017/01/22(日) 15:54:06|
- 家庭菜園
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白身魚のチリソース 市販のソースを用いた、応用おかずでございます。
ソースはこれ。

李錦記、干焼蝦仁の素。いただきものです。
前回はまじめにエビで作りました。とても美味しかったです。
そして今回は、ちょっと変化球で白身魚でやってみようかと、アブラガレイの切り身を買ってきました。

アブラガレイは骨が堅くて構造がシンプル。ウチのような切れない包丁で探ればきれいに骨がとれます。
野菜は肉厚のシイタケとビーマン、ともにぶつ切り。

ひと口大に切った魚に衣をつけます。

衣と申しましても、小麦粉を水で溶いただけの安上がりです。
フライパンに油をひいて魚を両面焼き、野菜と合流。

全体に熱い油が回ったらソースの素を投入。

刻んだネギをからめながら仕上げです。

これでよろしいんです。便利ですね。

白身魚のチリソース。漢字表記ですと“蝦仁〈シャーレン〉”の部分を“魚片〈ユーピェン〉”に置き換えればよろしいでしょうか。“干焼魚片”どなたにも美味しく作れます。
果物の甘みと酸味に、スパイスの辛さと香り、家庭では中々手間のかかる配合が絶妙なバランスでできあがっています。

ほろっと溶けて油がひろがる白身の魚は、エビとはまた違う食感がたのしめます。
ご飯の食べすぎにご用心。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2017/01/21(土) 23:14:34|
- 料理・食
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漬物、お酒、磯辺焼き あれは秋田だったでしょうか。
テレビの旅番組で、レポーターの俳優さんが民家を訪ねると、お年を召した家主がお皿に盛られた野菜の漬物とコップ一杯の水…ならぬ、お酒を持ち出してきた。
「この辺じゃあ普通だ」 といいながら真っ昼間に持て成すコップ酒。
寒い国ならではの生活習慣なんでしょうねえ、パリパリと心地よい音をたてながら漬物を食べ、キュイーっとコップ酒をあおる様子がたまらなくそそりまして、それ以来、冬になると時々真似をしています。
今日は朝ごはん。
頃合いに漬かった白菜で酒を飲む。

そして主食は餅の磯辺焼き。手づかみで食べられる海苔と醤油が、これまたお酒にいい。
餅、酒、白菜、冬には冬の食の愉しみ。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2017/01/21(土) 10:56:04|
- 料理・食
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シチズン
カスタムV2 ブラッキー 2
国産時計の鑑賞です。
カレンダー送りがイマイチなシチズンの1973年製、自動巻き時計“カスタムV2”。
ケースから中身を取り出したところです。

男っぽいブラックカレンダーの早送りがうまく行きません。文字板を外してみよう。

黒と白のコントラストがハッキリしていて良いカレンダーです。安いクオーツとなりますと、印刷も薄くて頼りないものが多いですが、これは濃くて塗りも厚く、ちゃんと作られています。
中の曜板を外してみたら…

日車押さえの手前の方が少し浮かんでいます。ここが怪しい。

日車ロックのバネが日車の歯に乗り上げていたみたいです。
でもこんなことってあるのかな?ちょっと疑問に思いつつ、正しい位置に組み込んでセット。

日車を組んで、処置終了。

嵌まりと動作を確認して修理完了です。
裏返して、時計部分を見てみよう。

テンプ下に刻印される“6501”の数字。これは機種番号。
今回は分解なしでケースに組み込み。

調子よく動いてます。
回転錘をつけたら完成、できあがり。

黒い皮バンドをつけましたが、さて、この黒光りするケース。これはいったい何だったのか?商品名にもついている“ブラッキー”なる名称。たしかに珍しい黒い材料。調べればKS-62というパラジウム(Pd)とビスマス((Bi)を含有したアルミ合金で、色の操作ができ、傷つきにくい硬さを特徴としているとのこと。普及品といえば、ステンレスか真鍮の金メッキしかなかった時代、黒に新しい可能性を見出していたシチズン。それから40数年経った現在、黒いケースはすでに市場に定着し、人気もあります。シチズンが追求する黒と硬さへのこだわりは、ここから始まっていたようです。

