RICOH
RIQUARTZ 2
リコーの初期型クオーツcal.570を見学しています。

初期型クオーツは大きくて見やすいです。昭和のエレクトリック感が満点でございます。
真ん中の輪列受けを開けてみました。

ステップモーターも大きいです。これなら組みやすい。
水晶振動子の封入菅もデカイ。

今ではもうだいぶ小さくなっちゃいましたけど、初めのころは、これでも精密加工の限界だったのでしょう。こういうところからも時代を感じます。
半月型の白いプラスチックは、複合回路の基盤。

この回路の一枚化が、本機の進化のポイントだとのことです。

回路を外したら、巻真のスイッチ構造が見えてきました。
小さなルビーが接点バネを押したり離したりして、通電、遮断をスイッチします。
この辺で組みなおしましてムーブメントの鑑賞です。

水晶菅とコイルが、まるで紅白のように対となり、その間を輪列が横一列につなぐ機械と電子の競演が、60年代に描いた未来図のようで楽しい。
今さらですが、各部名称をひとつ記しておきましょう。

このエレクトリカルな部品配置が初期型クオーツの魅力です。
文字板と針をつけました。

針と時字の曇りを取りましたら、中々リッチな佇まい。虎目にはあちこちひびが入ってますが、古いものなのでしょうがない。
側付け終了です。

撮影用に手持ちのバンド、中三列のカマボコをつけました。

当時のオリジナルでは、もっとシャープなゴルダーバンドがついていたようですが、これはこれで合うと思います。
クリスタル風防も、さりげなく三面カットを施しています。

本日の控え
リコー時計 リクォーツ cal.570 1973年 当時価格78,000円 でした。
宣伝のキャッチフレーズは「テレビの時報にピタリと一致!」
今では当たり前のことですが、当時、ステップ秒針は珍しくて、その動きに、正確な時計、新しい技術であるクオーツ、という性格が宿っていたわけです。やがてクオーツが普及すると「時は流れるもの」という概念の元、クオーツのスイープ運針も開発されますが、世間の評価はステップ式に軍配を上げる。そんな流れと電池を食わないという背景で現行クオーツの多くはステップ運針が当たり前となっています。皮肉なことに、メカ時計が巻き返してきた今日、ステップ秒針を見て「ああ、クオーツね」とやや蔑んでみられるのは、過去を知れば悲しいこと。1970年代はステップ秒針のほうが先進的でカッコよかったんです。
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テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/28(木) 10:55:21|
- 時計
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ベーコンエッグ 自家製ベーコンは香りが高い。かけた手間だけ返ってくる美味しさが嬉しいね。
二切れスライスして、中火で炙ります。

そのうち一切れは端っこの濃いところ。
油は引きません、ベーコンから滲んだ香ばしい油で玉子を焼く狙いです。

玉子を落とせば、ジュン!と小気味よい音を立てて白身に火が通ります。
手で水をパっと振りかけて蓋をして蒸し焼きますと、白身が程よく固まって、できあがったのがこれ、ベーコンエッグ。

見た目は朝食っぽいですが、実はこれ、おやつのビール。
脂っこい炙りベーコンでビールを飲み、パンをちぎって濃厚黄身だれをつけるのも、これまた美味いのよ。

ベーコンと玉子、まるでカルボナーラみたい。カルボナーラは炭職人。そういえば、ベーコンも卵も、携帯性があるから山小屋に持って行けるんだ、という話を耳にしたことがあります。
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- 2019/02/27(水) 10:48:02|
- 料理・食
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遊べるジオラマ台をつくろう 7
前回、情景に緑を足したら、逆にスケール感が下がってしまいました。

ということで、反省しまして、改めて特撮ヒーロードラマを見返してみますと、背景には草木が生えているけど、地面には生えていませんでした。
なので地面には、こげ茶と灰色の上塗り。

奥は明るく、手前は暗めで。
ここから植栽を始めましょう。持ち出しましたのはクラフト用のグリーン素材。

モスマットという、シート状の工作材です。
袋から出してみると、厚みがあるので、座布団部分をはがします。

なるべく余分をはぎ取りまして、指でちぎりながら木工用接着剤で欲しい部分に貼ってゆきます。

ひとまず乾かします。

さて、前回より良くなったか、試してみましょう。

目線を下げてみると…

やはり地面が地味になった分、いくらか良くなったかと思います。
遠景レイアウトで見てみると…

やっぱり、こっちの方がいいですね。
サイクロンを置いてみる。

これはフィギュアーツより大きいサイズの人形ですが、たのしく遊べそうです。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/26(火) 10:55:18|
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鉄砲汁と筍ご飯 冷凍の切り蟹があるので、鉄砲汁をこさえましょう。
鉄砲汁、蟹の身を箸で突き出す仕草が、火薬の射込みに似ているところから、その名がついたようです。
鍋に昆布と根菜。

