CITIZEN JET AUTODATER 3
昭和の国産腕時計をいじっております。今回はシチズンジェット・オートデーター、ちょうど機械を組み直したところです。

上の写真は回転錘をつける前の状態、回転錘をつけますと、片重りがくるくる移動して不安定になるので、針付けの後に行います。
ということで、裏返しまして先に文字板をつけます。

シンプルな文字板です。旭光目付に銀メッキ、太めの植字は上面四辺を大きく面取りした力強いイメージです。日付窓にも額縁を植えて、強さの調和をとっています。カラーは全体が金属質のモノトーンでまとめられている中、防水表示の“40m”だけが青色印刷で、清涼感を醸しています。
針はダイヤ剣の夜光入り。

どちらかといえばドレスウオッチに合うダイヤ剣ですが、夜光が入ると、たちまち機能的なイメージが高まります。
そして針に対応して12か所に夜光の入った見返しリングが上に乗ります。

ここで機械を少し稼働させておきましょう。
そしてその間に、側の掃除ですが…

かなり汚いのね。これはゴシゴシ洗わなければなりません。
こちらは風防、形はボックス型、内面レンズつきです。

材料はプラスチック、側とベゼルに圧縮されて、風防そのものが防水に役立つという構造ですが、風防周りも黒く汚れております。この辺がスッキリしますと、目が覚めるように時計に清潔感が出てまいります。
台所用中性洗剤を溶かしたぬるま湯に側周りの部品を浸けまして、歯ブラシでゴシゴシ洗います。

溝や隙間は竹串などを用いまして、こびりついた汚れを落とします。
お湯ですすいで、洗ってはみたけれど…

この側、キズが凄いのです。どうみても自然についたキズではありませんね。

おそらく、ラジオペンチで挟んだんだと思います。
ほれ、歯形が合いますでしょう?

前の持ち主は、少々短気で荒っぽい性格だったんだと思います。おそらく金属バンドをつけていて、使いかたが雑だから先カンが緩む。先カンというのは、バンド本体と側をつなぐ板を曲げて作られた部品のことですが、それが緩んでカチャカチャするのがイヤで、時計屋さんに持ち込まず、自分で締めたのではないかと推察するのであります。
この側キズ、このままにしておくのも一つの履歴で良いのでありますが、四本のアシ全部がこうなっていますと、自分で使おうとした場合、さすがにしんどいので、形が変わるのを覚悟の上、削ることにいたします。
その辺は次回ということで。
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- 2021/06/30(水) 10:25:59|
- 時計
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伸しステーキ なんだかわかります?これ。

牛ひき肉の真空パックを、開けずに袋のまま麺棒でペッタンコに伸したんです。
空気が入っていないから、密着性もよろしく、後は食べる分だけ切って焼く。

タマネギや塩といったつなぎが無いから、焼いたらバラバラになるだろう?という心配も何のその。

しっかり締まって焼き上がります。油も引いておりません。自分の油で焼けてます。空のフライパンに塩を一つまみ叩きつけて、パッと広がったところにペタンコの肉をベロンと置いて、片面焼けたら裏返し。片面だけに塩胡椒、これでおしまい。

ソース代わりには、野菜のごった煮。ジャガイモやナス、タマネギをトマト缶詰で煮込んだものです。
ハンバーグとはひと味違う、牛肉100パーセントでギュっと締まった伸しステーキです。
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- 2021/06/29(火) 10:36:25|
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MOEBIUS
FRANKENSTEIN 6
MOEBIUSU社の情景モデル『FRANKENSTEIN』の製作記録です。
今回は研究室の扉の金具の取り付けと塗装です。
こちらが部品です。

これでは何だかわかりませんが、仮組しますとこうなります。

この輪っか状の握りが、どのように動くかを想像しまして、錆びていそうなところ、摺れていそうなところを塗り分けたいと思います。

形状から察すると、輪っかの途中と球の部分はよく握られて摺れているで光沢があるのではないか、と想像するのと、台となるプレートの方も、球の当たる部分は同様に光沢があるのではないか?と想像します。そしてそれ以外はつや消しか、ことによっては錆びているかも知れません。
大体のイメージがつかめましたら、一度解体、別々に塗装をしておきます。

握り金具の方はメタリックカラーのダークアイアンを塗って乾かしておきます。
そして扉の方は、鉄の鋲から塗りましょう。

まず黒のベタ塗りをしてから、頭をメタリックカラーのシルバーでチョン塗り、乾いたら布でこすってつやを出す。そして鋲の周りの木の部分を希釈した黒でにじませます。

鉄の結露が木に染みたイメージです。
そしてドアノブの基盤部分です。
ベースはメタリックのダークアイアン、金属同士がぶつかりそうなところやプレートの角に、銀をちょい塗り。

これが乾いたら、布でこすりますと…

金属光沢が出てくるのですが… どうでしょう?

