トンプードン また変な名前の食べ物ですねえ、どこの国?
本邦です。まあこんな感じで。
豚のこま切れ肉とタマネギ、ささがき牛蒡を甘辛く煮込んでいます。
汁は多めです。
ここに一口寸法に切り分けた車麩を投じまして、一緒に煮込みます。
しっかり煮込みますと、車麩はまるで豚のアバラ肉のような見た目になりますが、脂っけがないから消化によろしい。
こいつをご飯に乗せたのが、脂分抑えめの豚肉どんぶりです。
豚肉の味を染み込ませた麩が意外に美味しくて、しっかりご飯が食べられます。
もうお分かりでしょう、豚と麩の丼で
トンプードン なんです。
なるほど、くだらない。
スポンサーサイト
テーマ:お料理 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/30(火) 11:15:46 |
料理・食
| トラックバック:0
| コメント:0
童友社
砂かけばばあ 2
京都の妖怪、砂かけばばあのディスプレイモデルです。
部品は少なくて、こんな感じです。
その気になるとすぐ終わってしまいそうなので、じっくりゆっくり味わってまいりましょう。
失くすこともなさそうな大振りな部品を切り出しまして、合わせてみる。
このような曲線合わせは、生物系ディスプレイモデルならではです。
え?妖怪は生物かって?
アホみたいなツッコミはしないで、有機形状と解釈してほしい。
とかなんとか言いながら、組んでみたのは主要部品です。
組んでみて、気になった点がひとつ。右手の袖口です。
穴になっている。
ここは左手と合掌するようなポーズになっているので見えないところではあるけれど、着物が変にえぐれているので、改造は本意ではありませんが、エポキシパテでグーを作ってみました。
これを、余分なところを削りつつ袖に嵌めてみる。
う~ん、悩んだ挙句のグーです。採用しましょう。
全体を仮止めしてみる。
砂かけばばあ、悪くないんじゃないでしょうか。
つづく。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/29(月) 10:22:01 |
玩具・造型
| トラックバック:0
| コメント:0
ハクサイ初収穫 早いもので11月もそろそろ終わりです。
去年〈2020〉の今ごろは、病院のベッドでいろんな管や電極につながれて修理中のメカゴジラみたいな状態でしたが、一年で穴が掘れるまでに回復しました。有難いことです。
そんな11月最終週、風の強い畑です。
手前は葉物三種、ホウレンソウ、サニーレタス、シュンギクなんですが、ずいぶん食べました。
食べながら育ててまいりましたが、どうも雑草の割合が高くなってきましたので、この辺で目立つところを抜きましょう。
少しサッパリしました。
足元には“畑のお医者さん”カモミールが自生しています。
カモミールは、とにかく強い薬草でして、踏まれても凍っても春には旺盛に育ちます。その生命力こそが人の体にも良いのかと思います。苗として5株ほど自宅用に持ち帰りました。
ダイコンは9月の1週目2週目に種をまいた宮重大根の残りを収穫です。
植えっぱなしにしておきますとスが入ってしまいますので、掘りあげて葉っぱを落とし、穴を掘って埋蔵貯蔵にしました。
ここに土をかけておきますと、ピチピチのまま年を越せます。
種まき三週めからは品種が変わりまして三浦大根です。
三浦はあまり首を伸ばさないんですかね、宮重と景色が違います。生育確認は来週からになります。
こちらは冬の大型野菜。
包み込まれたカリフラワーの中心部が気になりますが…
まだ小さいですね。触らないでおきましょう。
メキャベツも膨らんできました。
去年までと違って今年は大粒です。
そしてでっかいハクサイを初収穫しました。
重たい重たい。この重みが嬉しいのですが、今日は風が強い。
あぁ、世間の風は冷てえなあ。
テーマ:家庭菜園 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/28(日) 14:56:36 |
料理・食
| トラックバック:0
| コメント:0
冬のむらさき いよいよ埼玉でも朝霜のきらきらする季節になりました。
家の片隅に植えてあるツルムラサキは、まだまだ健在ながら、だいぶ葉っぱが小さく固く引き締まってまいりました。
可愛らしいピンクの粒々はお花。
黒い粒々は完熟の実。
指で潰すと濃い紫の汁が出て、中に種が入っています。紫の汁は別に美味しくはありません。このまま自然に任せて、種が来年の新芽となるよう期待します。
今朝はお粥です。頃合いの葉っぱを摘み取りまして少し長めに茹で、チューブのニンニクと生卵、麺つゆと胡麻油を落としまして、本日朝一番の栄養源にしました。
お粥には、目に楽しくピンクの花をお飾りに。この花はシャキシャキっと軽い食感で、嚙むとヌメリが出てきます。
ニンニク玉子で食べる葉っぱは、寒さに耐えているせいか夏の物より甘みが増して、そして肉厚、歯ごたえもモチモチです。
ほどなく枯れる、そんな日を待つ冬のむらさきですが、最盛期よりも力強い美味さを蓄えていました。
これで今日も絶好調!