沸かしている間に、筍ご飯の支度。
研いだお米に茹でタケノコ、水に出汁醤油を軽くまぜるだけ。

点火をしたら強火で。
おつゆが沸いた?ではでは冷凍の花咲ガニを投入。

面白いです。どす黒い蟹がみるみる赤くなる。
ご飯の方は、ぼこぼこと泡立っていますが、蓋は開けない。

ここから中火に落としまして、米をじんわり膨らませ、泡が沈静化するのを待ちます。
おつゆの方は、カニが煮えたら味がガラっと変わって、カニダシ全開。

赤味噌を溶いて、太ネギのブツ切りを投下。

これがしんなり煮えたら出来上がり。
ご飯も炊けました。

ちょっと水が多かったかな。弱火にかけながら、おしゃもじで切っては返し、水分を飛ばします。
出来上がりました。山のごはんに海の汁。

春の訪れを感じさせる筍ご飯に、これぞ北国の冬といった鉄砲汁を組み合わせるなんて、季節感が悪すぎると、お叱りを受けそうですが、実際のところ、春が来たか?と思ったら寒波が来るし、ここ数年、暑い寒いが入り混じったイヤな陽気ですよ。こういう組み合わせも自然に受け入れられるというものです。春と冬、一緒にいただこうじゃありませんか。
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- 2019/02/25(月) 10:48:21|
- 料理・食
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小鹿と大仁田 2月19日、両国国技館『ジャイアント馬場 没20年追善興行』観戦記。
さすが全日本ゆかりの興行とあって、第三試合にグレート小鹿と大仁田厚が8人タッグデスマッチで対峙!小鹿さんがリングに!泣きそうなぐらいにうれしい。
グレート小鹿、アメリカ遠征から帰ってきたその日、白シャツ姿のまま、試合中のA・ブッチャーを襲撃するも、逆襲を受けて大流血。白いシャツを真っ赤に染めてインタビューに答える姿が、僕の初見でした。その後、大熊元司と極道コンビとして活躍したのは有名なところ。当時、特に大型選手ではない印象であった小鹿選手でしたが、後楽園ホールのエレベーターに乗り合わせた時、凄く大きくて、レスラーがただの人ではない事を思い知らされたのでした。
大仁田厚選手、熱くて真っすぐな人です。全日本を観に行きますと、第一試合が大体、大仁田厚対渕正信。裁くレフェリーが薗田一治、のちのマジック・ドラゴンでしたっけ。ミスター林さんが帰ってくると、若手をしごくように対戦相手に参入、前座を大いに盛り上げました。
そんな大仁田が小鹿に襲いかかる!

こんな場面がみられるなんて、なんと幸せなことか。勝敗なんてどうでもいい、この場面がみられるだけで幸せ。
渕だ!藤原だ! 第四試合では渕正信と藤原喜明がタッグ結成。これも嬉しいね。全日、新日の職人ポジションのお二人。対決ではなく組むというところがいいです。
渕選手は、上でも述べました通り、70年代全日本の若手。その日も第一試合に出ておられましたが、相手がミスター林、アメリカではヒールで鳴らした林のラフ攻撃で血だるまにされましてね、第一試合から容赦ないなあと思ったものです。
藤原喜明は、ゴッチ仕込みのシューターで、猪木さんのボディガード、いつもそばに映ってましたっけ。1982年の元旦興行では師匠カール・ゴッチとエキジビションマッチ。テレビ中継を旅先の温泉旅館で友達と観ていたら、普段プロレスを見ないヤツが「きれいなプロレスだなあ」と感心していたので、誇らしい気持ちになりました。

そんなお二人が控えにいると、何だか頼もしいね。
ファンというもの さあ、♪ビンビンビンビン ビンビンビンビン… チャーン!チャカチャカチャン♪ 『スカイハイ』が鳴りました。

スモークの中から、マスカラス・ブラザース登場!これは現実か?もはや自分が何を見ているか分からなくなりました。

おおー!本物だ。さすがに全身タイツで肉体は包んでいますが、紛れもないマスカラス兄弟。聞けばマスカラス御年76歳だとか。普通だったらお爺さんですが、さすが仮面貴族、しゃんとした背筋が美しい。
ここからは、生ける骨董品に、目は釘付け。

息の合った連携に、おなじみ、二人まとめてのレッグスプレット!
ダーン! これぞ名物です。
10分を超えたあたりで、マスカラスがコーナーに登りはじめた!危ない!落ちないでくれ!76歳!
ある意味、マジでヒヤヒヤするスリリングな場面。

そして、体は覚えているのでしょう。ドスカラスのサポートつきながら、ダイビングボディアタック敢行!飛行兄弟の真骨頂。カズ・ハヤシからピンフォール。歳をとっているからといって、変な風にリングアウトとか、モヤモヤに終わることなく、マスカラス兄弟の味を最大に引き出した、カズ・ハヤシ組に拍手を送りたい。でも、もしかしたらマスカラスのダイブを受けたハヤシが一番幸せ者だったかも。

みんなサイコーでした。
レジェンドたちの競演。目の前にいるのは歳を取った人たちだけど、その本物の姿に全盛期がオーバーラップして、頭の中は中学生当時に逆戻り、快感物質がシャワーとなって体を満たすのでした。
七代目立川談志師匠が昔、テレビでおっしゃってました。
「歳を取ろうが、衰えようが、あの人の舞台に立つ姿が見たい。それがファンというものです。」 と。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/24(日) 11:02:34|
- プロレス
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アブドーラ・ザ・ブッチャー引退セレモニー 会場が暗転、不気味なテーマソング『吹けよ風 呼べよ嵐』がかかると、おじさんたちは大興奮!

中東風のコスチュームをなびかせて風のようにリングに近づく呪術師の幻が浮かぶ。
昭和40年代の大ヒール、アブドーラ・ザ・ブッチャーも当年78歳、風のようにではなく、大きな車椅子というか台車に乗って現れました。少し悲しい気分になりましたが、まあ、時の流れで仕方がない。
ブッチャーにゆかりのゲストが順番に言葉を交わす。日本テレビやスポーツメディアの偉い人。
徳光和夫さんも来た。

徳光さんといえば日プロ時代の実況アナで、クラッシャー・リソワスキーを怒らせている映像がよく流されてますね。それから『金曜10時!うわさのチャンネル』で、デストロイヤーに4の字固めをかけられて悲痛にもがく役。サラリーマンの悲哀を演じてましたっけ。そんなバラエティー番組にある日、ブッチャーが乱入!デストロイヤーを挑発する場面がありました。あの時はまわりが凍り付きましたね。デストロイヤーも元々ヒール、英語でやり合う二人は大迫力でした。
『スカイ・ハイ』が鳴ると、おじさんたちは輪をかけて大興奮。
マスカラス兄弟が来た!

