苔の花 花壇の片隅に何年も放置してあった小さな鉢が、いつの間にか見事な苔に覆われていました。

しかもツヤツヤした胞子の袋をせいいっぱいに伸ばしています。

きれいですねえ、これが所謂“苔の花”っていうやつですか?苔の花は夏の季語らしいけれども、今は春。
下に生えている緑もうれしいね。

こうして見るとジュラシックパークだ。小さい虫たちは、この景色の中を命懸けで生きているんだと思うと、この世には世界がいっぱいあって、いろんな枠組みや秩序が混然としているんだなあとしみじみ感じます。お金をかけて世界旅行に出なくとも、足元に広がる別世界に身を沈めるのも一興です。
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- 2022/03/31(木) 10:40:26|
- 花・園芸
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尚工舎
CITIZEN 3
部品を洗って組み直した尚工舎の懐中時計ですが…

テンプをつけるとやはりネバついて動きが悪いです。という事はテンプに問題ありかと、テンプをバラします。

と申しましても天真までは外しません、自宅の設備では元に戻せなくなりますので。
やってもここまで。

天真を見てみよう。

多少歪みと汚れのこびりつきが見えますので、謎の天真矯正器にかけてみる。

そして受ける方のホゾ穴も変形か汚れか?真円ではなさそうです。

タミヤの固い綿棒にベンジンを含ませてクリクリ回してみたら、案の定先端が黒くなりました。
テンプを組み直しまして、機械に着けてみましたら…

今度は動きました。元気はイマイチですがまあいいでしょう。実用はしません。
文字板と針をつける。

機械を側に収める。

尚工舎16型懐中時計『CITIZEN』の復活です。

そして、ここに古い箱があります。

中野の骨董屋さんで時計とは別に買ったものです。
中に小さなメモが入ってました。

“16 シチヅン懐中”とあります。時計屋さんの修理メモのようです。同封には精度記録書みたいなものが入っているので…

おそらくシチズンの純正箱ではないけれど、修理を依頼されたまま、箱は要らないよと言われたか、未完のまま箱だけが流出したか?どちらかかと思います。つまり、我が家で出会った箱と中身は、ここでよく合うはず。

絵になりますね。
本日の控
尚工舎 16型懐中時計 CITIZEN 15石 大正13年から昭和5年推定 となります。
現在の取引価格は安いですが、国産時計を語るうえで記念碑的なモデルであることは間違いありません。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2022/03/30(水) 10:44:36|
- 時計
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胃弱ドーリア 消化管改造人間、もしくは加齢により胃もたれのする老いぼれの皆さんこんにちは。胃弱シリーズ、今回はチキンドーリアです。
冷や飯をコンソメスープでおじや一歩手前まで煮ます。

これをグラタン皿に盛り付けて置きまして、今度は鶏ひき肉とタマネギのバター炒めに粉を振る。

粉が全体に回ったら、牛乳を少しずつ加えて伸ばします。

味付けはコンソメの素、クリームシチュウみたいになったら、冷凍ミックス野菜を加えてトロリと煮込み…

先ほどのおじやにかけまして…

チースをかけて焼きました。

こりゃまあ、イメージ通り。胃弱ドーリヤです。

何にしても、水分多めで食べれば大丈夫なのです。今回はチーズが多かったかな?とおもいましたが、不調は何も起きませんでした。食道摘出前はもっと不自由な暮らしが待っているのかな?とおもいましたが、それほど苦ではなくなりました。結構好きなものを好きなだけ食べてます。ただ、好きなだけという分量は少なくなりましたけれどもね。
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- 2022/03/29(火) 10:41:36|
- 料理・食
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POLAR LIGHTS
THE WITCH 6
魔女のいる情景モデル、今回も小物アクセサリーです。
今回は魔女の帽子、ハサミ、ランプです。
こちらがハサミのパーツ。

そしてランプはクリアーパーツ。

そして切り出したパーツたち。

仮組して所定の位置に仮置きしてみました。

なるほど、こんな感じですね。
ではまず組み立て不要のハサミから。つまりは塗るだけ。

メタリックカラーのダークアイアンで塗りまして、刃先の部分だけ銀をちょい塗りしました。
お次は帽子です。合わせ目をヤスって消して、少ししわを加えて柔らかさを表現しました。

色は黒のつや消しで塗り、軽くグレーでドライブラシをしてハイライトを入れました。

魔女の帽子はなぜ尖っているか?それは集めた月光パワーを逃さないためです。それによりイメージ能力が高まって占いとかに役立てます。皆さんにも覚えがおありでしょう?何かを思い出そうとするときに視線が斜め上になりませんか?そうなんです頭の斜め上の方にイメージスクリーンがあるのです。だから水晶占いの場合、魔女は水晶玉に写った画像を見ているのではなく、水晶を通じてイメージの画像化を明瞭にしているのです。それには帽子にためた月光パワーが重要になるわけですね←ヒイラギ仮説つまりウソ
お次はランプです。ランプには一工夫入れたいと思います。
ここに取り出しましたのは頭をほぐした綿棒。

