CITIZEN
DATESTAR CUSTOM 1
お友達から持ち込まれました、シチズンの女持ちです。

調子が悪いんですって。外装も掃除してほしいというのでお預かりしました。
裏返してみよう。

ステンレス製防水側というのは分かりますが、一番下の丸にCマークは初見です。
側の形状を横から見た。

ものすごい円錐形状です。ステンレスの塊といった風情で、女性らしい曲線美は皆無、すごく工業的な造形です。
蓋を開けました。

機械は壊れて無さそうで、チコチコ動いていますけど、ひげゼンマイの外二巻きがくっ付いちゃっていて振り幅が狭くなっています。これで進んじゃうのでしょう。
巻真を抜こうと思ったら…

おやおや、りゅうずのギザギザが座のところまで二段に切られています。これは何というか、ここだけ手が込んでいるようで、ちょっとオモシロイ。
中身を取り出しました。

針や植え字は経年により白く曇っていいます。
ケースを分解しました。

左から右に向かって組み上がっている構成です。ケースに見返しリングが嵌まる。その上にゴム製のパッキンをのせてガラス風防を重ねる。そのすべてをベゼルがケースに食いついて固定、パッキンを圧縮する防水構造です。ゆえに本来はベゼルのことを“ガラス縁”と呼ぶのです。
中の機械は金属製の中枠で保護されていました。

この中枠が、ネジ式裏蓋に持ち上げられて機械を固定する構造です。
針を外した文字板です。

メーカーロゴなどが12時位置ではなく、9時に持ってきてカレンダーとバランスを取っています。明瞭なインデックス、視認性の良さそうな分目盛り。エレガントな要素は全くなく、機能美に徹したデザインです。おシャレというよりカッコイイ方向を目指しているようです。
では次回、中身をバラしてみてみよう。
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- 2019/01/30(水) 10:40:01|
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