ドス・カラスが来るとブッチャーも嬉しそう。

マスカラス兄弟とブッチャーは、世界最強タッグで対戦しています。パートナーはアラビアの怪人シークでしたが、この時は血の気の荒いメキシカンの方が暴走しちゃってリングアウト負けでした。
“世界の荒鷲”坂口征二だ。

この組み合わせは、ちょっと新鮮。坂口とブッチャーのからみは、どうも思い出せません。ま、新日本の社長でもあったわけですから、ここは登壇でしょう。
佐山タイガーと新間寿氏だ。

この新間さんという方に、どれほど楽しませてもらったことか。何かと事を起こしてはプロレスを盛り上げてくれましたっけ。メキシコで活躍していた佐山サトルをタイガーマスクに仕立てたのもこの人じゃなかったかしら?そしてブッチャーの引き抜きも。
不沈艦スタン・ハンセンもやってきた。

ブッチャー&ハンセンというと、これ幻のタッグで、谷津嘉章のデビュー戦の相手。谷津のパートナーはアントニオ猪木。これは当時夢の対決でしたね。新日エースのハンセンに、引き抜きホヤホヤのブッチャーを足して、猪木に当てつつ、レスリング界大物新人の谷津嘉章をデビューさせようというのですから、ニュースが二重三重に膨らんでいて期待大爆発だったんですが、内容はさっぱり覚えていません。
ファンク兄弟のテーマ『スピニング・トーホールド』がかかると、またまた大興奮。1977年12月15日の蔵前国技館、世界オープンタッグ選手権決勝戦は伝説の流血戦でした。ブッチャー、シーク対ドリーとテリーのザ・ファンクス。フォーク攻撃でズタズタに切り裂かれてのたうつ弟をかばい、一人で二人を相手に大立ち回りをする兄ドリーだが、やがて力が尽きそうになると、包帯をグルグル巻きにしたテリーが大逆襲の救出。昭和プロレス屈指の名場面でした。
この日は兄ドリー・ファンク・ジュニアが来場。リングに登ると、ブッチャーが立ちあがった!

一触即発か?
と思ったら握手でした。

昭和プロレスを盛り上げた両者。あの試合で、ザ・ファンクスはブームになりましたね。以降の大会ではポンポンを持った、そろいのTシャツを着たお姉ちゃんたちがたくさん応援してましたっけ。
デストロイヤーにも来てほしかったが、高齢のため長距離フライトを医師に止められているという理由で、メッセージだけを寄せてくれました。思えばデストロイヤーは力道山の宿敵でしたからね。

呪術師ブッチャーの引退セレモニー。感動のテンカウントをいっしょに聞けて、凄く幸せでした。
最後にファンにメッセージをと、ブッチャーにマイクを向けると、プロレス哲学やライバルのこと、ファンへの感謝… なんてものは一言もなく…
「親を大切にしろ」 というものでした。
もしかしてブッチャー、子どもたちに虐げられているのかな?
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/23(土) 11:04:49|
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ここは両国国技館、久しぶりの大型会場でのプロレス観戦です。

試合前の独特な空気。
グッズ売り場の混雑と威勢のいい掛け声。
酒とたばこが入り混じった廊下の変な匂い。
席を探してウロウロする時間の、何とも言えない高揚感。
やっとこさっとこ落ち着くと、まずはこいつで準備運動。

こんなのも、あるよ。

なんとも味なパッケージですね。昔から変わっていなそうなデザインに伝統を感じます。こういう小道具も、国技館に来たぞ、という気持ちにさせてくれます。
と、突然! 大音響で日本テレビのスポーツテーマが鳴り響くと、ウオーっと館内が唸りを上げる。そして、そこにいるはずのない人の名前を叫ぶ人たち…
「馬場ぁー!馬場ぁー!」
プロレスファンってあったかいね。
ということで、2月19日の『ジャイアント馬場 没20年追善興行』を観戦してきました。

多団体時代において、みんなが一つになって盛り上げる大会、いわば平成版・夢のオールスター戦がここに繰り広げられたのであります。
日本テレビスポーツテーマの流れる中、本日のカードが読み上げられると、一転して『炎のファイター』がかかる。またもや観客総立ち、今度はイノキ・コールだ。スモークの中からアントニオ猪木登場。もうこれだけでオールスター戦。猪木さんのウイットに富んだ挨拶、1・2・3・ダー!で締めると会場はひとつになる。凄い威力だ。
そしていよいよ第一試合のバトルロイヤル。
コールと一緒に入場する選手たち。
キクチー・ツヨーシー〈菊池 毅〉、おお、懐かしいな、まだやってたのか。
イノウエー・マサーオー〈井上雅央〉、なるほど、全日ゆかりだな。
ホンダー・タモーン〈本田多門〉、おお!いたいた。
モモーター・ミツーオー〈百田光雄〉、
ええ? キムー・ドークー〈キム・ドク〉、
ええええ~!ええ? まさかのキム・ドク登場に血が逆流しそう!

本当だ。キム・ドクだ。もう嬉しくて頭がどうかなりそう。そしてレフェリーはマイティ井上!これだけでもうご馳走です。こうなりゃ誰が勝つかかどうかなんて関係なし。レジェンドたちが目の前にいるだけでいい。

そのほかの選手には申し訳ないが、私の心はキム・ドク、マイティ、百田の存在感にほとんど持っていかれました。さほど大暴れをしてくれたわけではないけれど、生を観られただけでもう感激。頭は中学生だったあの頃にタイムスリップ。マイティ井上の良く通る美声、マイティさんは歌もプロ。そして当時、まだ珍しかったメキシコ仕込のテクニックを披露してくれた百田光雄。試合は百田が井上雅央を抑えての優勝で、心から拍手。勝負感ゼロの、何とも不思議な感覚に包まれた第一試合でした。
それから何といってもキム・ドク、懐かしいな。
それは昔、大木金太郎と組んで、馬場、鶴田の敵〈かたき〉になっていた頃、後楽園ホールの大会で、自分の出番を終え、サッパリしたキム・ドクが花道の袖で、周りに集まってきたファンたちとニコニコと談笑していました。ヒール真っ只中のころだっただけに、あの優しい笑顔が忘れられない。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/22(金) 11:10:50|
- プロレス
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キムチが酸っぱくなったので 食べる時はガンガン食べるクセに、ご無沙汰すると忘れてしまいがちな、冷蔵庫の常備菜。
キムチが酸っぱくなっちゃいました。
それではその酸味を活かしましてひと品。
葉っぱ部分を輪切りにした白菜に、酸っぱいキムチ、冷凍の豚肉切り落としをセッティング。

