沢庵漬け 昨年末に漬け込んだ干し大根の目覚めです。

約四か月の眠りから覚める大根は、糠にまみれた沢庵漬け。
冷水で糠を洗い落とし端から刻んで行くと、きれいに染まった黄色い切り口とツンと鼻をくすぐる醗酵臭。

天然味付け100%、種から育てた沢庵です。食べ時を迎えたこの瞬間のうれしさは格別なものです。

葉っぱの古漬けは油炒め、若布の味噌汁があれば、これ日本の朝ごはん。
白い飯に黄色が良く映えます。

ポリポリばくばく、ポリポリばくばく。なんでこんな質素なものが美味いのだろう。わずかに酒精さえ香ります。
八月に種を播いて四月に完成するおかず、その八か月の長い長い“時の味”です。
ただ、しょっぱすぎた。
スポンサーサイト
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/30(火) 10:45:17|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
二つの展示会を見学した特オタおやじ三人組は、バスにゆられて一路聖地“中野”に向かいました。
ここでは 雨宮慶太監督の
牙狼〈GARO〉原画展 が開かれていました。

毛筆を基調とした独特のタッチで描かれる雨宮ワールド、中でも『牙狼〈GARO〉』は好きな作品で、毎シリーズ楽しみに観ていました。なにしろウルトラマンまでが玩具の匂いプンプンするこのごろ、ドラマに重きを置かれた見ごたえある特撮作品であることが何よりうれしい。
今回は劇場用新作『牙狼〈GARO〉-月虹ノ旅人-』の公開決定を記念しての展覧会で、貴重な設定スケッチも展示されてました。

ゴシックホラーのようでいて、東洋的な雰囲気も湛えた独特のタッチです。

迷いのない流線が美しい。

魔界というオカルティックなモチーフを、スタイリッシュに描きつつ、ゴシックな雰囲気が保たれているところが好きですね。スタイリッシュにし過ぎて近代的な世界になっちゃうと、これは少し違います。

黄金騎士のコスチュームも展示されていました。

これが結構大きいのです。この中に入ってアクションをする役者さんって凄いなと思いました。

おまけに視界も限られています。
牙狼〈GARO〉原画展は5月7日まで開催されています。
詳しくはこちら→
https://spice.eplus.jp/articles/231165 思わず見入ってしまう雨宮監督の見事な原画を拝見したら、自分の創作意欲もめらめらと燃え上がってきたのですが、途中で酒を飲み過ぎて家に帰ったころには、すっかり元の体たらくに戻ってしまいました。
NHKから始まって、東宝怪獣、牙狼の原画展と特撮三昧の見学コース、充実の一日でした。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/29(月) 12:46:21|
- 見聞・出歩き
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
NHKを後に、渋谷を目指した特オタおやじ三人組。到着したのは、西武渋谷店モヴィーダ館。ここで開催されている…
ゴジラじゃない方展 ゴジラはわかります。じゃないかたってどなた?いえいえ、じゃない“かた”ではなく“ほう”と呼ぶらしいのです。つまり、ゴジラ映画に登場する、ゴジラじゃない方にスポットを当てた企画展。胸の動脈を躍らせながら、切符を購入。カードが一枚ついてくる。ご自由にお選びください、ですって。

平積みにされたトレカの数々、減り具合で人気が判りますな。一番人気は機龍ことメカゴジラです。一目でわかる減りっぷり。そこで私は逆手を取ってクモンガにしました。大して味のある絵ではないですが、判官贔屓の心情で、これを選んでしまいました。
まあいいでしょう。別に後悔はしていません。
会場に入りますと、おお!なんとクモンガちゃんがお出迎え。キミを選んでよかったよ。

怪獣というより、ただのクモ。あまり面白くないですが、ゴジラの息子では大悪役でした。それも映画に使われたセットとあって、作りの大きさに大興奮!チュチュー!チュチュー!といいながら、寝そべって草の下から撮影です。

公共の場で寝そべるおやじ。ほうら、いい写真になりました。こう見えたら怪獣です。
お!次はカマキラスだ。

先のクモンガも、このカマキラスも虫型怪獣ということで、無表情が憎らしい。ミニラをいじめていましたっけ。

ね?憎らしいでしょう?これは壁に描かれたイラストレーション。虫系には、アメリカ映画『スターシップトゥルーパーズ』やウルトラQ『ガラモンの逆襲』に出てくるセミ人間のように、冷酷で残忍なイメージがあります。
つづいては、大きな山肌のディオラマに這う巨体。

怪獣ファンならお分かりでしょう。
そうです!

地底怪獣の咆哮です。平成版バラゴン。いやはや、やはりバラゴンは顔がいいですねえ。アメリカンタッチが多くなっている昨今、この筆で描いたような和の美がいいです。
オキシジェンデストロイヤー!

軍事兵器で倒すことができなかったゴジラを東京湾に葬った化学兵器です。発明者、芹沢大助博士の命と共にそのデータは消え失せ、永遠の謎となりました。
展示の風景はこのような雰囲気です。

どれも映画に使われた実物だけに、大きさ、質感の迫力に感動です。やはり怪獣は大きいほうがいい。
近くに寄れば、細部までよく見えます。こんな機会はめったにありません。
海底軍艦『轟天号』に巻きつくマンダのウロコ。

マンダデカ過ぎ。全長150mの轟天号に巻きつくという事は、300mくらいありそうです。ゴジラ体高の約6倍!なんという巨大さ。なのにデザインが単なる龍みたいなので大きく見えず、もったいないですね。
デザイン画もありました。

300mの巨体なのに、怪獣好きの我らには、キングギドラの首一本分というイメージになってしまうので、結局もったいない。
大きなハサミはエビラ!

1966年作『ゴジラ エビラ モスラ 南海の大決闘』では、嵐の海に現れる巨大なハサミが、とてつもない大きさを想像させる見事な演出でした。
エビラのデザイン画です。

こちらも1966年版ではなく、2004年版のものです。やはり、エビはエビ茶色が似合います。
お部屋が変わります。
動植物の怪獣から、打って変わって人工的なエレメントが登場。

この重機のような造形物はなんだ?
そうです、特生自衛隊(対特殊生物自衛隊)が作った、対怪獣兵器『三式機龍』またの名をメカゴジラ!

