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柊 萬控へ<ひいらぎ よろずひかえ>

料理、時計、怪獣、家庭菜園など趣味のあれこれを書き控えてまいります。

食味雑記 1469

とりそば

 この前作った鶏の丸焼き。

 食べ残しの身はほぐし、ガイコツはスープにしました。

ガイコツでとったスープ

 こいつでラーメンを食べましょう。

 ほぐし身はメンマといっしょに胡麻油でさっと炒め…

鶏とメンマ

 鶏のガイコツスープを注ぎます。

醤油で味付け

 湯気が立ち上り、一瞬で汁が濁る。味付けは麺つゆ、オイスターソースを各小匙一杯程度。

 ここで中華麺を茹でる。

中華麺を茹でる

 茹でたてに鶏のスープをかけます。

とりそば

 黒胡椒は多めがよろしい。

 今は冬、味覚はあっさりよりこってりを求めます。

こってりスープ

 濁ったスープはまさにぴったり。

鶏の中華そば

 年越しそばではないけれど、とり年のトリに、とりそばです。







 




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テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2017/12/31(日) 21:26:42|
  2. 料理・食
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食味雑記 1468

2017年大晦日

 12月31日、大晦日、朝の食卓でございます。

 自家製野菜中心の静かな朝ごはんです。

 大根は赤味噌と鯖のダシでじっくり煮込んだ鼈甲風。

大根のべっ甲煮

 粉山椒をふりかけて。

 ビタミン菜は干しエビとオリーブ油で炒めました。

ビタミン菜の塩炒め

 一見シャキシャキした歯触りを想像しますが、食べてみるとトロトロです。

 小蕪と焼き麩の味噌汁。

小蕪の味噌汁

 味噌は自家製、去年<2016>仕込みのお味噌です。

 きのう収穫してきた野菜で揃えた朝ごはん。

大晦日の朝ご飯

 季節の物をいただくたのしみ。野菜のさびしいこの季節ですが、それなりに揃うものです。



テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2017/12/31(日) 11:26:26|
  2. 料理・食
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食味雑記 1467

丸ごとのニワトリ

 庭で摘んだローズマリーを濃い目の塩水で煮ています。

鍋にローズマリーの塩水

 香りの塩水ができたら、これを冷まします。一体何に使うのか?

 耄碌した女房が、どうやら間違って注文したらしいニワトリ一羽。

女房が仕入れたにわとり

 しかも1.8kgほどある大物で、生で見るとなかなかの迫力。

 どうすんのよ、これ?

 せっかくだから丸焼きにすっか。

 …ということで、味付け用の塩水を煮ていたのです。

 厚手の漬物用ビニール袋に丸鶏と塩水を入れまして、口を固く縛る。

漬物袋に鶏と塩水

 鶏の皮にはフォークでまんべんなく穴を開けています。

 そいつを振って揉んでマッサージ。ここまでが下ごしらえ、平日は仕事がありますんで冷蔵庫で寝かせておきます。

 二日寝かせました。取り出しです。

二日漬けました

 赤い汁が増えていて、なんだか気持ちの悪いj状態ですが、汁が増えているということは、鶏が締まっているということです。

 塩水を流しまして、真水で鶏のぬるぬるを洗います。

さっと水洗い

 お背中を流しやしょう…とばかりに、鳥肌を素手でなでる。

 行水が終わったら水けをふいて、調理台に横たえます。

仰向けに横たえる

 胸が上、つまり仰向けに寝かせるのですが、だらしないですねえ、実にどうも。これじゃあ姿が悪いし、家庭用のオーブンに納まりませんので姿勢をコンパクトにまとめましょう。

 蔵書の料理本を参考に、我流で簡単な縛り方をやってみたいとおもいます。

 料理本では、首のない丸鶏が用いられていましたが、今日のは首がある。したがって、首は背中に折り曲げて収納。

首を背中に折り畳み

 死んでいるから痛がりません。

 つぎに、おっ開いた手羽はお行儀よく折りたたみまして、わき腹にピタリと押し付け…

手羽は行儀よくたたんで

 倒した膝で押さえます。

手羽を膝で押さえる

 押さえたら!

 ここで用意しましたのが、100円ショップで買った金串とタコ糸。

金串とタコ糸

 縫い針のように串に糸を通して、固定した太ももの横からブスリ!

腿の横から差し込み

 貫通させて反対側から抜き取り、糸の両端を持って背中で交差。

貫通させてお尻でクロス

 交差点をお尻の下に合わせて、尻尾ごとグイっと持ち上げ…

お尻ごと持ち上げ

 足首を寄せます。

持ち上げて足首を絡げる

 足首をひとくくりして、糸を背中に回し、クルっと鶏をひっくり返して手羽下で結びます。

両端を手羽前で縛る

 これでよろしいのです。カンタンでございます。

 コンパクトにまとまりました。

コンパクトにまとまりました

 このまま焼く時間まで室温に放置。皮を乾かします。

 さあ、焼きにかかります。

 天板に香味野菜を敷きます。

天板に香味野菜を敷く

 人参、タマネギ、セロリに長ネギの青いところ。
 この威力は後ほど分かります。

 ここに乾かした丸鶏を、デンと置きまして…

ジャガイモを周りに

 半割りのジャガイモを周りに並べて、オーブンに収さめ、200度で40分焼きました。

200度で40分

 これが、第一ラウンド。

 天板にたまった汁を全体にかけまして…

汁をかけてさらに焼く

 170度に温度を下げまして、また40分。

温度を下げて40分

 ジャガイモをどけまして、今回はさらに20分追加です。

にわとりの丸焼きです

 にわとりの丸焼きが出来ました。

 天板に残った鶏の汁と野菜をフライパンに移しまして、お湯を加えて煮、ザルで漉してソースにします。

野菜はソースにします

 お皿に取り分けて、ジャガイモをつぶし、ソースとともに鶏を食べる。

イモをつぶして鶏を食べる

 香味野菜と、鶏のだし汁の煮詰まったソースがことさら美味い。
 パリパリの皮にしっとりと塩の効いた肉。ソースに溶け込んだ香味野菜の威力がここで発揮されます。

 初めての丸鶏料理。残った分が、このあといろいろな小料理に展開されるのであります。

 