まさにズボラ式です。
ここに胡麻油をかけまして点火。蓋をして蒸し焼きにします。

白菜が軟らかくなったら、蓋を開けて全体をからめます。みるみる水分が上がってきて、グツグツ鍋状態に。

少し水分を飛ばしたら、焼肉のタレを回しかけまして味付け。
子供たちの分を盛り付けたら、自分用にはカイエンペッパーを追加して激辛仕立て。お皿に盛ったら胡麻を振る。

大人味の大辛ブタキムチ。
いいおかずができたので、ご飯は大盛りです。

酸っぱいキムチに甘辛いタレ、肉の脂がからんだ、くたくたの白菜がいいね。

おかずがいいと、ご飯がバクバク行けちゃうんです。
え?メタボ改善はどうしたかって?
はい、一日拘束される健康指導が嫌で頑張ってまいりましたが、一日のためにずうっとガマンするのもどうかと思い、拘束される一日を我慢することにしました。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/21(木) 10:42:29|
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RICOH
RIQUARTZ 1
国産時計のたのしみ、今回はリコーのクオーツでございます。

1,970年代の初期型とお見受けしました。もちろん動いておりません。
裏側はこうです。

電池ボックスが飛び出た裏蓋、そして電池を中心に挽かれたサークル目が放射状に光を放つ。まさに電子時代を誇示するかのようなデザイン。
そんな都合で裏蓋固定構造は、電池部分を動かさないでロックできる外ネジ方式。

回転止め突起を持った裏蓋を嵌めて、外周リングをケースにねじ込むスタイルです。
開けてみた。

ケースに詰め込まれたエレクトリックな部品配置がいいですね。初期のクオーツは昔のSF映画みたいな景色が嬉しい。キカイダーの頭の中みたい。このままスケルトンにしてしまいたいくらいです。機種は“570”。最初期型“550”の改良版です。
タカノの技術を継承したリコーは、このころ時計に力が入っていたと見え、国内でセイコーに次いで2番目にクオーツを発売、それがcal.550、本品はその後継機となります。
文字板がイカしてますよ。

なんと虎目石。石ゆえにインデックスが直接植えこめないので、外周を金属リングにして出島式になっています。
それにしても虎目とゴールドとはゴージャスな組み合わせですな。
おまけに、12時には貴石が…

これはトパーズでしょうか?クオーツ、即ち水晶をイメージした仕様選択ですね。ロゴのマークも六角形の“Q”、クオーツであることの意気込みが感じられます。
針と文字板を外しました。

カレンダーです。曜日は英字表示のみの七分割。文字板とのクリアランスは、外周の文字板受けリングによって確保されています。
外周リングと曜板を取りました。

続いて日車押さえも取っちゃいましょう。
ここで曜日送りの仕組みが分かります。

ちょうどカレンダー“14”に接しようとしている小さな車のツメが日車を送り、隣のひまわりみたいな車に連動して曜日を送る仕組みです。
曜日送りのブロックを開けますと、針回し、カレンダー早送りの機構がみえてきます。

日車を外しました。

巻真のステップレバーが出てきました。引きは二段引き、一段引き正転でカレンダー早送り、逆転で針が反時計に回って曜日に影響します。二段引きで針の操作。つまり曜日を合わせてから日付を早送りして合わせる段取りです。
それでは次回、時計の方を覗いてみましょう。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/20(水) 10:48:47|
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鶏肝炒め つまるところ鶏のレバニラです。ブリブリっとパンチの効いた豚のレバーとは、ちょっと異なる、繊細クリーミーなレバニラです。
鶏のレバーは大振りにカット。一緒についている心臓は、タテ割にして血の塊を抜いておきました。余談ですが心臓のことを“ハツ”っていいますね、つまりはハート。英語で言う“heart〈ハーッ〉”ドイツ語だったら“Herz〈ヘルツ〉”になるわけですが、私が一番気に入ったのは、大阪でいう“ココロ”です。味なネーミングですねえ。
では、調理に戻りましょう。
まずは熱した油にびろびろ広げて塩コショウ。千切り生姜も一緒です。

被膜ができて、両面焼いたら麺つゆをからめて味を回します。

モヤシを投入。

強火のまま行きましょう。
モヤシに油が回りましたら、ニラ、大量です。

ヘニャヘニャにならないよう、さっくり混ぜたら出来上がりです。生姜と麺つゆだけのカンタン味付けです。

モヤシが多いから水が出て、ちょっと煮物っぽい、甘辛のレバニラ炒めです。
ここはご飯でしょう。

ガンガン進むよぉ。
大振りに切った鶏のレバーがぷっくり膨らんでまさに食べごろ。

ホコっと噛んだら、まるでパテ。つぶれてとろけてしまいます。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/19(火) 11:17:48|
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遊べるジオラマ台をつくろう 6
色々と組み合わせを変えることによって景色が変わる、ジオラマ台の製作です。
今回は、小さい雑草を散らします。
まずは地面、雑草を生やしたい部分に木工用接着剤を塗ります。

ここに模型店などで売っているシーナリーパウダーを振りかけます。

土台を手に持って、左右前後に小刻みにゆすりますと、たちまち接着剤に粉が貼りつきます。
余分を吹き飛ばしますと、このようになります。

しかし、あまりにも緑が鮮やかで白々しいので、乾燥させた後に、薄めたこげ茶の水性塗料でトーンを落ち着かせました。

近景用の中型岩のゴツゴツにも、同じように接着剤を塗りまして…

シーナリーパウダーを振りかけます。

よく乾燥、固めましたら、地面と同じように、こげ茶で濁らせますと、こんな風になりました。

これは近景用。この裏側は、遠景用になるので、濃い目の二種類の緑を使って、塗りだけで描きました。

このようにして、大型部品四点の加飾が終わりました。

では、いつものように経過チェックです。
まずは八の字に並べてみて…

視点を下げてゆきますと…
ありゃ?
草を描いたせいでスケール感が縮小してしまったみたい。
と言いながら、岩壁を手前に置いて、山越しのアングルをやってみる。

なんかイメージと違うけど、まあ、いいでしょう。対策は後日ということで…
気を取り直し一旦解体しまして、L字配列に並べ変え…

視点を下げてみますと…

やっぱり、リアリティ下がりましたね。
次はとりあえず、背の高い草を作ってみて、悪いところを改造しましょう。
今回はこの辺で。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/18(月) 10:47:51|
- 玩具・造型
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即席チャンポン こちらはおなじみ、サンヨー食品『サッポロ一番 塩らーめん』です。