テーマ:お料理 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/27(土) 10:41:27 |
料理・食
| トラックバック:0
| コメント:0
BANDAI
ウルトラホーク3号 3
バンダイのプラモデル、ウルトラホーク3号を組み立てています。
1990年代にゼンマイを抜かれて再販されたものを、何とか走らせたくて100均自動車のゼンマイを組みこんだところです。
今回は、ここに被せる機体の上半分を作りましょう。
こちらは上半分の部品。
少ないですねえ、少ないながらも丁寧に味わって組み立てます。
そしてこれを先ほどの下半分と合わせて接着。
ここを固めている間に、前輪の組み立てです。
これが部品。
ここも簡単でございます。これを組んで、説明書の指示通りに当てては見ましたが…
この糊代となるべき羽根のような突起は、外観上不自然ですよねえ。元々はスライドさせるかなんかして、ボックス内部に入るのではないだろうか?と推理したりして、今回は羽根を削り取ってしまいました。
するとほら…
段差までぴったりです。
次回はその他、子部品を組み立てまして素組完成となります。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/26(金) 10:28:13 |
玩具・造型
| トラックバック:0
| コメント:0
ポークベジバター タマネギとバターが交じると街のグリル、洋食屋さんのにおいがするね。
時おり、ふと西洋風お料理が食べたくなります。オシャレじゃないやつね。
豚肉の野菜バター風味です。
焦げ付きにくいフライパンに豚肉の薄切りを敷き詰めます。
この上に玉ねぎ、ピーマン、キャベツの千切りを重ねます。
野菜を細かくするのは、細胞壁をなるべく破って水分エキスを出しやすくするのと、お箸でつまみやすくするためです。
ここに塩コショウを振りまして、蓋をして点火、中火でじわじわ蒸し焼きです。
肉が焼けて野菜がしなしなになったら、仕上げにバターを加えて全体を和える。
これでよろしいのです。ワインもハーブも使いません。バターとタマネギが合体するだけで昭和の洋食屋さんの香りがします。
バターのしみた出がらしのしなしな野菜をソース代わりにして肉を食う。使っている材料は街中華の肉野菜炒めと大して変わらない面々ですが、モヤシがバターになるだけで、洋食風になるから面白い。
テーマ:お料理 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/25(木) 10:28:32 |
料理・食
| トラックバック:0
| コメント:0
WALTHAM懐中時計 3
1904年製の懐中時計の機械をバラしたところです。
上の写真はほぼ裸になった地板、時計の土台です。これを洗いまして油を注し、部品を組んで行きます。
これは香箱、動力ゼンマイの中身です。
切れてません。
歯車も四つ割れでつまんで丹念に洗浄。
組み直しました。
110数年経っているというのに、立派なものですね。ちゃんと動きます。
文字板をつけて。
ちゃんと文字板が嵌まるような枠がついているのです。これならずれてアシが折れたりしませんね。文字板も焼き文字板ですから、ウエットティシューで拭きますときれいになります。
針をつける前に側に収めます。なぜなら機械単体での巻真操作ができないからです。
機械をしっかり固定しましたら、針をつける。
割れたガラスは新しいものに換えまして、WALTHAM懐中時計の復活です。
鎖は愛好家の友だちからいただいたもので、今回の装いにぴったりです。
今回の控え
WALTHAM 1894 Grade210 7石 1904年 でした。
やっぱり懐中時計のたのしみは、中の機械にありますね。部品も大きく組みやすい、動いた時の迫力は感動的ですらあります。
でもね、あまり面白さを広めて購入相場が上がってしまっては困るので、よく言わないでおこう。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/24(水) 11:05:11 |
時計
| トラックバック:0
| コメント:0
かきかん 近所の農家からいただいた柿も、食べないとどんどん熟れ熟れになってしまいます。
一緒に映っている漬け瓶の液体は、今年の甘梅酢、梅を氷砂糖で漬け込んでおいたもののシロップで、これらで水菓子を作ります。
柿はもう、こんなに熟れ熟れ。
このままでも美味しんですが、今回は保存性も兼ねた変化球で。
小鍋に少しの湯を沸かし、甘梅酢で味付け、粉寒天を茶さじで軽く一杯煮溶かします。
ここに、先ほどの熟れ熟れ柿を崩して煮込み…
紙パックで冷やし固める。これだけでよろしいのです。カンタンでございます。
食べる分だけ器にあけていただきます。
晩秋のデザート、かきかん、でございます。
食べてみると梅の風味が効いていて、柿というよりアンズを思い出しました。子どもの頃大好きだった、瓶詰めのアンズです。
テーマ:お料理 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/23(火) 10:46:11 |
料理・食
| トラックバック:0
| コメント:0
童友社
砂かけばばあ 1
日本的な情景モデルが作りたくなりまして、押入れから取り出してきましたのがこれ↓
砂かけばばあのディスプレイモデルです。妖怪“砂かけばばあ”が一般的に知られるようになったのは、ひとえに『ゲゲゲの鬼太郎』、つまり水木しげるの功績だと思います。
箱の横は、左右同じデザイン。
このキットは、ニットー(日東科学)が発売したものを、童友社が受け継いで再販したものです。前回のギララ、アストロボートととよい、いいものを再販してくれる童友社に感謝です。
箱の長辺は二面ともシリーズの紹介です。上(向こう側)には、児啼きじじいとねずみ男。
下(手前側)には小豆洗いと呼子。
ねずみを除きますと、山の怪が多いようで、日本のふるさと感がたっぷりです。
箱の中身はどんなかな?
おー!なんだかいろいろ入ってますよ。最初に目につくのが長いラインナップのカード。そういえば2017年にざしきわらしを作りましたっけ。
(玩具工作控431) (ふるさと劇場『ざしきわらしのこと』) あの時は、お地蔵さまを6体に増やしまして、長い台座を自作しましたが、今回はコンパクトに行きたいと思います。なぜなら、もう置く場所が無いからです。実際、このざしきわらしも知人宅に預けてあります。
話を戻しまして、砂かけばばあの箱の中。
これは水木先生による京都の景色、ディスプレイの背景にも使えるようです。
そして、完成見本写真。
いいですねえ、実にいい。製作意欲を刺激されます。
部品です。
点数は少ないですが、ディスプレイモデルは彩色に時間をかけたいですから、じっくり取り組みましょう。
これは説明書。
ほほう、台座に照明が…
これだな?
