チキンどんぶり チキンどんぶり?親子丼みたいなものか?はたまたチキンライスの亜種か?
いいえ、ローストチキンの残りを使った即席どんぶりです。どちらかといえば洋風天丼みたいなイメージです。
ローストチキンのほぐし身とせん切りのタマネギ、薄切りのセロリに生姜醤油をまぶしまして、粉生地をからませ…

熱した油で焼きます。

両面カリっと焼けましたら、ご飯に乗せて生醤油をたらします。

チキンどんぶりでございます。こいつはご飯に合うと思う。
端を食いちぎって、ご飯をガバとかっ込む。

うーん、美味い!イメージ通りの味だけど、そうね、食感は洋風天丼をねらいましたが、こりゃどうみても“お好み焼き乗せご飯”です。
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- 2018/12/31(月) 14:40:53|
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シャバシャバカレー モチモチした日本の米には、とろみの強いカレーが合いますと言ってはおりますが、それでもたまに、シャバシャバにゆるいカレーが食べたくなるものでございます。それもスパイスのビリビリ効いたやつが。
それでは冷蔵庫の掃除を兼ねまして、ごった煮スープカレーを作りましょう。
油でスパイスを炒めてます。

コリアンダー、クローブ、カルダモンに、干からびたニンニク、葱の青みです。
焦げない程度に弱火に当てたら、刻んだ玉葱、セロリ、そしてクミンを混ぜてさらに炒め…

塩を振ってトロンとしてきたら、カレー粉、塩、砂糖、半端に残っていたトマト缶詰を加えて練るように炒めます。

ねっとりとしたカレーペーストみたいな状態になりましたら、水を注いで沸かします。

カレー味のスープです。ここへ大振りに切ったジャガイモ、大根、人参、そして豚肉を加えます。

おいおい、生肉を直接投入とは。
いいんです、煮込みと思って生で行きましょう。
よく煮込んだら一晩冷まして…

大振りの具を引き上げて、汁をミキサーにかけ、鍋に具と共に戻す。
温めたら、出来上がりです。簡単でございます。

野菜ゴロゴロ、シャバシャバカレーでございます。
ご飯に乗るとろみカレーもいいですが、スーっと吸い込まれるサラサラゆるゆるカレーもいいものです。

カレーを吸い込んだ米をジャバジャバ食う。こいつばかりは早食いしないと、おじやみたいになってしまいます。
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- 2018/12/31(月) 11:01:52|
- 料理・食
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琥珀大根はらわた煮込み 掃除をしますと、古いビデオが出てきたりして、つい見入ってしまいます。そんな流れで昨晩はウイスキー飲み過ぎ。
ということで今朝はのどが渇き気味、ゆえにこれ…

朝ビーですがな。おかずは大根とモツの煮込み。これがバカうまなのです。
時間を昨日に巻き戻しましょう。
収穫してきた大根の中から細でのものを一本選び、皮ごと1センチほどの輪切りにしまして鍋に収め、下茹で済みの白モツと生の心臓スライスとともに水から煮立てます。

沸騰したら弱めの中火に落としまして、おろし生姜、葱の青み、そして赤だし味噌でお味付け。

しばらく放っぽらかしておきまして、煮込み。
一度冷まして、また沸かす。
そして一晩あけたら…

まっ茶色に染まっています。
こいつで朝ビー、のんきな年末です。

しみてます。皮が無ければ溶けていたかもしれません。口に含みますと、ジョワっと一瞬で液体に変わります。
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- 2018/12/30(日) 13:29:17|
- 料理・食
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正月用の野菜を求めて 今日<12月29日>は北風が強くて寒い寒い。
吹きさらされて、だいぶ枯れてきた冬の畑です。

寒風の中、お正月用の野菜をとりに来ました。
まずはダイコン。

9月の最終週に種を播いた一番若い組です。それ以前の物は埋めてあります。
そして金町コカブ、江戸野菜。

まだまだ食べられますよ。一時は虫に喰われて全滅の危機に陥ったおかげか、逆に収穫期間が延びたようです。
こちらはビタミン菜。

大株になりました。若い頃は小松菜の親分みたいでしたが、こうなりますとターサイの仲間だということがよくわかります。
セロリも寒さに強いです。

今期は随分食べてます。今回も太いところをボキリと折って収穫しました。
キャベツは残り二つ。

ひとつ収穫しました。
そのほか、ハクサイ、シュンギクをとって、お正月休みに備えましょう。
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- 2018/12/29(土) 16:42:01|
- 家庭菜園
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たくあんの漬けなおし 一週間前に漬けた干し大根の水が上がってきました。

これを一度、漬け地を落としながら引き上げました。

いえね、普通はこんな作業を挟まないのですが、漬けた容器が小さいため重石が飛び出して蓋が閉まらないのです。そんな事情で、水が上がった時点で、再度絞って漬け直そうと思った次第です。
一週間漬けこんで柔らかくなった干し大根を、ギュッと詰めて漬け直す。

漬け地をはさみながら詰め直しましたら、最初三段だったのが二段とちょっとに縮みました。

重石をして寝かせます。
今度は蓋もできました。食べ始めは年明けとなります。
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- 2018/12/29(土) 12:33:55|
- 料理・食
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塩漬けの豚肉 大根と煮合わせようかな?と買ってみた豚のアバラ肉でしたが、仕事が忙しくなってしまい、二日かけて煮込もうなんという余裕が無くなってしまいました。そんな事情で塩漬けにして冷蔵しておいたのがこちら。