今日は野菜たっぷりの海鮮風味、即席チャンポンで行きたいと思います。
材料はこちら。

野菜は白菜、人参、玉葱、もやし。そこへ冷凍魚介ミックスにカマボコ。もうこれでよろしいのです。
鍋に沸かしたお湯に、麺も具材も全部投下。

なるべくお湯が冷めないように、蓋をして強火で煮立てます。

蓋の縁から泡が噴き出して来たら沸騰の証拠。
蓋を取ってスープを加えてかき混ぜます。

もう出来上がりです。手間が要りません。

即席海鮮塩チャンポンでございます。
カマボコが昭和の色彩を放ちます。

味はサッポロ一番ですから、もう安心。安定の美味しさです。
油は使っておりません。たっぷりの野菜は茹でた状態になっております。
麺は硬めがいいですね。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/17(日) 12:45:05|
- 料理・食
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猪小鍋 ハンターの知人に分けてもらった猪で一杯やりたいね。
どれどれ、猪の肉、自家製二年物の味噌をつけて、葱も共々。

材料はこれだけ。肉は厚手のブツ切りで部位もミックスだから、田舎っぽくてよけいに嬉しい。田舎っぽい、というのは悪口じゃないよ。気取らない、飾らない、それで温かみのあるイメージを意味します。

小鍋に沸かした湯に味噌を溶いて、肉を次々に放り込む。ダシはとりません。沸き立つアクは溶かしちゃえ。
肉が煮えたら極太の白葱を投下。

葱が透き通るようになったら、お酒と共に持ち出します。

こういうものは、木の器で飲むにごりがいいね。
本当は焚き火かなんかを囲んで、ふうふうやりたいけど、まあ熱々の土鍋だからいいでしょう。

にごり酒をクイっとやって、味が残っているうちに、熱い汁をしたたらせながら、じゅるっとすする肉と葱。
こたえらんない美味さだね。
これをやっていると、落語の『二番煎じ』を思い出す。
…フゥフゥ じゅる。
「ね、みなさん。この季節は葱ですよ葱。寒葱といいまして甘くて美味しいの。」
…フゥフゥ じゅる。
「ほんとあたし、葱に目が無くて…」
…フゥフゥ じゅる。
「葱ですよね、葱。」
「ちょっとアンタさっきから、葱、葱って、葱と葱の間に肉をはさんでるじゃありませんか。」
「え?めっかった?アタシ本当は肉が大好きなの。だから葱で隠して肉ぜんぶ食べちゃおうかと思って…」
「だれか、あの人から箸を取り上げておくれよ。」
この部分が一番すき。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/16(土) 20:34:13|
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冬は素朴に、南瓜のおやき ホットケーキミックスと薄力粉を、ほぼ同量合わせて作ったおやきがうまく行った事に気をよくしまして
(食味雑記1715)今回は南瓜を餡にこしらえました。
南瓜は適当な寸法のダイスに切って、少量の水で蒸し煮。

完熟だったら何も加えませんが、今回のはちょっと若かったので、ほんの少しの塩と麺つゆで味を足し、木べらで馴染ませますと、粉吹きというか粗つぶしのペーストになります。

これが今回の餡になります。奥に映っているのは大根葉の胡麻炒りです。
これら餡を包みます。

持ち上げると垂れるほどの柔らかい皮は、端を持ち上げ中央に寄せながらまとめます。
できたまんじゅうはフライパンで焼き目をつけたら、お湯を注いで蒸し焼き。

皮が膨らんで大きなおやきになりました。

冬は素朴な南瓜のおやき。
中にはたっぷりホックリの南瓜が詰まっています。

甘さは控えめ、焼き立ては熱々のホクホクです。
外が寒けりゃ寒いほど、粉っぽいあったかみが何だかうれしい。
大根葉の胡麻炒りと合わせ二種類焼いた手作りおやつ、代々伝えて行きたいものです。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/16(土) 10:45:28|
- 料理・食
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ゴマパリ大根 今回は大根の皮です。
この前は白菜の芯で、今回は大根の皮、貧乏アピールか?
いえ、そういうわけではございません。なるべく捨てないアピールなのです。
煮物で使った大根、厚手にむいた大量の皮は繊維を断つように千切りにしてサラダ油で炒めます。

透き通って来ましたら、麺つゆをからめて煎り胡麻をたっぷり加えます。

全体につゆを染みわたらせて、胡麻がぷっくりと膨らんだら出来上がりです。

大根は皮だけを使っていますから、全体的にこりこりと統一感があり、まぶした胡麻がプチプチはじける、楽しい食感です。
捨てる前にちょいと小料理、ビールのおつまみに、またおかずの二品目にいかがでしょうか。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/15(金) 11:02:09|
- 料理・食
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CITIZEN
DATESTAR CUSTOM 3
お友達から持ち込まれましたシチズンの古い女持ち、ムーブを組み立てたところです。

ここからは外装、まずは文字板です。文字板は触らないのが鉄則です。時字の上の曇りだけを赤粉で拭きました。

白い点々は埃、これは吹き飛ばすとしまして、デザインが工業的です。まるで男持ち、いやスポーツウオッチといっても良さそうな顔立ちです。モノトーンで引き締まった機能的な表情は、理系の女性好みでしょうか?(やば、こういうこともセクハラになるのだろうか?)
えー、お次はバンドです。
これはおそらく純正ではなく、市販品をお求めになって使っているとお察しします。珍しいブロックメッシュの伸縮バンドです。

上の写真、バンドの中央あたりが割れていますね。経年による破損です。破損駒を取り除きましょう。

このバンドは、8の字に曲げられた駒が互い違いに組み合わされて、U字ピンで止められているシンプル構造で、その金属の弾力性で伸縮する仕組みとなっています。ゆえに駒には、常にテンションがかけられているため、弱った所から切れてゆく定めとなります。ま、ちょっと短くなりますが、割れた駒のみ除去しまして、つなぎ直しましょう。

駒がそろいました。
さて、いよいよ側付けです。
側の防水構造を、組みながら見てみよう。
まずは軽く磨いたステンレス側に見返しリングを落とします。

この上にゴム製パッキンを被せて、側とリングの隙間を塞ぎます。

その上からガラス風防を被せて圧縮。

外周からガラス縁、つまりベゼルを側に喰いつかせます。

バチ!っとはまったら出来上がりです。パッキンが圧縮されてガラス周りの防水構造が成立します。

リュウズのところはパイプが巻真を保護して、りゅうずに仕込まれたゴムパッキンが包み込む構造。
機械を側に収めました。
蓋をしめて完成です。蓋と側の間にもゴムパッキンが挟まります。