 




 


 





















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  1. 2017/12/30(土) 14:22:01|
  2. 料理・食
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菜園記 258

2017年12月30日

 今年<2017>最後の畑です。

 いよいよ枯れてきています。

枯れた畑

 越冬野菜、ニンニクやタマネギを除けば、残っているのはハクサイとダイコン、秋まき葉物の残りです。

 こちらはダイコン、まずまずの状態で生きています。

ダイコン収穫

 三本ほど抜きました。

 寒さに耐えるべく、葉に厚みをもたせたのがビタミン菜。

ビタミン菜

 信州の野沢菜のように漬物にしてみよう。

 メキャベツもふくらんできましたが、収穫は春先です。

メキャベツ

 お正月用にハクサイもとりまして、今年最後の収穫です。

本日の収穫

 カブにホウレンソウもとれました。

 このあと、昼からビールを一杯やります。




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  1. 2017/12/30(土) 12:24:46|
  2. 家庭菜園
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食味雑記 1466

煮込み豆腐

 正月休みになりました。

 まず、仕事納めの後に仕込みましたのが豚の白モツと焼き豆腐の煮込み。
 焼き豆腐は一丁を四つ割りにした大振りカット。豚モツ、葱と一緒に赤味噌で煮込み、一晩冷ましました。

 そして翌日煮直しますと、豆腐が茶色く染まります。

焼き豆腐を煮込む

 これは豆腐が主役です。ホルモン味噌あじの豆腐が欲しい。
 洗い葱と七味をふって食べましょう。

煮込みと焼酎

 イメージどうりの出来栄えによだれをこらえる。
 焼酎をのみながら、茶色く染まった豆腐に箸を入れますと、ふるふると指先に伝わる振動がうれしい。

茶色く染まった豆腐

 安い豆腐ですが、水分が抜けて味噌が染みるから、なかなかの美味しさ。こういう食べ方は、味の濃い高級豆腐では勿体なくてやりません。そういうものは、素のまま食べるのが一番。
 安い物でも美味しく食べる。これこそ昭和の貧乏文化的喜びなのであります。


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  1. 2017/12/30(土) 09:41:32|
  2. 料理・食
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食味雑記 1465

大根のアリラン漬け

 若い頃、先輩と入った安い居酒屋。カクテキっていうからビフテキの角切り、つまりは今でいうダイスステーキみたいなものを想像してましたら、出てきたのは大根のキムチ。なんだ、そうだったのか。大根のキムチは以前から知っていましたが、本名がカクテキだったということは、その時知りました。

 カクテキ、カットゥギ、そんな本格的なものではありません。収穫した大根で、カクテキを真似た朝鮮風漬物を作ろうと思い立ちました。

 まずは大根を洗って皮ごと角切り。

角切りの大根

 塩をまぶしてもみ、重しをして小一時間。

小一時間ほど漬けます

 その間に、漬け床の支度です。

漬けどこの準備

 今回は、乾燥させたジャワトウガラシをミルサーで粉砕。あとは生姜、ニンニクのすりおろし。ネギの薄切り、すり胡麻、砂糖、そして市販の白だしにナンプラー。

 これらを手でもってよくもみ合わせます。

漬けどこをよく混ぜる

 ここに塩漬けの大根を合流。

ダイコンに揉み込む

 よくもんで、容器に納めます。

容器で寝かせて

 室温で二日放っておきましたら、だいぶ熟れてきました。

出来上がり

 水が上がって、大根にも透明感が出てきました。

 ビールのお供にどうでしょう。

コイツでビールを飲む

 お店でいただくようなコクや甘味はありませんが、あっさり型のアリラン風漬物が出来ました。

 ビールにご飯に、どちらもオッケー。獣肉に合わせれば、甘酸っぱさが獣脂をサッパリさせてくれます。

 









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  1. 2017/12/28(木) 11:14:28|
  2. 料理・食
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時計道楽153

ANSONIA 大理石置時計 2

 古い古い大理石時計の大掃除です。

10-底の開け口

 木で作られた、この底面、ここから時計を出しましょう。

11-長年の汚れ

 まず出てきたのが、鐘の台。うはあ、凄い埃。

 そして受け台が一か所折れている。

12-台が一か所折れている

 この渦巻きが鐘、台から外して大掃除。

13-鐘台の掃除

 錆をとり、CRC556で拭き掃除。
 台は埃を落として、空拭き。

13-掃除した鐘台

 組み立てて鐘台はできました。

 裏蓋を開けますと、内側に何やら紙が貼ってあります。

14-修繕證

 修繕證ということは、時計屋さんが直しましたよという印証でしょうか。日付がいいですね“大正9年6月22日”つまり1920年。100年近く経っています。これは面白いので、このまま残し、外側だけを拭き掃除。

15-蓋はスポンジで掃除

 ひびの入った文字板は焼き物製。周りの枠は真鍮に金メッキ。

16-文字板は拭き掃除

 薄めた中性洗剤で拭き掃除をすれば、きれいな文字板によみがえります。

17-きれいになった文字板

 針は細かいサンドペーパーで錆を落としました。

18-錆を落とした針

 時計にはCRC556を含ませて作動確認。コチコチ、コチコチと早送りで貴石アンクルがガンギを送ります。

19-ルビーがガンギを送る

 このあと時計をケースに戻しますが、その前に刻印を見て驚きました。

20-刻印と振り子かけ

 “JUN 14, 81”ですって。修理されたのが大正九年つまり1920年ですから、製造が1981年のはずがなく、ということは1881年!なんと100年越えでしたか。急に尊敬心がこみ上げてきて手を合わせる。