東京湾に眠るゴジラのDNAをシステムに組み込んだ、バイオメカニカル兵器です。
対ゴジラ兵器と言えば、もう一体、『MOGERA』もいます。

これはミステリアン遊星人によるものではなく、日本の科学の結晶、自衛隊製のものです。
歴代のポスターを見ながら進む、ゴジラ抜きの東宝怪獣世界。

東宝の倉庫からの出品と思しき、貴重な造形物の数々。

ビオランテの雛型ですね。こっちの方が植物性が強くて、ゴジラの敵役に相応しいように思います。劇中の最終形態は顔がゴジラに似ていて、キャラが少々重なっていたように思います。
そのほかにもいろいろな造形物が展示されていましたが、中でも息をのんだのは、初代キングギドラの頭部三つ揃え。

やはり、元祖にして本家オリジナル、これです。隕石から飛び出す衝撃的な初登場から、X星人、キラアク星人の手先となって地球を襲う。他に類を見ない強烈な破壊光線。大空の遠くに見える小さな影を指さして「ギドラだー!」と戸締りを始める商店をみると、空襲体験のある人たちが抱く恐怖を感じさせられました。悪意ある飛行体、それがキングギドラでした。
すでに黒ずんでしまった、この造形物の荒々しいヘラのあと、日本的な曲線美に触れましたら、創作意欲心に火がつきました。
剥がれ落ちたウロコの一枚一枚に、当時の製作班の手仕事が見えて感動です。

これはもはや『時の文化遺産』と申せましょう。
大型連休といいながら、比較的すいていて、寝そべって写真の撮れる状況でした。開催期間は5月6日まで。
詳しくはこちら→
http://no-godzilla.world/ 平成もあとわずかという事で、平成作品がメインの展示会でしたが、本物の着ぐるみを拝むことができまして、子どものころのようにはしゃいでしまいました。
そして、特オタおやじ三人組は、渋谷を後にバスに乗り、一路、中野を目指すのでした。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/28(日) 20:05:46|
- 見聞・出歩き
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
トクサツガガガ展 行ってきました原宿の街、やって来ましたHNK東京放送局。

仕事仲間の特オタおやじ三人組でNHKスタジオパークを訪ねてきました。
日本の放送関係にちなんだ室内型テーマパークで、大型連休初日ということもあり、お子様連れのファミリー中心に、朝ドラコーナー、声優体験、ためしてガッテンなど、のどかな雰囲気で皆さんたのしまれてました。ただ、この一角だけは、なぜかちょっと居る人々の種類が異なるような…

カメラを構えた眼鏡のおっさんが目立つ。
今年<2019>の1月に放映されたドラマ10『トクサツガガガ』の展示コーナーです。丹羽庭先生原作の漫画をドラマ化したもので、特オタを隠しながら生きる美人OLのあるある奮闘物語。今回は劇中で使われた美術小道具が多数展示されていました。
劇中に登場する架空ヒーロー番組『ジュウショウワン』のポスター。

本物そっくり!といっても何が本物なのかわかりませんが、実在しているようなリアリティにあふれています。それも原作者丹羽先生のデザインセンスの良さによるところが大きいでしょう。原作マンガも愛読してますが、登場のたびにデザイン、設定、ネーミングなどなど完成度の高さにニヤけてしまいます。
劇中ヒーローの武器。

精密なフィギュア。

そして実物のコスチューム。


等身大の説得力に息をのみます。
そればかりではありません。
劇中小物のこだわりも凄いのです。

お菓子の箱も、まるで売っているそのもの、子どもがこじ開けたところまで再現されています。「サーチ禁止」の注意書きもリアルで笑いを誘います。

本も架空の物とは思えない出来栄え。書店に置いておいたらそのままドッキリに引っかかってしまいます。
ほんの数秒しか映らない小道具にリアリティを吹き込んだ美術班のつくり屋魂は、まさしく特撮そのもの。無いものを有るように見せたり、観る者を異世界に誘〈いざな〉う。気がつけば、僕らの目は僕らの体を離れ、完全にガガガの世界の住人になっていました。

等身大のかのちゃんパネルと、これもまた等身大の劇中ヒーロー『エマージェイソン』。
東京NHKスタジオパークで開催中の『トクサツガガガ展』は5月6日まで、この期間は入場無料となっています。
詳しくはこちらをどうぞ。↓
https://www.nhk.or.jp/studiopark/index.html
そしてこのあと、おやじ三人組は次のネタを求めて渋谷に向かって歩き始めたのでした。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/28(日) 11:39:40|
- 見聞・出歩き
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
クラウン
スターファルコン 17
せっかく塗り直したものの、一部がはがれて意気消沈したクラウンのSF乗り物プラモデル。

クラウンのスターウォリアーシリーズの中の『スターファルコン』といいます。もうお分かりと思いますが、ご存知スターウォーズの便乗製品です。このままではいつまで経っても進まないので、ここで一気にやっちゃいましょう。
部分マスクをして、剥がれた部分を塗り直し。

乾いたら、汚しを入れましょう。塗膜段差がついちゃったので新車みたいな形ではなく、映画の小道具みたいな汚し塗装で行ってみたいと思います。
HBの鉛筆で溝部分をカリカリなぞります。

このあと、タミヤの綿棒でなぞり、溝に墨を入れつつ、周りをぼかします。

こちらが汚し前。

そして汚すと、こうなります。

コーティングとして、つや消しクリアーを吹き付けて定着です。
下胴も同じ作業を施しまして…

本体の基本塗装完了としましょう。
今回はここまで。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/26(金) 11:03:33|
- 玩具・造型
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
ヒーワンキャベツ 春キャベツの美味しい季節でございます。春キャベツはふうわりと巻きが甘く、サクサクと柔らかい食感が特徴です。今回は、お魚団子と一緒にスープ煮にしまして、トマトソースで食べる西洋風お料理です。
こちら、玉葱と缶詰トマトを煮詰めています。

お味は塩とみりん少々。
固形スープを薄手に溶かし、沸かしたところにお魚団子、人参、長ネギ、春キャベツ。

このダンゴはトビウオとタラの細引きのすり身です。春キャベツは煮すぎないようご用心。
煮ている間に鶏肉スープと粉チーズで冷や飯を煮て、リゾット風固めのおじやを作りました。

ご飯、野菜、魚団子。具だけを取り出しスープは別盛りです。
そこへトマトソース。

カラフルな春のワンプレートができました。
食べる時に、乾燥バジルと粉チーズをかけて香りづけ。

この魚団子は、先ほども申しましたが細引きです。おでんのつみれのような食感ではなく、つるんプリンと滑らかです。台湾料理で食べた魚丸〈ヒーワン〉に似ているので、ヒーワンキャベツと名づけました。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/25(木) 10:48:10|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
FHF懐中時計 2
古い懐中時計をいじっております。
こちらが時計の中身。