いい光沢を得られました。これがメタリックカラーの特徴です。
握り金具の方も同じように磨きまして、固定釻に取り付ける。

色の調子が合いました。
次回は錆を加えてみたいと思います。
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- 2021/06/28(月) 10:38:18|
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インカの掘りあげ 結局雨が降らないので畑に行きました。
草と枯れジャガで乱れた畑です。

手前はジャガイモ、特に小型種“インカのめざめ”は、すっかり地上部が消えているので掘ってみましょう。

鶏卵L玉ぐらいの新ジャガが顔を見せました。ありがたい、うれしい。インカ系は難しくて、以前2回ほど試しましたが、満足にできたことがありません。今回は良さそうだという事で、女房の手を借りて、一列掘りあげました。

満足な出来です。今年学習しました。インカのめざめの種イモはカットしてはいけない、です。来年も生きてたらやってみようと思いました。
ジャガイモのとなり、エダマメ、インゲンの列は、お行儀よく育っています。

葉の色が濃い方がエダマメ(茶豆)でして、すでに若鞘が下がっております。

そして脇に勝手に生えてきた青ジソが旺盛に茂っています。

青ジソは、お料理的には夏のイメージですが、盛夏になる前の今が一番おいしいです。枝ごと切って持ち帰りです。
それと、あきらめて放置していたレタスが、結球を始めていました。

レタスはキク科ゆえ、あまり虫にも侵されず、意外に美味そうに巻いてます。あと一週間、観察しましょう。
先週播いたニンジンは、無事発芽がそろいました。

スタートはまずまずです。
水をたっぷり吸った長ナスが生ってます。

枝を育てるべく、やや小さい実も収穫したんですが、枝の先が枯れている…

ダメかな?こりゃ。
そして、本日も乱れに乱れたトマトの整枝作業です。
そんな中、一本縮れていました。

やばいなあ、これはアッという間に伝染するのよね。せっかく青い実をつけ始めたというのに…

はたして、これらが完熟するのが先か?伝染して枯れるのが先か?

自然の流れに任せましょう。
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- 2021/06/27(日) 16:17:24|
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アズキの種まき 酒飲みが、酒をやめたら甘党になりまして、あんこまで自作をしたいな、と、アズキの種を播きました。ここ関東では、今が播き時、初めて挑戦するアズキです。

種の袋には、直播きの三粒播きと書かれていましたが、逆らって育苗トレイの一マスに二粒播きにしました。

そしたらなんと、数がピッタリ合いました。お導きでしょうか?ま、でも袋に逆らうとロクなことがないとは思いますが、今回はチャレンジなのでやってみようと思います。どうなるか分からないのも、自家栽培の楽しみです。
自宅の日よけゴーヤーは、私の胸のあたりまで成長してきました。

下の方には、気の早い実が生りはじめています。

こちらは、ツルムラサキ。

柵にからめて生やしておきますと、夏から冬にかけて朝ごはんのおかずに重宝なのです。インドのホウレンソウともいわれ、栄養価も優秀、毎朝摘み立て新鮮が食べられます。
こちらはプランターのパクチー。

腹いっぱい食べるものじゃないので、自宅栽培が一番、食べたい時に少量摘んで香りづけに使います。
今週は、自宅周りの食用植物のお世話でした。
テーマ:家庭菜園 - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/27(日) 12:51:12|
- 家庭菜園
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ミニ石像をつくろう 100均で見つけた木の粘土です。

使ったことはありませんが、想像するに、出来上がりが軽くて、質感はソフト、粒子は粗くてパサパサしているんじゃないか?と思いまして、それらの特徴が活きるであろう、ミニ石像を作ってみたいと思います。
まずは芯、今回は、縦に切れ目を入れて細く絞ったトイレットペーパーの芯を用意しました。

ここに粘土を被せて、成型してゆくのですが、筒状の端っこは、塞がないと粘土がどんどん入っていって、芯の意味がなくなります。したがってペットボトルの蓋で塞ぎます。

そして、ざっくりとアタリをつける。

この時、粘土はあまり練りません。石粉粘土などで造型するときは、密度を上げるためによく練りますが、今回は粘土の割れ、ひびなども味にしたいので、あえてふっくらしたままの状態で作っていきます。
イメージに合わせてヘラで細工したものがこちら。

丸い点々は、筆のおけつや鉛筆キャップなど、パイプ状のもので押せばよろしいのです。
カンタンでございますね、これでよろしいのです。一個できました。

ここで美術にお詳しいあなた、南米風だとか東南アジア風だとか言わないで下さいよ、おもちゃなんですから。時々自分の知識と照会してアレがおかしい、ここが変だなどと言う人がいますから困ります。
ここまでで使った粘土は半分ほど、残りでもう一つ作ります。
今度はアルミ箔をクシャクシャにして縦割りにしたタマゴくらいのお面型を作ります。

残った粘土を被せまして、先ほどの石像の顔だけを真似て成型します。

このようになりました。

ね?自然なひび割れも味のうち。こういう風にしたかったのです。100円で2個作れました。安いおもちゃですね。それで、これがカラカラに乾きましたら、先週作った紙の岩穴と色を合わせて汚します。
勘のいい怪獣おじさん方はもうおわかりでしょう?ガッパの洞窟を作りたいのです。
テーマ:手づくりを楽しもう - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/26(土) 10:17:02|
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アリイのリモコンモンスターシリーズ②
大巨獣ガッパ 7
リモコンで歩くガッパの夫婦、目を光らせることに成功しました。

今回から塗装です。
まず全体を生地塗りとして、濃緑色で塗ってあります。
そこへ、黄色い部分、嘴やとげとげ、翼の先などをラフに塗ります。

こういうものは大体でいいのです。
続きまして、こげ茶で緑と黄色の間を取り持つ。

境界を溶剤でぼかしながら、溝に黒を追加して陰影をつけます。

背中のギザギザの周りにも茶色を塗って、一つ一つをぼかします。

今度は、ヘドロメタリック(筆洗の沈殿物)でウロコをドライブラシ。

ヘドロが無ければ、銀に金を少量、グレーで濁らせたものでよろしいのですが、私は貧乏性なので沈殿物で済ませています。
胸や肩、鱗の部分には同じ処理をして,ウロコを立たせます。

