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柊 萬控へ<ひいらぎ よろずひかえ>

料理、時計、怪獣、家庭菜園など趣味のあれこれを書き控えてまいります。

時計道楽 145

シチズン マスター 2

 古い国産時計“シチズン マスター”の機械です。

10-ムーブ表側

 ちょっと、バラしてみましょう。
 まずは基本の手順に従い、テンプを外しました。

11-テンプを外しました

 つづいてアンクルを外します。

12-アンクルをとりました

 頑丈な二番受けを外します。

13-中受けを開けました

 四番車に秒針がつく、直接的中三針構造です。つまり本中三針。

 輪列を解体しまして…

14-輪列をばらしました

 さらに香箱受けを開けますと…

15-香箱受けを外しました

 こうなります。

 このあと部品を洗って注油、組み立てなおしました。

16-組みなおしました

 良く動きます。
 結果、りゅうずが飛んだだけで、機械は壊れていませんでした。

17-完成ムーブメント

 シチズンS中三針キャリバー910の出来上がりです。

 文字板側の壊れたステップレバーはそのままに、バネを自作して文字板組み込み。

18-針をつけました

 針も少し拭き掃除をしました。

 そしてケースに収めるのですが…

19-ケースに納めました

 応急でつけたりゅうずでは、巻真が正しい位置まで届きません。さて、どうするか?

 在庫の中から、クオーツについていた首の長いタイプを探し出し…

20-クオーツのりゅうず

 着けてみたらば長すぎた。

21-長すぎました

 ということで、巻真を切って長さを調整。切り過ぎたらお終いなので緊張します。

22-丈を詰めました

 オリジナルよりも少々大きなりゅうずとなりましたが、心地よく巻き上げられて上々の仕上がりです。

23-バンドをつけました

 シチズン“マスター”の復活です。
 シチズンには、プロマスター、クロノマスターなど、いろんなマスターありますが、これこそ家元元祖のマスターです。しかし、マスターは発売後、二年を待たずに市場から消えたと資料には書かれています。それは発売当時、次代を担うホーマー系機種が完成目前、出番を待つ状態にあったという背景があります。つまり短命を宿命に誕生したマスターは、1950年代の主流であった本中三針系列の最後の製品で“マスター”は、惜別の念をこめて命名された名であると本の著者は考えておられます。
 そして満を持した新キャリバーが“ニューマスター”の名前でデビュー、やがてホーマー、クロノマスターとなって1,960年代の同社主力機種となるのです。

24-段付き文字板

 シンプルにまとまった文字板も美しい、シチズン・マスター。

25-シチズンマスター完成です

 本日の控え、シチズン・マスター 19石 cal.910 1961年 当時価格 4,450円 でした。

 終戦わずか4年の1949年から1950年代のシチズンを支えてきたS中三針系統の最終機種。ニューヒーローを迎え、静かに引退するスポーツ選手のようです。





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  1. 2017/10/25(水) 11:18:53|
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