何だかんだで二週間経ってしまいましたが、食べられるかな?…と包みを開いてみたら…

いい透明感ですねえ、生ハムみたいです。今回はこいつを水煮にしてみました。
たっぷりのお水で煮込むだけ。

このまま放置のズボラ式です。途中で大振りのタマネギ、人参、セロリ、ジャガイモを加えてひたすら煮込み。

ジャガイモなんて丸ごとです。むしろその方が煮崩れしません。味付けは、香りづけの胡椒だけ。肉が多くの塩分を含んでいるので味付け不要。
肉の塊を引き上げ、食べる分だけ切り分けて、野菜と一緒に装います。

塩漬け肉の煮込み、何となくドイツ風。ソースは前に作ったローストポークのグレービー。
お味のほどは?塩味の角煮かな?と思ったら…

弾力が無くて、缶詰の肉みたいな食感。水で煮込む行為が、塩抜き作用を招いたのでしょう、肉そのものの塩けも程よく、美味しいものです。肉と野菜でビールを飲んだら、仕上げは汁かけご飯です。
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- 2018/12/28(金) 11:04:52|
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親玉の味 里芋の親玉をいただきました。

真ん中にデン!と君臨しているのが親玉。周りの子芋が、多くの場合“里芋”として市場に出る小粒たち。
親玉を食べてみる。包丁で皮をむいて、タテに八つ割りにして蒸しました。

味付けは塩だけ。芋茎〈ずいき〉の跡も青々と、見た目は若く感じられるものの、親玉なんて、どうせ大味で筋っぽんだろうなぁ?
…と思っていたら、豈図らんや

肉質はきめ細かくて、ねっとりと口どけよろしく、意外な美味さに思わず唸りました。まるで食べる粘土です。
おいおい粘土とはまた、例えとして色気が無いね。
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- 2018/12/27(木) 10:47:22|
- 料理・食
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伝説の麻婆豆腐 辛すぎて食べられなかった麻婆豆腐の素を少しずつ食べてゆくお話も、いよいよ最後となりました。
最後こそ、初心に立ちまして、麻婆豆腐で締めくくろうと思います。しかも伝説のやつ…と申しますと、いささか大げさですが、麻婆豆腐の初めて物語に登場するやり方です。と言ったってそういう話は諸説ありまして、本当はどうかなどはうやむやになってしまうのですが、印象に残った一節が…
むかし、料理自慢のおばさんが、腹を空かせた旅人に、傷みかかった羊の肉をニンニクやトウガラシで味をつけ、豆腐を煮込んで差し出しました。
…というものです。そう、羊の肉で、というのが今回のポイントです。
さっそくまいりましょう。
傷んではいませんが、安かったラム肉を包丁で叩いています。

一方、お鍋では豆腐を茹でています。

茹でた豆腐はザルにあけて待機。
熱した油で叩いた羊の肉とニンニクを炒め、ぽろぽろになりましたら、本場激辛麻婆豆腐の素を加えて炒めます。

たちまちむせ返る。目はシバシバ、咳はゴホゴホ、兵器のような調味料です。
お肉が真っ赤に染まったら、お水を注いで茹でた豆腐を煮込みます。

味見をし、とろみをつけたら青ネギを散らし、胡麻油をたらしてひと混ぜしたら出来上がりです。

伝説の羊麻婆豆腐です。

真っ赤な油が食欲を刺激、ご飯は大盛りがならいです。
最初のひと口はご飯無しのストレートでぱくり。まだ舌が傷ついていないので素直に美味しい。

羊の個性を香辛料が受け止めて、そして淡白な豆腐のやさしさが、突然広場を作るんでご飯が進んで止まらない。
本場激辛麻婆豆腐、舌はひりひり、汗はだくだく、この拷問のような美味しさに快感を覚えるのは、やっぱり私バカなんでしょうか?
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- 2018/12/26(水) 10:46:18|
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お婆さんを食べてみた その牛は、もうお乳も出ないお婆さんでした。当然子どもも産めないわけで、人間たちは経産牛〈けいさんぎゅう〉廃用牛というレッテルを貼り、食用肉として低い評価をされ、挽き肉として頒布されました。
その命、いただきやしょう。
お婆さんに、お孫さんを合わせてやろうさ。
赤身の多い挽き肉にパン粉を足し、塩と水を加えながら練る。

ババアさすがに脂がのってないねえ。おしろい代わりにナツメグの粉を混ぜよう。
一つかみを団子にして、油で焼きますよ。

このまま食べたらミニミニハンバーグじゃ。
ここで香りづけ、みじんのセロリとタマネギを加えよう。

さらに炒めて、粉を振り入れる。

粉が油を吸ってポテポテしてきたら、牛乳を加えて煮溶かす。

婆さんや、ほぅら、お孫さんだよ。牛乳のことね、血縁関係はありませんが。
ここで、別の鍋で作ってあった、キャベツのバター蒸しをドサっと加えます。

畑で育てた冬のキャベツを薄塩とバターで蒸し煮にしたものです。
コンソメの粉で味付けをして、トロリと煮れば、間もなく出来上がりです。
牛肉団子とキャベツのミルク煮 でございます。

ターメリックライスを主食にしました。
初めて口にする廃用牛なるお肉、はたしてその味は?

