鮭の粕漬 子どものころ、魚の粕漬がイマイチ好きになれなくて、大人になった今でも好んで買ったり、注文したりしませんでしたが…
正月に高級な粕漬をいただいたんです。

魚は鮭、包みを開けば甘酒と味噌が混ざったような香りがフワァーっと…これが子どものころ苦手だったのです。酒粕なんていらない、焼き魚は塩でいいだろうと強く信じていましたが、焼いてみて考えを改めました。
酒粕の化学反応のせいか、魚の生臭さは品の良い香りと化し、にじむ油の照りがまた食欲をそそります。横たわる姿も行儀良く、お育ちの良いお魚といった佇まい。

一箸つければ、豊潤な香りと甘みが口いっぱいに広がって、存在感がみるみる巨大化。いやはや、これに対峙できるような力のあるお酒が家に無く。うん、今回はご飯にしよう。

鮭の粕漬け定食です。
鮭そのものも脂の乗った上物を使っているのでしょうけど、漬け床の秘密が知りたい。どうしたら魚がこうなるの?
ホロリとほぐした身をご飯に乗せれば、熱々湯気の拡散効果で酒精を含んだ香りが倍増。

これは凄い。この凄さが、子どものころ理解できなかったんでしょうね。今やすっかりハマってしまいそうです。
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テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/01/22(火) 10:44:22|
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