色の珍しさのみならず、傷つきにくい硬さを誇るブラッキー、エッジのきいたクリスタル風防や超硬ベゼルの大胆なカットの輝きに、ダイヤのような硬さを主張するデザイン思想がうかがえます。
本日の控え
シチズン カスタムV2 ブラッキー cal.6501 1973年 当時価格 18,000円 でした。
シチズンの公式HPを覗けば、黒いモデルがわんさか登場。このモデルの子孫たちですね。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2017/01/20(金) 12:00:01|
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豚肉お料理 「豚肉食べちゃってよ」 という女房の指令のもと、傷みそうなお肉で自分用の食事を支度しました。
160グラムのお肉から2割程度を取り出して、まずはひと品。
桶から引きずり出した大根葉の古漬けを洗って刻み、こま切れにした肉と葱、納豆を醤油で炒めた古漬け納豆。

古漬けの半分腐ったみたいな塩みが旨みのポイント。ご飯に合うお気に入りのおかずです。

そして残りのお肉で、もう一品。
むかし風、猪鍋もどきの焼き物。
テフロン加工のフライパンに、豚肉を敷きならべ長ネギを散らす。

火をつけて脂がジクジクと滲んできたら、醗酵臭の濃い自家製味噌とお酒を少々。

あとは焼きながら、味噌をからめてできあがり。これだけでよろしいのです。

豚の味噌がらめ。
添え味は生姜の味噌漬け、これも自家製。
歳のせいか複雑な調味より、こういう素朴が嬉しいこのごろ。

なんだかんだで豚肉お料理を二品。
傷みそうな食材とて食べられない子供たちが大勢いると思うと、捨てるわけには行きません。それに、死んだブタちゃんにも申し訳ない。その命、私が生きるための養分として成仏させましょう。
そしてメタボは促進する。
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- 2017/01/19(木) 12:00:44|
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即席月見そば まさか?
はい、おなじみ
トーエーの
ノンカップ麺“和風そば”です。
またかよお。
ええ、賞味期限は切れている。したがって家族は食べない。だから私、毎週たべてます。
今回は生玉子で月見の風情をたのしみました。

でき上がった熱々の即席かけそばに生玉子を一つ落とし、茹でた青菜を手前に添える。
黄身の満月を朧にとりまく雲は卵白、散り塵の唐辛子は夜の星。青菜を山に見立てた月夜の景色。

即物的に見れば、市販の即席めんに玉子をおとしただけですが“見立て”という心の遊びに興じますと、くらしに豊かさを与えてくれましょう。
面白心で初めの写真のコントラストを変えてみたら…

水芭蕉に朧月。
目を細めてご覧なさい、だんだんそう見えてまいります。
お蕎麦屋さんの月見そばも、じっくり見れば何かの月景色に見えるかもしれません。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2017/01/18(水) 12:00:00|
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きまぐれ小鳥 寒くなると足元にピョピョコやってくる気まぐれな小鳥が今年もやってきた。

ハクセキレイですか?
名前は人間都合の記号だからどうでもよい。とにかく可愛いの。

あちらへビョコビョコ、こちらへピョコピョコ。
野生の小鳥だから命と背中合わせで生きているんだろうが、どうもそう見えない。

ピョコピョコと、のんきに散歩しているよう。
こういうふうに可愛い姿をしていながら、実は恐ろしいウイルスを持っていたりして…などと、そんなことを考えていたら…
やがてどこかへ行ってしまいました。
テーマ:散策・自然観察 - ジャンル:趣味・実用
- 2017/01/18(水) 11:15:04|
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巖手屋の せんべい汁 青森の郷土料理“せんべい汁”というのは、テレビで見たことがありました。
岩手の物産市でみつけたのが“せんべい汁”用の南部せんべい。ご丁寧にスープ付きだからありがたい。
青森と岩手にまたがる名物“南部せんべい”を煮て食べるお料理“せんべい汁”。寒い今にぴったりの素材です。
ネットなんかで見てみると、材料、味付けには特に定めがなさそうなので、自己流で調達、袋の解説を参考にやってみました。

お鍋に湯を沸かし、添付の調味料で汁をこしらえ、まずは根菜と雁もどき。

煮ながら次の支度。
豚の挽き肉に生姜汁、刻み葱、塩と水で練った種を左手で絞り、右手で摘み入れる。

摘み入れるから“つみいれ”つまり“つみれ”の語源だそうな。
ことこと煮ながら、つぎの支度。
白菜のそぎ切りにキノコ類。

キノコは椎茸とブナシメジ。
煮ながらまたまた次の支度。
牛蒡の笹がきと葱。

さて、これで具だくさんの汁ができました。実際これだけでも相当美味しいお鍋です。
ネギがしっとり汁を吸ったら、いよいよ主役のおせんべい登場。パキパキ割ってお鍋に投入。