当時ことばで“強化防水”をうたったガラス固定構造だけに、クリスタルの存在感が強調されています。

実にシンプルで機能性に特化したデザインです。フェミニンな要素は一切なく、実用の美に徹しています。

ベルトは純正かどうかわかりませんが、シンプルモダンな全体の雰囲気にぴったり。細かい密度感が精緻な印象を与えます。

本日の控え
CITIZEN DATESTAR CUSTOM cal.5310 1968年 当時価格11,000円 でした。
ステンレスの味を活かした機能性ウオッチは、加飾を排したとてもクリアーな印象、仕事のできそうな女性像が浮かんできます。
おっと、こういうことを述べると、またセクハラとか何とか言われそうで怖いですな。お口にご用心。
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- 2019/02/14(木) 11:11:31|
- 時計
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白菜カルビ 白菜のここ、捨ててません?

ここは、意外に美味しいの。
4ミリ厚位に縦割りにしまして、胡麻油で焼いてみてください。

強めに焼くのがポイントです。

焦げ色がつくほど、両面しっかり焼きましたら、焼肉のタレをからめます。軽く水分が飛んだら焦げないうちに引き上げます。
これでよろしいのです。並んだ葉の付け根をアバラに見立てて、白菜カルビです。

白菜の芯は、ちょうど蕪の白い部分と同じなので、とろりと柔らかな脂身状態。葉と芯の境目は、しっかりした歯触りで肉でいうと筋にあたります。

捨てる前にお試しください。新しい味に笑ってしまいますよ。
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- 2019/02/13(水) 11:26:20|
- 料理・食
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遊べるジオラマ台をつくろう 5
身近な材料で、遊べるジオラマ台を作るお話です。
ただ今、ライトベージュで全体の雰囲気を掴んだところです。

これではまるで雪景色なので、今日は陰影をつけます。
使う塗料は水性アクリル絵の具です。土台が発泡スチロールなので有機溶剤系は使えません。
まずは、こげ茶で粗汚し。

遠景ステージの場合は、手前暗めの奥明るめを心掛けて塗ります。
乾きましたら、再びライトベージュでドライブラシ風のこすり塗り。

と、このように塗って乾かし、塗って乾かしいたします。

さあ、どう見えるかな?
まずはいつものように、L字配置から…

このように並べて、視点を下げてみますと…

特撮ヒーローの最終決戦場所に見立ててますが、どうでしょう?
そして、八の字に並べ替えまして…

視点を下げますと…

遠近感が出てまいります。
それでは次回、植物を散りばめましょう。
今回はここまで。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/12(火) 10:36:21|
- 玩具・造型
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こんなのが出てきました ジャン!

何だかわかる?これ。カレンダーが印刷された楕円形のアルミプレートです。
若い人は知らないだろうな、これはね、こうして使うの。

時計バンドに巻き付けるカレンダーなのです。
50過ぎには懐かしいね。毎月、保険屋のおばさんが配ってくれたっけ。そのほかにもガゾリンスタンドやなんかで使われた、簡単なノベルティー材料でした。時計バンドが薄い巻き込み式だった昔は、このカレンダーも活躍できましたけれど、1990年代になり、金属ムクバンドが安価になってデザインにボリュウムが出てきますと、次第に出番がなくなってきました。そして携帯電話の普及にとどめを刺されるかのように、やがて姿を消してしまいました。
ダサいだ何だとバカにされながらも、日付と曜日の関係が一発でわかるこの板は、デイト付き時計の頼れるサポーターで、忙しいモーレツ社員の強い味方だったのです。
そうそう、これ、革バンドにもつきますよ。

どうです?この姿。一気に40年タイムスリップです。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/11(月) 19:57:12|
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朝ごはんは火を熾して 強烈寒波の襲来とかで、今日は寒い寒い。
でも、北国の人に比べればチョロいもんで、まだ外に出られる程度です。
出しっぱなしの七厘に火を熾しまして、めざしを焼きました。

今日は贅沢な朝ごはんですよ。炭火で焼いためざしですからね。

具だくさんの赤だしをつけて、白いご飯が食べられる幸せ。

正座をし、背筋を伸ばして手を合わせ、いただきますと唱えたら、フッと、ある場面を思い出しました。
七十歳に届くかどうかのお婆さんホームレスが、仲の良いお爺さんと同居を始める。真面目にこつこつ、少しずつお金をためて生活が改善してゆく様子を追ったドキュメントでしたが、ある日、小さなテレビが来る。風が吹いたら飛ばされそうな小屋で二人、テレビを見ながら質素な食事をしているんだが、そのピンと伸びた背筋が美しい。貧しくとも、きちんと躾けられた者の誇りが、そんな姿勢に表れるんだなあと、しみじみ感じたものです。
それでまた、観ていたのがグルメ番組だったろうか?対比が強烈でしたね、でも、その人たちの前で、高級料理にキャーキャー騒ぐテレビのほうが、私には薄っぺらでバカ臭く見えたなあ。
それを思い出したら、今日の朝ごはんは、ことさら美味い。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/11(月) 13:31:31|
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七厘の火で※現在では“七輪コンロ”が一般的な表記ですが、“安い燃料で”という意味で本文中“七厘”を用いております。
前日の雪とは打って変わって、本日は晴天なり。気温は低いが日差しは暖か。
こういう日は七厘を持ち出しまして、外ランチです。

めざしと肉の串焼き、そしてにごり酒。
知り合いのハンターが猪を分けてくれたので、味見的に少し串に刺しまして、塩コショウをして直火で焼きました。

ジクジクと脂がにじんで、美味そうな香りが広がります。

頃合いに焼けたなら、まずはそのままひと口。いいえ臭くはありません。熱さをこらえて、おいひい、おいひい。固いところはよく噛んで、噛んで噛んで、獣の味を堪能しましょう。
2ラウンド目はめざし。
めざしは網に並べて炙り焼き。網の端を手に持って強火の遠火に加減しながら炙ります。