弾力と旨み、共に申し分ありません。しっかりした赤身で、とても美味しくできました。ただしかし、脂分をお求めになる向きには、少々物足りないことでしょう。ほぼ赤身であるこのお肉、脂が多いのを上等とするならば、たしかにこれは低評価といわれてもうなずけます。
われら雑食性哺乳類は、植物を含め菌類もそう、他の生き物を体内に取り入れなければ生きてゆけない。市場という経済構造によって価値の上げ下げが行われるのは仕方ないとは思うけど、なんだかやっぱり、私は低いものの味方でありたいね。
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- 2018/12/25(火) 10:41:40|
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大根葉の干し漬け 先週のことです。
大根を埋蔵保存しました。

では、その時に切り落とした葉っぱはどうしたの?
干しておきました。
一週間でこんな感じです。

不思議ですね、茹でてもいないのに青いまま程よく乾いています。
これらを塩漬けにしようというのが、今回の企み。
黄色く変色したり、枯れた葉っぱを取り除き、バケツにあけて流水で揉み洗い。

冷たいよぉ~。一週間分の埃やなんかを洗います。油断しますとカメムシまで出ますから。
洗った葉っぱを、すでに白菜やら何やらを漬けて出た漬け汁に浸し、さらに塩を振ります。

落し蓋、重石を乗せまして漬け込みです。
こうしておきますと、古漬けになっても塩抜きをして肉と炒めたり、チャーハンに入れたりと何かと重宝です。
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- 2018/12/24(月) 20:27:18|
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麻辣羊肉飯 辛すぎて食べきれなかった麻婆豆腐の素の展開例です。
今回は羊の焼肉です。これは絶対合うと思います。羊の個性味に対して、山椒と唐辛子の効いた激辛ソースが迎え撃つ一戦。
行ってみよう。
羊の肉に麺つゆを揉み込んでいます。

これは下味、甘みもちょっと欲しいですから。
そうしましたら小麦粉を軽く振り込んで、熱した油で焼きます。

途中で葱を加えて一緒に焼きます。白葱は今が旬、寒葱といって実が詰まって美味しいの。
そこへ出ました!激辛麻婆の素。

ジョワッ!油で熱せられると、たちまち殺傷成分が拡散してむせてまいります。
咳き込みながら全体にからめて完成。

凄いよ、これまた。
お皿にご飯を大盛りにして、焼けた羊肉をぶっかける。

麻辣羊肉飯〈マーラーヤンローファン〉。あぁ、イメージだけで両頬から汁が出る。

真っ赤な油がご飯を染める。赤い色は食欲をそそります。お肉と一緒にほお張れば、美味しくて辛くて天国と地獄がいっぺんに味わえます。汗と涙でひぃひぃ言いながらも、なぜか箸が止まらない。
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- 2018/12/24(月) 13:18:23|
- 料理・食
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たくあんを漬けましょう 梅干を作ったり、味噌、漬物などを自家製でやってますが、たくあんは初めて。
これは干しておいた大根です。

漬ける下地を配合します。
ボールに粗塩、砂糖、昆布を鋏でチョキチョキきりまして、乾燥させたトウガラシ。

そこへ煎りぬかとウコンの粉を加えました。

すべて目分量のテキトー配合、よく混ぜて待機です。
ダイコンは葉っぱを切り落とし、たわしでよく洗い、桶に丸めて詰めます。

中央などの隙間には、葉っぱを丸めて詰め込みます。
ここに塩を振って、先ほどの漬け地を振り入れる。

そして二段目も同じように詰め込んで…

塩を振って漬け地を振り入れる。オレンジ色のリボンみたいなのは柿の皮。
最後は、葉っぱで覆って、漬け地を振り入れたら、漬け込み完了。

重しをして、放置です。
さて、美味しいたくあんが出来ますかどうか?
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- 2018/12/23(日) 15:03:25|
- 料理・食
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貧乏一汁一菜 食べ物を残すとか、捨てるとか、どうなってるんだろうねえ?食えない人たちがいっぱいいるってのに、まったく罰当たりな行いだよ。街中はクリスマスソングで浮かれているけど、ああいうものを見ると余計質素にやりたくなる。
今日の朝ごはん。

一汁一菜、白いご飯は一番の贅沢品。お味噌汁は大根のしっぽと葱の青み。

大根のしっぽ近くは、皮ごと斜めの薄切り。ネギの青みは小口切り。味噌はしょっぱい自家製だから、少し溶かせば味がつく。
おかずは大根葉の古漬け。

これでお分かりだろう、白いご飯はご馳走さ。
戦争体験のある先輩などは「あのころは、芋のツルまで食ったもんだよ」って、昔聞かせてくれたっけ。
そんな言葉を思い出しながら、汁をズルズルすすり、漬物ぼりぼり、ご飯ぱくぱく、一膳平らげたら、茶碗にこびりついたおネバまでが勿体ないと、出がらしのほうじ茶をそそぎ…
ではなく、これ…
なんでだよ!
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- 2018/12/22(土) 09:32:35|
- 料理・食
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Cosmic Space ー自作時計の愉悦ー
深い森、満天の夜に月が昇る。

これ何という名画?
いえ、これは時計の文字板です。若き時計作家が手書きで描いた月夜の情景。キャンバスは時計の文字板、ゆえに4センチそこそこの丸い板。そんな小さな円盤に夜空の広さを無限に想像させる、名付けて『Cosmic Space』。実にファンタジックな絵柄ではありませんか。天体と時計は切っても切れない間柄ですから、画題としては最適です。
おまけに嬉しいのは、なんとこの月が、ゆっくりと回っているのです。

もともと小秒針だったところを自作のディスクに置き換えて、月の動きに変換している工夫は、ちょっとしたからくり時計です。
「ずぅーっと見てられるね」と言うと「ずっと見ていたい時計が作りたかったんです」と微笑む。
技巧も細密で見事です。丁寧に筆で盛られた月面のリアリティ、やさしくぼかされた星雲の濃淡、大小煌く星々の一つ一つに作者の思いが込められていて、それが説得力になっています。売り物ではない、自分だけの時計を作りたいという強い思いが、世界にたった一つの宝を生んだと言えましょう。すぐにコストやら売り値やらを読もうとする安っぽい感性を寄せ付けない力は、まさにそこ。