テンプ、ガンギ、四番がそれぞれ別受けになっています。アンクルはありません。シリンダー脱進方式です。
以下、古書より抜粋。

「シリンダー脱進という、貴石アンクル、フックアンクルと共に、時計に使われる第三のタイプがあります。18世紀の初めに開発されたこのタイプは、非常に古いか安い時計に多く見られます。特にドイツでは1940年代まで生産されていました。その動作はアンクル脱進と同じですが、よく見るとアンクル部がテンプの芯に直結していることが判ります。
<中略>
いろいろな面で、シリンダー脱進方式は、貴石アンクル脱進に精度のうえで下回るため、精度を追い求める需要の前に姿を消しました。」
ですと、それでは現物を拝見。

筒状天真に切り欠きが入っていて、ガンギが送っては離し、送っては離し…と繰り返す仕組みです。
そのガンギの歯がまた立体的に出来てます。

歯の先端が鍵状に持ち上がっていて、作るのが大変そうです。
ガンギを外しました。

順次まいります。四番受けを外します。

黒ずんだ真鍮の力強い輪列が、ゴシックホラーの雰囲気で好きです。
続いて中受けを外します。

巻き伝え車を外しました。

角孔車を外します。
トキの嘴のようなコハゼバネの形。

香箱受けを開けました。

りゅうずを引くという必要がないため、巻真をしっかり押さえるカンヌキ。

左のネジを緩めると巻真が抜けます。
ここで発見、香箱受けの下に彫られた“りんごに矢”のマーク。

これを手掛かりに、ネット調べでたどり着いたら、このマークはFHF(Fontainemelon, Fabrique d'horlogerie)の古いマークだそうです。こちら→
http://www.vintagewatchstraps.com/movements.phpを参考にしました。
これで出どころが判り、ちょっと嬉しい。
つづきは後ほど。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/24(水) 11:23:32|
- 時計
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
にわとりのつくね焼き すり鉢に肉あるいは魚を入れて棒で突く、そして練る。そういうものを、突いて練るから“つくねり”というらしい。おなじみ“つくね”でございます。
おかずに困ってましたら女房が「冷凍の鶏ひき肉ならあるけど」というので、解凍したものの、ちと量が少ない。それではパン粉かなんかで増やそうではないかと、思いついたのが今回のお料理です。手軽でございます。
鶏の挽き肉に、刻んだ葱、生姜、お味噌。

さっくり混ぜ合わせましたら、パン粉と玉子。

さらに練りましてフライパンで焼きます。ハンバーグのように種が固くないので、成型というよりは、手でつまんではペタリと落とすやりかた。

手で摘んで入れるので、摘み入れ、即ち“つみれ”に通じます。
両面焼いたら、みりん醤油を適当にからめて仕上げます。

これでよろしいのです。カンタンでございます。
にわとりのつくね焼き あるいは
つみれ焼き ですかね。ハイカラないい方をすれば
チキンボール なんてのもいいでしょう。

おやじギャグで、ボールでハイボール。
甘じょっぱい醤油味ですから、ビールよりはハイボールがよろしいかと。

それにお箸で簡単に切れまして、食感もなめらか。
お年寄りの蛋白源にもおすすめしたいおかずです。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/23(火) 11:18:20|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
ぺんてるのクレパス ゴミ屋敷のような状態になっている我が作業部屋。埋もれてしまった画材の引き出しをがさごそと探ったら、あら懐かしい、子どものころから使っていたクレパスが出てきました。

古いパッケージでしょう?当時16色なんて高級でしてね、絵の好きだった私には宝物レベルです。
こんなになるまで使ってました。

…というか、今だって使えます。
クレパスは子供の画材でしょうか?
いいえ、大人でも結構たのしいお絵かきが楽しめるのです。
随分昔ですが、大人になったある日、印象派を描いてみました。

描きながらの色混ぜができるので、こういう輪郭のあいまいなポヤポヤした絵に合う画材ですね。
当時はクレパスお絵かきにはまってたらしく、このあと古典派も描いていました。

油彩の筆に灯油をつけて伸ばす方法を覚えたのが楽しかった覚えがあります。

微妙な色のボカシができます。
思えば小学校の教材だったクレパス、大人の創作意欲も満たしてくれる手軽にして力のある画材の発見でした。もし、お子さんの放り出したクレパスがあったら、ぜひ、お絵かきを楽しんでいただきたいものです。
テーマ:お絵描き・ラクガキ - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/22(月) 11:33:19|
- 雑貨・珍品
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
新居購入 我が家の金魚を迎えたのは2016年の7月。当年生まれの稚魚だったため、水圧低めがいいと思いまして、高さハーフの60センチ水槽で育ててました。

この頃はまだ親指の頭ほどのおチビちゃん。
ところが、あれから3年が経とうとしており、今や手のひらに収まらない巨体になりました。

したがいまして、体の割に水量が少ない。このままでは水質悪化が早まるという事で、高さがあるスタンダードサイズに引っ越しすることになりました。
まずはバケツに一時移動。

片手でつかめないから両手で持って、そっと移したつもりが、暴れて周りがびしょびしょです。
今回は砂利も洗って、新居に設置。

水を満たしまして、二匹を放しました。

水量が増えて水圧は高くなりますが、十分耐えられる大きさになっていますので、その辺は問題なし。高さが増えた分、泳げるスペースが増えました。

たくさん泳いでダイエットしましょうね。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/21(日) 15:36:23|
- 金魚・生き物
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
鳥だしうどん 少し暖かくなってきましたから、水で洗ったざるうどんで行きましょう。
にわとりの胸肉を茹でて、そのまま冷ましたものです。

ダジャレよろしく鶏を取り出し、アクを掬って、みりんに醤油、麺つゆを加減して煮立て、鶏だしの“つけづゆ”を作ります。
取り出した胸肉は、庭に生えている青ネギと共に味噌ぬたにしたいので、和え衣をこしらえます。
味噌、みりん、米酢、練り芥子、胡麻油をすり鉢で合わせます。

つやのある、美味しい和え衣ができましたら、茹でた青葱とむしった胸肉を和えます。
鶏肉むしりと葱の味噌ぬた でございます。
うどんが茹で上がりましたら、水で締めて熱々の鳥だしでいただきます。