これを夜光塗料の瓶に突っ込んで引き上げる。

もう大体おわかりでしょう?中の炎を作りたいのです。
ここでしっかり乾燥させましょう。
つづく。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2022/03/28(月) 10:26:38|
- 玩具・造型
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餡かけ玉子 口は災いの元、とは言いますが、口は健康の元、でもありまして、我ら筒状生物の栄養を取り込む重要なる入り口であります。歯痛、口内炎など、物が食べられなくてお困りの経験はどなたにもおありでしょう。食べ物が食べられないと健康に大きく影響を及ぼします。かくいう私もただ今、抗がん剤の影響で口内炎に悩まされております。しかしお粥ばかりではパワーが出ません。
そんな時、重宝なのが玉子。一個の分量を量ったら、やく2倍強の水を足して…

麺つゆをちょっと垂らして、シャバシャバに溶きます。
それをカップに入れまして15分蒸しました。

要は具なしの茶碗蒸し。
さらに麺つゆベースの餡をかける。

写真を見ているとプリンみたいですが、確かにだしを牛乳に代えて砂糖で甘さを加えたらプリンになりますね。
青海苔をふったら出来上がり。

なめらか玉子蒸しのくず餡かけです。
口内炎は熱さにも弱いので、少しずつ、フーフー冷まして食べました。

口というものは、普段気づかないけれども、実に複雑精巧な動きをして食べ物を咀嚼しているんですよね、動かなくなってよくわかりました。口内炎が治るまで、じっと我慢の子でいよう。
テーマ:お料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2022/03/27(日) 11:08:20|
- 料理・食
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退院しました 抗がん剤のラブ注入6回目を終えまして、一昨日退院しました。
今回は、前回を上回る苦しみを覚悟して臨んだわけですが、あに図らんや、わりと楽に乗り越えることが出来ました。それは前回の苦痛をどこがどう、具体的に説明したのが良かったのでしょう、小さな舐める薬をいただきまして、それを舐めたら一発でウソのように苦痛が和らぎました。これからご予定の方は、自身の状況を詳しく担当の先生にお伝えすることをお勧めします。
ということで、見た目はガンジーになりましたが。頭は正常(たぶん)、手先のシビレもありませんので、これまで同様、おもちゃいじりを愉しんでゆきたいと思います。
まあ、病院にいますとネタには事欠きませんね。廊下から変な声が聞こえて来たり、トイレのドアを開けっ放しでこっち向いてケツを拭いてる百々爺がいたり、お悩み相談を受けたり、人工喉頭っていうんですか?言葉が電子音で出るやつをつけたお爺さんが同室にいらして、夜中の2時に、ビービーとノイズの入った昔の宇宙人みたいな声で「目に青葉 山ほととぎす 初ガツオ…」って独り語りを始めるわけ。あれには参りました。医療関係者の皆さんには感謝しかございませんが、病院というものは私にとって実に愉快なところでございます。
最後に、入院に際し恩ある方から本をいただきました。それからTwitterやコメント欄にて、会ったこともない方々から、温かいお言葉もいただき、あふれる人情に泣けてきました。この場をお借りして心よりお礼を申し上げます。
ひとまずご報告にて。
- 2022/03/26(土) 10:25:11|
- 健康
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BANDAI
マグマライザー 6
バンダイの復刻ミニモデルのマグマライザーの塗装をしております。
今回はおもちゃ的動力モデルなので、部品ごとの完成ではなく、彩色順を工程順にしております。つまり同じ色を複数回エアブラシに装填するのはアホらしいので、黒なら黒いところを一斉に塗るという色基準の進め方でやっております。
前回黒まで進みましたので、今回は最後の銀部分を塗りましょう。
まずはマスキング作業、銀以外の部分を保護します。

これが結構面倒くさい。
この辺も同じく、銀を塗る支度をします。

そして銀を吹きます。

こっちも。

そして緊張のマスキング剥がし。

これで基礎塗装ができました。

こっちも。

そして細かいところは筆でリタッチ。

さあ、組み立てです。
キャタピラを接着。

そしてスカートっていうのですか?泥除けを接着。

そして車体を被せる。

いいねえ、次回は組み立てたあとの筆塗り工程です。
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- 2022/03/25(金) 10:45:26|
- 玩具・造型
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胃弱のオムライス 外食のできなくなった私にとって、今やグルメ番組は食欲を刺激する薬になっております。さらに申しますと、超絶技の高級お料理ではなく、庶民視点の美味そうなやつがいい。
オムライスが食べたくなりましたが、普通のやつよりも米を柔らかく、おじや一歩手前のやわらかさ。

冷や飯一膳を温めたレトルトトマトソースでべちゃっと煮ましてね…
玉子二個を溶いた生焼けオムレツに乗せまして…

向こうに寄せて、手前をめくり…

お皿を当ててくるっと返す。

胃弱のオムライスです。写真なんか撮っているから表面を焼き過ぎました。
バターたっぷりのオムライスはもう食べられないけれど、自分でイメージどおりに作ればいいのです。