いよいよ楽しくなってきましたね、つづいて、嘴や目の描きこみ。

最初は雑でいい、境界を溶剤でぼかしてごまかす。

適宜、黒やメタリックで濃淡をつけながら顔の描きこみ。

ガッパ、いい顔してますね。
次回はツメ、そして瞳の描きこみなど、最終仕上げです。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/25(金) 10:53:52|
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緑野菜の魚介蒸し 自分で育てた春キャベツは、苦くて生では食べられませんで、ニンニクを利かせた魚介風味で蒸し焼きにしました。

お陰様でニンニクはうまく収穫出来ましたので、たっぷり刻んで、油で炒め、冷凍魚介と酒蒸しに。

火が通りすぎますと魚介が縮みますから、アサリが開いたら、すぐ野菜を投入。

キャベツ、ブロッコリー、インゲンなど、緑の野菜たちです。
蓋をして蒸し焼き、香りの蒸気が全体に回ったら出来上がりです。

緑鮮やか野菜蒸し、塩も何も使っておりません。食べてみて、塩胡椒とか、ボンズ、柚子胡椒、マヨネーズなど、思い思いの味付けで食べるとよろしいかと思います。
テーマ:お料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/24(木) 10:51:13|
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CITIZEN JET AUTODATER 2
昭和40年製シチズンのキャリバー1120の機械です。

上の写真は、回転錘“ジェットロータ”を外したところで、自動巻きブロックはついたままです。
自動巻きブロック押さえを開けてみよう。

巻き上げの構造です。

詳しくは前回述べましたが、錘が左右どちらに回っても、上の写真が示す伝え車は反時計回りにしか回らないので、両回転巻き上げ方式という事が判ります。
これら巻き上げ部品を取り去りますと、基礎的な手巻きの状態になります。

ここからはセオリー通り、まずはテンプを外します。

テンプ下にキャリバー番号があります。あれ?これは1121ですね。だとすると1120のどこかを改良したものと思われます。1120の発売が1962年(昭和37年)で、このモデルが1965年なので、3年後の製品という事で、改良モデルであっても全然おかしくありません。

輪列受けを開けます。

こちらが時計輪列。
そしてゼンマイを巻きあげる角孔車を外します。

全部外すと地板が晒されます。

このあと、部品を洗いまして、組み直し。

大きなテンプが動きます。
そして自動巻きブロックを設置。

連動も確かめました。
次回は、外装の掃除と組み込みです。側のダメージがひどいんですわ、これ。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/23(水) 10:32:59|
- 時計
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雷じゃがいも 私の周りは、新ジャガの出回る季節になりました。
新ジャガは、小イモもまた旨しということで、丸ごと蒸かしてよし、煮ころがし、味噌田楽など、色々楽しめます。
今回は、肉ジャガならぬ、コンニャクジャガでいただいてみようと思います。
鍋に油を熱しまして、ちぎりコンニャクを炒めます。

バチバチバチー!っと激しい音で暴れます所から、ここで味をつけますと雷コンニャクというお料理になりますが、今回はもう少し待って、泡が鎮まり焼き目がつきましたら、新ジャガを加え、砂糖と醤油をまぶしてさらに炒める。

味が表面に染みた頃、ひたひたの水を張って強火で一気に炊き上げる。

汁気が飛んだら、ちりめん山椒を振りかけて煮ころがす。

いささか冬っぽい色合いですが、味はさっぱり軽い仕上がりです。

日本の素朴なお惣菜。甘い雑魚、時々癇癪玉のようにはじける山椒の香りと清涼感がアクセント。
テーマ:お料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/22(火) 10:40:26|
- 料理・食
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MOEBIUS
FRANKENSTEIN 5
輸入品の情景モデルを組み立てています。
カシューのつや消しブラックによる下地が固まりました。さてどこからかかろうか?
扉から行きましょう。材質は木のようなので、まずはマホガニーで全体をドライブラシ風になで塗りします。

乾いたら、さらに薄茶(ダークアース)でドライブラシ。

扉の外周、粗目の紙ヤスリで引っ掻いた面は、半乾きの時に木目に沿って雑巾で拭いますと…

引っかきキズが生きてきましたね、まずまずの発色でした。
お次は、木の関係性ともうしますか、木材がどう組み合わさっているかがわかるような汚しです。
薄手の黒で、横板が繋がっているように木目に沿って汚してみます。

タテ板と交差するところは、湿り気が強いとみて、濃い目に滲ませています。

今度はハイライトを兼ねるのと、木の乾いた部分は白っぽく見えるので、アイボリーで軽くドライブラシ。

でもこれでは、さすがにコントラストが強いので、全体をエナメルの薄墨で押さえます。

このままですと、木にしては照りが強すぎるので、スプレーのツヤケシクリアーを吹きました。

次回は金具を塗ってみましょう。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/21(月) 10:19:14|
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ナスの整枝とニンジン種まき 梅雨入りしました、草ぼうぼうの畑です。

手前のジャガイモ、だいぶ枯れてきました。
インカのめざめも…

インカの眠りにつきました。梅雨明けの晴れ間を狙って掘りあげです。
先週は土が露出していた場所もこの通り、草ぼうぼう。

生えているのはシロザとスベリヒユですから、どちらも食べられますが、ここは申し訳ないが雑草扱いとしまして、抜き取りました。
ジャガイモの横、枝豆とインゲンのお豆ゾーンは元気です。

こちらはピーマン。

木が小さいので、若いけど実を採っちゃいました。
シシトウも同じです。

一番花の下枝を全部刈りまして、枝も少し落としました。
放置していたナスは、伸び放題になっていますので…

密集していた葉っぱと、主幹三本を残して枝を切り、支柱に結んで整枝しました。

実も三個収穫しました。
こちらは自宅で育てていたバジルの苗。

これを一カップずつ、トマトとトマトの間に植えつけました。

トマトの手入れも大変でした。先週と同じく脇芽掻きと支柱への紐縛り。汗びっしょりです。
それと、今週末にどうやら雨が続くようなので、ニンジンの種を播きました。

自宅では、何もしないのに、ちゃんとツルムラサキが発芽を始めていました。

これがまた、夏から冬にかけての私の食料になるのです。
テーマ:家庭菜園 - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/20(日) 17:13:17|
- 家庭菜園
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焼きバターン 手軽にぱくぱく食べられてヤバいのが、このミニアンパンです。

