秋刀魚の苦味 せっかく七厘を出したので、今日も炭火を起こして秋刀魚を焼きました。
秋の日は鶴瓶落とし。5時半で暗くなってしまいました。
そんな中、家からもれる明かりを頼りに秋刀魚を三本火にかけます。

頭のほうから少しずつ、焼きながらずらしてゆきまして、こんがりと焼き入れます。
いい塩梅に焼けてきますと油がもれてボっと燃えたりなんかします。

そんな燻煙もまた調味料。
このように直火に炙られる姿を見ますと、焼いているなぁという実感があります。
焼き上がりましたら、いただきます。

秋刀魚の塩焼でございます。清酒の冷やを一杯持ち出しました。
それでは秋刀魚で一杯、秋を楽しんでみましょう。
まず、清酒をペロリとなめますな。空きっ腹に秋刀魚を迎える準備ができます。
つづきまして「ごめんよ」といいながら左手で秋刀魚の鼻先をつまんで起こし、背中を箸で軽く押し、骨から身を離します。

箸を尻尾まで送りましたら、秋刀魚をもとの姿勢に寝かせまして、中骨にそって箸を入れます。

尻尾まで線を引きましたら、背の身を向こう側へ開き、酢橘をたらします。

これで準備完了。
一番太ったあたりを一箸運んで、清酒を飲み、目を閉じまして季節を感じます。
ここから先は見苦しいので画像は控えますが、はらわたの苦味をつまみに清酒をまたひと口。腹骨ははらわたと共に食べちゃいます。
半身で酒を飲み、半身でご飯を食べる。
夏の終わりは寂しいけれど、こういうものを食べますと、秋のおとずれもまた嬉しいものです。
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テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2015/10/11(日) 19:28:17|
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