 そして大理石ケースの掃除は、固く絞った水拭き。

21-大理石の掃除

 100年の垢を落とします。

 壊れた木の台は、木工用接着剤で補修。

22-台は接着剤で修理

 これで大掃除終了です。

23-掃除終了

 針をつけて、ゼンマイを巻いて出窓に置いてみた。

24-出窓に置いてみた

 カツカツ、コツコツと回るガンギが愛らしい。
 正時になると、掛け時計とはまた趣の違う重厚な音色でボゥオーン、ボゥオーンと時を知らせます。決してうるさくないのですが、よく響くのです。大理石ケースの効果でしょうか。

25-重厚な音で時を知らせる

 本日の控え ANSONIA 大理石クロック 1881年 でした。

 1881年といえば、日本では明治14年、福沢諭吉や板垣退助といったお札の人たちがまだ現役。海外ではブラームス現役、そしてピカソが生まれている。
 この時計はいったい何を見てきたのだろう。












 



 



 





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  1. 2017/12/27(水) 11:23:45|
  2. 時計
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食味雑記 1464

ホルモン煮込み

 早い話がモツの煮込み。モツは臓物、ホルモンは放る物、下処理をしないと匂いがきつい手間のかかる材料ですが、ただ今では下処理済のものも売ってます。

下茹で済みのモツ

 下茹で済みの白もつ。

 さっそく煮込みましょう。

野菜もホルモン中心で

 野菜もホルモン野菜、つまり捨てるような部分をふんだんに用います。大根のしっぽや皮、葱の青いところ、セロリの葉っぱなどなど、お鍋にどっさり。こういうものは安っぽいほうが美味い。

 味付けは韓国調味料ダシダと自家製味噌。醗酵臭の強さは煮込み向き。

 一晩冷まして、煮直せば出来上がりです。

モツ煮込みにビール

 くにゅくにゅを噛みしめながら、ビールを飲もう。

プルンと美味い

 塩梅よろしく仕立てれば、汁も上々美味いのです。

 そして仕上げはご飯にかけて、はらわたライス。

はらわたライス

 こいつは汁をよく切ります。ご飯を白いまま食べたいのが私の好み。つゆだく好きなら汁ごとどうぞ。

 そして、さらに翌日のはらわたライスは、これまた凄い。

二日目のはらわたライス

 もう野菜なんぞは、煮込まれ過ぎて自覚を失い、ほろほろのぐずぐず。だけどこれもまた美味い。







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  1. 2017/12/26(火) 11:27:23|
  2. 料理・食
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玩具工作控 476

魔王をつくろう 41

 石粉粘土で作る魔王の像です。

粘土の魔王

 前回、塗装のため一度解体しました。

ばらしたところ

 こうしませんと、奥まった部分に色が入らないのです。

 ではまいりましょう。
 まずは下地作りの黒カシューです。

塗り始めは薄い黒から

 溝に染み入るよう、薄目濃度で塗ってまいります。

少しずつ進めていきます

 ウロコの間にまで墨が入り、塗り残しなきように丹念に少しずつ塗ってまいります。

乾いたら表面を塗ります

 この作業は、水溶性の石粉粘土の表面に樹脂層を作り、形の固定と、強度アップを図っています。

 しばらく同じ作業がつづきます。







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  1. 2017/12/25(月) 12:56:48|
  2. 玩具・造型
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食味雑記 1463

一反木綿のサンラータン

 これは哀れだ。

女房の残り

 鍋に残されたスープに巾広のうどんが漂う。まるで一反木綿がおぼれているよう。

 女房が耄碌して、白ダシと合わせ酢を間違えてしまい、食べきれなかった酸っぱい煮込みうどんだそうだ。

 酸っぱいうどん?

 いただきやしょう!私の好物にサンラータン麺というのがあります。そんな風にすれば酸っぱくたって無理はない。

 熱した油に唐辛子と豆板醤。

油に唐辛子

 油が赤くなる。唐辛子油の攻撃にむせる。ここまで来たら残り物スープを投入。

スープを投入

 沸かして鶏がらスープの素で調味をしたら、水溶き片栗でとろみをつけて、玉子を細く流します。

とろみをつけて玉子を流す

 これでよろしいのです。植物性のサンラータン。

 器に移して、ラー油と花椒〈ホワジャオ〉。

ラー油と花椒

 辛くて美味くて温まる、栄養的にも上々のスープうどん。

巾広酸辣湯麺

 でも中に入っているのは一反木綿。埼玉は高橋製麺の巾広ひもかわで、巾が5センチくらいある。

 熱いのをこらえ、ベロベロベロンと吸い上げれば、ベロベロベロンと汁が飛ぶ。







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  1. 2017/12/24(日) 10:15:48|
  2. 料理・食
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食味雑記 1462

べこ政宗

 脂のプルプルしたホルモン焼きの美味しさは、どなたもご存じのことと思いますが、お家で食べるのは中々難しい。生のホルモンが手に入らないからです。そんな中、見つけたのが、これ…

べこ政宗

 株式会社ジオラの“べこ政宗 牛ホルモン”。
 一目で生とわかりました。嬉しいじゃありませんか。

 今回はタマネギとセロリ、トウガラシとともに。

野菜と共に焼く

 野菜からにじんだ水分も、ほどなく油に飲み込まれて、ジュウジュウと焼ける音と香りに満たされます。

脂があふれる焼き上がり

 このギラギラがたまらない。

 ホルモンにはやっぱり焼酎ね。

焼酎を一杯

 プルプルした脂が、早く食べろと訴える。

とろける脂

 噛めばたちまち原型を失い、甘い脂となって広がり消えゆく。なんという美味さ。これがお家で食べられるのだから有難い。
 甘辛いタレもあまりに美味いので、耐えきれず白米を持ち出しました。