中までやわらか胃弱のオムライス。これなら私でも食べられます。
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- 2022/03/24(木) 10:25:47|
- 料理・食
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尚工舎
CITIZEN 2
シチズン第一号16型懐中時計の機械です。

この個体は15石でスピン挽き9本ですから、この時計の中でも上等な方ではないでしょうか?この時計には逸話があって、かつてお若い頃の昭和天皇がご所有になられていて、そのお値段までが新聞に載ったものだから、値上げをすることができず、スペックダウンで対応するしかなかったとか、あったとか?なので、現存するこの時計には、ルビーが減ったり仕上げ本数が少なかったりと様々なバリエーションが確認されています。
ではまず、定石通りテンプを外しましょう。

そしてゼンマイをほどきまして、真鍮のアンクル受けを開けます。

どんどん行きます。中受けを開けました。

二つの巻き上げ系統の穴車を外します。

そして香箱受けを開ける。

動力の伝達経路がよくわかると思います。10時位置にある大きな白い歯車が香箱と申しまして、動力ゼンマイが入ってます。そのゼンマイのほどこうとする力が、金色の歯車を伝って白いギザギザの車まで達したものを、テンプとアンクルが同じリズムで抑えるという仕組みですね。
輪列をバラしまして、ツツカナは取らず、今回の解体はここまです。

この後、部品を洗いまして再組み込み。

アンクル前までは順調に組み上がりました。りゅうずを軽く回しますと、全体が高速回転します。
で、このあと、アンクルまでは良かったのですが、テンプがまだねばつくので、次回テンプの解体を行います。
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- 2022/03/23(水) 10:51:52|
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胃弱の牛丼 牛丼屋さんで弁当を買って来ればいいのですが、ちょうど牛の挽き肉があったので、肉少な目の胃弱者向け牛丼をこしらえました。
ひき肉を生のまま、砂糖と醤油をまぶしましてフライパンで火にかける。

火が通らぬうちに薄切りタマネギと白滝を追加。

さっくりと混ぜ込みまして、蓋をして蒸し焼き、お水もお酒も足しません。
様子を見て蓋を開けますと、玉葱の水分で、しっとり煮えてます。

あとはこのまま混ぜながら炒めて、玉葱が茶色く染まれば出来上がりです。

牛肉味の玉葱炒め煮です。というか肉ジャガのジャガ抜きといったところでしょうか。
こいつをご飯に乗せまして、そこは定番紅生姜。

これでいいのよ。牛丼一人前食べられなくなったので、これで満足。甘辛い味付けの牛肉玉葱は実に飯によく合います。
すき焼きに佃煮、煮魚、きんぴらごぼう、砂糖醤油の味付け魔法は、米食ニッポンの基本ですね。
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- 2022/03/22(火) 11:08:19|
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POLAR LUGHTS
THE WITCH 5
魔女の情景モデル、今回も小物アクセサリーを作ります。
まずはこちら、コウモリの燻製から。

魔女のスープの材料になるやつですね。
竈の上にぶら下げて燻製にしているので、塩引き鮭を参考に、照りのある茶色に塗りました。

おいしそう?でもないか。

ネズミとコウモリの燻製が四つ出来ました。
梁のフックにぶら下げます。

大釜の煮える竈の上で長時間燻製にされて、期が熟すと薬やスープの材料になるんですね。
さてお次は、ヘビです。こちらは生きている前提のヘビで、梁に乗っかって舌を出しています。ニョロニョロ。

ここで色を塗るんですが、アジアやアフリカのヘビではちょっと雰囲気が違うので、今回はヨーロッパクサリヘビの色を参考にしました。
まずはダークアース(薄茶色)で下塗り。

つづいて茶色で大まか模様つけ。

さらに細かい模様を黒で描きまして、ガーゼに白をつけて軽くスタンピング。

そして目とか舌とか、口の周りのウロコなど、細かいところを面相で描きましてヘビの出来上がり。

所定の位置に接着です。

これでヘビと燻製の出来上がり。
次回もアクセサリー小物です。今回はこの辺で。
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- 2022/03/21(月) 11:06:11|
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小さな玉子焼きパン パンと申しましても食べるパンではありません。フライパンのパン、つまりこれです。

この小さな玉子焼きパンは、ずいぶん昔から使っておりますが、一人分お料理には実に重宝であります。
玉子一個を焼くには、使う油も最低限で済みますし、火力も最低でよく、第一に囲まれていますから形の収まりがよろしいですね。

この日はウインナソーセージと玉子をひとつ焼きました。

円形のハムだったらまん中から半月に切って、角を四隅に合わせれば、四角いハムエッグもできるでしょう。お好み焼きなんかもいいかもしれません。もめごとは丸く収めますが、小料理は四角く。
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- 2022/03/20(日) 11:07:01|
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よろこぶ豆 昨年収穫の大豆が届きまして、まだ青みの残るところから、ひたし豆を食べたいなぁと、お椀一杯分だけ、一晩水に浸けておきました。