こいつは面白そうですね、どんな景色ができるやら?次回から製作記録を控えてまいります。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/22(月) 11:09:21 |
玩具・造型
| トラックバック:0
| コメント:4
秋の収穫まつり2021 薄曇りのお天気ですが、風が無いのでそれほど寒くない本日〈11月21日〉の畑です。
もう野菜で地面が見えません。実にいい眺めです、この景色が見たかった。雑草混じりのナチュラルな感じで、いろんな野菜が混植されている世界、足元を這う虫たち、この中に身を置くことが何より快感を覚えるのです。
ギザギザの葉っぱはホウレンソウ。
肉厚で美味しそうです。
緑の中の赤いアフロはサニーレタス。
大きめの株の根元を探って引き抜く時、あわてて逃げるクモたちが可愛い。このクモたちが虫たちから野菜を守ってくれているのです。
こちらはダイコンの森です。
上から見たのでは判りませんので、しゃがんでみたら…
よく太っています。自分がネズミだったなら、こんな風に見えるんでしょうか。
家の在庫が無くなったので、ニンジンを二本抜きました。
一本でもニンジン、二本でもニンジン。
こっちは冬の大型野菜。
ここ関東、日中の温かさが影響しているのか、ハクサイが一気に巨大化してきております。
メキャベツは今週も下の方を葉掻き。
葉を掻き取りまして、小玉を健やかに育てようという作業です。掻き取った葉っぱはジューサーにかけましてリンゴジュースで割りますと、おいしいグリーンドリンクになります。
キャベツも大きくなりました。
家の在庫も無くなったことから一つ収穫しました。外葉をバリっとむしって汁のしたたるところをかじってみたら…
あまい!ありきたりな感想ですが、本当にあまい。くっついていた大きなアオムシをつまんで投げて、私がバリバリ齧るという、虫と同等の行い、これも生存競争の1ページ。
本日は、秋の収穫まつりでした。
食べるものがたくさんあるという喜びは、生き物ならばみんなが思う感情です。
テーマ:家庭菜園 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/21(日) 14:43:10 |
家庭菜園
| トラックバック:0
| コメント:0
今年〈2021〉の5,6月に東京ドームシティで開催されていた『大ゴジラ特撮王国』で撮ってきた写真をアルバム代わりに控えておこうという趣旨で、先週の昭和編に続き、今回は
平成編 を回想しつつ控えてまいります。
平成第一弾は『ゴジラ対ビオランテ』(1989年東宝)です。
これは雛型でしょうか?彩色立体物です。
愛娘の死を受け入れられず、そのDNAをバラに組み込んだ科学者が生んだ悲劇の怪物。チタノザウルス以来の新怪獣としてゴジラに対峙するわけですが、水爆が生んだゴジラに対し、遺伝子操作が生んだ怪物ということで、新時代に相応しいキャラクターであったと言えましょう。ことに私は上の写真に映っているマンモスフラワーのような形態が好きで、月光に照らされて芦ノ湖にそびえ立つ姿は驚異的で美しく、新しい怪獣を見た、という感動に震えました。
お次は『ゴジラ対キングギドラ』(1991年東宝)に登場した、ゴジラザウルス。
すみませんねえ、全体像の写真でなくて。全体像は本編で見て下さいという事で、私はどうしてもその作り込みに興味があります手前、こういう写真になってしまうのです。言い訳はさておきまして、よくできてますよねえ、野生動物の歯の匂いまで漂ってきそうです。というのも、この怪獣は放射能を浴びる前の生き残り恐竜という設定ですから、コモドオオトカゲやなんかが参考にされているのでしょう。皮膚や、爪なんかも素晴らしい出来です。
画面に映らないかも知れないところまで、きちんと作られてこそリアルな映像ができるのだと思います。なぜなら、人間は意識していないところまで見えているからです。
1994年『ゴジラ対スペースゴジラ』に登場するスペースゴジラの雛型です。
この辺は悩ましいですね。設定は壮大なんですが、形態がゴジラに似ていて残念です。しかし、この映画に登場するモゲラが良かった。前作のメカゴジラの改良版という設定もよし、格納庫の巨大感は格別でした。
そんなモゲラの基礎モデルになったメカゴジラがこれ。
昭和少年の大好きだったリベットが無くなりまして、三次曲面を用いた丸みのある金属成形に進化しています。(ここで、ブラックホール惑星人は昭和並みの技術か?なんて野暮なツッコミは無しでおねがい、みんな分かっていて好きなんですから)
映画のオープニング、伊福部節に川北演出による起動の瞬間は身震いするほどシビレましたっけ。
製作年は前後しますが、1992年の『ゴジラ対モスラ』に登場するバトラの飛び人形。
古代よりモスラの敵のような存在と言われていて悪そうな姿をしていますが、ゴジラを前にモスラと共闘します。
で、このあたりから私の目は、怪獣デザインのエッジが気になり始めるのです。
こちらは1995年『ゴジラ対デストロイア』に登場する平成版ゴジラの息子“ジュニア”の人形です。
巨大なデストロイアにメッタメタにやられて、劇中瀕死に陥るかわいそうな若ゴジラです。若さの中にも怖さを湛えた表情がいい演技をするのです。そして最後に!これ以上は映画をご覧ください。
この平成版ゴジラの息子が生まれたての時の名称は「ベビー」、登場作は『ゴジラ対メカゴジラ』(1993年東宝)で、劇中に卵から孵ります。その原寸スーツの内臓ギミックがこちら。
FRP成型で操作は文楽方式でしょうか?こういうものは保存性が高くて有難いですね。やはりCGという映像表現もいいですが、こういう残る造形物は資料としてはもとより、そして時代が経てば経つほど美術品的な価値も出てきて鑑賞に尊いものです。
そしてバトラの時から気になりだした、怪獣デザインのエッジなんですが、こういうことです。
ミレニアムでしたか?ちょっと忘れましたけど、新世代のゴジラのスケッチです。トゲトゲのペンタッチですよね。もちろん時代の流れによる様式の変化ですから否定するものではありませんし、ここから始まった若い人たちは、素直にカッコイイ!と思うでしょう。それでいい。
背ビレもエッジ立ってますねえ、もちろん荒々しさの表現なのでしょうが直線的なのが気になります。
顔もミレニアムタッチ、シャープですね。
素晴らしい造形物なんだけれども、どこもかしこも尖がってる。
爪は尖がっていていいです。
あれこれ不愉快なことを申しましたけれど、これは好き嫌いのお話、せっかく世界に誇る日本怪獣がアメリカンデザインに寄っている感じがして寂しいだけなのです。
ですが、2001年の『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』のゴジラは違います。どうです、この隆々たるヘラ使い!