ご飯もうまい

 青唐辛子に脂飯〈あぶらめし〉。美味くて毎週やっちゃいそう。

 そして、またまたメタボ改善は遠のく…


 






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  1. 2017/12/23(土) 11:08:01|
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玩具工作控 475

MONARCH THE GHOST OF CASTEL-MARE 6

 モナーク社製、お化けの情景プラモデルを製作しています。

 これらは情景アクセサリー。

キットの情景アクセサリー

 この中のネズミとサソリは前回出来上がりました。

 今回はフクロウと白骨の腕です。

 まずはフクロウから。

 ただ塗るだけですが、初めにメタリックカラーのアイアンで全体をくるんで、エナメルの黒で覆います。

フクロウは置物に

 ネズミという餌となる生き物が住んでいるとはいえ、古城にフクロウが棲んでいるのには違和感を感じたので、鋳物の置物に仕立てることにしました。

 乾燥ののち、布で拭きあげエナメルの黒をはがしとりますと、下地の黒鉄が光ります。

拭き取り

 このあと、錆や汚しを入れて、フクロウ出来上がりとします。

 つづいて白骨化した腕にかかります。

白骨の腕

 夜光樹脂でできています。
 まずはバラバラにして、バリ取り。そしてエナメルの茶色でくるみます。

茶色で下塗り

 そして夜光を活かすべく溶剤で茶色を拭き取りますと、溝にだけ茶色が残ります。
 石の階段を掴むように手首を固定。

茶色を落として手首を固定

 執念でしがみつく様子を表現しました。

 つづいて前腕部にも同じ処置をして接着。

前腕を追加

 ここからはおまけ作業、骨の部分に木工ボンドを塗りまして、ティッシュペーパーを被せます。

テッシュをかけて糊付け

 乾いたのちに、余分をちぎって剥がします。

余分をはがす

 上からカシューのクリアー、ラッカーの茶色で色を染めて…

茶色く塗って表情をつける

 ピンセットでつまんで表情をつけました。

 階段の角にフクロウを乗せて、今回のアクセサリーが出来上がり。

フクロウと白骨

 白骨化した腕は、フクロウの置物を掴もうとしているのか?
 いや、そうではない。幽閉された牢獄から逃れたいがために腕を伸ばし、闇雲に石を掴んだまま絶命したのだ。

逃げたい執念

 そんな執念を、このひとつの腕に演じさせてみました。

 そして夜光の効果はいかに?

 照明を消しますと、こうなります。

夜光の効果

 よく見えませんね。

 次回より、ご本尊にかかりたいと思います。










 

 











 



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  1. 2017/12/22(金) 11:27:15|
  2. 玩具・造型
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食味雑記 1461

アリラン春雨

 先日のアリラン鍋が残りまして、冷蔵しておりましたら、汁気がすっかりなくなって固まっております。

 今回は残り物の再生お料理でございます。

 熱した油で唐辛子を炒めます。

油に唐辛子

 結構多めです。

 唐辛子がカリっと香ばしくなりましたら、冷めたアリランを投入。

冷めた春雨を焼く

 熱を帯びて柔らかさを取り戻した春雨に、追い打ちをかけるように粉唐辛子。

粉唐辛子をまぶす

 これはそれほど辛くない、中辛タイプです。

 全体が混ざりましたら、出来上がりです。味付けはございませんの。

食欲の色

 すでに甘辛い味がついていますし、素材に染み込んでいます。どうです、食欲をそそる濃い茶色。ほおばってくれと訴えるような色。

唐辛子を食べよう

 ところどころカリリと焼けた春雨に、香ばしい唐辛子。

 こいつはビールが進みます。






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  1. 2017/12/21(木) 11:12:54|
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時計道楽 152

ANSONIA 大理石置時計

 今回は、置時計でございます。

1-もらった大理石時計

 なんだか古い石の時計でして、あまり趣味ではないのですが、いただいちゃったもので粗末にはできません。

 こちらは側面。

2-側面

 重厚な設え…と申すより、本当に重いです。なにしろ石ですから。
 
 こちらは裏側。屋根が片一方取れていて、貧乏くさい出で立ちです。

3-背面

 真鍮製の大きな裏蓋がついていますが、それにしても、持って動かすだけで手が真っ黒。そうとう古い品物です。

 蓋を恐る恐る開けてみると…

4-蓋を開けると

 おぉー!ツインバレルの鐘つき時計ではありませんか。音が鳴るんだ。

 文字板のメーカー表記を見てみよう。

6-文字板のメーカー表記

 “Ansonia Clock Co.”ですか。
 こりゃあ古いアメリカの時計で、もしかしたら骨董品。

 文字板の上のほうに脱進装置が見えるようになっている。

5-見える脱進機

 これは動いたら面白いだろうな。

 さらに緩急調整まで文字板側からできるようになってます。

8-緩急調整ねじ

 これは楽しいかもしれない。

 裏の窓から中をのぞけば、小さな振り子が下がっています。

7-重くて小さな振り子

 重くて小さな振り子です。

 しかし、時計をどこから取り出すのか?まじまじ眺めていると、石の一部にパテが埋め込まれています。

9-一部補修されている

 ははあ、一度割ったな?まあいいでしょう、こういう傷痕も時の流れが生んだ形状美のひとつ。このままにしておこう。
 しかし時計の取り出し口が見つからない。残すは底か?