そのまま火にかけまして、枝豆のようにコリコリと甘みの残る風情に茹であがりましたら、みりんとお醤油で薄味をつけまして、ここに取り出しました乾燥昆布。

これがただの切り昆布ではなくて、極薄の刺身用剥き昆布でありまして、沁み込みが早くて柔らかいのが特徴です。なので煮込むことなく、適量を鋏で切りまして、そのまま豆に被せる。

このまま冷めるまで浸すだけにしました。

冷めたらよくかき混ぜまして、昆布をほぐし、お豆にまとわせるだけです。

カンタンでございましょう。これで出来上がりです。お豆の昆布びたしで“よろこぶ豆”でございます。

ご飯のおかずというよりも、そのままお豆を噛みしめる方が美味しいと思います。お酒にもいいかな。
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- 2022/03/19(土) 11:03:41|
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BANDAI
マグマライザー 5
バンダイのミニモデル『マグマライザー』の塗装作業に入りましょう。

今回の使用カラーは、車体はグリーンに黄色ライン、エンジンカバーは銀に黒線、キャタピラなどは黒鉄色といった構成なので、塗装順は黄色→緑→黒(黒鉄)→銀としましょう。
それでは黄色から、とはいっても成型色が黄色より暗い色ですから、直に黄色を塗っても下の緑に食われてしまい、発色が黒ずんでしまうので、まずは白で下塗り。

この上から黄色を吹きます。

黄色の完全乾燥を確認したら、黄色部分をテープで保護。

マスキングテープも黄色だからわからないや。(笑)
つづいて車体のメインカラーです。今回は濃緑色を単体で使いましょう。自分で調色をしますと、失敗した時の修正が大変なので、こういう場合は市販の単一色に限ります。

怪獣とか陰影の付いたものでしたら誤魔化せるのですが、乗り物みたいなものは単一色が安心です。
黄色部分を保護した車体の全体にこれを吹き付け塗装。

つづきましては黒の工程です。
この辺が黒を必要とする部分です。

上の写真のエンジンカバーなどは銀がメインカラーですが、毎回申しております通り、銀の隠蔽力が完璧なので、黒を先に塗ります。

そして保護すべき黒部分をマスキングしまして、次工程に移りましょう。

鬼太郎のちゃんちゃんこみたいだ。(笑)
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- 2022/03/18(金) 10:22:05|
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干し大根の滋味 まだ寒い2月の時点で、余っていた大根をタテ割にして干しておいたのです。

切り干し大根のデカイやつといったところでしょうか。
4日ほど寒風干しをしますと、こんなに小さくなります。

ミイラでございます。これで一年ぐらいは保存できそうです。つまり大根は、漬物、乾物でつなぎますと一年中食べられる野菜なんですね。大地の恵みと先人の知恵に感謝です。
今回は水で戻した干し大根と小松菜を薄味で煮合わせました。

生大根でここまで薄切りにしますと、たちまち煮崩れてしまいますが、一度繊維だけに強化された干し大根は、噛みしめる食感もこりこりと逞しく、奥歯でにじむ滋味が違います。皮つきであればこその美味さともいえましょう。
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- 2022/03/17(木) 10:50:05|
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尚工舎
CITIZEN 1
ジャンクの懐中時計です。

国産の古い物で、文字板に“CITIZEN”と書いてありますから、シチズン製と思ってしまいがちですが、正しくは尚工舎製懐中時計第一号『CITIZEN』というべき品物です。名付け親は大正13年当時の東京市長後藤新平によるものというのが定説ではありますが、尚工舎オーナーの山崎亀吉の思いも同じで、両名の会話の中から生み出されたのではないかとの説も最近耳にしました。ともに政治家だった両名の、時計はやがて普及するだろうとの先見性もあってか、市民に愛されるようにとの思いで『CITIZEN』と名づけられたそうな。数年後、この名前は社名になって現在のシチズン時計になるわけだから、広く解釈すれば、シチズンの第一号とも言えるでしょう。
裏側はつるつるですが…

蓋にツメ掛けがあって、指でパカっと開けられます。

中受けには星にエスマークの刻印があります。

ホシエス
このホシエスマークは、日本橋清水商店の頭文字をデザインした登録商標で、時計においては絶えてしまいましたが、商標そのものは現在のGINZATANAKA(田中貴金属ジュエリー)が保有しています。つまり、シチズンとGINZATANAKAは創業者が同じであったわけです。
ベゼルを開けました。

針は青焼きの鉄剣カテドラル、文字板は瀬戸干支、少しひびが入ってますが、これも味のうち。

時計の文字板を干支って言いますが、これは日本的な言い方で、現在の時刻制度になる前は、子、丑、寅、卯…と時刻を刻んでいたからです。藁人形に釘を打つ“丑の刻参り”というのを聞いたことがあるでしょう?それです。ついでに干支と書いてなぜ“えと”って読むか?俗にいう、子、丑、寅、卯…というのは、本当は干支ではなく十二支といいます。その上にくっ付く甲、乙、丙,、丁…というのが十干。十干というのは自然界の五大元素、木、火、土、金、水のそれぞれに陰陽をつけたものです。木の陽だったら“きのえ”、木の陰だったら“きのと”、火であれば“ひのえ”“ひのと”という風に繋がっていくので、もうおわかりでしょう?え、と、え、と…って続くから“えと”になるんです。ま、余談が長くなりましたが、このような背景で時計文字板を干支といいまして、焼き物文字板を瀬戸干支、側(ベゼル)との境界を干支見切りなんていう呼びかたをするのです。
裏蓋の内面にもホシエスマークが。

これで、機械と外装がともに純正であることがわかります。
機械を取り出しました。

時計は動きません。動こうとはしますがネバネバしてすぐ止まります。
文字板は横ねじ固定方式です。

文字板を外しましたら、あら!