不動明王の火炎のごとくうねるり狂うような背ビレ造型、これです、シビれます。背ビレでシビレです。
そしてこのスーツは、また段違いに大きくて、迫力満点。
私が入ったらおそらくピクリとも動かないでしょうし、そのまま死んでも倒れないでしょう。それほど凄い厚みと重みと存在感がありました。実物を拝めて幸せでした。
このあと、2002年公開『ゴジラ対メカゴジラ』に登場するゴジラは、一見トゲトゲかな?と思いきや、近くで見たら日本的な顔立ちをしていまして驚きました。
映画では分かりづらかったですが、鼻っつらのしわとか口角のひげ状ウロコなど、木彫の猛獣のような雰囲気を醸しています。
お腹も細かく彫られていて生物と美術品の間ぐらいの美しさが表現されています。
ここに機龍の展示が無かったのが残念ですね、機龍こそ近代日本デザインの傑作だと思っておりますもんで。ことに今年見たアメリカ製のメカゴジラと比べたら、くっきりと線引きもされていまして、実に腑に落ちます。
最後は文字通りファイナルで『ゴジラ FINAL WARS』(2004年東宝)のゴジラです。
アクションに適応したスリムな造形です。映画のほうはお祭りですから、多くは語りませんけど、ニューヨークを襲撃したラドンのシーンは何度見ても痛快ですし、スタイリッシュなX星人も良かったです。しかし、人間みたいな格闘をする怪獣の姿はあまり好きではないですね。
二回にわたって控えてまいりました特撮展の見聞録、これにておしまい。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/20(土) 10:59:19 |
見聞・出歩き
| トラックバック:0
| コメント:0
BANDAI
ウルトラホーク3号 2
さあ!ウルトラホーク3号のプラモデルを組みましょう!
で、これなあに?
こちらは100均で買ってきた自動車です。チョロQのように少し引っぱるとビュンと走る自動車ですが、4台入って100円ですから、単純割りで1台25円、安い!
それはわかりました。何故にこれを持ち出したかが聞きたい。
それは動力が狙いです。今回のウルトラホークは、再販にあたりゼンマイギヤを削除され、一本シャーシでコロコロ遊べという代物なので、この25円自動車の動力部分を拝借して自走するようにしたいのです。
一台バラしてみましょうか?
ほら、低価格なおもちゃゆえの合理性からか非接着、嵌め込み式組み立てなので、きれいに上下が分かれます。
そしてここも、ほらほら。
材質の弾性で噛んでいるだけなので、欲しいところだけが無理なく取り出せました。
この車輪がついたゼンマイギアを、元々あったところに設置しようというのが今回の企みです。
そしてこれがウルトラホーク3号、下半分の機体です。
ここが先ほど取り出したギアボックスの器になります。
ところが、現在のギアボックスは昔の物よりコンパクトにまとまっていますので、機体を一部削る必要が生じました。まず、ギアボックスの寸法をあたりまして、設置場所にガイド線を入れます。
そしてガイド線に沿って機体を削ります。
そして内側からギアボックスを固定。
まず瞬間接着剤で固定して、ネジで補強しようと思いましたが、接着剤の威力が凄くてそのままでじゅうぶん遊べることがわかりましたので、今回はこのまま進めます。
初回はこんな感じで。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/19(金) 11:17:50 |
玩具・造型
| トラックバック:0
| コメント:0
マルシンハンバーグ ハクション大魔王は、山盛りに積み上げたハンバーグをさも美味そうにパクつくのよ。
それはこれ。
マルシンハンバーグ!
今のやつは電子レンジ対応になっているけれど、私は昔ながらの焼き方式、だって油がちゃんと塗ってあるんだもん。
あぁ、昔と同じ匂いがする。これよこれ、レストランのハンバーグとは違います、これはマルシンハンバーグという独立したご馳走です。ご飯によし、パンによし、お弁当によし。
そのまんまでも美味しいけれど、やっぱしここはおソースだよね。ひと口食べればCMソングが頭をかけるよ。
♪マールシン マールシン ハンバァーグ♪
このあいだ、贅沢してレトルトカレーに乗せちゃった。
昭和ご馳走の最高級だよ。
あまりの美味さに胃の欠損した我が身を忘れ、ぺろりと食って具合が悪くなりました。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
2021/11/18(木) 10:27:00 |
料理・食
| トラックバック:0
| コメント:0
WALTHAM懐中時計 2
1904年のWALTHAM〈ウォルサム〉懐中時計です。
中身を取り出して、文字板を外しましょう。
これが文字板止めネジ。外周に三か所ありました。
という事は文字板にアシが三本、普通は二本が多いので見逃すところでした。
三本アシは、重たいホーロー文字板をしっかり支えるのと、小秒針部分のズレを防ぐための安定によさそうですが、かといって多けりゃいいというものではない、多くなればアシとアシの位置関係の精度要求が増えてまいりますし、機械の方にアシ位置を設けるスペースが必要になってしまいます。
それとこの文字板、小秒針部分が嵌め込みの別体なんですね。
そのせいか、小秒針文字板の輪郭のキレが良いです。一枚焼きですと、どうしてもトロミがついてしまいます。
文字板を外した機械はこのようになっています。
りゅうずを引くステップ構造は、側の方に内蔵されていて、こちらには何もないです。針を回すための連結だけが見て取れます。
では機械側まいりましょう。
まずはテンプを取りました。
アンクル座ぐりの外周にフィットさせたシンメトリーな曲線輪郭のアンクル押さえがいちいちカッコイイです。
アンクルを取りましょう。
つづいてメーカー刻印の入った四番ガンギ受けを開けましょう。
二、三、四番と反時計回りにレイアウトされた輪列です。
つづいて巻き上げ連結、角穴、丸穴を外します。今回の品物は、どちらも正回転でした。
露わになったコハゼバネの恰好がまたイカしてます。円を描いて内に寄せてますから、強すぎず弱すぎず、それで持ちもよさそうです。実際100年以上持ってますから。
ねじの取れた香箱受けを開けます。
これが基礎的な時計の中身です。
ここで、巻真の切り替え構造を見てみましょう。
次の写真は通常時、つまり巻真が押されている状態です。
巻真の先端が丸い真鍮板の下に隠れたV字のレバーを開いて円筒形のツヅミを外に寄せて巻き上げの車に嚙みつき、動力ゼンマイの巻き上げに連結します。
反対にりゅうずを引きますと、巻真の先端が外に向かって引っ込んでV字バネをすぼめてツヅミを内方向に寄せ…
地板裏の針回しに連結するのです。
