BUICK いつもお世話になっているお得意先の木村さんがまたまた結構なものを見せてくださいました。

BUICK〈ビューイック〉のスモールセコンドです。BUICKといいうとアメリカの自動車が有名ですが、これと関係があるのでしょうか?文字板下に“SWISS MADE”とかいてありますから時計そのものはスイス製ということははっきりしています。
ケースをそっと開けてみます。

りゅうずを巻くとカラカラと空回りしますので、動力のゼンマイが切れているのが分かります。
文字板もいいですね、アールデコ調でしょうか、ゴールドの境界線がおしゃれです。

感心すべきは分目盛りを点で表しているところですね、このような長四角の場合、分目盛りを線で表現すると10~20、40~50分あたりがごちゃっと密集し、反対に60分、30分前後がすかすかに間延びするんですが、このようにアレンジしますと嫌味なくおさまっていて見た目すっきり。
文字板をはずしてみますと、年季の入った運針機構がでてきましたが、ここにも製造元の手掛かりになるような刻印は見当たりません。

ムーブ表側をみましょう。

ストライプの受け板がおしゃれです。
刻印は“SWISS MADE”“15JEWELS”“UNAJUSTED”としか書いておらず、メーカーらしき記号は見当たりません。
テンプを外します。

つづいてアンクルを外します。

そして受け板を開けるべく角穴車を外したのですが…?

どうもこの小さいほうの歯車が機能してないようなのですが…さて?
ちょっと続きは次回ということで、今回はここまでとさせていただきます。
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- 2016/01/19(火) 12:03:55|
- 時計
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お世話になります。
下から二枚目の写真でもわかるとおり、竜頭横の車の真がずれていて上の大きいやつ(動力ゼンマイ)を回していないのが見て取れます。しかし、動力ゼンマイは、受け板の下でちゃんと巻き上げられているのです。私も素人なのでよくわかりませんが、何のための車なのか知人の時計師に聞いてみたいと思います。
- 2016/01/20(水) 22:55:51 |
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- 柊horii #-
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