アシが一本折れてました~(泣)
で、こちらが文字板下の機械です。

りゅうず一段引きで時刻修正、ゼロ段でゼンマイを巻き上げる構造です。
こちらが機械の表側。

次回より、分解してみましょう。
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- 2022/03/16(水) 11:13:02|
- 時計
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本日午後より入院します FP療法、前回のラブ注入より3週間を空けましたので、2コース目(都合6回目)の注入に行ってまいります。前回は予想に反して苦しかったのですが、今回はその蓄積から、さらに苦しむことは必至だと思います。抜け毛も鬱陶しくて頭を剃ってジョー樋口になりました。毛があるから抜けるんであって、無きゃ抜けないだろうとの発想のもとです。こうなったらどこまで苦しいか体験してみようじゃないか?という心境です。若い頃、手術室から戻ってきた幼い娘の、点滴で腫れた小さな手をさすりながら泣いた日に比べれば、自分の身体的苦痛など屁でもない。ガマンすりゃ終わるんですから。精神的な苦痛はべっとりと頭に張り付いて中々はがれませんが、肉体的苦痛はすぐ終わる。さて、今回は如何なる苦痛が待ち受けるか?ご期待ですな。生きて戻ったら、地獄レポートも書いてみたいと思います。
ブログネタは予約更新を仕掛けてありますので、2週間程度は同じペースで更新される予定です。
では、張り切ってお泊りコースに行ってまいります。
- 2022/03/15(火) 11:14:01|
- 健康
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POLARLIGHTS
THE WITCH 4
魔女の情景モデルです。今回は壁から突きでた梁の部分です。
こちらがそのパーツ。

上下2パーツのモナカです。接着してこげ茶色で塗る。

黒で下塗りをして茶色を被せたんですが、なんだかチョコバーみたいになりました。
いったん所定の位置につけてみて違和感を確認。

ツルツル感が変ですよね?歯ブラシに溶剤を少し含ませて擦ってみましょう。

黒と茶色のコントラストを滲ませつつ、細かいキズをつけています。
ここで一旦所定の位置に取り付けまして、最終的には一番最後に調整したいと思います。

で、この梁にはL字フックが二本つくことになっています。

ここにはコウモリとネズミの燻製がぶら下がる予定です。
鉄のフックはメタルカラーのダークアイアンで塗りまして、角にあたる部分だけ布で擦って艶出しをしました。

フックの刺さっている木の部分は温度差による露で湿っているかと考え、少し黒ずみを与えました。
そしてここにぶら下げるのが、これらです。

ひもで縛られたコウモリとネスミの燻製です。
これらを所定の位置にぶら下げますと、こんな風になる予定です。

次回はこの燻製たちを作ります。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2022/03/14(月) 10:20:01|
- 玩具・造型
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闘病の果てに 白いほうが死にました。鱗の生え際のゼリー状感染症が治らず、見たところ、腸内の炎症も透けて見えるほどだったので、あきらめてはいましたが、とうとうエラも動かなくなり、細胞活動を停止しました。
2016年生まれ、金魚年齢7歳でした。
家に来た2016年7月のころ。

黒子で買ってきて、黒がちょうど抜けて真鍮色になってきたころです。まだあどけないですね。
翌年の夏にはしっかり色も定着して(下の更紗のほう)元気な二歳児になりました。

この時期が一番美しい姿だったように思います。
4年目になると、急激に赤が抜け始めてきて…
2020年には真っ白です。

2021年の夏にはお姉さんの赤いらんちゃんが寝たきりになって、食べ残しを全部食べるようになりまして…

それがいけなかったんですね、消化不良から腸炎、感染症に至ってしまったわけです。つまり私の管理が悪かった。
何とか時間をかけて気長に直そうと思いましたが、ついに力尽きました。まあ室内飼育で6年ですから、寿命としては良しとしましょう。今や水槽は、寝たきりらんちゃんの病室みたいになりました。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2022/03/13(日) 10:49:51|
- 金魚・生き物
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沢庵の引き上げ 先月(2月)の入院前に漬けて、一か月以上経った沢庵のできはどうかな?
漬け桶の蓋を開けるが早いか、たちまち広がる糠床の香り。