5分ほど煮つけたら出来上がり。
気がつけば、大振りの鍋はもう縁ギリギリ。鍋ごと食卓に持ち出して好き勝手につっつく。
はじめて食べる南部せんべいの煮物。どうせ金魚すくいのモナカのように、ふやけて溶けてしまうのだろうと、高をくくった自分の想像力が低すぎました。
食べてビックリの新食感、お餅とも雲吞とも饂飩とも違う、独特の舌触り。汁を吸ったせんべいは、つやつやペロリンとした質感で、口に放ればコシがあって滑らか、モチモチ、クニュクニュと存在感バツグン。

はじめて出会う体験に震えながら、どこでやめて良いか分からなくなる途切れぬ美味さに、つい食べ過ぎてしまいました。
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- 2017/01/17(火) 12:00:01|
- 料理・食
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童友社
ざしきわらし 3
わらし様のお姿作りのつづきです。
お肩の外から、細い貫通穴と太い止め穴をこしらえました。

ここへポリピンを挿しまして瞬間接着剤で仮固定。

お胴のほうに、お腕を取り付ける穴をあけましょう。

ポリピンの頭の余分を削り落としまして、仮組み立て。

おお、可愛らしいお姿。
黒光りした生地のお色も美しく、このままお飾りしたいところですが、ここで、先ほどのピンの頭が中途半端なので、一度とり外しエポキシパテを埋めました。

よく固まりましたら、周りと調子を合わせまして、お腕の造作終了です。
お頭、お胴にも生地安定剤を吹きつけまして組み立て、色付け前のお姿を控えておきましょう。
まずは正面。

横見のお姿。

背中からのお姿。

愛嬌のある、可愛らしい物の怪さん、拝んでいると幸せな気分になります。
ということで、ご本尊の作業は一時停止しまして、次回より六地蔵様の造作にかかります。
キットに組み込まれているお地蔵様は御一体だけですが、六地蔵にしてはどうかと、どなたかからコメントを頂戴しましたら製作意欲が沸きまして、そのようにすることにいたしました。一方で悪魔の像なんかを作っているもんですから、信心を改めよというお告げかも知れません。もしかして、あのコメントの主はお地蔵さまだったのでしょうか?
ひとまず、わらし様には、しばしお休みいただきます。

かしこまりました。
今回はこのへんで。
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- 2017/01/16(月) 12:01:59|
- 玩具・造型
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モツ大根の寒冷まし 寒風にさらされるお鍋。
何だ?これは。

豚のモツを味噌で煮込んで、寒冷まししているところです。
一体如何なる効果があるのか?どうも柔らかく仕上がるらしい。
時間にしてどれくらい放置しただろうか、鍋底はキンキンに冷えています。
そして再び煮込む。
今年のモツ大根。

具は豚モツと大根のみ。味付けは自家製味噌と粉のだしの素少々。
使った大根は、直径が牛乳瓶ほどの細身だったので、皮ごと輪切りにしたものです。
自家製味噌の麹の威力か、はたまた寒風冷ましの効果か?どちらでも良いが、モツも大根も柔らかく満足のゆく出来栄えでした。
こいつでビールを飲むたのしみ。時間のかかるものほど待ちかねた分、ビールもことさら美味しく感じます。
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- 2017/01/15(日) 14:59:25|
- 料理・食
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タマネギとニンニクの追肥 およそ1か月ぶりの野菜畑です。
襲来寒波のせいで気温は低いものの、日差しが良いおかげで何とかしのげます。
今日は、タマネギとニンニクの追肥をしました。
寒さに耐えるタマネギ。

霜で土がフカフカと浮き上がっていますが、苗までは引っ張られなくて生きていました。
そしてこちらはニンニク。

順調なようすです。これらの畝に化成肥料をパラパラと撒いて、本日の作業はおしまい。
ハクサイを収穫しましょう。
北風から守るため外葉をくるんで鉢巻をしたハクサイ。

紐をほどいて、外葉を一枚ずつ開いてゆきます。

硬い葉っぱを全周はがすと…

みずみずしいハクサイが顔を出します。
このひと株が本日の収穫物でした。
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- 2017/01/15(日) 14:16:59|
- 家庭菜園
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古漬けにお茶漬け まだ暗いうちに目が覚めてNHKをつけたら、演芸番組で桂米團治さんがいい音を立てて、お茶漬けをすする仕草をしているんです。
「お茶漬けいいなぁ」 と思っていたら、つづく食材番組で、京都の“すぐき漬け”を特集。
もう決定、朝はお茶漬け。
お茶漬けと申しましても、鮭茶漬けとか、梅とか海苔、そういった種入りの味付けではなく。お茶だけのお茶漬け。