優しい心と高い美意識を伴なった若者は、まだ少年のようなあどけなさを残しつつ、時計師になりたいと、目をキラキラさせていました。自分で描いた星のように。
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- 2018/12/21(金) 11:00:30|
- 時計
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カキ揚げ蕎麦 駅の立ち食いそばは、昔ながらのやり方がいいね。
茹で麺をさっと湯通しして、作り置きの冷めた天ぷらをのせ、間髪入れずつゆをかけたら葱を落として、スっとこちらに差し出す。その流れるような所作は、空腹で待つ身にとても美しい。
定番のかき揚げは、玉葱がメインの天ぷらだけど、今回は牡蠣〈カキ〉を揚げたカキフライ。と言ったって自家製揚げたてジューシーなやつではなくて、スーパーで買った冷めたやつ。

あえて気取らず、立ち食いそばよろしく袋の茹で麺を用い、冷めたカキフライを並べて醤油の勝ったつゆをかける。
醤油味を吸うフライ衣が意外に美味しくて、ソースとはまた違う趣。ことにスーパーのカキフライは中身がショボくて衣が厚いときたもんだ。

なので、こういう食べ方には、かえって好都合、つゆでふやけた衣がやけに美味いの。そういえば昔、小田急線のどこかの駅でコロッケそばを頼んだら、コロッケが二つ乗っていて嬉しかったなぁ。
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- 2018/12/20(木) 10:53:04|
- 料理・食
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まんじゅう時計 3
まんじゅうみたいな懐中時計をバラバラにしまして、部品を洗っているところです。

お次はケース、細かいスポンジペーパーで錆を落とします。

同じようにカップ型の裏蓋も拭き掃除。

このあとりゅうずを洗いまして、機械の方の組み立てに入りました。

上の写真はテンプを組み込むのみの状態となっています。
カブトムシの角のようなアンクルをつつきますと、ピクン、ピクンとはじけるので、どうやらここまでは正常に繋がっているようです。
ここでテンプを組み込むわけですが、中受け、天受け、ヒゲ持ちが一体になっているので、少々面倒でしたが…

動き出しますと中々良い眺めです。シンメトリーなレイアウト、飾り気のない素朴な質感に時代の美を感じます。
安い構造のフックアンカーもせっせと往復運動を始めました。

薄っぺらな文字板をネジ止め。

さてケースに収めましょうか…と、その前に、紛失していた押しボタンを手持ちの在庫の中から探しましょう。

こういう時、もらったゴミも役立ちます。
頃合いの寸法のやつを組みましたが、ちょっと外に出すぎたかな?

出すぎていれば余分を削れば良いのですが、実用するわけでは無し、一応機能しますから、このままでいいでしょう。
ケースに収めてベゼルを閉じました。

金属質あふれるスッピンの美とでも申しましょうか、仕上げ模様はありません。くすんだ黄銅色の大きな部品たちが重量感を醸します。その分、精密さは少しも感じませんが、大きな天輪がザクザク動く様子は逞しくて強そう。
ドーム状の蓋をしめてフィニッシュ。

まんじゅう時計です。メーカーもわからず、石も使っていない安作りの普及品ですが、先にも述べましたように、壊れなそうで頼もしい。もしかしたら何かの作業用かも知れません。

いやはや、どんな人が使っていたのでしょう?ポケットに入れればかさばるし、かといってぶら提げて歩くにも、大きくて邪魔。側外径でちょうど50mm、厚みが35mm、ほんと温泉饅頭ぐらいのイメージです。

まことに不思議な形です。これは落下、衝撃対策の形状でありましょうか?

ケースの白い金属質の味わいは、昔、フランスの美術館で見た中世の甲冑を思い出します。
擦り減った大きな提灯みたいなりゅうずは、いかにも昔の提げ時計。

見栄をかなぐり捨てて実用に徹したその姿は、労働者の逞しさを感じます。

本日の控え
フックアンクル式懐中時計 20型 それ以外はわかりませんでした。その簡素な作りから、アメリカ生まれのダラーウオッチ(Doller watch)の一種ではないかと推察するのみであります。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2018/12/19(水) 11:17:17|
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豚とキャベツの味噌炒め 今でこそ回鍋肉〈ホイコーロー〉という呼び名も普通になってきましたが、一般的になったのはここ30年くらいのことではないでしょうか?それも味の素クック・ドゥのテレビCMのお陰かな?そもそも回鍋肉にキャベツを入れるようになったのは、日本で手に入りやすいということで、陳健民さんがテレビで紹介したのが始まりと聞いたことがあります。でもその時の料理名は回鍋肉ではなく『豚とキャベツの味噌炒め』であったと、同番組で紹介していたのを思い出します。
キャベツがたくさん獲れましたので、肉と炒めて食べましょうというのが、今回の狙いです。
フライパンにお湯を沸かして、豚バラスライスを茹でて脂を抜き…

肉を引き揚げたら、キャベツをサッと湯通し。

タレも簡単。
赤だし味噌にお酒、みりん、砂糖、醤油、豆板醤を適当に合わせて練りました。

これで準備よろし。

ではまいりましょう。
みじん切りのニンニクとショウガ、茹でた豚肉を炒めます。

炒めるというか焼いてます。
合わせダレと葱、キャベツを加えて炒めます。

タレが生っぽくならないよう、よく火を通して全体にからめます。

もうこれでよろしいのです。カンタンでございます。自分用でしたら、ここでラー油をかけますが、子供達も食べる家族仕様なので、今回は甘口仕上げ。
できました。豚とキャベツの味噌炒め定食です。

今はもう無くなってしまいましたが、若手のころから通っていたラーメン屋さんには、肉ニラか、肉キャベツの二種類しか炒め物定食がなかったので「キャベツね」といえば、こういうやつが出てきたものでした。それは日本の味噌で仕上げたやさしい味でしたっけ。
本式中国料理屋さんでは、キャベツはパリっと油がたっぷりですが、そのお店ではキャベツやわらか、水分しっとりといった仕上がりでした。それがまた柔らかく炊きあがった日本のご飯に合うのです。