5個入りで100円ぐらいでしょう?お値段的にも、お食事という心構えより気軽で、食後に一つといったデザート的甘味でよし、小腹が空いたおやつによし、まったくよく考えられた商品企画ですね。
今回は、この手軽さにひと手間加えまして重くしちゃうんです。
頭を少しちぎって、割れ目にバターをひとかけらつっこむ。

このままトースターで軽く焼いて、バターが溶けきらないうちに取り出しますの。

表面はホットに焼けてるよ。ジュクジュクにパンに染み込ませて焼き上げるのもよさそうですが、これは一口サイズです。

ちぎってごらん、溶けたバターをまとったつぶあん、原型を留めたバターの口溶け、溶かしバターの染みたパンのトリプル攻撃に参っちゃうね、やばいよこいつは、美味くてお腹を壊します。お茶によし、牛乳によしですが、でもやっぱし、薄めに入れたインスタントコーシーでしょうな。昭和感たっぷりの隠れご馳走になるよ。
テーマ:おいしいもの - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/20(日) 11:03:16|
- 料理・食
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多用途岩穴をつくる ここでちょっと、軽い工作を行いましょう。
こちらは一枚の段ボール。標準的な箱の一面分くらいの大きさです。

頼りない線でアタリをつけてあります。岩穴の穴に当たる部分です。
そこをカッターでくり抜く。

ほら、岩穴に見えるでしょう?いえいえ、まだまだ。
次に用意するのは古新聞。もちろん新しい新聞でもよろしい。つまりはパリパリした紙ならなんでもよくて、それらをクシャクシャに丸めて、ゲンコツぐらいのクシャクシャ玉をこしらえます。

このクシャ玉を、先ほどの段ボール板に接着グルーで貼ってゆきます。

グルーガンがなければ、糊でも木工ボンドでも、両面テープでもいいです。まずは岩穴の入り口を縁取るように貼りましょう。

こんな風に。そして空いている所にも適当にクシャ玉を貼りまして、ツルツルの面を覆います。
そうしましたら、水性糊と刷毛の用意。

今回は、古くなったでん粉糊を水で溶かしましたが、木工ボンドの水溶きや、水溶き小麦粉を煮て自家製糊を作ってもよろしいでしょう。
これを、先ほどのクシャ玉にティシューをかけて、上から塗って押さえます。

ここでトイレットペーパーを使ってはいけません。あれは溶けやすくなっていますから。ティシューがよろしい。お習字の半紙をクシャクシャにしたのでも良いですし、丈夫な和紙ならなおよろしいですが、使い捨ての小道具にお金をかけるのもあほらしいですから、手近にあるもので済ませます。
全体に塗るとこんな感じです。

まだ濡れているから、新聞が透けて見えますが、乾いたらこうなります。

そしてこのあと、アクリル絵の具で塗装となりますが、折角の白ですから、白いうちにやっておきたいこともある。

北極生まれのガメラのワンショット。
そしてこれを、岩色に塗りましたら、地底怪獣の出現やら、ドリル戦車の穴掘りとか、いろいろな用途に使える小道具になります。落としても壊れず、軽くて安全な紙の岩穴です。
さあ子どもたち、怪獣ソフビの遊び相手として、いっしょに作ってみよう。
テーマ:手づくりを楽しもう - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/19(土) 10:15:14|
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アリイのリモコンモンスターシリーズ②
大巨獣ガッパ 6
ニットー(日東科学教材)からアリイ(有井製作所)に移って、電動化されたガッパの動力模型を製作記です。
今回は頭のプチ改造。
さてこれは何でしょう?

接着グルーをひねり出しているところです。これを固めて眼球にするんです。
それにしちゃあ数が多すぎないかい?
ええ、一発で上手くいくとは限らないので、多めに作って選んで使います。
こちらは解体した頭部品の片割れ。

目のところに穴を開けて、ヤスリで形を整えます。
先ほどの透明眼球から、ちょうど合いそうなのを選んで、内側から接着。

止め方は、内側に樹脂眼球を当てたら、ライターで炙って、溶けたところをグチャっとくっつけるのです。
表から見ると、こうなります。

眉間の隙間をパテで埋め、胴体に取り付け。

パテの形を整えたら、スイッチを入れてみよう。

おー!光った、光った。狙い通りです。
あとは上から緑で塗って、出来上がり…

…と、思ったら、胴体のスキがデカすぎた。

修理ができるようにしておこうとは思いつつ、さすがに目立ちすぎるスキはパテで埋めましょう。

これで塗装前完成です。
全体に濃緑色を刷毛塗りしまして、基礎工事終了です。

目の光るガッパの夫婦。
次回から、細部の彩色に入ります。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/18(金) 10:07:44|
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ささらがた お客様にいただきました、創作羊羹です。

両口屋是清のデザイン和菓子、夏のコレクションです。

季節の果実、その個性を生かしたデザインと味が見事です。見た目だけの面白さを狙ったものと違いまして、テーマとなっている果実の個性が味にしっかり表れています。

写真はパイナップル、南国フルーツが見事和菓子になっていて、口の中は心地よい夏。安い冷茶も品格が上がるというものです。
おみやげって、センスが大事ですねえ。こういうものを選べる感性、尊敬します。
テーマ:おいしいもの - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/17(木) 10:57:51|
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CITIZEN JET AUTODATER 1
国産腕時計昭和の旅でございます。
今回はシチズンジェット・オートデーターです。