キラキラと脂の浮いた汁が美味しい
鳥だしうどん でございます。
お蕎麦の鶏南蛮と違いまして、具のようなものはございません。
なので、時々、味に変化をつけるため…

ネギのぬたを添えました。
葉葱が食べ盛り、そして、ふうふう言いながらすする鍋焼きを求める季節は、いつのまにか過ぎていった模様です。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/20(土) 18:29:20|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
秋刀魚らーめん ラーメンでございます。
今回は東北物産市でみつけました、秋刀魚らーめん。

即席ながら、お値段はちょっと高級。
“三陸の塩”“節系醤油”のキャッチがそそります。今はもう無くなってしまいましたが、仕事場の近くにあった老夫婦が営んでいる中華屋さん。煮干しの味がじわーっと効いた、醤油の濃いラーメンが好きでした。ツンとくるようなカンスイの効いた黄色い麺、懐かしいです。
おっと、思い出話はここまでで、待望の中身を見よう。

おお!麺は油で揚げてないドライタイプ。中細ちぢれ麺、長めのゆで時間で美味しいやつです。
袋の説明に従い、一杯作りました。

本来は何も足さないプレーン状態が一番おいしいのですが、欲が出まして、朧昆布に鰹節といった海産物をちょい足し。醤油に枯れた風味を添える古漬け。薬味に青ネギ、そしてニンニクの醤油漬けをトッピングしました。

食べてみますと、つるつるの生風麺はのど越しよろしく、ほどよい縮れが魚節風味の和風スープを巻き上げて口に運ぶ。即席ラーメン独特の人工的な味わいは低めで、天然度を高く感じる仕立てです。これもやはり、青魚の個性みなのでしょうか。
美味しいものは、すぐ無くなってしまって困ります。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/19(金) 10:31:32|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
FHF懐中時計 1
今回は懐中時計です。

銘はございません。りゅうずも動きません。
裏も錆びています。

針回しはダボ押し式のようですので、結構古いもののようです。

横についている小さなボタンを押しながらりゅうずを回すと針が連動します。
蓋を開けました。

STAINLESSと刻印されてますが、これは恐らく蓋のみのことでしょう。
中身の情景。

味のある真鍮製の機械です。幸い天真は折れていません。
中身を取り出した空のケースです。

真鍮製ですが、どうも文字板側の肉を寄せた痕跡が見られます。代用ケースを機械に合わせたか何かしたのでしょうか?
乗っかる文字板はこちら。

いわゆる瀬戸干支、エナメル文字板です。文字の配置が絶妙ですね。ローマ数字の内径が描く円、外径が描く円、内レール、外レール、外に向かって狭まってゆく比率に品格を感じます。
文字板を外しますと、その下はこうなっています。

あまり傷んでなさそうです。
地板の数字はシリアル番号とお見受けしました。

年代推定の手掛かりになるといいのですが…
巻き真周辺を拡大してみました。

今の時計は、おおよそりゅうずを引いて針を回す構造になっていますが、この時代は、りゅうず横のボタンを押すことにより、くの字のレバーがつづみを内側に移動させて針に連動する仕組みとなっています。
次回、時計側を探検してみましょう。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/18(木) 11:10:08|
- 時計
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
古漬けと筍炒め 古漬けも相当古くなりましたので、漬け樽から引き揚げて水けを絞り、さらに塩を振って冷蔵保存に切り替えました。

酸っぱい香りが嬉しい、ここまで来ますと調味料としても使えます。
今回は塩抜きをしまして豚肉、筍、青唐辛子と炒め合わせました。

味ベースはオイスターソースです。これは便利です。入れすぎてしょっぱくならない限りは、ほぼ美味しく出来上がりますゆえ。

お皿に装ってラー油をかけました。大根葉の古漬けと筍の炒め物です。

漬物を炒める。東南アジアのスープなんかにも入ってますし、中国ではザーサイなんかが調味料としてもよく使われています。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/17(水) 10:58:22|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
ウルトラマンR/Bセレクト 絆のクリスタル 久々の劇場映画鑑賞です。
『ウルトラマンR/B〈ルーブ〉セレクト!絆のクリスタル』(松竹)円谷映画の新作です。私としては、『ベリアル銀河帝国』以来ですから、およそ10年ぶりです。10年といっても、その間に公開される新作は気になってましたけど、上映時間が朝一回だとか真っ昼間なので、働く大人にはちょっときびしい。今回は休みを利用してのものです。それにしても10年か、時の経つのは早いものです。
ウルトラマンR/B〈ルーブ〉は赤と青の兄弟ウルトラマン。面白いデザイナーのお父さんと、可愛い妹とで繰り広げられるウルトラホームドラマです。今回は、終わってしまったテレビ版の続きとなっていて、テーマは家族愛です。ゲスト出演の先輩ウルトラマンはウルトラマンジード、こちらは孤独な設定ですから、その対比が面白い。演ずる濱田龍臣くんも、可愛いお顔のまんま綺麗に大人になったなぁと感じました。また、怪獣にされてしまった引きこもりの息子を泣きながら呼び続ける母の姿には、同じ境遇の親として身につまされる想いでした。世の中には生きづらい人生を送る若者がたくさんいるんです。そこへ行きますと、まだまだ気楽に生きられる自分が如何に幸せ者か。
登場する怪獣はご覧の面々。

異次元で繋がっているガンキューとベムスターの連携プレーはなかなか見事。倒れた主人公に水を飲ませてくれるピグモンは、ただ可愛いばかりではなく、ピグモンの本質を突いた演出で嬉しくなりました。このほかに、デッカイ新怪獣や、悪質宇宙人も出てきますが、その辺はご覧になってお確かめいただきましょう。
ウルトラマンのほうは、もう次々に姿が変わりまして、何が何だかわからない。キャラの大安売りであまり好ましくないですね。ウルトラマンが好きな人ほど、現状に眉をひそめることでしょう。
そんな中、幾つになっても嬉しいのが入場者プレゼント。

今回はミニ手帖でした。
ウルトラマンといえど怪獣映画ですから、やっぱり劇場での迫力がいいですね。私はいつも最前列の真ん中で観るんです。首が疲れるでしょうって?そうなんです。大きいものを見上げたという感覚を首で感じるのです。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/16(火) 10:37:24|
- 視聴鑑賞
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
炙り親子 地鶏のこま切れ肉を買いましたので、親子丼と行きたいところですが、地鶏は旨み、煮てしまうより焼いて閉じ込めた方が良いかと思いまして、フライパンで焼きました。

相棒のネギも一緒です。味付けは麺つゆ一本勝負。つゆはやがてタレになり、ほどよくからんで肉がプックリふくらんだら、アツアツご飯にのっけます。

しかし、これだと鶏肉どんぶりであっても親子にはなりません。子の方はどうするの?
はい、玉子です。玉子は生のまま一つ落とします。

これでよろしいのです。
炙り親子どんぶりです。

見た目はイマイチですけど、食べてみたら…?