今日のやつもそう、汁っぽい甘辛のキャベツでご飯が進みます。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2018/12/18(火) 10:37:26|
- 料理・食
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BANDAI フィギュアーツ
地獄大使 ただ今のおもちゃは、出来が良くてため息が出ます。3D技術の進歩に伴って、造型、彩色ともに見事な出来栄えで、カプセル玩具(いわゆるガチャガチャ)の怪獣など、これを200円で出しますか、と思えるほどのクオリティです。
今回はガチャガチャではありません。ちょっと高級なヤツです。知っている人は知っている、バンダイ・フィギュアーツシリーズの“地獄大使”です。

箱側面の見本写真がいいですね、演ずる潮健児さんそっくりです。しかも拡大してこの密度、ふつうだと粗が見えても良さそうなものですが、それどころか出来の良さが強調されています。
箱の中身はこうです。

顔が二種類ついています。このほかに手や鞭も変化がつけられるようにセットされています。
組み立ててみた。

背丈が13センチほどの小ささで、まあ良くできてますこと。
造型、彩色ともに文句ございませんね。

ポーズがつけられる上に、被り物が前後に割れて顔を取り替えられます。

嬉しいです。楽しいです。
ことに地獄大使というキャラクターが、オールドファンに懐かしい。
こうして遊んでいたら、ムクムクといたずら心が頭をもたげる。
汚しちゃお。
手を入れたら市場価値が大きく下がるとは申しますが、それは転売目的の人の話。私は折角よくできた造型を最高の形で味わってこそ、おもちゃに対する感謝の姿勢だと思っています。
まず、衣装のしわしわに薄墨を入れます。

乾いた後に溶剤を含ませた布で拭き取りますが、ここで強い溶剤を用いますと元々の色まで落ちてしまうので要注意。私は弱いエナメル系で汚しを行いました。こういう行為は自己責任で行いましょう。本記事をご覧になって「真似して失敗したから責任取れ!」そうおっしゃられても困りますもので。
続いて顔に陰影をつけました。

ここも極薄のエナメルこげ茶で線を引いては面相でぼかし、ひいてはぼかして影をつけました。
そうしたらこうなります。

やっぱり眉間のタテ皺を足したら、一段と感じが出ます。
顔を取り替えよう。

まさに潮健児さんだ。
イイ感じに仕上がりました。記念に写真を撮っておこう。




楽しいフィギュアーツの世界。工夫次第で夢が広がります。
テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用
- 2018/12/17(月) 10:46:38|
- 玩具・造型
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麻辣油白菜 辛くて食べきれなかった麻婆豆腐を調味料として使い切るお話。
今回は白菜と油揚げの炒め煮です。
豚の挽き肉とニンニク、ショウガを炒めます。

ポロポロになったら、そぎ切りの白菜と油揚げを炒めます。

ここで例の大辛麻婆を調味料としてひと匙、ふた匙。

スープ代わりにお湯を注いで全体にからめ、蓋をして蒸し煮。

しばし待てば、白菜から水分が出てしっとりトロンと煮上がります。

ファー、いい香りです。味見をして、お醤油を少し足しました。トロミはつけません、サラっと仕上げます。
白菜炒めの四川風。

この赤い料理を見ていたら、あることを思い出しました。
昔、香港の場末で飲んでいたら、本当にいたんだね、カンフーの達人みたいなお爺さん。禿げ頭に長い髭、小柄で痩せていて、まさしく映画に出てくるような長い功夫衣を着ているのです。店の端に一人で座り、ものすごく辛そうなお料理に、超大盛りのご飯を食べているのです。それがまたさも旨そうに。
そんな情景を思い出し、今回は超大盛りご飯。

といっても、器を小さくしましたがね。
真っ赤な辛い汁をしたたらせ、大盛りご飯にのせる。

濃厚な麻婆豆腐とは少し違って、白菜の水分で、さっぱり軽い口当たり、それでも辛くてシビレます。おかずが美味いと大盛りご飯もペロリです。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2018/12/16(日) 11:16:39|
- 料理・食
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ダイコンの貯蔵と巨大カリフラワー いよいよ、この借りている畑も残り一か月となりましたが、まだまだ食べ物がたくさん生えています。

ハクサイは残り二つですが、家にまだ在庫があるので、今日はこのまま。

冬の畑は野菜の生け簀、そのままで新鮮貯蔵です。
キャベツは残り三個。

一番大きいやつを一つ収穫しましたら、ポタポタと水がしたたる。

活きがいいよ!あまりに美味そうなので、ナイフで落とした外葉の白っぽい根元をかじってみたら、やっぱり甘くて美味いわー。…と目を細め、チラっと見たら、大きなナメクジが寒さをしのいでおりました。あぶなく食べちゃうところでした。
セロリも大株になっています。

掻き取り方法で、三本収穫しました。

日当たりの良い露地栽培なので、色が濃くて固いです。
カブも収穫しました。

食べる分だけね。
ダイコンがたくさんあります。

ハクサイ、キャベツと違いまして、ダイコンは植えっぱなしにしますと、せっかく太った白い根に“す”が入ってしまいます。
なので、種まき9月最終分を除いて、全部掘りあげ…

