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柊 萬控へ<ひいらぎ よろずひかえ>

料理、時計、怪獣、家庭菜園など趣味のあれこれを書き控えてまいります。

時計道楽 103

CITIZEN ADOREX

 友達の時計です。

 国産自動巻き、シチズンの“アドレックス”。

持ち込まれたアドレックス

 使い込まれてますねえ、古い時計はこうでなきゃあいけません。可愛がられていた証です。

 7面カットの飾り風防はガラス製。
 大昔の時計風防は元々ガラス製でしたが、割れにくいプラスチックが発明されると、たちまち主役の座が移ります。そんな中、1970年ごろのセイコーファイブやシチズンセブンといった防水化が始まると、樹脂パッキンで固定されるガラス風防が登場。これまでのプラ風防では到底かなわなかった“反射の美”を、ガラスならではの耀きを活かす多面カットで表現し、大ヒットしたのがこの時代。

消え失せた仕上げ

 そんな多面カットのガラスも小キズで曇っちゃっています。
 ケースの仕上げも擦り減って目付の方向も最早ないに等しい。

 裏を見ましょう。

裏の刻印

 製造番号が“50103801”ですから、1975年1月生産、ステンレス製防水ケースとなります。
 40年の時を経て、ここにやってきたのですね。


 ということで、今回は持ち主様の了解を得まして、外装のクリーニングに挑戦してみたいと思います。


 まずは解体、風防、ベゼル、ケース、裏蓋に分けました。

ケースを解体

 それぞれに防水パッキンが挟まっているので、それらも丁寧に外し、錆とり、垢とり、クリーニング。

 その後、青粉をつけてハンドリューターでバフ磨き。
 とは申しましても、そんなにピカピカにはなりません。深いキズは残ります。それでいいと思います。生まれ変わりではない、若返りを目指しています。損傷のない限り、当時部品を使いたいですね。

 およそ鏡面になりましたら、両サイドをマスキングしまして、カン上に仕上げを入れましょう。

仕上げの入れ直し

 錆とり用砂入りゴムで目付を入れます。同じ方向に何度もこすってタテ目を入れます。線が乱れないよう注意して。

 目付けができましたら、洗浄して乾燥。

洗浄して乾かす

 いかがでございましょうか?ケースの若返り。

ケースの直し

 ステンレスケースはメッキものと違いまして、こういう作業ができるところが嬉しい。


 そして今回はカットガラスの曇りとりです。深いキズは仕方ないとして、正面の小キズだけでも消してみようとやってみました。

 まずは#2000の耐水ペーパーで水磨き。

ガラスの水研ぎ

 テレビをみながらシャコシャコ、シャコシャコ回しております。
 始めあった抵抗がすべすべになるとこんな感じです。

小キズをおとす


 しかし!指ではダメだ。ガラスといえど僅かな弾力があるので、中心ばかりが磨けてしまう。
 よって、板に貼り付け再挑戦。

板に貼って磨く

 包丁を研ぐようにシャコシャコ、シャコシャコ気長にやりました。
 そしてこのあと、ガラスコンパウンド→ピカール→ダイヤペーストと番手を上げてゆき、最後は上質紙で仕上げました。

 時間が抵抗なく読める程度まで回復したようです。

CITIZEN_ADOREX.jpg

 カットガラスに青いボカシ文字板、懐かしいですね。かつて控えておいたセイコー・ファイブアクタスなんかと同時代のデザインで、当時ずいぶん流行ったものです。

 それでは今回の控え、CITIZEN ADOREX 1975年 キャリバー8050A 21石 28800振動/時 でした。

8050A-1.jpg
8050A-2.jpg

 ハイビートの高級ムーブ、当時資料によりますと “昭和49年 12月発売 20000円” とあります。

 昭和49年の日本、ユリゲラーの超能力、セブンイレブン第一号、長嶋引退、小野田さん帰国などなど、友だちと学級新聞に書きましたっけ、懐かしいな。
 (当時の世相は当然ネット調べです。もう記憶はあてになりませんから…)

 






 





 

 

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テーマ:♪♪生活を楽しむ♪♪ - ジャンル:趣味・実用

  1. 2016/07/12(火) 12:02:18|
  2. 時計
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

研磨作業はスピンヤスリを使われてはいかがでしょうか
  1. 2016/07/12(火) 23:13:39 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集 ]

スピンヤスリ

どなたか存じませんがアドバイスありがとうございます。
なるほどこれは便利です。知りませんでした。
平面がしっかりしていたら斜面も磨けそうですね。
  1. 2016/07/13(水) 08:31:14 |
  2. URL |
  3. 柊horii #-
  4. [ 編集 ]

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