振れば動きますが、見ての通り汚れとキズでボロボロのジャンク品です。

外径37.5ミリの丸型スタンダードなデザインです。
大きなボックス風防。

日付の位置に内面レンズがついているので、その分、総厚が厚くなっています。
裏面です。

皮脂か錆か、固着した汚れが掃除屋魂をくすぐる。蓋の製造番号からすると1965年(昭和40年)製らしい。
裏蓋を開けてみよう。

外周を取り巻くように設置されているのが、ジェットロータと呼ばれる回転錘です。自動巻きの回転錘といえば、中央から伸びた扇型が主流ですが、これは、重ねないで外周を囲むという薄型設計を目的とした形です。

ちょっと右に回してみましょうか?

錘の歯(ギザギザ)に接しているクラッチ車が右にずれて、ルビーの方の車を反時計回りに回します。反対に、左に回すとクラッチが左にずれて白ブッシュの中間車を時計回りに回すので、接するルビーの方はやはり反時計回りに回るという、錘がどっちに回ってもゼンマイを巻きあげる両回転巻き上げ式となっています。
錘を外します。

錘は、機械から羽根ように貼り出した三枚の板に引っかかる形て留まっていました。
こちらは外したジェットロータ単体です。

裏返し。

金色の輪っかが二層になってボールベアリングを挟んでスルスル回り、ギザギザ下(写真では上)の溝に三枚の羽根が挟まり込んで機械に留まっているという構造です。
錘のお話はこの辺にいたしまして、ベゼル、風防を開けますと、見返しリングが外れます。

リングの裏には切り欠きがあって、文字板との回転ズレを防止しています。

文字板の方には突起が出ていて、パチっと噛み合うと、時字と切分(分目盛り)の位置関係が合うという寸法です。

機械を取り出しまして、文字板を外しました。

国産初のカレンダー付きの自動巻き、シチズンcal.1120です。カレンダーの早送りは時針の往復(9時から12時)によって行われる初期型の仕組みです。
次回は機械の分解です。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/16(水) 10:38:03|
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くさや茶漬け 瓶詰めにしてとっておいた“ムロアジくさや”のむしり身も、いよいよ最後。
お茶漬けでとどめを刺しました。
温かいご飯に冷えたむしりをのせまして、塩昆布をひとつまみ。お茶は何がいいかな?烏龍茶かほうじ茶がいいかな?と思いつつ、結局煎茶の出がらしですませる。

冷蔵のために抑えられていた強烈なにおいが、お湯で拡散するか?と思いきや、そうでもないの。香水をプンプンさせてそば屋に入ってくるエロ親父より数段いい。

くさやの袋に書いてあったからやってみたものの、初めは半信半疑だったのです。くさやに湯をかけるなんて…お湯がションベン臭くなるんじゃないか?とね。ところが食べてみたら、冷蔵で引き締まったむしり身の奥から、じいわりと濃い旨みが滲んできて美味いのなんの。個性派食材ナンバーワンといってもよい“くさや”のお茶漬けは、何にも喩えようのない美味さです。
テーマ:お料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/15(火) 10:20:46|
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MOEBIUS
FRANKENSTEIN 4
フランケンシュタインの情景モデルを製作しております。
ただ今、情景台の素組が出来たところです。
ここで、下地固めの用意。黒のカシューに粉のクレンザーを練り込みます。

粉はつや消し剤なんです。
これを全体に塗る。

カシューは乾くのが遅いので、一日一面とか、そんなペースですね。
乾くとこのように、つや消しになります。

これで下地固めが出来ました。固まったカシューはラッカーに溶けないので、この上から重ね塗りやボカシ作業をしても、白っぽい成型色が顔を出すことはありません。

次回から塗装に入ります。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/14(月) 10:48:30|
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タマネギ収穫 夏日が顔を出し始めました、6月2週目の畑です。

ジャガイモがやや疲れてきました。
ピルカはまだ青いものの…

“インカのめざめ”は、だいぶ枯れてきました。

インカの眠りになったら掘り時です。
その向こう、タマネギの葉がいよいよ倒れました。

玉が充実しますと、役目を終えた葉が倒れます。これが収穫の合図。本日全収です。

個数としては植えた時の半分になってしまいましたが、まあいいでしょう。正月には爪楊枝みたいに小さくなってしまった苗たちが、ここまで大きくなったんですから。
長ナスの一番がデッカくなりました。

つやつやで美味そうです。
トマトは今回も脇芽掻きです。

一週間で結構伸びるのです。トマトはたくさん食べたいから、苗をたくさん植えますが、その分手間がかかります。初めのうちは気合が入っているので丁寧に芽を摘みますが、梅雨入りしますと伸び方が激しくなって、手入れが追い付かず、そのうちめんどくさくなって見逃し放置がでてくるもんなんです。ま、それも育てる楽しみのひとつではありますが。
こちらは、自宅で育てていた“つるなしインゲン”の苗です。

空いているところに植えました。

今から植えてどうなるか?猛暑の盛りに収穫になるかと思います。
自宅では、年越ししたパクチーが種になりました。

ということは、自然だったらこぼれて土に播かれる時期?ということで、植えてあったプランターの土に堆肥を足してかき回して、市販の種の余りと共にバラ播きました。

出るかなあ?これも夏のお楽しみです。
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- 2021/06/13(日) 10:47:11|
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名もなき怪獣たちの思い出 2
昭和40年代の日本は、怪獣無法地帯でした。縁日の夜店やら、観光地のお土産屋さんといった、おもちゃ屋さんじゃないお店には、見たことのない名もなき怪獣たちが売られていましたっけ。
駄菓子屋の一枚5円のプロマイドだって、ウルトラマンやゴジラのどさくさに紛れて、陰のオーラをプンプン匂わせたインチキ怪獣たちが出回ってました。