10-底の開け口

 どうやらそのようです。

 次回、大掃除をしてみましょう。













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  1. 2017/12/20(水) 11:15:18|
  2. 時計
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食味雑記 1460

アリラン鍋

 お鍋のおいしい季節でございます。とは申しましてもお鍋そのものを食べるわけではございません。
 そんなこたあ、わかってるって?そうでしょう、そうでしょう。

 冬のご馳走鍋料理、水炊き、ちゃんこ、湯豆腐、など、あったかい汁物が頭に浮かびますが、今回はご飯をいっぱい食う!という狙いの朝鮮風肉野菜鍋でございます。
 白菜が収穫できましたのでたっぷり使って、こしらえてみましょう。

 テフロン加工の金属性お鍋に胡麻油とニンニク。

胡麻油にニンニク

 この上に野菜を重ねてゆきましょう。
 たくさんの白菜と、葱、人参でございます。

 野菜を重ねる

 ここにドカンとお肉を鎮座させまして、焼肉のたれをまわしかけます。

肉にタレをかける

 安い牛の切り落としでよろしいのです。ここは質より量。

 蓋をして蒸し焼きにします。

蓋をして蒸し焼き

 やがて白菜から水が上がってまいります。

 ここへ春雨投入です。

春雨投入

 おいしいエキスを吸わせながら混ぜ混ぜしましょう。

汁を吸わせながら炒める

 必要に応じてお湯を足し、春雨の芯がなくなりましたら、出来上がりです。

 食卓に持ち出し、みんなでつつくのも結構ですが、今回はごっそりつまんで…

ごっそりつまんで

 どんぶり飯にドン!

キムチとご飯

 白菜キムチを添えまして、がばがばとご飯をかっ込みましょう。
 甘辛い肉がご飯に合うことは、今更申し述べるまでもありません。チュウハイ片手にがばがば行きましょう。

 そしてメタボ改善は、また遠のく…









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  1. 2017/12/19(火) 10:57:39|
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玩具工作控 474

魔王をつくろう 40

 ついに40回めになりました。

 粘土で作る魔王の像。モチーフは大映作品『妖怪大戦争』に登場するバビロニアの吸血妖怪ダイモンです。

 今回はベルトのガイコツを作ります。
 作ると申しましても粘土をこねて形作るだけです。

ガイコツをつくる

 使っている粘土は『石粉粘土 ファンド』です。きめ細かく、粘りがあって、乾燥すると固くなる材料です。

ガイコツを乾かす

 大まかに形作りましたら自然乾燥だせまして、カチカチになったら彫りを追加します。

乾いたガイコツに手を入れた

 ベルトのガイコツは、このあと型取りに入ります。

 そしてご本尊の方です。

粘土の魔王

 ここから塗装に入るべく、パーツをバラしてまいりましょう。

 まずは翼を左右に開いて外します。

翼を外し

 続いては背中の翼押さえを外します。

背中を外し

 そして尾羽を外します。

尾羽もとりました

 こうしませんと、内側まで筆が入らないのです。

 次回より、ガイコツと塗装を並行して進めてまいります。








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  1. 2017/12/18(月) 11:39:51|
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食味雑記 1459

正調?青椒肉絲

 ただ今では、一般的になりましたチンジャオロースー。本邦ではピーマンと肉の細切り炒めと訳されていますが、チンジャオ、つまり“青椒”とは、ピーマンを含めて青唐辛子類全般を示すことばと解釈すれば、これ…

青唐辛子とセロリ

 今回はピーマンではなく、青唐辛子でこしらえてみたいと思います。

 ピーマンを唐辛子に置き換える、これは辛いでっせ。

 毎度おなじみ、ズボラ式でまいります。

 油を落としたフライパンに、まずは香味野菜。

野菜を炒める

 ニンニク、ショウガ、葱、セロリ、そして唐辛子。
 点火して炒め、唐辛子がしんなりとしましたら、お肉投入。

下味をつけた肉を投入

 豚肉は細切りにしまして、水と油、醤油をもみこんで、片栗粉をまぶしたものです。

 これをほぐしながら野菜と炒め合わせます。

肉をほぐしながら炒める

 少しお醤油で味を補って出来上がりです。

辛口青椒肉絲

 正調?青椒肉絲 でございます。

 もしこれが正調であるならば、本邦において、青唐辛子をピーマンに置き換え、お子様をはじめご家庭に広めようとしたのは、これ正解だと思います。

 なぜならば…

青唐辛子の辛さ

 これ、おいしいけれど、辛いのよ。

 ほんと、辛い。

 ひぃぃ…




 





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  1. 2017/12/17(日) 18:02:17|
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金魚の部屋 37

らんちゃんチュウリンの師走

 我が家の金魚、らんちゃんとチュウリンです。

元気な金魚

 品種はらんちゅう。
 オレンジ色の大きいほうがメスの“らんちゃん”で、紅白更紗がオスの“チュウリン”です。
 10月に水質悪化で一時瀕死に陥りましたが、今ではすっかり元気になりました。

右へ行ったり左へ行ったり

 水槽に近づけば、餌をねだって訴える。

エサを求めて訴える

 冬場の食事は朝一回の少量だけ。それが健康の秘訣。

ずんぐりしたボディ

 丸っこい体つきと肉付きの良いホッペタが可愛くて、見ていて飽きない金魚です。

 先日、農産物直売所の金魚売り場をのぞいていたら、目をキラキラさせた少年と出会い、しばし金魚談義。思えば自分も金魚に魅せられたのは中一の時、昔の自分を見るようで心が温まりました。
 だが少年よ、これがバレると変なヤツだとか変わったやつだとバカにされることがある。しかし恐れるなかれ、それは独自性に乏しい、そんじょそこらの雑魚の発想だから気にすることは無い。好きな世界がその他大勢と違うことを誇りに思ってほしい。

12月のらんちゃんチュウリン

 師走の金魚。金魚にとっては年末も正月もありません。
 昨日と同じ日々を送る、らんちゃん、チュウリンでした。




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  1. 2017/12/17(日) 11:57:46|
  2. 金魚・生き物
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菜園記 257

ハクサイの鉢巻

 八月に種を播いたハクサイです。

ハクサイ

 だいぶ大きくなりました。
 一番大きいところを収穫したものの、まだこれだけ残ります。

開いた白菜

 このまま畑に置いておけるように、今日は残り分の外葉を巻き上げて紐でくくりました。

ひもで縛ったハクサイ

 外葉が自分のジャンパーです。
 これでお正月明けまで畑に置いておけます。

 その他の野菜です。

 先週につづき、ホウレンソウを一把ほど収穫。

ホウレンソウ

 そして金町コカブも。

金町コカブ

 小粒でかわいいな、と、見ていたら…あやや!