朝イチの空きっ腹に緑茶はキツイので、うす出しの烏龍茶。
漬物は別盛りで。

頃合いに醗酵した白菜、古漬けと化した大根、どちらもお茶漬けに向いています。
ご飯に染みる烏龍茶の香り。乳酸発酵した漬物。滋味とはこういうものなのか。

加熱と香りづけを兼ねた、お茶漬けという美味しい知恵。
落語の仕草でもそうでしたが、お茶漬けは音を立てて食べるのがいい、もそもそ食べてはしまりが悪いです。ザザッ、ザザッと威勢よくすすったほうが、香りも立ってより美味しくなります。
そういやあ今朝のNHK、あのプログラムは意図的だったのかしら?
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- 2017/01/15(日) 08:30:42|
- 料理・食
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魚に雪 福島の、さる恩あるお方から、お土産をいただきまして喜んでおります。

こういう日本酒のいいやつをぶら提げて歩く仕事帰りの家路は、頭の中が“どうやって飲もうか?”でいっぱいになります。
どうやって?って、コップかお猪口か?燗か冷やか?そうではありません。小料理のことです。
立ち寄った魚屋さんでみつけたタラの白子を買い求め、茹でて冷水にさらし、みぞれポン酢をかけました。

魚のへんに雪を当てて“鱈〈たら〉”とは、まさしく冬のご馳走です。

ふるふると縮れた脳みそみたいな姿のおかげで家族が手を出さないから、これ幸いと独り占め。
馥郁たる旨み広がる上等なお酒に、とろける白子が便乗。歯を使わずともぺろりと溶けて、すぐ無くなって困ります。
仕上げは赤だしで。

…と、仕上げのつもりだったのに、こいつでもう一杯のみました。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2017/01/14(土) 13:36:38|
- 料理・食
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シチズン
カスタムV2 ブラッキー 国産自動巻き時計です。

ベルトをつけるアシもない、黒くて真ん丸な独特なシルエット。シチズン、カスタムV2ブラッキー。
裏面はこうです。

ベルト取り付け位置がケース外径に吸収されています。
年代の推定は、製造番号30401584から察すると1973年製、囲みの数字は機種番号、6501と見受けられます。
それにしても、ビターチョコレートみたいな質感とずんぐりした形状がおもしろい。材質については後ほど調べて控えることといたします。
裏蓋を外しましたら、内面にサインがあります。

サインペンで54.7と書かれているのが、おそらく昭和54年7月のオーバーホール。昭和54年といえば1979年、製造が1973年ですから時期的に合点がゆきます。さらにその下、細く薄い文字で63の字が見えます。これもオーバーホールの日付でしょう。少なくともこの頃まで現役だったに違いありません。
裏蓋を開けた中身はこうです。

どっしりした自動巻きムーブメントです。重たいムーブメントを外周のリングに固定し、そのリングもろともネジ式裏蓋で持ち上げる固定構造です。

ケースから取り出して、文字板を直に見ると、なかなかの迫力です。ブラウンにゴールドの極太インデックス。外周に黒ボカシを施した主張の強いデザインです。

おまけにインデックスの高さが半端ではない。まるで巨石文明の遺跡のよう。夜光の盛り上げがまた贅沢ではんぺんみたい。

そしてブラックのカレンダーが男性的な力強さを物語っています。今回の時計は、カレンダー送りの不調がみられるので、このあと、分解して調べましょう。
その様子は、次回控えてまいります。
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- 2017/01/13(金) 12:00:36|
- 時計
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即席そば田舎風 田舎という言葉はいいですね、あたたかみ、誠実さ、素朴な印象があります。
いつも食べている即席めん、
トーエーのノンカップシリーズ“和風そば”。またかよ?と突っ込みたくなりますが、賞味期限が切れたから早く食べてと女房。かといって、すっかり体が弱くなり自分で食べる努力はしない。だから私が食べることになります。
今日はちょっと種を加えて、田舎風にしました。
まずは普通に作ったおそば。