甘じょっぱい肉の弾力に滲む旨み、玉子のこく、葱の香り、イメージ通りの出来でした。
ぺろりと一杯平らげました。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/15(月) 12:26:55|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
青ネギ彩々 九州葉葱が食べごろです。
では、部位ごとに楽しんでみましょう。
まずは白い根元近く、塊茎〈かいけい〉部分を食べましょう。

ころころツヤツヤの美味しそうなふくらみ。これは胡麻油で焼きます。

ただそれだけ、粗塩をほんの少しふりました。

お味噌を少し添えまして、ビールのお供に。つるんトロンと甘くてジューシー、胡麻の油が香ります。
つづいて葉の分かれる前の筒状のところ、葉鞘〈ようしょう〉の部分です。

こちらは少なめの湯で炒り煮にしました。

湯を切って冷まし、酢味噌で食べました。

ここで貝か何かが欲しいところですが、葱100%でも十分美味しかったです。
そしてメインディッシュは青い葉っぱの所です。ここはネギチャーシュー焼きとしましょう。
水で練った小麦粉を薄焼きにしまして、青葱をたっぷり。

山盛りになりますが、なるべく平らに広げます。

結構お葱多めです。
ここに刻んだチャーシュー、古漬けをちらし…

さらに紅生姜、そして玉子を一つ。

粉生地の残りをまんべんなく垂らしまして、お箸を添えてパコン!っと返す。

いいじゃない?クレープみたいな焼き目がうれしいね。
落し蓋で押してペッタンコにします。

おっと!大阪系のみなさん怒らないでください。空気を含めたふっくら焼きではなく、今回はしっとりペットリ焼きを目指しております。
両面焼けましたら、二つ折りにしてお皿に移動。

おソースと青海苔を振りましたら出来上がりです。

たっぷりの青ネギを閉じ込めたお好み焼きの一種です。さて、どうでしょう?

舌触り滑らかの柔らか仕立て。中はトロリでお味も上々。外カリカリの中ふっくらも結構ですが、たまにはしっとり滑らかもいいですね。お年寄りにもお勧めしたいです。
充実の青ネギ三昧でした。部位ごとに食べ方を変えれば、楽しみ方いろいろ、ぜひお試しいただきたいものです。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/14(日) 17:57:28|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
ソーキそば 汗をぬぐいながらの花見イベントが終わったかと思ったら、霙〈みぞれ〉が降るなんて、何という狂った陽気でしょう。温度差についてゆくだけで体力を消耗します。まったくイヤになります。
そんな文句を言うのは人間だけで、植物は物も言わすに逞しく季節を受け止める。
家の前の小さな空きスペースに植えた九州青ネギが食べごろになりました。

一株抜いてみたら、もう白い根っこが膨らんでいます。

ここが膨らむという事は、間もなく球根になって、葉っぱの方が枯れてくる前触れです。はよ食べにゃ。
そこで、お得意先の金城さんからいただいた沖縄そばセット。

茹で麺にスープ、バラ軟骨の煮込みつきです。嬉しいですね、さっそくいただきましょう。
簡単で手早くできる即席セットは、私の大好きな立ち食いソバ方式、湯通しした麺をチャッチャと湯切りしたら、温めておいたスープをかける。

同じく湯煎しておいたソーキの煮込みをのせ、青ネギをふる。

これでよろしいのです。
手早く簡単、沖縄式ソーキそば。

ネギの球根は味噌をつけて生でかじる。採れたては辛くありません。
豚のアバラは農具の鋤〈すき〉に形が似ているところから、“すき”、沖縄方言で“ソーキ”と呼ばれるんだそうです。

とろけるほどに煮込まれたソーキが、やや濃い目の味付けに対し、スープはあっさりめの旨口。麺は太めの中華麺のような感じで、ラーメンとも日本蕎麦とも違う独特の文化を誇る汁そばです。
ちょうど録画しておいた『ウルトラマンジード・つなぐせ願い』を観ていたら、なんと沖縄が舞台。嬉しい偶然です。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/13(土) 17:27:53|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
餃子ラーメン 昔、東京は亀戸の駅ビルに、どんぶりのやたらデカい中華風ラーメン専門店がありまして、ずいぶん通ったものです。
中華風ラーメン専門というところが、ちょっと独特で、炒め物やその他お料理を扱う中華料理屋さんでもないし、味噌、醤油?野菜増しましみたいな日本式ラーメン店でもないのです。中華風の内装に食器、それでいてバラエティに富んだラーメンメニューを取り揃えたお店でした。そこで贔屓にしていたのが、トンカツの乗った“ロースそば”と餃子の乗った“餃子そば”でした。醤油ベースのスープに浸った焼き餃子がことのほか美味しかったです。
余った餃子を見ていたら、そんな昔を想い出したのでやっちゃう。
日清の“昔ながらの中華そば”が適任でしょう。麺はノンフライでつるつる、スープはあっさり醤油味。カリカリに焼き返した餃子をトッピングです。

スープに浸った餃子は、焼き目の香ばしさをまとった水餃子みたいになります。少しふやけた皮の美味しさったらありません。

ふと思えば、ワンタンメンなんというのが有るのですから、ギョーザメンがあったって、おかしくありませんよね。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/12(金) 11:04:27|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
あいびき餃子 浮気の彼女とこっそり餃子デート?
そんなんじゃありません。挽肉の合い挽きです。
うちの餃子は普通、豚の挽き肉をベースにこしらえますが、今回は牛豚の合い挽きです。ちょっとハンバーグに近い味になりますかな?
配合はシンプルです。塩もみの白菜に挽き肉、醤油、それだけです。

よく練りましたら市販の皮で包むのですが、家で餃子を作るとき、皮が余るか種が余るか、ぴったり着地した試しがない。そこで柊考えた。肉のトレーに種を詰めて、皮枚数分の分割線を入れておいたのです。