50年経った今では、そこから味を感じ取って鑑賞できるようになりましたが、子供時分だった当時はね、変なイカルスとか変なネロンガといった異形に見えたんです。ソフビ人形もしかり、見たことのない変な人形はぞんざいに扱っておりましたんですが、まさか50年後に高値で取引されるとは…。
近所にソフビ工場〈こうば〉があったんです。工場といってもおじさん一人で回している抜き屋さん。つまり金型に材料を流して、素体をスポンスポンと抜くまでの仕事です。おまけに実家と交流があったから僕は“怪獣のおじさん”と慕ってまして、会うたびに「怪獣ちょーだい、怪獣ちょーだい」とねだってました。そしたらある日、願いが叶って米袋いっぱいの怪獣がもらえたんです!やったー!と大喜びで畳の上にばらまくと… クリーム色の成型でもちろん未塗装、数はあるけれど、分けてみたら種類は3種類しかなく、しかも見たことのないやつでガックシ。そりゃそうでしょう、社会人になった今ならわかります、版権物は横流しできないし、子どもにタダでやるんですから、物の程度なんて高が知れています。
どんなのだったかなあ?朧な記憶をたどってみると、ピーターみたいな頭のかたち、ラドンみたいなつばさのやつ、ゴメスみたいな角のあるやつの三種類だったような、それで手足は分割してなくて、指人形みたいな穴の開いた一体もので、ひとつの大きさはヤクルトより少し大きかったような?

なーんかこんな感じ?子ども心につまらないとはいえ怪獣は怪獣、実家の稼業でラッカーを扱っていたので、ニ、三匹、色を塗って遊んだり、友達に上げたりしましたが、そのほとんどは米袋に眠ったまま、僕は大きくなり、いつしか引っ越しと共に消えてゆきました。
あー!私は叫びたい。あれは何だったんだ?と。完全に幻と化した米袋の怪獣たち。タイムマシーンがあったなら、一番にそこへすっとんで米袋の中身を見たい。もはや記憶も朧で、火吹き怪獣ギメゴン、ゴメラ、トドラの抜型だったのでは?と問われても、違うと断言できる自信もありません。彼らとの再会を胸に抱き、中古屋さんや、ネット画像を見てみるも、つながるものは出てきません。

ああ、名もなき怪獣たち、資料ももたず、出自さえ語られない彼らは、流行に乗じて生き、子どもたちの蔑視をものともせず、いつしかお宝と呼ばれるようになった。そしてその中には、UMAのように幻となっている個体も確かに存在しているのです。
私の悔やまれてならない、名もなき怪獣の思い出は、お菓子のおまけから開けられた、記憶の引き出しの一片でした。
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- 2021/06/12(土) 09:55:17|
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アリイのリモコンモンスターシリーズ②
大巨獣ガッパ 5
素組を終えたガッパのプラモデルは、再度解体、ただ今から小改造を行います。
今回は翼です。脚と連動させて動力開閉させるのは無理だとしても、カチカチに接着してしまっては勿体ない。せめて手動で開閉できたら楽しいですね。
こちらは胴から外した翼。

まん中へんにダボがありますね、固定するには安定の位置ですが、これでは開閉できません。
従いましてダボを削り取りまして、一度均す。

そして胴体に当ててみて、開閉できるあたりに要〈かなめ〉位置を決めて、3ミリ穴を開けまして、プラ棒を固定。

受ける方の背中部品にまいりましょう。

新しく設定した要位置に穴を開けて、差し込み確認。

ゆすってカタカタ動く程度に穴を広げて調整します。
使わない穴は、ポリパテで塞ぎました。

一晩固めたら、紙やすりで均し、生地色を塗って消します。

穴に翼を差し込んで、ポリキャップで止めます。

ピンの頭は抜けないように焼きつぶし。
これで翼はできあがり。
次回は頭の細工です。ガメラなどと同じように眼を光らせたいと思います。
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- 2021/06/11(金) 10:28:45|
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焼き海苔の香り 日本には、食べる紙があります。紙すきの技術で海藻を漉いて、ぱりぱりに乾かして紙状にした、保存も利くという、ものすごい発明品である“海苔”。表面がベタついていないから、握り飯や巻き寿司など、米のまとめ役としても重宝、どっちも海苔あっての食べ物ですよね。だけど、あべこべに巻いたアメリカのなんとかロールってのは、ありゃあ何だろうね?米で蒸らして海苔の香りを楽しむのかな?それとも渦巻きのデザインが面白いからというだけの狙い?まあどっちでもいいでしょう。
でも湿けちゃうんです。海苔は腹いっぱい食うものじゃないから残りがち、でも大丈夫、何百年も廃れないで残っているものは、さすがよく考えられているもので、炙れば香りが蘇る。おまけに上物は緑の色まで蘇るというから面白い。
コンビニのおにぎりも、パリパリ型としっとり型と、両方売っていて嬉しいね、あなたはどっち派?
でも朝飯には炙りたてがいい。

炊き立てご飯の湯気に負けないように、飯を包んですかさず口へ。

はじっこがバリバリっと破れて心地よく、ご飯の蒸気が海苔の香りをフワッと立てる、バリフワの美味さだねえ。お醤油を、ちょこっとつけたらもう最高。
海苔といえば、アメリカのスタッフが、お土産の煎餅から海苔を剥がして捨ててましたっけ。文化の違いですな。
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- 2021/06/10(木) 10:51:45|
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フレンチクロック 5
古びた置き時計を掃除して、動くのを確認できたところです。