ここに味噌煮の野菜をトッピング。つまりは味噌汁の種。

野菜は白菜、長ネギ、大根、人参、小松菜の五色。
さらにここへ、練った納豆。

どうでしょう、素朴で栄養があって、体の温まるこの仕立て。

即席おそばの田舎風。野菜はとろとろ、納豆もとろとろ。

薬味は意外と胡椒が合います。
ザッパザッパと夢中ですすって、汁まで全部飲み干しました。
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- 2017/01/12(木) 12:00:21|
- 料理・食
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ウルトラマンオーブ最終章6話イッキ 年末に録画しておいたウルトラマンオーブ。最終回に至る6話分を一気に観ました。
番組が始まったころは、ウルトラマンの変身バリエーションの多さにため息をつき、あぁ、ウルトラマンまでが玩具メーカーのCMドラマになっちまったか…と嘆いていたものでしたが、最終6連発を観て、大いに反省しました。
テレビに食い入ったのは、何年ぶりだろう?それほどに面白かったのです。
内容には深く触れません。ひとりのオールドファンの一話一言だけを控えておきましょう。
まず第20話。

懐かしいメトロン星人が登場。メトロンの狙いはウルトラマンではないものの、話の流れで戦うことになるわけですが、舞台がいい。大きな太陽を背景にした夕焼け。美しい!メトロンはやっぱり夕焼け色が似合います。
人に愛、花に水、メトロンには夕陽だなあ。

そんなメトロンが不気味な予言をして散ってゆくんです。やがて起こるなにかを暗示するように…。
第21話

これは心温まるお話。子供に恵まれなかった老夫婦と記憶のない少女の交流を描く感動作。
この回は、ひたすら志賀 廣太郎さんの芝居に打たれました。

さりげないひと言にもグっとくる演技のすごさ。役者の力って大きいなぁと痛感した一本でした。
つづく22話もユニークな一本。

そこは、潜伏宇宙人たちが集う地図にないカフェ。オーナーが閉店を決意するそのわけとは?

なぜか次々と地球を去る潜伏宇宙人たち。ここにも不吉な前兆が描かれている。
自分にとっては行きつけのスナックが無くなったときのような、ちょっと寂しいエピソード。
いよいよ最終回に向かって物語が動きます。
第23話

ウルトラマンオーブと袂を分かつ盟友との決闘。光と闇の対決。あんなに怒ったウルトラマンをはじめて見ました。
そして最終章、第24、25話。
メトロンの不吉な予言、次々と地球を去る宇宙人、そして、地底怪獣がぞくぞくと地上に現れ、死んでゆく。

これまで、こんなにも恐ろしい不吉の前触れがあっただろうか。
地球そのものの存続にかかわる、とてつもない何かの復活。

よみがえる超大魔王獣の鍵を握る岸根教授はすでに故人となるが、その夫人がこちら…

演ずるは原 知佐子さん、本名、実相寺知佐子さん。ウルトラ世界にゆかりの深い実相寺昭雄監督の奥様とは実に粋な配役です。
では、遺影で出演していた教授はどなた?

見覚えありませんが、どこかで見たような… あ!数々の予言書を残した出口王仁三郎か? と、おもったが、実際は田口監督のおじい様なんだそうです。
そして、ついに現れる破滅の超大魔王獣。その災害描写がリアルで素晴らしい。

報道の形をとって間接的に描写するセンスのよさ、それに大勢のエキストラ。テレビドラマでここまでやってくれるなんて、嬉しくて鼻がでる。
そして緊迫場面ばかりではありません。オールドファンにうれしい、こんなサービスショットも。

文字は私のあと入れですが、ご存じウルトラQの最終回タイトルですね。
それと、超破壊兵器のコードネームが“R1”というところも洒落ている。悲しいマラソンのあれです。

今回の兵器は“スパイナーR1”ですって。もうワクワクしますね。アングルもなんとなく既知感のある景色をリアルに追い込んでいて見事。ウルトラホーク2号の幻をみるよう。
そして最後、別れの場面が…