それでも鰯からにじんだ油に火が点いて、ボっと燃えたりする。こいつも焼けたそばから熱々を食す。カワウソのように頭からガブリと丸かじりです。そのほうが美味い。
肉と魚で酒を飲んだら、手に塩をつけて冷や飯を握り、網にとん。

ここに醤油をたらします?
いいえ、今回は皮膜づくりの塩だけ。塩焼の飯に干し大根の醤油漬け。

こいつは食べて驚いた。おにぎりの食感が、サクってするの。外側がサクっとして中がほっこり程よく温まっている。香ばしいおこげも嬉しいね。
これでおしまい、七厘ランチ。
でも火がもったいないので、次はこれ。
台所に干しておいた塩漬けの豚バラ肉。

二週間ぐらい塩漬けにしておいた肉を、一晩塩抜きして、一晩吊るして乾かしたものです。
小型蒸し器の底には、アルミフォイルを敷きまして、桜チップにザラメ糖。

中敷きをのせて、お肉を並べ…

蓋をして放置。火も弱まっているので、ちょうどいいです。強火でしますと焦げてしまいますゆえに。

この間にパソコンやったりなんかして、かれこれ一時間経ったでしょうか。
御開帳です。

おお!きれいな飴色に仕上がっておりますぞ。
出来立ての端っこを試食できるのが、作り手の特権。

中まで火が通っている事を確認したらば、せっかく火があるので、直火で炙って試食です。

あー!うんめえ、ウイスキー飲みてえ。
なんでも手作りは楽しいですね、そして何より美味しいから嬉しいじゃありませんか。
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- 2019/02/10(日) 17:22:19|
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御殿煮大根、にごり酒 その昔、夜勤の武士たちが材料を各々持ち寄って煮合わせた御殿煮、つまりは特に定めを持たない複数材の煮物のことですが、今回は大根がメインです。
カンタンでございます。
皮は厚むき、大振りに切った大根を、昆布や練り物と醤油で煮合わせるだけ。
いっしょに楽しむのはこれ。

カルピスでっか?
にごりのお酒よ。この白さととろみが温もりを醸すのです。

御殿煮ににごり酒、寒い日のご馳走セット。
ことに琥珀色に染みた大根の美味さよ。

大根は、水分をパンパンに含んだやつのほうが、煮物に向いています。おまけに、いくら食べてももたれない。
仕上げは、だし飯。

辛子を効かせて、ザバザバとかっこむ。こういう食べ物は、お行儀悪く威勢よく、がならいです。
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- 2019/02/10(日) 11:41:20|
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はらわた汁 豚の白モツ、ふだんはお味噌でこっくりと煮込むのを好んでこしらえていますが、今回は、汁けたっぷりのサッパリ醤油仕立てです。
まずは仕込み、下茹で済みのモツにイチョウ切りの大根、葱の青みは小口切り、コンニャクは冷たいのを我慢して手でちぎる。
かぶるほどの水に塩、焼酎、醤油、昆布茶を加えてグラグラわかしました。

沸いたら弱火にして、時にアクを掬いながら、コトコト、コトコト。汁の味を見るものの、うん、まだ水っぽい。
ここまでが前日の仕込みです。
一晩冷ましまして夜が明ける。再び煮立てますと大根は透き通り、モツも程よく味を吸っています。

これは、酒のつまみのモツ煮込みというよりも“はらわた汁”と申せましょう。
こいつをすすって炊き立てご飯をほおばります。

これはもう具だくさんの、おかず汁なので、添え味は干し大根の醤油漬けのみ。
ふるふると震えるモツも、ちょうどよい柔らかさ、弾力を保ってにじむ旨みがうれしいね。

クチャクチャ、ポリポリとご飯を一膳平らげて湿った口もとを拭いながら、ご馳走様と手を合わせたけれど、もう少し食べたいなとお椀に一杯装って、コップ酒を持ち出し、録画しておいた『トクサツガガガ』を観ながら一人、幸せにひたるのでした。
外は、雪でございます。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/09(土) 15:02:08|
- 料理・食
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クラウン
スターファルコン 15
えー、クラウンのSF乗り物プラモデルを塗装していましたが、失敗したので洗いました。

白のマットで下地を塗りましたら、心を入れ替えまして、新たにマスキング。まずは黒を吹きました。

乾いたのちにブルーパールのクリアーを上掛け。

そして、クリアーを吹きました。
で、ここでやめておけばいいものを、酔っ払ったある夜、興に乗ったか気まぐれか、ラッカー系クリアーを刷毛で盛ってしまったのです。

ということで、表面はモリモリ。
乾いたところでマスキングを剥がしてみれば…
やっぱり失敗だー! というわけで、またまた洗い落としました。

さて次は、どんな作戦でいくのかな?
今回はここまで。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/08(金) 10:26:20|
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串カツ丼 冷めてしまったトンカツをそばつゆで煮て、玉子でとじ、どんぶり飯にのせるカツ丼は素晴らしい発明といえましょう。
おソースの似合う洋食であったトンカツを、和風つゆに融合させた功績は大きく、洋から和への急転換も違和感なく、実に自然であります。
そんなカツ丼も定着しますと、専門店で揚げたてのカツをカツ丼にするようになりました。揚げたてサクサクのトンカツを濡らすとは何事だ!と、疑問を抱きつつ食べてみたらば、それはそれでバカに美味いの。揚げたての肉は煮直しのそれとは明らかに違うし、衣だって着水していない部分はサクサクのカリカリ、とても美味しいものでした。
とか何とかいいながら、今回は、冷めるも冷めた、スーパーの串カツなんです。買ってきて二日も冷蔵庫で冷えていた冷たいやつです。
希釈した麺つゆでタマネギを煮ながら、串ごと並べた串カツ三本。

蓋をして中まで煮えたら溶き玉子でとじます。

どんぶり飯にかけまして、青のりをはらり。

串は、盛り付けてからス、スッと引き抜けばよろしいのです。本式のカツ丼ですと、カツをカットしてから煮なければなりませんから、肉と衣の間に煮汁が入り込む。ですが串カツにはその心配はありません。
カツを衣ごと持ち上げることができます。