細いものは持ち帰って干すことにしまして、太いやつは葉を落として穴に埋めました。

ここに土をかけておきますと、水分も保たれ、一冬食べられます。
そして本日の喜びは、すっかり手入れを怠っていた二色のカリフラワー。

まさに食べてくれと言わんばかりに巨大化してました。

紫の方などは、私の頭ぐらいの大きさです。二個とも収穫しました。虫にも喰われておらず、上々の出来でした。
さあ帰ろうとひと息、ふっと傍らに目をやれば…
冬提灯。

外の殻は枯らしたものの、実だけをポっと赤く灯したホオズキがひとつ。北風に温かみを与えてくれます。
で、本日の収穫です。

カブにキャベツにカリフラワー、シュンギク、レタス、セロリ、ダイコン。大豊作でした。
とれたてのカリフラワーとカブをグリルして昼ご飯です。

オリーブオイルと粗塩を振って焼いただけですが、実に野菜の味が濃くて美味い。

バジルマヨネースをつけたら、もうご馳走です。
野菜を育てて、食べる。
今日ぐらい上手くできますと、嬉しくて笑ってしまいます。
テーマ:野菜づくり - ジャンル:趣味・実用
- 2018/12/15(土) 16:29:42|
- 家庭菜園
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大辛もやし味噌ラーメン 本場中国の麻婆豆腐の素が辛くて辛くて食べられませんでしたが、山椒や漢方の効いた刺激的な美味しさは、大好物のサッポロ一番みそらーめん(サンヨー食品)に絶対合うと感じました。
これがその余った麻婆豆腐。

こいつでもって、豆もやしを炒める。

ゴホ!むせます。煮るのと違って炒めると、殺傷成分が揮発して気管を攻めてくる。こりゃやっぱり武器だ。
これをサッポロ一番みそらーめんにトッピング。

よろしいんじゃないでしょうか。サッポロ辛味噌もやしラーメンです。
刺激的な香りが赤味噌ベースの粉スープによく合います。

うん、こいつは美味い!イメージ通りであります。辛さもおつゆが飲めるほどですから、心地よいレベルです。
毎回同じことを申しておりますが、サッポロ一番みそラーメンは、何も入れないプレーンが一番おいしいということは承知の上、だけど今日だけはこれ、中国風味大辛調味料を合わせて食べてみたかったのです。
やってみて大正解でした。
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- 2018/12/14(金) 10:57:07|
- 料理・食
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まんじゅう時計 2
今回いじっておりますのは、おまんじゅうのような懐中時計です。
前回、外装をなめまわしまして、ここまでの姿になりました。

文字板が柱時計のようにネジで止まっています。
この文字板止めネジを外しましたらば、その文字板はペラっぺらの薄っぺら、まるで自分を見るようです。
文字板が無くなると、その下はこうなっています。

動力ゼンマイの巻き上げと針回しの切り替えがよくわかる構造です。
普段はゼンマイの巻き上げにのみ作用する巻き真ですが、肩にある小さなボタンを押しますと…

シーソーみたいに歯車が下がって針回しにジョイントします。これがりゅうずを引く規制レバー登場前のダボ押し式針回しです。
機械をケースから取り出しました。

ゴシックモンスター登場といった雰囲気ですねえ。ロボット人間、機械人間の中身のような絵姿が素敵です。
さて、ばらし方、どうする?
受け板が一枚ものですから、まずはテンプを受け板から離さなくてはなりません。したがって天真の大きなネジを外してみる。

なるほど、ネジそのものが天真ホゾになっている。
ヒゲ持ちからヒゲを抜いて、受け板を外しました。

時計の全体像です。脱進機はフックアンカー方式です。
こちらはテンプ。

コマみたいなシンプルなもので、これなら天真折れの心配はなさそうですが、その代り精度もそうとう粗っぽいとみました。
次の写真、カブトムシの角が生えたC字型のパーツがフックアンカー。

二本のピンが、ガンギ車を止めたり逃がしたりします。

時計輪列をばらしまして、地板には香箱と二番車のみ。

香箱が取れません。どうやら秘密は裏側にありそうです。
ここで裏返し。再び文字板側です。

押さえ板を開けます。筒車を抜いて二番を取り、香箱をカチャカチャゆすっていると、ポロっと香箱が取れました。

香箱に蓋は無い。地板に伏せる形で収まっているため、蓋は要らない。そしてゼンマイの端がどこにも捕まっていません。
ではどこに?

文字板側から突き出た真、ここにゼンマイがつかまっていたのです。巻き上げを担う車が文字板側にあり、その芯がゼンマイをからめとる、つまり香箱の蓋が地板を兼ねているという構造です。
押さえ板を外しました。下の写真、左の白い車が巻き上げ用というわけです。

そして右の真鍮製の車が針につながる伝え車です。そしてその上にシーソー型の両輪が左右に傾くことによって、針と巻き上げの切り替えが行われるのです。
では全ての部品を洗浄にかけまして、今回はお開きとしましょう。

次回は外装と組み立て、鑑賞となります。
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- 2018/12/13(木) 11:13:07|
- 時計
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時とはなんだ?時計とはなんだ? “時”とは、あらゆる事象に必ずつきまとうものでありながら、捉えようのない摩訶不思議な存在でありますが、それを暮らしに都合よく割り振って約束事にしたのが、これ“時間”というやつでして、それを我々に伝える機器が“時計”であるといえましょう。
東京は表参道のスパイラルガーデンで開催されている『シチズン100年特別展』を見てきました。
個人的な感想です。
まずは圧巻、光の回廊、立体的にレイアウトされた光の粒子に視界すべてが包まれる。異次元に引きずり込まれた錯覚を覚えます。

降り注ぐ光の粒子は、時計の地板。地板は時計すべての基盤、つまりは命、人にも置き換えられる要素です。つまりは冒頭の謎に戻りますが、時というものは主観あってこそ成り立つもので、人にそれぞれ、場面にそれぞれ、違う“時”が宿ります。
ちょっと立ち位置を変えて見てみよう。

