縁起肴 〈えんぎざかな〉
紅白と金銀、どちらもめでたく縁起の良いお色の組み合わせでございますな。
今日はいただきものの“鮭いずし〈飯寿司〉”と“小肌子まぶし”で一杯いきやしょう。
どちらもすっぺえお魚ということでキャラが被る、まあそうでしょうけれども、そこはお正月ということでお色でいきましょうや。

“いずし”の方は白い飯床からのぞく鮭の赤がおめでたい、ぽてっとした舌触りに濃厚なコク、噛めばじゅわりと鮭の旨みが広がります。
もうひと品は、酢で〆た小肌の銀色に数の子の黄金色がキラキラとまぶしく、お口に入れますとプチプチとはじけてリズム感もたのしいんでございます。
お酒は岩手の“酔仙”から、生酒にごりの“雪っこ”でして、これがまた醗酵したお魚によく合うんです。そして恐ろしいのはそこから。ぐい呑みで二杯やりましたら、たちまち目の周りが重たくなってまいりまして、頭からこうスゥーっと血を抜かれたような心持ちになりましてね、気がついたら小一時間ほど眠りこけておりました。
おそろしや、おそろしや、魔法の飲み物ですな。
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テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2015/01/11(日) 15:21:15|
- 料理・食
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