セイコーシスターズ 2
国産レディスアンティークの二回目はこちらです。

木の葉のようなプロフィールに、内面カット〈インカット〉風防がカワイイこのモデルです。
このケース形状を“アーモンド”なんて呼ばれたりしますけど、以前、時計に詳しい先輩から“天地が両方とがっているのをチューリップ、どちらか片方が丸められているのをアーモンド”と聞いたことがあります。今回は先輩のコメントを尊重してチューリップと呼ぶことにします。
さてこのチューリップ、セイコーの何ていうブランドなんでしょうか?

文字板には“SEIKO SOLAR Special”と書いてあります。ソーラースペシャルっていうんですね、今では太陽電池を連想しますが、これはちがいます。
それでは外装の掃除をしましょう。

本日のメニューは、ケースの黒ずみ除去とバンドの垢落としコリほぐしですね。ムーブと文字板の状態は良好です。
ちょっと機種だけ控えておきましょう。

キャリバー1040A、23石。前回のcal.10Aの高級版でしょうか?石数が多いですね、ちゃんと刻印にインクも入っています。中身を知ると何となく有り難味が増します。
ではケースを磨きましょう。

超音波にかけまして、細かい隙間は爪楊枝でちまちまと掃除しました。
汚れが詰まってピンと突っ張ったバンドも、超音波にかけた後、ベンジンで中の汚れを吸い出します。

出る出るまだまだ汚れが浮いてまいります。綿棒が真っ黒。
このベルトは中にメッシュが射込まれてますから汚れも深いですね。
はい、お掃除が終わりました。

かわいいですね。清純派というイメージです。
本日の控え
SEIKO SOLAR Special cal.1040A 1977年 でした。
国産レディスアンティック、まだまだ続きます。
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テーマ:雑貨 - ジャンル:趣味・実用
- 2015/01/14(水) 12:42:03|
- 時計
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