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柊 萬控へ<ひいらぎ よろずひかえ>

料理、時計、怪獣、家庭菜園など趣味のあれこれを書き控えてまいります。

時計道楽 201

RICOH RIQUARTZ 2

 リコーの初期型クオーツcal.570を見学しています。

13-ムーブ表側

 初期型クオーツは大きくて見やすいです。昭和のエレクトリック感が満点でございます。

 真ん中の輪列受けを開けてみました。

14-輪列受けを開けました

 ステップモーターも大きいです。これなら組みやすい。

 水晶振動子の封入菅もデカイ。

15-大きな水晶振動子

 今ではもうだいぶ小さくなっちゃいましたけど、初めのころは、これでも精密加工の限界だったのでしょう。こういうところからも時代を感じます。

 半月型の白いプラスチックは、複合回路の基盤。

16-複合回路の中身

 この回路の一枚化が、本機の進化のポイントだとのことです。

17-回路下スイッチ構造

 回路を外したら、巻真のスイッチ構造が見えてきました。
 小さなルビーが接点バネを押したり離したりして、通電、遮断をスイッチします。

 この辺で組みなおしましてムーブメントの鑑賞です。

18-エレクトリックな内装

 水晶菅とコイルが、まるで紅白のように対となり、その間を輪列が横一列につなぐ機械と電子の競演が、60年代に描いた未来図のようで楽しい。

 今さらですが、各部名称をひとつ記しておきましょう。

19-各部名称

 このエレクトリカルな部品配置が初期型クオーツの魅力です。

 文字板と針をつけました。

20-文字板針をつけました

 針と時字の曇りを取りましたら、中々リッチな佇まい。虎目にはあちこちひびが入ってますが、古いものなのでしょうがない。

 側付け終了です。

21-ケーシング終了

 撮影用に手持ちのバンド、中三列のカマボコをつけました。

22-バンドをつけました

 当時のオリジナルでは、もっとシャープなゴルダーバンドがついていたようですが、これはこれで合うと思います。

 クリスタル風防も、さりげなく三面カットを施しています。

23-カットガラスが効いてます

 本日の控え リコー時計 リクォーツ cal.570 1973年 当時価格78,000円 でした。

 宣伝のキャッチフレーズは「テレビの時報にピタリと一致!」
 今では当たり前のことですが、当時、ステップ秒針は珍しくて、その動きに、正確な時計、新しい技術であるクオーツ、という性格が宿っていたわけです。やがてクオーツが普及すると「時は流れるもの」という概念の元、クオーツのスイープ運針も開発されますが、世間の評価はステップ式に軍配を上げる。そんな流れと電池を食わないという背景で現行クオーツの多くはステップ運針が当たり前となっています。皮肉なことに、メカ時計が巻き返してきた今日、ステップ秒針を見て「ああ、クオーツね」とやや蔑んでみられるのは、過去を知れば悲しいこと。1970年代はステップ秒針のほうが先進的でカッコよかったんです。










 


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テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2019/02/28(木) 10:55:21|
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