嬉しいですね、もともと捨てるというのでもらい受けたゴミでしたから。
さて次は、時計を包むケースです。
部品はこれら。

もう掃除してあります。
あとは組むだけ…、と簡単に思ってましたら、そうでもなかった。左右のシリンダーガラスを含め、支柱に組んだ3枚のガラスが安定しなくて、カチャカチャ、カチャカチャ、外れて困ります。
そんな時、文明の利器“セロテープ”があるじゃないか。

なぜすぐに気がつかなかったか、バカな私。
これでやりやすい、台座に固定した時計に被せて、支柱をネジ止め。

あとは提げ手をつけて、できあがり。

無銘フレンチクロックの完成です。

とうとうメーカー等の手掛かりは見つかりませんでしたが、各部品に共通の4ケタ番号が彫ってありましたから、量産品であることはわかります。すなわち第一次大戦以降のものですね。1920年あたりでしょうか?
今回の品物は、側壁ガラスがシリンダー型でシャレてます。

やはりガラス張りで中身が見える機械ものは楽しいです。
天窓から規則正しく反復運動をするテンプが見どころでしょうか。こちらはシリンダー脱進式。

本日の控え
フランス製キャリッジクロック 鋳造ケース 年代・メーカー不明 でした。

1920年前後にフランスで作られていた量産型の置時計だと思います。こういう古くとも美しい置時計があると、何となく豊かな気持ちになります。デジタル社会が悪いとは言いますまい、しかし、合理性だけを追求したってつまらない、人間は、不必要なものを愉しむ心っていうものがあるんです。

時計だってそうよ、時間さえわかればいいっていうものではない。見てもいじっても面白くて、一つ一つに違った美意識があってさ、個性的じゃない?作った人の想いやら、時代によるデザインや流行が姿に表れていたりして面白いよね。
そんなお仲間が一つ増えました。テレワークにいいのよ、これ。
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- 2021/06/09(水) 10:33:15|
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二年ぶりの梅漬け 今年も梅の季節がやってまいりました。
あんまり出来は良くないけれど、実家の梅を5キロほど、もらってきました。
黄色く色づいたものは梅干用に、キズ物はすぐ水へ。

梅のキズはみるみる広がりますからね。すぐ水に放して、空気を遮断。選別作業が終わったら冷凍して、ジュース用にします。
こちらもジュース用。

硬い、小さい、キズ、シミなどは、ジュース用で、洗ったら水を切って冷凍です。冷凍すると水分が膨張、細胞壁が破壊されて、エキスが染み出やすくなります。
一方、こちらは梅干用。冷凍しないのは、柔らかすぎると干す時にザルに貼りついて皮が破れやすくなるからです。

ちょっと黄色っぽい、これがいい。フルーティな香りが部屋を漂います。
水で洗う、水を切った分から、焼酎で洗って粗塩を振る。

焼酎で濡れているから塩がよくつく。酒飲みの頃は、焼酎が勿体なくてケチケチやったものですが、今ではザバザバ使ってます。

軽くもんで、瓶詰めに。
4リットル瓶の口までいっぱいになりました。

私は重石をしないんです。梅の重さでじっくりゆっくり漬け込みます。その代りどこかのタイミングで上下を入れ替えますが。
かくして、今年の支度は完了。味噌と一緒に暗いところで寝かせます。

さて二年ぶりの梅干は、うまくできるでしょうか?
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- 2021/06/08(火) 10:47:36|
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MOEBIUS
FRANKENSTEIN 3
フランケンシュタインのディスプレイモデルを組み立てております。
情景台の素組は、こんな感じです。

とっても好きなんですけど、石壁の内側、扉を囲む部分がツルツルなんです。

改造はなるべくしないように、を心掛けながらも、ディスプレイモデルについては、ある程度リアリティも欲しいので、ちょっと小細工を。
石の段々に合わせて溝を彫り…

ツルツル面を、電動リューターにヤスリ玉をつけてデコボコさせました。

これで調子は合いましたかね。
お次は扉、派手なバリです。

ナイフで削り取りまして、紙ヤスリで均す。

溶きパテなんかも用いまして、表面を均しましたら、60番の粗い紙やすりをズズズっと押し付けて木目を作ります。

まあ木目というほどの細工ではありませんが、ツルツルよりはいいでしょう。
石壁と、床は、接着だけでは心もとないので、ボルトで固定。

次回は下地固めです。
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- 2021/06/07(月) 11:12:44|
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トマトの誘引 6月になりました。
小雨パラつく畑です。

しっとり湿って、野菜も雑草も大喜びです。
手前はジャガイモ、境界を縁取るように植えたエダマメが育ってきました。

朝取りの枝豆をつまんで、朝から飲む夏ビールは格別な旨さなんだけど、酒やめちゃったんでね、何のために作っているのかは、もはや自分でもわからなくなってきました。ま、去年に順じた勢いというやつでしょうかね。
となりはタマネギ、一時は全滅かと思われましたが、それなりに大きくなりました。