今回はこの辺で。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/17(水) 11:00:36 |
時計
| トラックバック:0
| コメント:0
越前おろし蕎麦 いつもお世話になっている時計愛好家の方からいただいたものです。
越前そばのセットです。そしてなんと、越前焼の器まで揃いで送ってくださったのですから、これはもう説明書通りに作らなければいけませんということで、大根の収穫を待っておりまして、そう、今がチャンスです。
ダイコンは先の方の辛いところを用いましてすりおろし、中削りの鰹節、刻み葱をそえまして、なるべく写真に似せました。
つゆはかけつゆ、湯呑の中は蕎麦湯です。
初めていただく越前そば、平打ちの太麺なんですね。
蕎麦は蕎麦でも、せっかちな江戸っ子が丸呑みするヤツとは違います、越前は太麺、ゆっくり噛みしめて、噛むほどに蕎麦の香りがじっくり味わえる代物です。
たんとご馳走になりました。ご縁というものは有難いものです。
テーマ:お料理 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/16(火) 11:01:27 |
料理・食
| トラックバック:0
| コメント:0
晩秋のグリンベルト 一昨日〈11月13日〉の畑です。
10月の頭に可愛らしい芽をのぞかせていた葉物野菜たちが…
ふさふさと育ってグリーンベルトになりました。
晩秋のお気に入り、サニーレタスの赤をアクセントに緑の帯が花壇のように並んだ野菜の景色。
若いホウレンソウをはじめ…
サニーレタス、シュンギクの大きいところを摘みました。
ダイコンの早播き組は、やばい太さになってました。
極太ダイコン、両手で輪っかを作ったくらいになってます。
二本収穫、スが入ってないかと心配しましたが、大丈夫でした。
こちらは冬の大型野菜。
ハクサイが急激に大きくなっています。
かなりハクサイっぽい姿になりました。
こちらはメキャベツ。
小粒がいっぱいついてます。
キャベツは今週もアオムシ退治。
産毛さらさら、プクプクの可愛いアオムシちゃん、つぶしました。
九州葉ネギ。
博多で食べたうどんを思い出します。
そして季節外れのナスの小さいやつがふたつ。
ツヤはいいけど、食えんのかな?持って帰ろう。
テーマ:家庭菜園 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/15(月) 10:33:40 |
家庭菜園
| トラックバック:0
| コメント:0
大根の葉 買ってきた大根ですと、どうしても葉っぱ捨てちゃおうか、という気になりますが、自分で育てますとね、大事にしたくなるものです。
私の場合は例年塩漬けにしまして、そのままご飯のおかずにしたり、焼きそばやチャーハン、肉炒めの味付けに使ったりしていますが、今回はしっとり系のふりかけです。
葉っぱは生え際がつながったまま湯洗い、今回は少し長めに茹でまして流水で洗って良く絞る。
それを細かく刻んで油炒め、今回は菜種油で炒めました。
赤いのは鷹の爪。
パチパチ炒めたら、砂糖と醤油で味付けまして、全体に味が染みましたら、摺り胡麻、塩昆布、中削りの鰹節を適当に加えましてよく混ぜます。
少しつまんで味を見てみて、味というものは体温に近付きますと、より正しく感じられますから、アツアツのこの状態で丁度いいなと思ったら、冷めるとご飯に合うちょっと濃い目に仕上がります。
大根の葉、ブラックふりかけです。なぜにブラックか?ただ単に使ったのが黒胡麻だったという話。
ご飯進みまっせ。大根葉は固くてゴワゴワしているから印象が悪いんだと思いますが、やわらかくしたら全く問題ありません。そもそもこれ、小松菜やチンゲンサイなんかと同じアブラナ科の青菜です。美味しくいただこうではありませんか。
テーマ:お料理 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/14(日) 10:29:48 |
料理・食
| トラックバック:0
| コメント:0
今年〈2021〉の6月、東京ドームシティで開催されていた『大ゴジラ特撮王国』の見聞録を回想の形で数点控えておきたいと思います。
今回はまず
昭和編 です。
お出迎えは初代ゴジラ。
もちろん当時(1954)ものではありませんが、そっくりに作られておりまして、2メートル超えのスーツサイズですから迫力は満点。長い尻尾のイメージからか、昔復元の恐竜的なルックスではありますが、顔立ちはライオンのような獣顔ですね。まさに正体の特定できない怪しき獣、怪獣の誕生であります。
映画『ゴジラ』(1954年東宝)に登場する、短波実況班の気持ちになりまして、グっと下から見上げてみたら…
ファンがモスゴジとよぶ『モスラ対ゴジラ』(1964年東宝)に似てませんか?そうですよね?つまり基礎デザインがしっかりしているので、映画作品による顔の違いはいろいろあれど、見る角度などによってちゃんと共通点があるんだなあ?と知らされました。
そんなゴジラを東京湾に葬り去ったのが、このオキシジェンデストロイヤー。
驚異の水中酸素破壊剤です。若き科学者芹沢大助が偶然に発見した恐ろしい薬剤です。もし芹沢博士があと10年早く生まれていたら、今ごろアメリカ国民は天皇陛下を崇めていたかも知れません。…おっとダメダメ、そういう事に使われないように、芹沢博士は若い命を自ら終わらせたのです。ところがのちに『Godzilla: King of the Monsters』(2019年ワーナー)で、米軍が実用化してまして、あいつら戦争のためならロクなことしねえな、と思いつつ、芹沢博士(若き平田昭彦)の丹精な顔が瞼に浮かんでちょっと嬉しかったりもしました。
『ゴジラ』の当たりに気をよくした続編『ゴジラの逆襲』(1955年東宝)の台本です。
貴重な実物です。表紙のレタリングがいいじゃありませんか。バランスの整った字ではないのです。味があるのです。今ではパソコンソフトでどなたでもバランスの良いレタリングができますが、個性的ではないですよね。誰が食べてもおいしいファミレスのお料理と、クセのある街中華の違いとでも申しましょうか?私はクセのある方が好きです。
こちらはゴジラの敵役として登場した暴龍アンギラスのスナップ写真。
なんでこうホッとするデザインなのでしょうか、実にシンプルであります。日本画から抜け出したような毛筆の味、鼻先から目じりに流れる曲線、王冠のごとく並んだ角と剣山のような甲羅とはイメージを一にしているから雑味がないですよね。直立系ゴツゴツ型のゴジラと四つ足系トゲトゲの怪獣対決は、その姿の対比もあって絵的に面白いんだと思います。
つぎは『モスラ対ゴジラ』(1964年東宝)の縮尺設定図です。
こういう資料も実物展示会ならでは、映画製作にかかる確かな設定と製作陣営のご苦労が垣間見えて楽しいですし、これを知ったうえでまた映画を鑑賞するのも一興というものです。