カブで越冬するヤツ

 カブに穴を開けて越冬を試みるチャッカリものを発見。
 引きずり出して殺してやろうか…いやいや、このまま堆肥置き場へポイ。生きるか死ぬかは天にまかせましょう。

 ダイコン一本とハクサイ一株。

ハクサイとダイコン

 本日の収穫でした。








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  1. 2017/12/16(土) 19:25:45|
  2. 家庭菜園
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食味雑記 1458

大黒汁

 寒い!
 野菜たっぷりの汁を作りましょう。

 大根、ニンジン、ゴボウを胡麻油で炒めますと、これだけでよいおダシの素になり、お湯を注いで塩を振りますと品の良いスープになります。
 ここへ大盛りの白菜や葱、くずした豆腐を加えまして、軟らかく煮ます。

野菜たっぷりの汁

 鍋いっぱいの野菜は、ビジュアル的にも温かい。

 液状の“白だし”を少しずつ垂らして味を決めたら、野菜たっぷりの大黒汁ができました。大地の恵みということで、大国主にあやかり、大黒汁と名づけました。

一汁一菜

 ラー油を落とせば、さらに体が温まる。

 おしんこポリポリ、汁をザバザバ、そしてご飯をほおばる朝の膳。
 

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  1. 2017/12/16(土) 15:22:23|
  2. 料理・食
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食味雑記 1457

鰤のアリラン風

 師走でございます。

 魚へんに師と書きまして“鰤〈ぶり〉”。まさしく季節の魚でございます。今日はお刺身の変化球、アリラン風でいただきたいとおもいます。

 鰤の刺身は、さらにタテに細く切りまして、薬味と共にボウルにあけます。

鰤の刺身と薬味

 薬味は葱、生姜、ニンニク、唐辛子。ここへ胡麻油と麺つゆを加えてよく混ぜましたら出来上がりです。

鰤のアリラン和え

 鰤のアリラン風 

 アリランって何なのよ?
 
 ええ、朝鮮風ということです。我ら特撮仲間の集うたまり場の近くに、古い焼肉屋さんがありまして、そこの暖簾に“アリラン料理”って書いてあるんです。そこからいただきました。

刺身をアレンジ

 お刺身も、甘辛いタレでいただきますと、ちょっと変わった気分が味わえます。

 こいつで清酒を一杯。

 今日のお酒は日本盛“生原酒”

日本盛生原酒

 これは味が濃くていいですね。
 甘辛いお料理に負けません。



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  1. 2017/12/15(金) 14:21:40|
  2. 料理・食
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食味雑記 1456

紅まどんな

 さる恩ある方からの贈り物です。

 箱を開ければ、行儀よくならんだその姿に、優等生だと一目でわかる。

贈り物を開けてみれば

 誇らしげに輝く金色のワッペン。
 
 これはオレンジだろうか?

 同封されたリーフレットに従い、六つ割りにしてみた。

六つ割りにして

 キラキラと光る果肉は、極薄の皮ぎりぎりまで詰まって豊かな水分をにじませる。

 かぶりつけば、思わず声を上げる驚愕のおいしさ。

食べるジュース

 ふるふるした果肉が口の中で砕け散ると、ジュースの泉となって今にも口からあふれそう。
 種はおろか、薄皮もわたもない瑞々しい食感に、酸味、甘味、香りの調和が絶妙な奇跡のミカン“紅まどんな”。

 果物を食べて、あまりの美味しさに震えたのは、これが初めてです。

 


 



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  1. 2017/12/15(金) 09:22:54|
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食味雑記 1455

幅広いにもほどがある

 なにかささっと食べられるものは無いかいな?と農産物直売所をのぞいたら、幅広のうどんを見つけました。

高橋のひもかわうどん

 埼玉は高橋製麺の巾広ひも川ゆでうどん。これならおつゆで煮込めばササっと食べられて、ボリュウムもありそう。

 鍋に仕度したのは、野菜たっぷりの醤油あじ。

野菜たっぷり醤油味

 大根、人参、油揚げ、豚のアバラ肉、牛蒡、玉葱、お野菜たっぷりでございます。ちゃんこ鍋のような状態です。

 ここでうどんを煮込み、めいめいどんぶりに移していただきます。

ひもかわ煮込みうどん

 洗い葱と豆板醤を薬味に添えて。

 箸を突っ込んで、巾広麺を掬い上げると…

いくらなんでも広すぎる

 巾広いにもほどがある。これじゃあ一反木綿だよ。

 とは申しましてもいよいよ寒くなりました。暑い夏は細い素麺、寒い冬はもちもちのうどん、気候と食欲は密接に関係しています。これからの季節は巾広の煮込みうどんで温まりましょう。



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  1. 2017/12/14(木) 11:32:48|
  2. 料理・食
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時計道楽 151