いい塩梅じゃなぁい?沢庵漬けを糠床から引き出す作業は、泥遊びのようで気持ちいい。しかし、今年は極太の三浦大根で作ったもんだから、でかいでかい。やっぱり沢庵は練馬がいいね。
今朝のおかずはこれに決まり。二日目のけんちん汁とこれがあれば栄養も足りるでしょう。

今年の沢庵、食べてみたら味は上々、でもやっぱり三浦で作ったから柔らかいね。

沢庵で白飯を頬張ると、決まって思い出すのがテレビ版『水戸黄門』の一場面。濡れ衣を着せられて牢に入れられた黄門様ご一行、出された飯が味噌汁に沢庵、この方をどなたと心得る!といきり立つ助さん格さんをなだめて、東野英治郎扮する黄門様が「まあ良いではないか」とニコニコと笑みを浮かべて沢庵を美味そうにかじる場面がなぜか頭に焼き付いてまして、沢庵をかじるたびに思い出すのです。
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- 2022/03/12(土) 11:07:03|
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BANDAI
マグマライザー 4
本日は震災の日です。犠牲になった皆さんには合掌、大変な目に合われた方々にはこれまでの奮闘に敬意を表します。
しかしあの日は異様でした。避難している芝生の底からドンドンと突き上げられるような振動がなんとも不気味で、見上げる社屋の窓ガラスの反射がゆらゆらと変化する様子は、何かとんでもないことが起こっているぞという、不謹慎ではありますが恐怖の中になぜか興奮を覚えましたね。今でも時折、地震が来たような感覚にくらくらする時があります。
話は変わりまして、バンダイの1999年復刻再販モデル『マグマライザー』の素組みができました。

昭和中期の男子が喜ぶドリル戦車です。かっこいいデザインですねえ、古さを感じさせません。重機だからといってリベット的な表現が一つもないところも、その効果のひとつではないでしょうか。

穴を掘りながらグングン進む感じが前半分の流線型に、そしてパワーあふれる動力の強さを後ろ半分の安定感が表現しているように見えます。

劇中の本物は、排気口が一本ですが、このモデルは二本、ダブル排気です。
そして、造形のあらゆる箇所に斜線が多用されています。

こうすることで、垂直線よりも躍動感とかスピード感が一層高まりますね。
こんな風に素組を鑑賞、数回走らせて遊んだら次工程、塗装のための再解体となります。

そして、この機会に、修理に影響しない固定部分には、パテを埋めて段差隠しをいたします。

ついでにサーフェーサーまで吹いたりして。

あとから単一色で塗りますので、この程度の下処理なら、良い効果を得ることができるでしょう。
これで塗装の下準備ができました。

あとは色ごとに手順を定め、塗装をしてまいりましょう。
今回はここまで。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2022/03/11(金) 11:01:52|
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スパゲティは赤がいい 茹でたてパスタもいいけれど、冷蔵庫で一晩おいたぼそぼその余りスパゲティも昭和子供には親しみがあります。
ぼそぼそパサパサのスパゲティを油で炒める。

喫茶店のスパゲティを思い出しますね。で、ここにトマトケチャップを、と言いたいところですが、今回はあいにく余っていた市販のミートソースにタマネギとマッシュルームを追加したものを加えて炒める。

本当はケチャップの方が美味いんだけどな、まあ口の開いている物から使い切りましょう。
ここにタンパク質の補給として甘めに加減した半熟のスクランブルをだらりとかけまして、ランチのオムスパ。

素朴で懐かしい昭和の味です。今でこそ、いろいろなバリエーションでスパゲティを食べますが、昭和40年代の食卓に上がるスパゲティなんてケチャップ炒めか缶詰のミートソースといった感じで、ミートソースの方が若干ランクが上でしたかね。

日本人は米でもなんでもモチモチしたのが好きだから、茹でたてのポキポキしたやつよりも、茹でおきのもっつりしたやつの方が口に合うんじゃないかしら?そしてそれに合う味付けといったら、やっぱり赤いのに限りますねえ。
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- 2022/03/10(木) 11:03:14|
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TIMEX Electric 2
古いタイメックス〈TIMEX〉をいじっております。機械を側から取り出せなくて、側のまま中身を見ているところです。

上の写真はテンプを取りだし、外れていた黒い磁石を所定の位置に接着したところです。
次に中受けを開けましょう。

これが中受け、写真は裏側です。

銅のL字パーツがスイッチ部品、りゅうずの押し引きで通電断線をします。
そして空けた中身がこちら。

電気動力でありながら、機械要素がたっぷりで、磁石が嵌まっていたりする光景は、私ら世代(昭和40年代こども)には、キカイダーとか変身サイボーグみたいなイメージが被って、心に刺さります。
そしてここ、巻真の咥え方がワニ口なんですね。判明するのに苦労しましたところです。

それでは分解を諦めまして、このまま組み直しますと、大まかな仕組みがわかります。

通電すると銅のコイルに磁界が発生、固定磁石に反発して左右に除ける、ヒゲゼンマイがそれを戻して反対側に振れる、その反復が時のリズムを刻むわけです。もし正常運動をしたとすると、6振動/1秒、つまり1秒に3往復するという設計になっています。
テンプカバーを元に戻しまして、中身見学はここまでとしましょう。

