鶏の煮物とさんま汁 あったかい汁ものが恋しい季節になりました。ことに根菜、大根や人参、こんにゃくなど、地中からとれるものが、より温まるような気がします。
大きめのお鍋で家族分、こういうものはたくさんこしらえた方が美味しゅうございます。

お出汁はこれ、サンマのつみれ汁セット。

さんまのすり身と濃縮スープのセットです。これは手間がいりません。すり身を握って、お鍋にポイ。

つみ入れるから、これ、つみれ。あとはコトコト煮込むだけ。

さんまのつみれ汁、準備完了でございます。
むいた大根の皮は、唐辛子の小口切りと塩もみにして酢をかけました。

皮のピリ酢です。
鶏の手羽先は、先っぽ、人間でいうところの手首を切り落とし、胸肉は皮をむしり取って切り刻みます。
鉄なべに入れて弱火にかけ、油を出しましょう。

油を抜いたカリカリの皮は、胡瓜と合わせて小鉢にします。

皮キュウです。からし醤油でいただきますと、とても美味しゅうございます。
鉄鍋に戻りまして、まず手羽を焼きます。

焼き目がついたら、胸肉に茹でタケノコを加え、葱の青み、お砂糖とお醤油をまぶして、染ませるように炒めます。

全体が茶色く染まりましたら、ひたひたのお水を注ぎ、強火で煮立てます。

落し蓋をして、強火のまま一気に煮上げます。

状況を見、水分量が減って来ましたら、蓋を取りまして、からめ煮。

汁気がとんで照りがでましたら、出来上がりです。

ニワトリの田舎風煮込みです。
甘辛い鶏肉に炊き立てご飯。

おつゆに煮物、小鉢がふたつ。鳥類、魚類、根菜に穀物。多品目で充実の食卓になりました。
中でも具だくさんのさんま汁、この威力が凄い。さんまのダシも乙なもので、目黒の殿様はお気に召さなかったようですが、私はこのツンとくる大衆魚の香りが、根菜に合っていると思います。この一杯だけでご飯が一膳イケてしまいます。
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テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2018/11/12(月) 11:31:10|
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