ほら…

ほら…、模様が変わる、景色が変わる。空間そのものが変わる。立ったりしゃがんだり、首をかしげてごらんなさい。万華鏡の中に閉じ込められたかのようです。こういう方法で、時というあやふやなものを表現しているのかと思うと、考えた人はさすがだなと思います。
こんな不思議空間の中央に光るテーブル。

周りの星々が映りこむ円形劇場は、まるで月面基地。中には切分よろしく60個の時計が並んでいて、直径1メートルほどの大きな時計の様相を呈しているのですが、その小さな一つ一つが、これまた時計という、時の曼荼羅。

しかもこれらは、全部動いていて生き物のよう。中央には「時計は命を宿した製品です」とのメッセージが書かれています。なるほど、私も初めての時計組み立てで、テンプが動き出した瞬間、フランケンシュタイン博士じゃないけれど「生きてるぞ」と心で思ったものです。この自立した動力製品であるという側面も、時計の面白さの一つと言えましょう。
こちらは壁の穴。穴があったら覗きたいというのは、これ人情。

穴の中には、シチズンが作ってきた色々な物が、要素に分解されて展示されていました。

私が特に感動したのは、デジタル創生期の白黒フィルムです。針式表示が普通だった時計が数字表示に変わる大変革期に、どう表現しようかと苦労、模索している様子が、コマ撮りフィルムからにじみ出ていて、ものすごい説得力でした。これを見たらまた物欲が頭をもたげ、初期のデジタル時計が欲しくなってきちゃいました。
一方こちらは100個の時計。しかも動きが全部ばらばらです。

何を意味するのか?スタッフの方に聞いてみたら、今この1秒に行われている数々の事象を100件集めて、それらをイメージした針の動きなのだそうです。正直、見ても何が何だかわかりません。
ところがそのヒントは、並行して映し出されている壁面の映像にありました。
1秒の世界。

毎秒、世界で何万人が産声を上げているとか、何万リットルの涙が流れているとか、そういった事例が100例、1秒ごとに切り替わる映像です。普段の生活では、とかく使い捨てになりがちな1秒ですが、実は重い。そんな止めることのできない流れ行く一秒一秒の重さを再認識させてくれる場面です。
ほかにもいろんなコーナーがありましたが、仕事の時間が迫っていたので駆け足の見物となりました。普段なにげなく集めている時計ですが、それって何?を考えるきっかけになりました。
時の感じ方、人それぞれ。
時計を好きになる形も、人それぞれ。
そして、時って何?
それは考えなくていいと思う。
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- 2018/12/12(水) 09:50:30|
- 時計
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強烈!激烈!麻婆豆腐の素 おみやげでいただきました。麻婆豆腐の素です。

辛い物大好きな私は大喜びです。日本向けにアレンジしたものではなく、本場のご家庭の味が楽しめそうです。
賞味期限は少しオーバーしておりますが、気にしない気にしない。
さっそく分量の水と素を合わせて煮、豆腐を一丁加えました。

するとどうでしょう、たちまち白い豆腐が真っ赤に染まります。恐るべき本場の浸透力。

庭で取れた青ネギをちらして出来上がりです。

素晴らしい香りです。香りだけでよだれたらたらでございます。これが本家の迫力か。
喜び勇んでひと匙すくい上げ、ごはんにトロリとかける。

いただきまーす!とひと口頬張れば、天にも昇る美味しさ大爆発!うんめぇ~、これが本場の家庭の味かよ。 …と、思ったとたん、恐ろしい第二波が襲ってきた。ぐうえあーぁぁぁ、辛いというか痛い痛い、ベロを千切りにされているみたい。こりゃたまらん!涙まで出てきた。脳天はシミシミ痺れるし、口はもはや開けっ放し。凄いよ,何これ、中国のご家族はこんなのを笑いながらつついているの?おかしいでしょ。武器だよこれ。

結局、ふた匙くらいでご飯を一膳食べちゃいましたので、たくさん余りました。もちろん女性陣は手をつけません。なので保存容器に収めて冷蔵。調味料としてこのあと、いろいろなお料理に使ってゆくことになります。
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- 2018/12/11(火) 13:51:54|
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フライパンでローストポーク ローストポークと申しますと、オーブン調理、油もたくさん出て、お掃除も大変。…と、お思いでしょうが、今回はズボラ式、フライパン一本でやってみました。
これ、800グラム程度の豚の肩肉です。

松みたいな葉っぱは、我が家のローズマリー。これは別になくても良いです。
豚の脂身にフォークをメッタ刺しにします。ブッチャー&シークが乗りうつってズブリズブリ。
塩をすり込みまして、香草と共にラッピング。

一晩寝かせておきました。まさに週休二日制時代のお料理です。
では焼きます。
取り出した肉の塩をさっと洗い流し、テフロン加工のフライパンに脂身を下にして置きます。

油は引きません、たっぷり出ますから。
点火しますと、やがてじくじくにじみ出す豚の脂。フライパンの底を覆い尽くせば、自分の脂でからりと揚がる豚の肉。
裏返し、溜った油で赤身を焼こう。

そして肉を埋めるように、香味野菜を詰めましょう。

ニンジン、タマネギ、セロリの葉っぱ。
あとは蓋をして蒸し焼き。

弱火で30分もかけましたか、火を消して冷めるまでそのまま放置。
これでよろしいのです。カンタンでございます。
お肉を取り出しましたら、残った野菜にワインを加えて煮詰め…

ザルで漉してソースにします。たっぷりの澄んだ脂が浮きますので、それは別の器に取っておきましょう。シンクに流してはいけませんよ。
お肉の出来は?