個数は植えた時の1/3くらいになりましたが、まあ全滅よりはいいでしょう。
そしてタマネギの消えた個所に播いておいたシュンギクは、今週も絶好調。

これで三週間連続、蕾まで茹でて食べてます。
そして本日のメイン作業は、先週定植したトマトの誘引です。

植えた18本は、全数無事定着しました。
そして一番花が咲いています。位置(向き)も狙い通り、通路に向かって伸びています。

そして、支柱に麻ひもで括りつけ。

女房に手伝ってもらって、小雨の中、全数括りつけました。
帰り際、ジャガイモの葉が黄色っぽくなったところを一株掘ってみたら…

ゲンコツより少し小さめの芋が5個、その他小イモがぱらぱらと出てきました。種イモは一個を半分にしたやつですから、やく10倍に成ったという事でしょう?これは割のいい産物です。今月の終わりごろ、全収する予定です。
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- 2021/06/06(日) 14:13:03|
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名もなき怪獣たちの思い出 ああ、懐かしや。今でもこんなものがあったのか、と、思い出させてくれたのがコリス(
https://www.coris.co.jp/index.html)フエラムネのおまけ。
これ、現役ですよ。

“おもちゃばこ”と書かれた小さな箱を開けるワクワク感は、何とも言えぬ懐かしさを覚えるものです。しかも中から、見たことのない怪獣でも現れてごらんなさいな、嬉しいったらありゃしない。ちなみにもう一つの箱からはコマが出てきてガックシ、この落ち込みもまた子供時代を思い出して笑える。出てきた怪獣は、これまた懐かしいポリ製で、駄菓子屋の前の10円ガチャガチャを思い出すね。
思えば昭和40年代は怪獣ビジネスが盛んでした。怪獣と名がつけば何でも売れたんでしょうね、いろんなものがありました。テレビや映画に登場する正規品から、ニセモン、マガイモン、便乗オリジナルなどなど様々。(この辺の呼び方については、
この記事が面白いです-
http://sougeisha.blog32.fc2.com/blog-entry-151.html-身内ネタで恐縮ですが)
東京墨田は向島、4の日は地元お地蔵様のご縁日、夜になると露天商がたくさん並びましてね、おまけ屋、つまり雑誌付録やなんかを単品で売っていたり、出どころのわからない駄玩具なんかがずいぶんありました。裸電球に照らされる、名も知れぬ怪獣やヒーローが、何とも魅惑的な光を放ってましたっけ。

今でこそ、中国のあれこれをパクリだなんだと言ってますが、50年前の日本だって、そうとうなもんだったよ、法整備がゆるかったのか何なのか、やりたい放題でしたよね、これが本当の怪獣無法地帯だ。そんな中、便乗で作られた名もなき怪獣たちも、今や高値で取引されるコレクターズアイテムになりました。ところが当時はそんな未来を予見するはずもなく、便乗商品と察していてぞんざいな扱いをしてましたっけ、ああ、勿体ない。そう、私には悔やまれてならない、パチ怪獣の思い出があるのです。
近所にソフビ工場〈こうば〉があったんですよ。
-つづく-
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- 2021/06/05(土) 11:06:37|
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アリイのリモコンモンスターシリーズ②大巨獣ガッパ 4
アリイ(有井製作所)のリモコン怪獣を組み立てております。前回までで、オス、メス、二体分の部品がそろいました。

これらを組み立てますと、大巨獣ガッパ、夫婦そろいの出来上がりです。

では素組を鑑賞しましょう。
オスガッパ全身像です。

ガッパのデザインは鳥類とも爬虫類ともつかない、まさしく怪獣というべき姿です。前肢と翼がセパレートになっていて、ペガサスや天使、天狗といった伝説、神話系の出で立ち。それでいて違和感はなく、全体的にまとまっています。

ことに嘴〈くちばし〉がポイントですね。嘴があるから鳥のようなイメージの関連性で翼が成立します。同時に、鱗があって尻尾があるところは、爬虫類的なイメージが宿ります。そして背中のギザギザはじつにシンプルなベーシック型、こういったトンガリ要素が、嘴からトサカと通じて尻尾の先までつながっているから自然な一体感が生まれます。うまいですよね、嘴があるから翼が違和感なく受け入れられるんです。これがゴジラみたいな顔つきだったら翼が取って付けたように浮きますよね。だからラフイラスは変なんです。

いやいや、パチ怪獣に“変”っていうのは誉め言葉なので怒らないで。

翼は折り畳んだ状態での造形です。映画では、大きく広げて空も飛べます。おそらく水中生活においても、ヒレのように使っていたにちがいない。

オスは角が立派で、耳の上に更に小さい角が一対伸びています。方や、メスは優しい面立ち。

映画の顔とは似ていませんが、ひな型をモデルにしたような造形です。

頭だけのすげ替えでオスとメスが楽しめる、うまく行けば二個売れる商品企画です。お小遣いの少ない子どもの頃ならいざ知らず、大人になった今では、夫婦揃いで歩かせたいと思うのは人情です。
次回から、再びバラしまして、プチ整形および塗装作業にかかります。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/04(金) 10:45:11|
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冷やし善哉 善哉〈ぜんざい〉は神在という説もあり、本邦では古来より、邪気を払う神聖な農産物として尊ばれた小豆〈あずき〉の煮物でございます。

きれいな赤紫色です。妖怪小豆洗いを気取って、水の中でざるをゆする。
水から煮立て、一度沸騰したら、アク抜き完了。

ザルにあけ、水を替えて再び点火。

始め強火で沸いたら弱火でじっくりと。
味付けは塩ひとつまみにお砂糖を足しながら、お好みの味で、今回は甘さ控えめのドリンク感覚で汁気たっぷり仕立てです。

熱いままお椀で一杯、うまいね、糖質を求める癌細胞が喜んでいるよ。
次の日は冷やして、白玉善哉。

今回の白玉は変わり種、水の代わりに絹豆腐で練った、豆腐白玉です。
お茶は苦めがいい、次のひと口が美味しくなります。
テーマ:おいしいもの - ジャンル:趣味・実用
- 2021/06/03(木) 10:10:56|
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