伝説の麻婆豆腐 辛すぎて食べられなかった麻婆豆腐の素を少しずつ食べてゆくお話も、いよいよ最後となりました。
最後こそ、初心に立ちまして、麻婆豆腐で締めくくろうと思います。しかも伝説のやつ…と申しますと、いささか大げさですが、麻婆豆腐の初めて物語に登場するやり方です。と言ったってそういう話は諸説ありまして、本当はどうかなどはうやむやになってしまうのですが、印象に残った一節が…
むかし、料理自慢のおばさんが、腹を空かせた旅人に、傷みかかった羊の肉をニンニクやトウガラシで味をつけ、豆腐を煮込んで差し出しました。
…というものです。そう、羊の肉で、というのが今回のポイントです。
さっそくまいりましょう。
傷んではいませんが、安かったラム肉を包丁で叩いています。

一方、お鍋では豆腐を茹でています。

茹でた豆腐はザルにあけて待機。
熱した油で叩いた羊の肉とニンニクを炒め、ぽろぽろになりましたら、本場激辛麻婆豆腐の素を加えて炒めます。

たちまちむせ返る。目はシバシバ、咳はゴホゴホ、兵器のような調味料です。
お肉が真っ赤に染まったら、お水を注いで茹でた豆腐を煮込みます。

味見をし、とろみをつけたら青ネギを散らし、胡麻油をたらしてひと混ぜしたら出来上がりです。

伝説の羊麻婆豆腐です。

真っ赤な油が食欲を刺激、ご飯は大盛りがならいです。
最初のひと口はご飯無しのストレートでぱくり。まだ舌が傷ついていないので素直に美味しい。

羊の個性を香辛料が受け止めて、そして淡白な豆腐のやさしさが、突然広場を作るんでご飯が進んで止まらない。
本場激辛麻婆豆腐、舌はひりひり、汗はだくだく、この拷問のような美味しさに快感を覚えるのは、やっぱり私バカなんでしょうか?
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テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2018/12/26(水) 10:46:18|
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