設定寸法の横に、製作物の実寸が書かれています。それにしても成虫モスラって大きいんだなあ。
『三大怪獣 地球最大の決戦』(1964年東宝)で、華々しくデビューしたキングギドラのデザインスケッチです。
宇宙怪獣という設定にしてはずいぶんと龍っぽいなあ?と思いましたが、これが当たりましたね。三本首に翼、これぐらい強力であるから、地球怪獣を数頭相手にできるんです。考えてもごらんなさいな、ゴジラが三頭、破壊光線を吐きながらラドンの早さで空を飛んでいたら、日本列島は一日で壊滅です。
ステージはここから乗り物になります。
『南海の大決闘』(1966年東宝)にでてきた悪の組織“赤イ竹”の戦闘機です。
これは木を削りだしたソリッドモデルでしょうか?近くで見ると手作りの温かみがありました。
赤イ竹のマーク。
映画ではゴジラに全滅させられてしまいます。
殺獣光線メーサー車。
東宝自衛隊の花形戦闘車両です。幾多の作品に登場しましたが、初登場は『サンダ対ガイラ』(1966年東宝)で、林の大木をスパスパとカットしながら逃げるガイラを追い詰める場面は特撮ファンの語り草です。
こちらは古い東海道線。
初代ゴジラが品川で口にくわえた有名な電車です。これは木材と紙の工作物っぽいですね。
こういうものが近くで見られて幸せ、製作意欲がわいてきます。それにしても小豆色の車体が懐かしいです。
昭和編最後はマット画です。『メカゴジラの逆襲』(1975年東宝)を最後に姿を消し、9年ぶりに公開された待望の『ゴジラ』(1984年東宝)のエンディングに流れる三原山です。
絵だったんですね、私はミニチュアとプールの合成かと思ってました。絵の下半分の黒いところに本物の水が合成されると、気のせいか噴煙まで動いていたかのような記憶の罠に陥ります。人間の錯覚錯視と駆け引きする技術、これぞ特撮の面白さともいえましょう。
次回は平成編です。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/13(土) 11:16:45 |
見聞・出歩き
| トラックバック:0
| コメント:0
BANDAI
ウルトラホーク3号 1
ゼンマイ動力で走るアストロボートで遊んでましたら、なかなか面白くて、SF乗り物つながりで今回はウルトラホーク3号を引っ張り出してきました。
と申しましても、ゼンマイ付きの初期ものではなく、1990年代に改造簡略化された700円のミニサイズモデルです。
箱の横は、棚から見える面ですから左右同じデザイン。
そして箱の天地、地の面つまり手前には完成図イラストと注意書き。
完成品イラストを見て、胸を膨らませる瞬間です。
箱の天面つまり向こう側にはシリーズラインナップがずらり。
ウルトラホークのワン、ツー、スリーにマグマライザーときたら、揃えたくなりますよね。じつは2020年に2号を完成させておりまして
(玩具工作控608) 今回は二つ目となります。
箱の中身はどんなかな?
パット見て部品は少なそう。
説明書はA5版一枚の両面印刷。
うー、とても簡単そうだ。
部品も少ないですねえ、1990年代に一本シャフトでコロコロ走行、駄菓子屋プラモに毛の生えたような中身で700円とは、ずいぶんとウルトラホークというブランドに頼った商品企画ですわね、というかロイヤリティが高いのかな?
まあいいでしょう、私が満足いくように、じっくりたっぷり楽しめばよいのです。
では次回から組み立てに入ります。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/12(金) 10:21:42 |
玩具・造型
| トラックバック:0
| コメント:0
きんぴらごぼう きんぴらは坂田金平に由来するといわれていて、強さがポイント。だから私のは拍子木切りでゴツゴツしているんです。
牛蒡と人参、小口切りを胡麻油で炒めまして、頃合いを見て砂糖を振りかけてさらに炒めますと、たちまち水分が滲んでツヤが出る。お醤油を回したら染み込ませるように炒めて、お湯を少々含ませて軽く炒め煮。
味が染みたか染みないかの状態で胡麻と七色唐辛子をからませて引き上げる。
きんぴらごぼうです。外は甘辛、中は牛蒡の個性が残る方が好みです。中まで染みちゃってますとね、何だか甘じょっぱい木の枝みたいになってしまいますので、太めの拍子木切りでサッと煮がいい。
笹掻きにしてふうわりと上品に仕上げたきんぴらもよろしいですが、まだ歯が丈夫なうちはボリボリと牛蒡をかじって飯を食うっていうのがいいですね。やがて歯だって衰えます。そうなったらその時こそ、ふうわりの柔らかいのをいただきましょう。
テーマ:お料理 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/11(木) 10:32:00 |
料理・食
| トラックバック:0
| コメント:0
WALTHAM懐中時計 1
久方ぶりの懐中時計です。
外径45ミリほどの中型オープンフェイスです。針回しはリュウズ式。
裏はタテ目つけの無地、一部腐蝕しています。
側面がいかしていて、ベゼルと裏蓋の外周がえぐれているんです。
えぐる溝挽きは強度を保ちつつ軽量化、ギリシャ神殿を思わせる美術的効果もあって一石二鳥です。
風防は割れてます。ベゼルを開けたらボロリです。
分針は取れていました。りゅうずを巻くと秒針は動くので機械は壊れていないようです。
文字板はホーローです。
メーカー表記は“American Waltham Watch Company”で、細手のアラビア数字がとてもシャレれています。
裏蓋を開けました。
回転砥石で模様づけされた機械。錆びてなくて良かったです。
メーカー刻印です。
マサチューセッツ・ウォルサムの刻印です。時計と同心円弧の配置が模様と連続していて無駄がない。
こちらはシリアルナンバー。
“13641350”をウォルサム製造年表に照合しますと1904年のものだとわかります。100年以上前のものなんですねえ、作った人はもうこの世にいないでしょうが、まさか変な日本人に解体されるとは思ってもみなかったことでしょう。
こちらは裏蓋の内面です。
“STAYBRITE”と打ってありますが、これは古いステンレスのような合金らしいのですが、名称が1920年代生まれのようなので、どうもこの側は、後から誂えられたもののようです。
ここで機械を取り出そうかとおもいますが、巻真を抜くのではなく、側止めネジを外しましたら、りゅうずを引きまして文字板方向に少し押しますと、カクっと外れて文字板側から機械が抜けます。
りゅうず巻真と機械巻真が分断している構造です。
次回は機械の分解です。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/10(水) 11:31:43 |
