鯨の大和煮 きょうご紹介するのは、鯨の大和煮缶詰でございます。

昔はお値段も安うございましたから、おかずに困った時のピンチヒッターとして重宝されましたけれども、ただ今では高級品となってございますね。

そもそも“大和煮”とはなんでしょう?
大和〈やまと〉 と辞書でひいてみますと、“日本特有の事物・製作である意をあらわす語” とございますから、“日本特有の煮かた”とでも解釈すればよろしいでしょうか? また、お料理関係で調べますと “醤油、砂糖で味付けをした煮物” とありますから、その甘辛い醤油味を日本特有の味付けだとすれば“大和煮〈やまとに〉”と呼ぶのも、なるほどうなずけます。
まあそんなことは、どうでもよろしい。
口金に指をかけまして、メリメリメリとめくり上げますと鯨の赤肉がどっぷりとタレに浸かっております。

おおー!見事な眺め。
これぞまさしく開缶の快感でございます。おいしそうな赤身が早くつついてくれと語りかけるようでございます。
今回は青味に春菊のナムルを添えました。

缶詰の味を楽しむため、これ以上いじるのはやめておきましょう。
炊きたてのご飯にのせてごらんくださいな。

熱でとろみを失うタレが白いごはんに染みましてこれがまたよろしいのです。肉もたれもご飯の味方、多めにほおばりましょう。最高のおかずでございます。
同じような缶詰に牛肉の大和煮というのもございまして、昔は高こうございましたが、ただ今では、牛と鯨のお値段が逆転してしまいましたようです。
スポンサーサイト
テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用
- 2016/06/30(木) 12:01:27|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0