肉なんば “なんば”は難波、大阪難波は、かつてお葱の名産地だったそうな、ただ今では、復活した難波ネギが“大阪なにわの伝統野菜”に登録されているそうです。
今日は難波ネギでこそございませんが、青ネギをたっぷり用いました肉蕎麦でございます。
一人前の小鍋につゆを沸かしまして、たっぷりの豚こま切れ肉と青ネギ。

お蕎麦というよりも、肉と葱の鍋を食べるつもりの分量です。
本来ですと、湯通しした蕎麦につゆをかけるのが作法ですが、今日は茹でおき麺、一緒に煮てしまいます。

この時点で一度温度が下がります。あまり良いことではありませんが、一人分ですからまあよろしい。
あまりグラグラ煮ませんの、再沸騰したら出来上がりです。
肉なんば 表面を覆い尽くすほどの肉と葱は、お店ではお目にかかれないであろうと思うほどのボリューム。品がないでしょう?はっきり言って野暮です。だから家でやるの。サラっとさっぱりが蕎麦の粋なら、今日のは具だくさんの野暮天蕎麦。でもいいじゃない?英国の小話にコーヒーのやつがあるでしょう?コーヒー通の紳士がな、コーヒーはブラックに限るといって、ミルクや砂糖を入れる人をバカにしていたんだが、当人今わの際で「あぁ、一度ミルクと砂糖をたっぷり入れてみたかった…」といって絶命するやつ。同じようなのが日本にもありまして、蕎麦通の旦那がな、つゆをドボリとつける食べ方をバカにしていたんだが、当人今わの際で「あぁ、一度つゆをたっぷりつけて食べたかったなぁ」と言って絶命するヤツ。

まあ日本人であるならば、人前に於いてはやはり行儀よく、形よく食べましょうよ、でもね、家で一人蕎麦だったなら、好きなようにモソモソ、ザバザバ食べていいんじゃない?美味しいよ。
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テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2018/10/04(木) 11:15:51|
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