一反木綿のサンラータン これは哀れだ。

鍋に残されたスープに巾広のうどんが漂う。まるで一反木綿がおぼれているよう。
女房が耄碌して、白ダシと合わせ酢を間違えてしまい、食べきれなかった酸っぱい煮込みうどんだそうだ。
酸っぱいうどん?
いただきやしょう!私の好物にサンラータン麺というのがあります。そんな風にすれば酸っぱくたって無理はない。
熱した油に唐辛子と豆板醤。

油が赤くなる。唐辛子油の攻撃にむせる。ここまで来たら残り物スープを投入。

沸かして鶏がらスープの素で調味をしたら、水溶き片栗でとろみをつけて、玉子を細く流します。

これでよろしいのです。植物性のサンラータン。
器に移して、ラー油と花椒〈ホワジャオ〉。

辛くて美味くて温まる、栄養的にも上々のスープうどん。

でも中に入っているのは一反木綿。埼玉は高橋製麺の巾広ひもかわで、巾が5センチくらいある。
熱いのをこらえ、ベロベロベロンと吸い上げれば、ベロベロベロンと汁が飛ぶ。
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テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2017/12/24(日) 10:15:48|
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