SEIKO CHORUS 2

 国産腕時計の女持ち、セイコー“コーラス スペシャル”の機械です。

9-キャリバー2518

 キャリバー2518Bです。
 飾り気のない直線的な受け板の分割でありながら、各車に石を設えた準高級種とお見受けしました。

 それでは解体です。ますはテンプを外します。

10-テンプを外しました

 つづいてアンクル。

12-アンクルを外しました

 ガンギが覗きます。
 四番受けを開けてガンギを見ましょう。

13-四番受けを開けました

 三番が二枚重ねになっています。
 三番受けを開けましょう。

14-三番受けを開けました

 四番が三番の上段を通じて秒カナに伝える“関節中三針”方式です。
 二番を残してすべて外しますと、こんな景色です。

15-車を解体しました

 部品を洗って組み立てましたが、四番の芯が折れていて時計が動いたり止まったり。

16-組みなおしたムーブメント

 実用には向きませんが、キレイな姿を拝むべく、針を拭きあげて取り付け。

17-針をつけました

 風防を嵌め込みまして、頃合いの金属バンドをつけました。

18-ベルトはシチズン

 変則先カン絞り型の金属バンドはシチズン製。国産二大メーカーの合作となりました。

 女性用防水時計ということで、川原のイメージで一枚。

19-かわいらしい防水時計です

 本日の控え SEIKO CHORUS cal.2518B 1969年 でした。

 花柄ばかりが女性ものではありません。質実剛健、実用的で現実派。女性の本質、実はこういうことだったりして。







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  1. 2017/12/13(水) 11:37:55|
  2. 時計
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食味雑記 1454

クモの巣カレー

 それは昔のこと。
 山の奥のそのまた奥の、静かで湿っぽい合宿所。じめじめとした空気と匂い。夜、歩き回るのはちょっと怖くなるような廊下。
 誰言うともなく“クモの巣荘”とあだ名がつけられました。

 ところが、雰囲気のわりにお料理は良くて、食事は注文性ではなく提供されるのをいただく方式ですが、どれもバランスの良い定食に整っていました。その時は、月曜の午後から金曜午前中まで、四泊五日の合宿でしたが、最後のお昼、つまり金曜のお別れランチが凄かった。

 これはカレーか?と疑うほどの白さ。そして肉っけのないタマネギばかりの中身。予算が尽きたかと誰もが思うほどのギャップでしたが、そのカレーだけが記憶に残っていて、他の上等なお料理はすべて忘れてしまいました。

 ということで、今回は思い出深いクモの巣カレーを記憶で再現してみました。

 まずはタマネギと、ほんの少しの豚肉を炒めます。

タマネギを炒める

 小麦粉と、カレー粉少々をまぶして炒め…

粉を振って炒める

 即席のスープでのばします。

スープでのばす

 牛乳を加え、やがてトロミがついて、タマネギが透き通ったら出来上がりです。

くものすカレー

 記憶で再現 クモの巣カレー でございます。
 ほぼタマネギと小麦粉でできたカレーですが、これが中々うまい。といいますか、自分でやりますと、肉もカレー粉もつい多めに入れてしまいます。

白っぽいルックス

 本物はもっと白っぽかったなあ、何しろ二十年以上経っても忘れられないほどのインパクトでしたから。
 あれは幻だったのだろうか…






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  1. 2017/12/12(火) 11:36:20|
  2. 料理・食
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玩具工作控 473

MONARCH THE GHOST OF CASTEL-MARE 5

 古城の幽霊、ディスプレイモデルを作っています。

 前回、展示台ができました。

情景台完成

 キットには、ここに飾るアクセサリーが数点セットされていますので、今回はそれらを作ります。
 作りますといっても、ごく簡単な組み立てなので塗装がメインとなります。

 これはネズミ。

アクセサリーのねずみ

 夜光樹脂で成型されていて、暗闇に光る仕掛けになっていますが、ネズミが光ってもどうかと思うので、ここは彩色してしまいます。
 ネズミのほかには、フクロウとサソリ、そして白骨化した腕があります。

 まずは下地のサーフェーサー。

アクセサリーの生地作り

 白骨だけは夜光を活かそうと思いまして、サーフェーサーはかけませんでした。

 今回はまず、ネズミとサソリから塗りましょう。

ネズミとサソリ

 古城にネズミはわかりますが、サソリってどうなのよ?毒があるから選ばれたのでしょうが、ここはクモでしょう。ま、しかし、キットに従いましてサソリを活かそうと調べてみたら、ヨーロッパにもサソリがいるんですねえ。サソリというと、暑いところの虫で、陽気なイメージを持ってしまいます。
 …ということで

サソリ完成

 ヨーロッパ生息の黒いやつに仕立てまして、陰気なイメージに近づけました。

 ネズミはねずみ色。

ネズミ完成

 四肢と鼻先をうすいピンクでぼかしました。

 次回は白骨化した腕を作ります。
 今回はここまで。








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  1. 2017/12/11(月) 11:27:32|
  2. 玩具・造型
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食味雑記 1253

ガイコツ大根

 仕事帰りに寄った魚屋で、鰤〈ぶり〉のアラが半額処分されていたので買い求め、大根を煮ようと思いつきました。

ぶりのアラ

 300円程度の魚が半額になっていたので、およそ150円。大根は自家栽培。

 鍋にグラグラ湯をわかし、皮をむいて厚手の輪切りにした大根を、切ったそばから湯に投入。

大根をゆでる

 お料理屋さんなどでは、米のとぎ汁で下茹でとなるところでしょうが、ここは自分用、そんな手間はかけません。加熱することによって煮汁を染み込みやすくするためだけの下茹でです。

 大根を引き上げましたら、同じお湯で鰤アラを茹でます。これはお風呂代わり、血やぬるぬるを洗い流します。

鰤も茹でる

 たちまちお湯が濁って、アクが浮かびます。

 お湯を捨てたら、大根と魚を並べて、薄切り生姜とザラメにお醤油。

ザラメと醤油

 ひたひたのお水を加えまして、落し蓋をして煮ます。ダシなど上等なものは使いません。素朴な貧乏お料理を目指しています。
 30分程度煮ましたら、火を止めまして一晩冷まし、翌日追加で煮上げます。