これで皮も肉も余らない段取りとなります。
続いて皮です。自家製が一番良いに決まってますが、近ごろでは伸びの良い餅粉入りのタイプが売り出されていますので専らそれ。
袋を開けたら、皮の縁を薄くするひと仕事。

縁を強くつまんで遠心力でびろろろろ~ん。ちょっとずらして、びろろろ~ん。それを一周やるのです。中央ふっくりで縁は薄く伸されてます。
皮の中央に種を広げ…

中央をつまんで止めまして…

左右から二枚ずつひだを寄せます。

もうこれでよろしいのです。
フライパンに油を引いて並べましょう。

隙間があって良いのです。中火で焼いて、皮の接地面がカリっと焼けたら、お湯をかけます。
ジョワー!ッと立ち上る蒸気を蓋で抑え込み、蒸し焼きにして、ジュクジュクという音から水分が抜けて、パチパチに変わったら御開帳!ジャーン。

もっちり膨らんで隙間も埋まってしまいました。この瞬間が、見た目、香りともに一番美味しい瞬間です。
鍋をゆすって餃子をはがし、するすると滑るようになったなら、お皿を被せてポンと裏返す。

焼き過ぎだー!モチモチ写真をいつまでも撮っているからこういうことになります。でも香ばしくて美味しそう。カリカリとモチモチのコントラストが強いほど美味しいはず。
焼き立ての餃子で冷たいおビールをいただきます。

タレは黒酢に醤油、豆板醤に練り芥子、そして種にはニンニクやニラといった香味野菜が入っていないので、玉ニンニクの醤油漬けをいっしょに食べるんです。コリコリと、モチモチ餃子にアクセントが加わって、それは美味しいものです。今回は成功。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/11(木) 10:44:24|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
自作時計の愉悦
Time Ring 『自作時計の愉悦』今回は究極的な時の景色とでも申しましょうか、シンプル極まりない二点です。

まずはこれ、時字もなにもございません。針のみが宙に浮いている無の景色。何もないだけにいろんな形が浮かんでは消える、持ち主のイマジネーションが左右するデザインです。ただしかし、お気づきだろうか?微細な挽き目がレインボーを放ち、一本一本が活きているという事を。そしてこの深い青に赤みの濃淡がついていることを。

普通、メーカー品の青文字板といえば、目付の後にニッケル等でメッキを施し、青みのクリアー塗装で表現されますから、目付の凹凸は多くの場合塗膜の下で輝くことになり、表面は塗膜のつやが覆います。ですが、この時計の場合、鉄材に挽き目を入れて熱処理、いわゆる青焼きで発色させているので、温度変化によるグラデーションと、繊細な挽き目がダイレクトに露出した、極めて珍しい青文字板に仕上がっているのです。外周の藍色が中心に向かって紫に変わる淡いボカシ、かすかなムラ、これが熱と鉱物によって描かれる自然の色。
同様な技法で作られたもう一品がこれ。

なんともスペーシーなルックス。深い青の世界に大小の円のみが静かに配置されています。宇宙空間に存在する様々な時間軸の軌跡のみが描かれた、空間分割の美しさです。テンプ上の唐草彫りにだけ有機的な装飾を残すところが強烈なアクセントになっています。で、これが時針になっており、12時の青い円が分針。つまり上の写真でいうと4時58分を示しているわけです。まったく無駄が無くて清らかなデザインです。

時計の針を針っぽく見せない発想が素晴らしいですね。針というのは計器として目的を示す体裁であって、そもそも宇宙空間に針なんというものは無いのですから。直線を極力控え、円弧のみで構成された世界観は、太極拳のゆったりした動きを連想させます。
ここまで三回にわたって紹介しました時計を並べてみると、面白い構図が浮かび上がります。本作が抽象表現による宇宙とすれば「天」。具象画によって切り取られたカワセミの佇む森の情景は「地」、そして彫金で描いた古典的模様は歴史と技巧という事で「人」、宇宙を構成する三要素「天地人」がそろいます。作者が意図したものかどうかは判じかねますが、私にはそう見える。時計というものを要素分解し、濃厚な形で表現した若き才能の将来がたのしみです。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/10(水) 10:58:53|
- 時計
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
ナポリライス 焼きそばでご飯を食べるなんていう話を耳にしますが、麺で米を食うなんてどうかしてますよね、考えられません。ええ。
ナポリタンでご飯を食べました。
ご飯は炊きたてでいい香り、だけど冷蔵庫のふやけたスパゲティも捨てきれない。なにしろケチャップ味がその日は食べたかったから。
ハムとタマネギ、固まった麺を炒めます。

ケチャップソースを先に作ってから麺を投じるのが作法でしょうけど、今回は全部いっしょ。

ケチャップで味付けをして少し焼き込み、ご飯の横に添えました。

粉チーズとドライバジルを振りまして、ナポリライスです。チーズとバジルはご飯にもかけましょう。蒸気で香りが一気に広がります。

カレーライスのカレーの代わりがスパゲティですよ。麺と米を口に突っ込んで、思いっきり飲み込むときの快感ったらありませんな。炭水化物の重ね食いバンザーイ!
これでまたメタボ改善は遠のく。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/09(火) 11:09:41|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
2019 舎人公園千本桜まつり 4月7日(日曜日)、東京足立区にあります舎人〈とねり〉公園千本桜祭りに行ってきました。

とはいってもビール片手のお花見ではなく、足立区NPO支援センターの手伝い応援です。
満開の桜と家族連れ、聞けば20万人が集まるイベントだとか。

たくさんの出店、地元農産物即売やら環境関連団体、保健、大道芸、その他諸々たいそうな賑わいです。

満開の桜と家族連れ、20度を超える汗ばむ陽気の中、ビール売りの誘惑に苦しみながらのイベント応援。出店側の立場からビールが飲めない拷問花見となりました。
さて、われらのブースです。

物書きで造形家でもある多賀もちゆき氏が興している『大衆芸術開拓組合』、内容的には
過去ログで控えたものと同じなので、ご覧になられた方には重複する場面がございますが、今回は一段とパワーアップ、この場を借りてご紹介いたします。
まずは過去を語る展示物です。昭和40年代の少年たちが夢中になった怪獣の人形がズラリ。