もう涙ものです。ウルトラセブンの最終部、ダンがアンヌに正体を明かすあの場面、あの角度。
ウルトラヒーローの最終回は、その別れが大事なんです。テレビを見ているボクらの気持ちを代弁してくれる誰かが必要なんです。ある時は手を振る子供たちであったり、隊員仲間であったりと。今回はこの彼女が演じてくれました。
「行ってしまうの?」 そう、こういうセリフこそがボクらの想いそのものなのです。鼻をすすりながら、脱いだ靴下で目頭をおさえ、別れを惜しむ最終回。
そして最後にタイトルと主題歌を持ってきてすべてを回想するようにエンディング。

さすらいの太陽ですって。
ウルトラマンオーブことクレナイ・ガイはさすらいの風来坊。どこからともなく現れて、またどこかへ去ってゆく。
思えば50年前、僕が風来坊ということばを覚えたのが、ウルトラセブンの第一話、風来坊、モロボシ・ダンの登場場面でした。
さすがに今回は風来坊を国際的軍事機構に入隊させたりはしませんでしたけどね(笑)。これでいい。
ウルトラマンオーブ最終回、観終わると、また初回から見たくなる絶妙な輪廻構成のドラマでした。
商品アイテム、制作予算、スケジュール、様々な制約の中で、ますます面白くしてくれた製作のみなさんに感謝を捧げましょう。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2017/01/11(水) 12:00:11|
- 視聴鑑賞
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テフロン加工のフライパン テフロン加工のフライパンは、ゴシゴシ洗わずとも次の料理に移れるので重宝です。
今回はひとつのフライパンで二品、中華風のおかずを作りしました。
フライパンに水を張って火にかけておきまして、その間に下準備。

一口サイズにブツ切った鶏のもも肉は、酒、醤油、おろし生姜を揉み込んで片栗粉をまぶしておきます。ドライのトウガラシとネギは小口切り、ピーナッツはそのまま。
これらは鶏とピーナッツの辛子炒めの下準備。
もう一品は小松菜とシメジの塩炒め。
小松菜は軸部分と葉の部分、分けてひと口切り。シメジは手で割いておきます。

そろそろお湯が沸きました。沸いたお湯に小松菜の軸部分を入れさっと湯通し、つづいて葉っぱをひと混ぜして、ザルにあけます。

ふにゃふにゃに茹でてはおりません。シャキっとハリのある状態です。
そして、空いたフライパンに油をおとし、うす塩を振ってシメジを焼きます。

やがて立ち上るキノコの芳香。キノコのダシで青菜を食べようという寸法です。
あとは一気に仕上げです。
まだ熱い小松菜を合わせて、酒、塩で味付け。

これでよろしいのです。速攻でございます。一品あがりです。

青菜とシメジの塩炒め。
今回は小松菜ですが、青梗菜、塌菜、キャベツでもいいですね。季節を問わず、青菜は体にいいですから、いっぱい食べましょう。
フライパンをキッチンペーパーでさっと拭いたら、ふたたび油を落とし、漬けてあった鶏を両面焼きます。

まぶしてあった粉がカリっと香ばしい衣になります。
八分通り、火が通りましたら、残りの材料全投入。

カラカラ、ジャリジャリ、炒め合わせます。
全体に油が回りましたら、酒、砂糖、醤油、お酢で味付け。

お水をコップ半分ほど回しかけますと、衣が溶けて、程よいとろみになり、味がのびて全体にからまります。
これでおしまいです。簡単でございます。

鶏とピーナッツの唐辛子炒めです。
これはおかずになります。

赤いトウガラシは、香ばしくともそれほど辛くはありません。去年<2016>栽培した韓国うまみ唐辛子。もし日本の鷹の爪でやるとしたら、種をとって三本が良いところでしょう。
テフロン加工のフライパンの長所を生かして、ささっと二品。

家族三人で囲む夕飯にちょうど良い分量となりました。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2017/01/10(火) 12:00:38|
- 料理・食
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すずめの新年会 朝起きて、部屋のカーテンを開けると、いつも見える電線が何となくちがっていた。

寄ってみると、小鳥がいっぱい。

もっと寄ってみると…

スズメだ。
寒い中、チュッチュク、チュッチュク、何をじゃべってるのだろう?

にぎやかなスズメの新年会だ。
面白いからじっと見ていると、どれかがこちらに気づいたらしく…

一瞬にして、どこかへ消えてゆきました。
やはり、視線という波動は実在するにちがいない。
テーマ:散策・自然観察 - ジャンル:趣味・実用
- 2017/01/09(月) 14:24:27|
- 金魚・生き物
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