串カツ丼 冷めてしまったトンカツをそばつゆで煮て、玉子でとじ、どんぶり飯にのせるカツ丼は素晴らしい発明といえましょう。
おソースの似合う洋食であったトンカツを、和風つゆに融合させた功績は大きく、洋から和への急転換も違和感なく、実に自然であります。
そんなカツ丼も定着しますと、専門店で揚げたてのカツをカツ丼にするようになりました。揚げたてサクサクのトンカツを濡らすとは何事だ!と、疑問を抱きつつ食べてみたらば、それはそれでバカに美味いの。揚げたての肉は煮直しのそれとは明らかに違うし、衣だって着水していない部分はサクサクのカリカリ、とても美味しいものでした。
とか何とかいいながら、今回は、冷めるも冷めた、スーパーの串カツなんです。買ってきて二日も冷蔵庫で冷えていた冷たいやつです。
希釈した麺つゆでタマネギを煮ながら、串ごと並べた串カツ三本。

蓋をして中まで煮えたら溶き玉子でとじます。

どんぶり飯にかけまして、青のりをはらり。

串は、盛り付けてからス、スッと引き抜けばよろしいのです。本式のカツ丼ですと、カツをカットしてから煮なければなりませんから、肉と衣の間に煮汁が入り込む。ですが串カツにはその心配はありません。
カツを衣ごと持ち上げることができます。

食べてみて、うひゃぁー、ほとんど衣。汁どっぷりの衣だべ。
おっと、これは悪口ではございませんぞ。昔懐かしいカツ丼の美味さは、甘辛く濡れた衣にありと申せましょう。なんつったって、しみたご飯の美味いのなんの。
スポンサーサイト
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/07(木) 11:11:58|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0