それから怪獣関連の発行物を、表紙のコピーでご紹介。

少年まんが雑誌の表紙。

これらの表紙に胸を躍らせ、イマジネーションを膨らませたものです。
怪獣図鑑の類は宝物でプレゼントの定番、だれも一冊は手にしたことでしょう。

ボロボロになるまで読み返してましたっけ。
時には雑誌の付録に別冊としてついていた小冊子もありました。

今では希少なお宝です。
貸し本市場のまんがをご存知でしょうか。今でいうレンタルビデオ専用ソフトみたいな漫画作品です。

僕は利用してませんでしたが、お小遣いで読む漫画はさぞかし有難かったに違いありません。
そんな環境で絵画や造形に親しんだ僕たちは、やがて大人になり、こういう出版物を作ることになります。

子供のころから培った感性を生かし、子どもたちに伝える側に回ったのです。

上の恐竜本は、多賀もちゆき氏の執筆、表紙の恐竜模型は僕が、そして中のイラストや図は仲間での共作です。だいぶ昔の発行ですが、当時は若くて夜更かしも楽しかったものです。
そして現在の活動です。

これらは多賀もちゆき氏がほぼ一人でやっております。子供やお年寄りに工作や絵画、文章の書き方、その他いろいろ指導しています。詳しくはホームページ
『大衆芸術開拓組合』をご覧いただきましょう。
そんな時!怪獣出現に逃げ惑う人々。

なんて、ふざけましたが、これは今回僕が演じたアメリカゴジラのギニョール。
こいつを手に持って客寄せ、子どもたちを呼び込んで、ジオラマと怪獣とで記念撮影を楽しんでもらう役目です。
でも心の中はこう…

「いい陽気だなぁ、桜も満開、幸せそうな景色だぜ」
「それだけに…」

「ビールのませろー!」
といった心境でした。
夕方の4時をもってイベントは終了。片付けの際、展示してあったモデルの中の三体を勝手に撮影。
多賀もちゆき作、Polar Lights社製『RODAN』

メタリックブルーの彩色が新鮮です。アメリカ生まれだから目が青い?
同じくMONOGRAM社製『GODZILLA』

頭と四肢に夜光パーツを用いながら不気味な雰囲気にまとめられています。
そして『努ブログ』主催の通名努さん作Polar Lights『GHIDORAH』

丁寧に作りこまれた黄金のドラゴンに息を呑みます。首のうろこは自作だそうです。
アメリカ生まれの日本怪獣そろい踏み。今年<2019>の夏はこれら三大怪獣が大暴れするハリウッド映画『godzilla king of the monsters』が公開されます。そちらも楽しみです。

とりとめのない記事になりましたが、日本には妖怪、怪獣といった豊かなイマジネーションの産物があって、そんな環境に育てられた僕たちが、それぞれが持つ美意識と技能を生かしながら社会のお役に立ちたい。それが希望なのですがはてさて、本当にお役に立っているでしょうか?もしかしたら自己満足かもしれません。でも、この日接したの子どもたちの笑顔をみていたら、少しは役立っているかも?と思いました。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/08(月) 10:58:20|
- 見聞・出歩き
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
ハムエッグ日本風 焙ったハムに目玉焼きとくれば、トーストを添えて洋風の朝食ですが、私はご飯で行きたい、白飯〈しろめし〉です。
熱々ご飯をお皿に装いまして、焙ったハムを二枚、そっとかけます。

ハムは縁が反るくらいの焼きがいいね。
そこに目玉焼きをひとつ。

干し大根のつぼ漬けを添えて、ハムエッグ日本風です。
これ、和洋折衷の朝ごはん。

味噌汁代わりに赤の葡萄酒とは、朝からずいぶんご機嫌ですこと。
黄身をつぶして醤油をかけたい?
そこでこれ、干し大根のつぼ漬けなのです。

つぼ漬けは、さしずめ固形のお醤油。はりはりと歯触りも心地よく、にじむ水分は旨みを含んだ醤油です。ある時、揚げたてのトンカツにソースをかけないで、つぼ漬けで食べてみたら、ことのほか美味かったです。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/07(日) 11:26:33|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
明星チャルメラ しょうゆ味
あれはジュネーブだっただろうか?ずいぶん昔になりますが、そこの中華料理屋のメニューに“日本式ラーメン”っていうのがあって、値段も他の麺料理よりも高いんです。気になって一つ注文、みんなで少しずつ食べましたが、口々に「これ、チャルメラでしょう」と。私もそう思いました。
ベーシックな即席ラーメンの横綱格、明星チャルメラです。

袋のデザインが新しいですね。僕としては昭和っぽい夜空のデザインの方が好きでした。
小鍋に湯を沸かして、袋を破る。
この麺の角〈かど〉処理がうれしいね。

この小さな親切が、ものすごい威力を発揮するのです。
ほら!

小鍋にぴったり、全てが湯に浸かって気持ちがいいです。
本来、麺の茹で湯をスープにしてこそ簡単便利の即席製法なんですが、今日はちょっと手間をかけて、どんぶりにあけて熱湯で溶く。

このひと手間で、濁りの無い澄んだスープに仕上がります。

しょうゆの色も鮮やかに、ね?おいしそうでしょう?
麺が煮えたら湯切りをして手早く盛り付け。
ほうら、一丁上がりです。
鼻を近づけて香りを嗅ごうよ。

はぁ~、いい香り、子供のころとおんなじです。
汁を一口すすって口を湿らせたら、麺を一気に吸い込もうね。

生麺とは違う、油揚げ麺の美味しさは別世界。いえ、優劣じゃないんです“ちがう”のです。これでいいのです。
この美味さは、やっぱり日本生まれのオンリーワン。海外赴任の日本人が高いお金を払ってでも食べたくなる気持ちがわかります。冒頭のエピソードは、すごい昔、まだEU(欧州連合)も無かったころのお話です。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/06(土) 11:19:28|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
クラウン
スターファルコン 16
すっかり意欲を失って放置していた塗りかけのプラモデル、クラウンのスターファルコン。
失敗したところを溶剤で洗い落としたところです。

もう完全にやる気を失っていましたが、気まぐれで購入した円谷プロDVDコレクションの『スターウルフ』を観たら、佐川和夫監督によるバッカスⅢ世(宇宙乗り物)のミニチュアワークがあまりにもカッコよく見事なので、ふたたびやる気に火が点きました。こいつを完成させて、特撮写真を撮るぞ!と意気込みも新たに、再開いたします。
まずは全体を白で塗りまして、乾燥ののち、新たな気持ちでマスキング。