上々です。しっとりとして柔らかい、塩みも淡くしつこくない。
一膳分のご飯と共に盛りました。

いやあ、意外に簡単に出来ちゃって、自分でもびっくり。後悔すべきは、素面〈しらふ〉の時に食べたかった。昼間っからワインを飲み過ぎて、焼き上がったころには相当酔っ払ってました。
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- 2018/12/10(月) 11:25:15|
- 料理・食
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冬の朝餉 冬の朝、平日は暗いうちに起きて仕事の支度だけど、今日は休み、窓から陽が射すころまでゆっくり眠る。のそっと起きて、冷たい水で顔を洗うと、不思議と体が火照ってくる。
米を炊きながら味噌汁を作り、冷えた桶から漬物を引き出す。この一連の動作がなんとも楽しい。まだ冷蔵庫が無かった時分、我ら日本の先祖たちは収穫物を干すとか、塩漬けにするとかして命をつないできた。そんなことに想いを巡らせていると、質素な食事が堪らなく嬉しい。

白菜の塩漬けと、干し大根の赤だしで食べる炊き立ての白米は、噛むほどに香りよく、甘みも増してくる。治療中の奥歯が若干疼くものの、米一粒、汁一滴残さず平らげた。
昔の人の暮らしに想いを寄せて、ふうとひと息。ここで濃い目のお茶を一服…
ではなく、これ。
なんでだよ!
テーマ:野菜づくり - ジャンル:趣味・実用
- 2018/12/08(土) 10:41:25|
- 料理・食
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人間絞首台 ハングマン 押入れから出てきた古いプロマイドを眺めて昔を思い出す、プロレス懐古。きわめて個人的な思い出話なので、データ的な要素は一切ございません。
今回は人間絞首台ザ・ハングマン。

…で、いいんですかね?この人、ネイル・グアイ〈Neil Guay〉は、スーパーデストロイヤーとかタワーリング・インフェルノとか、いろいろ名乗っているので、上の写真がどの時期なのかが不明です。おまけに記憶のほうも、大型で強かったな?程度にしか思い出せません。1970年代の新日本プロレスでしたが、同じころ、大型マスクマンの“マスクド・スーパースター”が強くて好きで、ハガキに似顔絵を描き(似顔と言ってもマスクマンですから、たかが知れてる)雑誌『ゴング』に送ったら、読者コーナーに採用されて、他の人より大きく載せてもらったんですが…なんと恥ずかしいかな“STAR”の綴りを間違えていて“STER”になっていたのです。もう恥ずかしくて、恥ずかしくて、後悔が嬉しさを上回ってしまいました。その時に、記念品として出版社からいただいたのが、上の写真なんです。このほかにも三枚ほど同封されていましたっけ。
あれ?昔を思い出していたらおぼろに記憶がよみがえってきたぞ。上の写真、タワーリング・インフェルノかも知れない。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2018/12/07(金) 11:32:36|
- プロレス
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ドライカレー ドライカレーなるものを初めて口にしたのは、だいぶ小さい頃でした。怪獣映画の帰りだったかな?浅草のレストランで父が注文してくれたんですが、なにしろ子どもでしたから“ドライ”という意味を知らない。具のバリエーションを想像していたんでしょうな、出てきて見たら、お母さんが作るカレーと違って、汁気の無い焼き飯みたいなやつでしょう?ガッカリしたのを覚えてます。
今回は、冷やご飯を使ってドライカレーというか、カレー焼き飯です。
まずは有り合わせの肉、野菜を油で炒め…

ご飯を加えてほぐします。

お湯を少し垂らすと、たちまちほぐれますが、じゃばじゃば入れてはいけません。お粥になってしまいます。
ここで取り出しましたのは『カレーの壺』

香りのよいカレーペーストです。これは重宝です。
ペーストひと匙と、カレー粉を加えて、さらに炒めます。

味付けはだしの素と塩、麺つゆ少々。
もうこれでよろしいのです。冷やご飯でご馳走。
ドライカレー できあがりです。
昔食べた浅草の味は、すっかり忘れてしまいましたけど、プロが作ったんだから、きっと美味しかったにちがいない。今では自分で作るから、毎回同じような自分好みの味になってしまいます。

でも、味付けご飯をほお張ってビールで流す快感は、家でもお店でも、みな同じ。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2018/12/06(木) 10:29:15|
- 料理・食
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まんじゅう時計 1
自転車のチリチリンみたいなこれ、なぁに?

見る角度を変えたら?

りゅうずと提げカンがあるよ。
ということは懐中時計。

いやあ、携帯性悪そうなルックスですねえ。転がって置けないし。
針回しがダボ押し式みたいなので、時代は古そうです。

押しボタンは無くなってますね。パイプがタテに割れてますが、これは破損ではなく、爪を挿すところです。
裏蓋を開けてみましょう。この大きなドームの中には何が入っているのか?

空っぽかよ。おまけにボールペン当たったら、チィーンと澄んだ音がした。まるで仏壇のおりん。
時計の方はシンメトリーで面白い形をしてますね。

もちろんピクリとも動きませんが、近づいて中を覗くと、大きな部品がガッシリ噛み合っていていい眺めです。

この古びた感じが、ゴシックホラーみたいで好きです。
こちらは文字板。

タテ目付のメッキ文字板に、肉盛り感の全くない平坦な印刷。安い仕立てとお見受けしましたが、時代による傷みっぷりが、古い時計台のような雰囲気を醸しています。
ブランドは不明です。6時位置にTとHが重なったトレードマークが打たれています。

どこのマークでしょう?ちょっと調べただけではわかりませんでした。
ベゼルを開けましたら…

なんと文字板がネジで止まっています。まるで柱時計。
では次回、この辺から解体してまいりましょう。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2018/12/05(水) 11:39:01|
- 時計
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