結局のところ、修理を前提としていないタイメックスの使い捨てローコスト設計ゆえに、服を着たままの手術みたいになりましたが、人間の脳というのは不思議なもので、故人からもらい受けた道具箱の中にあった謎の物をふと思い出したんです。
それがこれ。

本当に不思議です。なぜだか急に記憶の引き出しが開いて、箱の中から取り出したのがこの道具。TIMEXの刻印とM-40とまで書いてあります。まことにこの時計のための何かです。心得のある方ならもうお分かりでしょう。プラ風防の絞り器です。
このように風防を挟んで握りますと、このとおり風防が外れました。

まさにこの時計のための道具でした。まことに不思議なことがあるものです。脳の働きというものは、本人の意識していないところでも働くものなんですね。

開けた文字板は球面絞りの塗装ものです。電子時計という割には懐中時計のようなクラシックな風体です。ちょっと気になったのが、ローマ数字の配置です。4時から8時が反転してますね、別に悪い事ではありませんが、ほぼ直線構成のローマ数字においては、全周外向きに配する場合が多いのですが、これはアメリカ式?いやそんなことはないでしょう、たぶん気まぐれといったところでしょう。アラビア数字の場合は問題が違います。全周外向きにすると6が9になってしまう不都合があるので、4から8を反転させるのが作法になっています。
文字板を外すとこんな感じです。

見るのはここまで、折角だから分解すればいいのにとお思いでしょうが、完全にやる気なくなっておりますし、丁度入院を控えてましたもんでさっさと引き上げました。
でも側をばらせたので、この機会に洗いましょう。

組み直しまして茶色の皮バンドをつけました。

今回は動きません。鑑賞だけの時計です。1970年代の電子時計でありながらクラシックな佇まい、さしずめオール電化の古民家といった具合でしょうか。

本日の控え
TIMEX Electric M-40 1970年代 でした。
電子テンプの動くところが見たかったけど、まあ仕方がありませんね。
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- 2022/03/09(水) 10:36:45|
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シャケとキャベツのバター蒸し 体が復活しますと、痩せた分を取り戻そうと食欲が湧いてきました。
輪切りの冷凍鮭、無塩のものが手に入りましたのでキャベツと一緒にバター蒸し焼きにしました。
カンタンでございます。
両面焼いた鮭の周りにキャベツやタマネギをざく切りにしてばら撒きまして…

バターをひとかけ乗せまして蓋をして蒸し焼き。

カブはコリコリ感を味わいたいので後入れで。
味付けは岩塩を少々振っただけです。特殊なソースなどはいりません。加減を見て出来上がりです。鍋ごと食卓に持ち出します。

シャケのダシとバターのしみたキャベツが美味い。病院では見るのも嫌だった魚とキャベツがこんなに美味いと思えるとは、体というものは実に不思議なものでございます。そう、よく“病院食はまずい”なんというバチ当たりなセリスをよく聞きますが、それは食べる側の調子が悪いからであって、給食が不味いわけではないのです。だから“病院食がまずい”わけでなく“病人が食うものは何でも不味い”に言い換えた方が良さそうです。
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- 2022/03/08(火) 10:47:30|
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POLAR LIGHTS
THE WITCH 3
ヨーロッパの魔女が棲む情景台を作っています。オーロラモデルの復刻版です。
基礎土台をクレンザー入りの黒で固めました。

ここに茶色をドライブラシ的にこすり塗り。

乾いたらこの上から、水性アクリルのライトグレーをブラッシング。

そして、竈の周りを煤っぽくしようと、シンナーをちょこんとつけて布で拭き取った歯ブラシでこすりまして…

竈の周りを黒くぼかしました。

続きまして石壁にまいりましょう。
石壁も基本は地面と同じ手順で塗りまして…

カゴ部分を茶色とグレーで塗ります。

そしてこれ。

囚われの動物たち。
これに色を付けますが、もうこうなったら絵ですね。

なんか色の調子が同じになってしまって面白くありませんが、ネズミとコウモリですから、特にカラフルでもないので、まあいいでしょう。
塗り上がったカゴと中身の絵です。

このレリーフ画をカゴの後ろに当てますと…

うー…中に動物がいるようには見えませんが、スケスケよりははるかにいいです。楽しい仕掛けですね。
石壁と土台を合体させて、基礎部分の完成です。

次回は、ここに取り付けるアクセサリーのをつくります。
ではまた。
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- 2022/03/07(月) 10:33:18|
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とびのくさや へへへ、どうだい私の回復力は。退院後一週間経ったら食欲も元通り、あとは次の投薬に備えて体力作りだ。
ということで朝から炭を熾しまして、くさやを焼きました。え?極端ですって?そうなんですよ、これが性格なんです。
しかも今回は上物、飛び魚のくさやです。