前より丁寧に切り抜きまして、ライトグレーを吹きました。

ライトグレー部分ができましたら、保護し、次に窓見立ての部分に黒を吹きました。

ただの黒では色気が無いので、グリーンパールの入ったクリアーで上がけをしました。

で、前回は、この後、クリアーの厚塗りをして失敗したので、今回はここで止めます。
丁寧にマスキングを剥がしてみますと…

お、いいじゃない。この調子で進めましょうよ…
…と、思ったらなんと…

別の所がはがれてしまっていました。脂分でもついていたのでしょうか、マスキングテープに負けてしまいました。
トホホ… でございます。
私の意欲は再び消沈するのでありました。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/05(金) 10:56:10|
- 玩具・造型
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
おからと切り干し 日本のおかずで代表的な煮物のうち、立ち位置の近いのが、おから、ひじき、切り干し大根ではないかと思います。これらは、にんじん、油揚げ、牛蒡など、同じようなパートナーと、同じような味付けをされて親しまれています。今回は、おからと切り干しを合体させて合わせ煮にしてみました。
まずは熱した油で、葱とニンジンを炒めて香りづけ。
戻した切り干し大根を炒めて、油が回りましたら戻し汁を加えて煮ます。

麺つゆで味をつけましたら、汁けのあるうちに、おからを投下。

たちまちおからが煮汁を吸って、ふうわりと膨らみます。
全体をよく混ぜながら炒りまして、最後は胡麻でごまかす。

胡麻が偏らないよう、全体に混ぜ込みまして…

仕上げにお酢を少々振り込みまして出来上がりです。
日本のお惣菜、おからと切り干しの炒り煮です。

おからだけですと、パサつきと申しますか、のどに詰まるような感じがしますけど、水分を含んだ切り干しが一緒ですとちょうどよい水分バランスで食べやすいです。

おからといえば、素浪人花山大吉ですね。小さいころ見たテレビ時代劇です。おからが無いと機嫌が悪くなるキャラ設定じゃなかったかしら?細かいことは忘れましたけど、おからという食べ物を知ったのは、そのドラマからでした。
豆乳を絞った残りを利用した伝統的な日本のおかず、おからは、繊維質豊富で整腸、美肌によろしく、健康にも役立つ、後世に伝えて残したい食べ物のひとつです。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/04(木) 11:17:47|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
自作時計の愉悦
Independent One 今回も若き時計愛好家の作品です。『IndependentOne』 “唯一無二”とでも申しましょうか。
どんな作品でしょう?

彫金で彩られた装飾時計です。既製品の文字板を外して、露出した地板のメッキを剥がし、彫金を施して真鍮の色と質感を生かしたものです。彫金の模様は強弱を抑えて全体の密度を均すことにより、ケバ過ぎず、落ち着いた雰囲気に仕上がっています。

模様そのものはアカンサス、古い建築などに見られる植物紋というクラシックなモチーフながら、別体リングにドットで刻んだ時字が不思議に新しく、独特の個性を生み出しています。
9時の位置に刻まれたシリアル番号1/1が、世界で一つ、唯一無二のタイトルを表しています。
ことにこの時計は裏面も良いのです。

受けのメッキを剥がして、露出した真鍮面にサンドブラスト、輪郭は鏡面に磨きを入れています。天受けには地板と同じ彫金装飾。落ち着きと躍動のコントラストが高い品格を湛えています。

いにしえの懐中時計を彷彿させるこの時計からは、人類の英知を感じ取ることができます。18世紀あたりの時計師といえば、科学、天文、数学に通じ、美術家であり、技術者でなければならなかった。そんな国家レベルの賢者でなければ時計は作れなかったのです。だから時計というものは、もっと尊ばれるべきなのでしょうが、人類の英知は皮肉にも、100円で買えるものまで生み出してしまいました。そんな時代だからこそ、一人の若者が情熱を傾けた唯一無二の逸品が尊い。数年先の未来、彼はもっと上手くなっているでしょう。でも、この時計に手を加えてはいけないよ、と言いました。なぜならば、これを彫ったその時の君、その時の感性、技巧そのものがここに刻まれているからです。そんな“時”を記録した時計“IndependentOne”。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/03(水) 10:33:28|
- 時計
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
貝のカレー ご家庭の余ったカレー、どうしてますか?
まずは寝かせたカレーとして美味しくいただく。残りが少なくなったら、スープみたいに薄めてみたり、茹でたジャガイモを加えて潰してみたりと、私のほうはその時々の思いつきでいろんな食べ方をしています。
今回は、粉をまぶして焼いたカキ(これも残り物)と、つぶ貝のわさび漬けを加えまして軽く煮直しました。

貝をカレーなんぞに入れたら、旨みが殺されちまうだろ!とお思いでしょうが、実際はあべこべでございます。

貝の威力がカレーを制圧して、味が劇的に変わります。

昨日までのお子様カレーとは打って変わって、大人のご馳走になりました。
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/02(火) 10:42:20|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
春のらんちう 早いもので、もう四月です。暖かくなったな、と思えば急に冷え込んだりして、まったく嫌になります。調子狂ってまいります。
そのへん水温は、気温に比べて変動はおだやか。
我が家の金魚たち。

ランチュウ二匹。表題は江戸表記で“らんちう”とふざけました。2016年生まれの彼らは金魚年齢で四歳です。
水槽前に近づくと、いつものように寄ってきて餌をねだります。

まん丸い体を揺らして、小さなヒレをばたばたさせる様子に毎日癒されています。魚なら普通、人が近づけば警戒して隠れるでしょうに、観賞魚として先祖代々育ってきた彼らは、人を餌だと思っているのでしょう。
金魚は元々フナです。ランチュウは人間によって極めて不自然な形に変形させられた生き物ゆえ、泳ぎは苦手です。魚なのに泳ぎが苦手。なので餌は沈むタイプがいいですね。
パラパラと少し餌を落とせば、もう夢中です。

赤くて大きいほうが“らんちゃん”、メスです。
白っぽいほうが“チュウリン”でオス。

以前はもっと赤い部分が多かったのですが、歳とともに白くなってきました。
丸い小顔がかわいくて、水替えのたびに触っています。

らんちゃんはプルプルのホッペタが可愛くて、こっちも水替えのときに触っています。

60センチの限られた世界で淡々と生きる彼らはかわいそう?いや、彼らは野生に適さない形質を受け継いでいるのだから、ここで精一杯可愛がられているほうが、逆に自然というものでしょう。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/01(月) 11:33:32|
- 金魚・生き物
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0