時計
| トラックバック:0
| コメント:0
ジャムサンド 昭和感あふれるシンプルな響きです。
ですが、ジャムを食パンではさんだサンドイッチではありません。
お菓子です。
小さなクラッカーでフルーツ味のジャムをはさんだ昔からあるおやつです。いや、おつまみでもいいかな?濃いめの水割りウイスキーなんかに合いそうだなあ。と妄想しつつ私はお茶。
ひと口に入る寸法が絶妙で、これ以上大きくてもむせるだろうし、小さいと物足りない感じ?そして中に挟まっているジャムは、パンにつける柔らかいものではなくて、グミ一歩手前みたいな固いやつなので、歯触りもグッチリムッチリ。
大手メーカーによるハイテクオートメーション生産でなさそうな、微妙なズレまで嬉しいじゃない?でもこのズレさえ美味しさの一つではないかと私は思う。まったく同じものは、キャッチする口の感覚がおなじなので飽きる。しかしキャッチする形状が違っていると、新しく美味しいわけ。
口へポイ、サクサク粉砕するクラッカーの香ばしさ、ほどなく歯に貼りついて溶けてゆくフルーツジャム。ん十年ぶりに食べたジャムサンドは、意外に美味くてびっくり。
そういえば子供のころ、近所に住んでた明治生まれのおばちゃんが、ジャムの事をジャミってよんでましたっけ。面白いから訂正しないでそのままにしておきました。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
2021/11/09(火) 10:40:37 |
料理・食
| トラックバック:0
| コメント:0
恐竜ヘッドの修理 8
エゾ松の楕円板にカシューを塗りまして角竜ヘッドの台座にしました。
位置を合わせたら、まずゴム系接着剤で固定。
首の中心を狙って板の裏に印をつけて、下穴を開けてピッチの粗い木ねじで固定します。
上の写真はねじ込み途中、皿が埋まるまでねじ込みます。
これで角竜ヘッドと板の固定は終了。つぎは板にドリルで浅い穴を開けて、つまみをカットしたピンを埋め込み。
これは壁に刺すピンです。
完成です。元のボードに貼ってみました。
私の変態部屋によく合います。
ちなみに修理前はこんな感じでした。
角竜ヘッドの色は褪せて、台は民芸居酒屋風でした。
今度からは、金持ちの悪趣味な標本のようなイメージで再スタートです。
色もカシューベースでカチっと固めております。
夜はライトアップで博物館風に。
ウソです。上の写真は懐中電灯を当てただけでした。
これにて、過去製作物の手入れ、角竜ヘッドの修理を終わります。
はぁ~、恐竜が片付いたら、なんとなく日本の情景が恋しくなってきたなぁ~。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/08(月) 10:36:42 |
玩具・造型
| トラックバック:0
| コメント:0
秋の葉物 今年も早いもので11月になりました。
昨日〈11月6日〉は、晩秋というには温かい畑でした。
夏にも負けない緑の豊かさです。
手前三列の葉物三種は食べごろです。
左からホウレンソウ、サニーレタス、シュンギクですが、種をまいた時の隙間はどこへやら、葉っぱがくっつき合うまでに育っています。これらの中から、背の高いやつの根元を探ってそっと摘み取る。
間引き食いです。八百屋さんで売っているような立派な完成体ではありませんが、これはこれで若くて柔らかい自家栽培ならではの美味しさが楽しめます。
ダイコンは畝間が狭すぎましたか?もじゃもじゃです。
でも横から見ると一応風は通りそうです。
ずいぶん太りました。今週も収穫です。葉っぱがすぼまるようにグっと立ったものが収穫のタイミングだと何かで教わりました。
今日は二本とりました。
ニンジンはショボいのを一本。
万願寺唐辛子はまだ生ってます。
今年もよく食べました。
九州葉ネギもすくすくと。
もう食べられますが今回は保留。植えっぱなしでも悪くなりませんから。
こちらは冬の大型野菜たち。
ハクサイは中の方が立ち上がってきました。
キャベツも結球を始めています。
メキャベツは下の方の古い葉っぱを少し掻き取りました。
どれも収穫はまだ先です。今回も虫取り作業に勤しみました。
変なところに勝手に生えてきた“はぐれダイコン”も順調に育っているようです。
世の中の流れに乗らないで生きる私のようで放っておけません。何だかかわいい。
この日の収穫です。
秋の葉物とダイコンです。
テーマ:家庭菜園 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/07(日) 11:01:38 |
家庭菜園
| トラックバック:0
| コメント:0
半熟の柿 この朱色の剥げた古い漆器のような肌。触らずともずしりと重みを感じさせる丸み。実に日本的な美しさを湛える柿の実。
秋も深まってまいりました。ここのところ猿の本能に目覚めた私は、芋や木の実に異様に食欲を示すようになりました。
近所の農家も昔と違って家族人数が減り、食べきれないからと柿をどっさり分けてくれるのです。猿の私は大喜びです。
柿の実は、コリっと固いのも美味しいし、とろりとジャムみたいにとろける完熟もまたうまし。でも本当に美味いのは、完熟一歩手前の半熟の実。
外がなめらかで、中がしっとりしたやつ。この絶妙なる自然のパテシエが生んだ名人芸に舌つづみ。
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
2021/11/06(土) 10:22:17 |
料理・食
| トラックバック:0
| コメント:0
童友社 アストロボート 9
童友社が復刻再販したミドリ(緑商会)のゼンマイ走行『アトミックアストロボート』のプラモデルが完成しました。
全長が24センチほどある、意外に大きな模型で、走らせて遊んでもけっこうな見ごたえがあります。
1967年公開の松竹映画『宇宙大怪獣ギララ』に登場する宇宙探査艇です。
3次曲線を用いたエイのようなプレコのようなプロポーションが面白いです。
新幹線のような流線型の頭はスピード感を感じさせます。
そんな頭に引き換え、後ろ半分が何とも不思議なデザイン。
ゴム蛇腹がついたラッパみたいですが、決して違和感はなく、この乗り物の個性になっています。
そして1960年代のSFデザインの定番装飾であるパラボラアンテナ。
なめらかな船体に打たれた無数のリベットも60年代SFデザインで素敵です。
ギララとツーショット。
でも映画では直接戦ったりはいたしません。ギララニウムを求めて火星に飛びます。
ちなみに上の写真は、100均の園芸ハンギングプランターを横に倒したものです。ほどよいパースが生きてます。
これにて童友社復刻、ミドリのアトミックアストロボートの組み立てを終わります。
次どうしようかなあ?