こいつは高級でね、値段はムロアジの倍以上するの。袋を破く、う~んと鼻を突く死んだバッタの匂い、それがたちまち汲み取り便所の香〈かぐわ〉しさに転じてその懐かしさに目を細める。
火に乗せるも、とびは体もデカいから、七厘からはみ出るので、位置をずらしながら付きっきりで丹念に焼く。

くさやは、焼く前は臭いけど、焼くと普通に焼き魚の香りになるので、焼ければそれほど迷惑にはなりません。
炊き立てのご飯と里芋の味噌汁を外に持ち出し、焼きの当日は焼き立てをその場で食らう喜びを嚙みしめる。

本日の朝ごはんは、くさや定食。しかも飛び魚、贅沢ですねえ。もちろん一匹は食べられないので、今日は四半身、残りはむしりにして瓶詰め。熱々のうちに身をむしって食べるにも、野外だから風で冷めてしまうので、むしりを焼肉のように炙りながら頬張るのも焼き当日の特権です。

とびのくさや、ムロアジよりも本来の身が淡白なせいか上品な味わいですね。噛むほどににじむ微生物がかもす旨みは、如何なる調味料もかなうまい。

飯は純白米よりも、玄米混じりの茶色いほうが合うように思います。
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- 2022/03/06(日) 12:11:52|
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ゆめし 抗ガン剤というものを甘く見てました。過去四回、たいした副作用もなく楽に過ごせたことから、今回もちょろいと思ってましたら、まあ大変、今回は元に戻るのに一週間かかりました。やれやれでございます。何に困ったか?というと物が飲み込めなくて困りました。ま、元々のみ込みの悪い男ですから仕方ありませんが…
そんな時、頼りになるのがお粥ですが、粘土みたいなお粥は逆に飲み込みづらい、したがって沸かしたお湯に冷や飯をさっと茹でたくらいのやつが一番食べやすいの。

茹でた飯で“ゆめし”です。でんぷん質の溶けだした湯は角がとれて飲みやすく、でんぷんの抜かれた米はさらさらで噛みやすい。薬味は梅干と塩昆布、削りがつお。

これらを味の濃いところとお湯、交互におちょぼ口で食べるんです。ほっとする美味さです。
こういうものをすすっていたら、毎週末二日酔いだったあの頃を思い出しました。
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- 2022/03/05(土) 10:05:35|
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BANDAI
マグマライザー 3
バンダイのプラモデル、ウルトラセブンに登場したマグマライザーのミニ版を組み立てております。
今回は下半分、キャタピラの部分です。

ミニモデルですから、キャタピラは成型品です。
まずは所定の位置につけてみたのですが、そうしたら動力車輪より着地してしまいまして全然走らなくなりましたので、車体から一か所飛び出た突起と…

本来接着しろであるキャタピラから出ている突起を削り落として、車体にベタ貼りする作戦に変更しましょう。

そうすると、キャタピラが浮いて動力車輪が着地する寸法になりまして、いい感じです。

ここで走行確認。

いい走りです。
これで主要部品が集まりました。

まずは前の部分を被せます。

あらまあ、ギヤボックスの高さまでがピッタリですね。
そして、後部カバーをかけまして、素組完成です。

劇中のイメージに合わせた深緑の成型色は、このまま砂場でズボーン!とやりたくなるような色で好感が持てます。
次回はその造形をまず味わいましょう。
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- 2022/03/04(金) 10:50:40|
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TIMEX Electric 1
ジャンクのタイメックス〈TIMEX〉電子時計です。

1970年代の電子時計といいますと、多くは未来感を抱かせるようなスペーシーなルックスが多いのですが、これはずいぶんとクラシックな出で立ちです。

二つ物側にプラ風防、極限までコストを切り詰めるタイメックスらしい外装です。
電池部分がポッコリと飛び出した裏蓋のデザイン。簡素な仕上げに工業美を感じます。

蓋を開けました。

電池交換の時に機械を触らないよう保護カバーが被さっています。
そして交換がうまくいったかどうか動作を確認するんですかね?テンプのところに窓が開いています。

では保護カバーを開けてみましょう。

大きなテンワのカッコイイ中身が現れました。調べてみるとTIMEX-M40系(1969)のようです。
さて、巻真を抜いてみましょうか?と近辺を探ってみるもどうにもわかりませんので、ここはネット頼み。なるほどわかりました。巻真をワニ口状のバネが喰いついていて、二つの穴にピンを入れて、その口を開くんですって。

これでするりと抜けました。
抜けたんですが、ここからがまたわからない。二つ物側でありながら、下からムーブが取り出せません。なので機械取り出しは諦めまして、このまま中身を見てみようかと思います。
この状態のままテンプを取り出しました。

これが取り出したテンプ。

コイルを咥え込んだテンプです。こちらにコイルがついているという事は、機械の方に磁石があるはずなのですが、上の写真ではありません。さて…?
落ちてました。

あきらかに接着剤の痕があるので、どこかから剥がれてテンプにくっついて出てきたのだと思います。この形状だとすると、収まり場所はここしか考えられません。

ゴム系接着剤で貼りまして、次回につなぎましょう。
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- 2022/03/02(水) 10:21:49|
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