食べてみて、うひゃぁー、ほとんど衣。汁どっぷりの衣だべ。
おっと、これは悪口ではございませんぞ。昔懐かしいカツ丼の美味さは、甘辛く濡れた衣にありと申せましょう。なんつったって、しみたご飯の美味いのなんの。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/07(木) 11:11:58|
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CITIZEN
DATESTAR CUSTOM 2
1970年代と思しき、シチズンの女持ちです。

15×18mm程度の樽型ムーブ、カレンダー付です。カレンダーは巻真を引くごとに一日ずつ早送りができます。
裏返して時計側です。

25石の手巻きタイプ。天輪と角孔車がシンメトリーになっていて可愛い顔立ちです。ちょっとE.T.に似てますね。
テンプを外してみたら、下に刻印があります。

“5310”ですと、これは機種番と推定して検索してみたら、やはりありました。
http://www.ranfft.de/cgi-bin/bidfun-db.cgi?10&ranfft&&2uswk&Citizen_5310 18000振動/時、パワーリザーブ39時間。
基本に従い、ゼンマイをほどき、脱進機を外してみよう。

三番上が二階建てになっていて、関節車が秒カナを回す間接中三針式です。
受けをあけたらこうなっています。

糸巻状の三番車。

ガンギで制御された秒速が、三番上段車に伝わって秒針を回す仕組みです。
時計輪列を外しますと、巻き上げ構造がわかります。

このあと、部品を洗って組み立てました。

ただ、外周二巻きがくっ付いてしまっているヒゲゼンマイを元の形の戻すのに難儀しました。
次回は外装の掃除からの側付け、そして鑑賞となります。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/06(水) 11:19:12|
- 時計
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豚なんばにコップ酒 お寒うございますが、嘆いてばかりではございません。これ即ち寒葱の美味しい季節でございます。
太くて白い寒葱に、固い豚の肩肉を煮だした汁でお蕎麦をいただきます。
肩肉のブロックを手切りで落とした不揃いなお肉を沸かした湯にかけ、だしの素、みりん、醤油で味を決めます。

冬場はお醤油濃い目でまいりましょう。
味の決まったおつゆに寒葱のブツ切りを投入、さらに茹で蕎麦を直に煮込む。

麺に火が通ったら、どんぶりに移して、コップ酒を持ち出しました。

思いついたらすぐできる、カンタンなお食事でございますけれども、こいつは主食と酒の肴の二刀流です。
まずは硬い肉を噛みしめながら、寒葱の甘みを堪能。

肉鍋よろしく、肉の旨みを楽しみながら、コップの酒を口からお迎えにいきましょう。
そう、こうやってね。

キューっとね。ちびちびではいけません。
そう、キューっとひと口。
そしてまた肉を噛む。
仕上げは蕎麦ね。汁まで飲み干しますと、先に胃に溜ったアルコール成分が温まって、体がホカホカしてきます。
寒さに弱い私でも、こういう楽しみは冬なればこそ。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/05(火) 10:54:38|
- 料理・食
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遊べるジオラマ台をつくろう 4
つや消し剤を練り込んだ下地塗りができたところです。

そしてこの後、色つけに入ります。
持ち出しましたのは水性アクリル塗料のライトベージュに、との粉です。

器に塗料をとりまして、との粉を練り込んで泥状にしまして、刷毛でドライブラシのように凸部を塗りあげます。

つづいて持ち出しましたのは、園芸用のウッドチップ。

よく南方系観葉植物の根元などに敷いて飾る、乾燥させた木の皮です。
これを石に見立てるため、同じ塗料で着色します。

周りと様子を合わせるためです。
以上をすべて乾かしましょう。

乾きますと、どれもつや消しになります。イメージ通りの質感です。
では、いつものように中間チェック。
このように配置して…

視点を下げますと…

雪景色?
ちがう、ちがう、特撮ドラマの決戦場所です。
そして、配置を変えてみて…

視点を下げますと…

やはり雪景色?
ちがう、ちがう、ヒーローが走ってくる荒野です。
というわけで、ライトベージュ単色ですから、雪景色みたいになるので、次回陰影彩色をしてみましょう。
今回はこの辺で。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/04(月) 10:57:43|
- 玩具・造型
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グリルポーク 残り物お料理でございます。
茹ですぎたスパゲティが冷蔵庫でボソボソになってません?余ったミートソースもそうです。ま、それらを再利用するならば、パパっと炒めてしまえばよろしいのですが、ちょっと手間をかけましょうか。
ぼそぼそ麺と豚肉を焼いてます。

肉は両面に焼き目がつく程度、麺はほぐれる程度でよろしいですね。
油を塗ったステーキ皿に、麺を広げ、その上に肉をカットしてのせ、冷めたミートソースをかけまして、粉チーズをふりかけました。

これをグリルで焼きます。天火で炙ってチーズを焦がす。

できました。グリルポーク。

残り物の再生お料理ですが、ちょっとご馳走。この場合は、茹でたてのツルツル麺よりも茹でおき冷ましバサバサ麺の方がより合いそうです。

直火に晒された香ばしい部分と、肉やソースに覆われたふやけた部分が、コントラストになって美味しいのです。
スパゲティ・カルーソーをヒントに作りました。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/03(日) 15:55:56|
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うま煮らーめん インスタントラーメンでご馳走ラーメンを作りましょう。
白菜、豚肉、戻した干しシイタケをニンニク、ショウガ、葱の薬味と共に炒めて、椎茸の戻し汁で煮込んだうま煮を作りましたが、みごと家族に残されました。
これ二日目、スープとオイスターソースを足して煮込み、水溶き片栗でとろみをつけてます。

その間にラーメンの支度です。
今回は、東洋水産“昔ながらの中華そば”をいただきます。

まず、分量通りに作ります。

これが美味い。本当はこのまま吸い上げたいところですが、ここはぐっとこらえて、うま煮餡をたっぷりかけます。

黒い粒々は黒胡椒。豚と白菜の醤油うま煮そばでございます。

今回使った“昔ながらの中華そば”は、ノンフライ麺でつるつるしこしこ、スープも非常にベーシックで変なクセがないから、醤油味のうま煮をドンと受け止め馴染みも良好、実に美味しくいただけました。
煮込んだ白菜もとろとろよ、だって二日目の残り物だったんだもん。。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/02(土) 21:10:02|
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