SF乗り物の流れでウルトラホーク3号行ってみよう。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/05(金) 11:17:31 |
玩具・造型
| トラックバック:0
| コメント:0
鍋焼き中華とん汁味 あばら肉の薄切りで作るとん汁の美味しさは、どなたもご存知の事と思いますが、ぶつ切りの具のデカイやつもいいものです。
でも余った。
一人前の小鍋で沸かし直して…
チューブの生姜、ニンニク、そして胡麻油をたらしますと、たちまち味噌ラーメンのスープになるんです。
ここへつけ麺用の極太中華麺を茹でて投入。
煮込みながら刻み葱、玉子を一つ落として、蓋をしてしばし煮込む。
豚汁味噌あじ鍋焼き中華です。
噛み応えのある太麺は、重めの味噌あじにぴったし。鼻をすすりながら、フーフー食べる熱々の鍋焼き、こういうものが嬉しい季節になりました。
テーマ:お料理 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/04(木) 11:05:59 |
料理・食
| トラックバック:0
| コメント:0
CITIZEN AUTOMATIC 3
CITIZEN cal.8228 の機械を組み直したところです。
ネジの頭を見ますと、マイナス溝の両端がY字型に開いていますので、自動組み立てであろうと察しがつきます。こんな難しいものをですよ、ロボットが作っちゃうんですから、どれだけ優秀なロボットなのよと感心してしまいます。
文字板をつけました。
サラサラとした微細な反射を放つ砂地は、型押しや機械目付ではできないので電鋳模様だと思います。電鋳ってなに?と疑問のお方、ググってみてください、メッキのようなもので微細な転写を可能にする技術です。窓の周囲もダイヤカットで面取りをして、文字板の切断面を極力見せないように工夫されています。
針はクラシックなスペードとリーフの組み合わせ。
この辺も古い掛け時計のイメージが継承されています。
真鍮側は、汚れを拭き上げるのみ。
粉をつけて磨きますとメッキを薄くしてしまいます。ですが既に、アシの角など下地のニッケルメッキが浮いて見える箇所がありますので、この時計は長く使えば使うほど、金が薄れてシャンペンゴールドの味わいに変化してゆくことが想像できます。かたや、昔に見られる金の下地が銅メッキの場合は、ローズゴールドの趣に変化してゆく楽しみがあって、どちらも真鍮側の良さといえるでしょう。
側に機械を収めます。
上の写真は手巻きの状態、ここに自動巻き用の回転錘をつけます。
裏蓋を閉めたら完成です。
球面研磨をされた風防は、無傷なところからサファイヤ風防だと思います。そして見返しまで鏡面に磨かれた手の込んだ仕様です。
バンドは茶色のあんこ入り。
こういう丸みのあるクラシックデザインには、丸みのあるあんこ入りの皮バンドがよく合います。
コイン装飾は、ベゼルと裏蓋の双方彫られていて、横から見ても側を縁取る感じになっています。
このコイン縁風連続模様は、アンティーク家具や額縁の装飾に見られる縄目やロカイユのねじり模様に通じ、金色の豪華さを引き立てる効果があります。
窓からのぞく機械の繊細な動きも鑑賞のひとつです。
全体を金の濃淡で整えられた、古風で実にすっきりとした味わいの時計です。
本日の控え
CITIZEN AUTOMATIC cal.8228 1994年 でした。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/03(水) 10:56:08 |
時計
| トラックバック:0
| コメント:0
大豆ミート 大豆たんぱく由来の肉もどきは何度か試しましたが、挽き肉タイプは初めてです。
肉の代用品か?新感覚健康食品か?どっちでもいいけれども、私が気に入ったのは乾燥状態で保存がきくという点です。
水で戻して絞った状態はぷにぷにと弾力のある、そぼろ状態。
調理手順はちょっと考えまして、生肉だったら先に火を通すべきところでしょうが、これは高野豆腐のように味を吸い込む性質だと思うので、加熱調理の途中から加えました。
お料理というのは、お茄子の煮物。乱切りを油で焼いて、だし醤油で煮ているところです。
茄子が軟らかくなったら、チューブのニンニクとショウガをちょっとずつ加えて、さらにとろみをつけました。
葱のみじん切りと胡麻油を少し垂らして、茄子と大豆ミートのうま煮です。
これはいいです。満足感は上々です。肉を食いたきゃ肉を食えというのが私の考えですが、これは代用品という事ではなく、上でも述べましたが、急に挽き肉が食べたくなった時、乾燥状態で常備されていて、すぐに対応できるというところに価値があるのだと思います。
テーマ:お料理 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/02(火) 11:07:24 |
料理・食
| トラックバック:0
| コメント:0
恐竜ヘッドの修理 7
若い頃に作った角竜の壁飾りを直しまして台座まで支度したのですが…
気が変わりまして、新しく見つけた楕円形のエゾ松板にチェンジを決意したところです。
やっぱりこっちの方がいいよ、ということで、今回もカシューの透〈すき〉を塗りました。
上の写真は一回塗りの状態。今回の板は、焼き加工が入っておらず、生地そのものがスベスベなので、このまま塗って仕上げにします。
さらに乾かしては塗って、三回塗り。
家具調の色調になってきました。
角竜の頭を置いてみましょう。
角が台座からはみ出すぐらいのバランスがいいですね。
これで行きましょう。
次回は組み立て完成です。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
2021/11/01(月) 10:39:04 |
玩具・造型
| トラックバック:0
| コメント:0