一晩寝かせてオイスターソース

 仕上げにオイスターソースを少したらして琥珀色に煮上がったら出来上がり。

琥珀の煮上がり

 大振りに切った大根も、一晩冷ませば中までしっかり染みてます。そして色も割にしょっぱくないのです。

 ガイコツ大根 色は黒いがしょっぱくない。だからご飯よりお酒。

清酒を一杯

 大根の皮は、細切りにして一日干し、葉っぱの古漬けと唐辛子で炒めました。

皮のピリ

 こちらはご飯のおかず。













テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2017/12/10(日) 18:09:41|
  2. 料理・食
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菜園記 256

ニンニクの除草

 12月の二週目、お昼近い時間の畑ですが…

まだ凍ってる

 まだ凍ってます。

 おー、さむ。

 枯れそうな私にくらべ、野菜の生命力は強くてたくましい。

 こちらはビタミン菜。

ビタミン菜

 寒さのせいで、葉に厚みが出てきました。

葉に厚みがでてきたビタミン菜

 おとなりのシュンギクも厚みが出…

シュンギク

 そして香りが強くなります。

 こちらはメキャベツ。

メキャベツもふくらんできた

 おチビちゃんたちが、ふくらんできました。

 ハクサイもだいぶ巻き上がってきました。

ハクサイ

 先週収穫した分は甘くて柔らか、結構おいしかったです。

 さて、本日のメイン作業です。

 ニンニクの畑が草だらけになってしまいました。

草だらけのニンニク

 ということで、草むしり。
 素手でチマチマむしりました。

草をむしりました

 収穫は来年の五月です。

 11月にダメもとで播いたホウレンソウが、本葉をのぞかせてます。

ホウレンソウ

 霜にもめげず、力強く立つ子供たち。果たして、どのように育つやら。

 こちらは大人のホウレンソウ。

大人のホウレンソウ

 収穫して食べてみよう。

ホウレンソウを収穫

 ホウレンソウ、ビタミン菜、メキャベツの葉っぱ、シュンギク、ジャワトウガラシ。

カゴいっぱいの野菜を持って

 洗濯カゴいっぱいに野菜をつめて帰りました。


 















 

 








 

テーマ:野菜づくり - ジャンル:趣味・実用

  1. 2017/12/10(日) 18:05:20|
  2. 家庭菜園
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食味雑記 1252

干し大根

 肥料が足りずに太れなかった大根も、長さだけは一人前。そういうやつは干して使うのに好都合。

 一週間漬けておいたのがこれ。

漬けあがり

 前から漬かっている蕪や葉っぱの乳酸菌も働いて、塩み、酸み、ともに好みにできました。

大根漬物

 これが今日のメインおかず。

一汁一菜

 毎度おなじみ貧乏くさい朝ごはん。いや、かなりご馳走です。
 大根は9月の頭に種を播き、味噌に至っては昨年の2月に仕込んだのですから時間がかかっています。
 目を閉じて、時の流れを味わう。




テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2017/12/10(日) 08:47:06|
  2. 料理・食
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玩具工作控 472

ジャーン!

タイトルロゴ

 昨夜<12月8日、2017>金曜ロードショーで『スターウォーズージェダイの帰還ー』がかかっていました。おもちゃ製作をしながらの“ながら観”で、きちんと視聴はしませんでしたけれども、最後だけはと手を休めてみていたら…あれ?戦勝祝いに沸くイウォークたちを見守るようにヨーダ、オビワン、アナキンが姿を現すんだが、アナキンが若い。ちょいと違和感がありましたねここは。ドラマの終盤、ベーダー卿が今わの際に息子ルークに仮面を外してくれと頼む。泣きながらルークが仮面を取ると、改造された恐ろしい父の顔が現れるんだが、ラストでは闇の力が解けて、やさしいジェダイの姿になって現れるというのが、公開時に観た記憶だったのです。ところが今回のは若い美青年に代わっている。なるほど、ダースベーダーになる前の姿ということで、このように書き換えられたと推定できるのですが、設定上は正しいでしょう、しかし映画表現としては優しい父の顔の方が私はしっくりきましたね。

 まあ、それはさておき、おもちゃです。

 上の写真は箱の表です。

ターキンの箱

 KENNER社の人形、スターウォーズ“コレクターシリーズ”
 別に私、コレクターではないのですが、中のキャラクターを見て即決購入したのです。

 そのキャラとは誰か?

蓋を開けたら

 ターキン総督。
 ターキン総督が好きなわけではありません。演ずるピーター・カッシングが好きなのです。

箱の内側

 ハマーホラーをご存じだろうか?イギリスのハマープロ製の恐怖映画シリーズで、クリストファー・リー演ずる吸血鬼ドラキュラが超有名。アメリカのユニバーサルホラーにくらべますと、ちょっとグロくて怖いんですが、カッシングが登場すると、気品が上がるのです。ドラキュラをやっつけるヘルシング教授やフランケンシュタイン博士がハマリ役、知的で品の良い紳士がお似合いでした。子どもの頃は、こういう大人になりたいなと思ってましたが、現実はそうはまいりませんでした。

 話を戻しまして、このおもちゃ、箱に仕掛けがありまして、説明通りに組み立てますと、背景セットになるのです。

箱が背景になる

 デススターの中?うまくできてますね、遠近感が絶妙です。
 ターキン総督と家来。逆らうと命は無い恐ろしい総督ですが… 私にはやっぱりヘルシング教授だなあ。


テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

  1. 2017/12/09(土) 12:27:13|
  2. 玩具・造型
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プロフィール

柊horii

Author:柊horii
時計やゼンマイ玩具など、動くものが好きです。野菜を育ててお料理、映画なら特撮、好きなことを好きなだけ、やりたい放題の道楽おやじです。

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