FIMA CHRONOMETRE 2
謎多き古い時計を解体して、素性を探ってゆきましょう。
ムーブメント、文字板側です。

ごくシンプルな手巻き、一段引き構造。ここにも情報を得られそうな刻印はありません。
裏返して表を見る。

「17JEWELS」以外、刻印は見当たりません。
では解体を始めよう。
テンプ除去。

テンプ下にメーカー記号の打ってある機械は多くありますが、本機にはありません。
つづいてアンクル除去。

ここにもございません。
次は真ん中、秒カナ押さえを外します。

中から小さな秒カナが頭を出しました。秒針が四番に直接ついていない、間接中三針スタイル。
受け板を開けました。

刻印らしきものはありません。
動力を巻き上げる角穴車(一番大きいやつ)を取り外す。

ここも手掛かりなし。
香箱受けを開けました。

それでも手掛かりありません。
この後、香箱も外しましたが何もなし。こうも無印の機械は初めてです。
部品を洗って組立て、完成ムーブの配置から検索にかけてみましたが…

ついぞ判りませんでした。設計や大きさは
FHF150 あたりが同等品のように思えますが、部品のヌキがぜんぜん違います。
次回、側付けと鑑賞です。
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- 2018/10/03(水) 11:05:22|
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