はらわた汁 豚の白モツ、ふだんはお味噌でこっくりと煮込むのを好んでこしらえていますが、今回は、汁けたっぷりのサッパリ醤油仕立てです。
まずは仕込み、下茹で済みのモツにイチョウ切りの大根、葱の青みは小口切り、コンニャクは冷たいのを我慢して手でちぎる。
かぶるほどの水に塩、焼酎、醤油、昆布茶を加えてグラグラわかしました。

沸いたら弱火にして、時にアクを掬いながら、コトコト、コトコト。汁の味を見るものの、うん、まだ水っぽい。
ここまでが前日の仕込みです。
一晩冷ましまして夜が明ける。再び煮立てますと大根は透き通り、モツも程よく味を吸っています。

これは、酒のつまみのモツ煮込みというよりも“はらわた汁”と申せましょう。
こいつをすすって炊き立てご飯をほおばります。

これはもう具だくさんの、おかず汁なので、添え味は干し大根の醤油漬けのみ。
ふるふると震えるモツも、ちょうどよい柔らかさ、弾力を保ってにじむ旨みがうれしいね。

クチャクチャ、ポリポリとご飯を一膳平らげて湿った口もとを拭いながら、ご馳走様と手を合わせたけれど、もう少し食べたいなとお椀に一杯装って、コップ酒を持ち出し、録画しておいた『トクサツガガガ』を観ながら一人、幸せにひたるのでした。
外は、雪でございます。
スポンサーサイト
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/09(土) 15:02:08|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0