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柊 萬控へ<ひいらぎ よろずひかえ>

料理、時計、怪獣、家庭菜園など趣味のあれこれを書き控えてまいります。

レジェンド競演

 小鹿と大仁田

 2月19日、両国国技館『ジャイアント馬場 没20年追善興行』観戦記。

 さすが全日本ゆかりの興行とあって、第三試合にグレート小鹿と大仁田厚が8人タッグデスマッチで対峙!小鹿さんがリングに!泣きそうなぐらいにうれしい。
 グレート小鹿、アメリカ遠征から帰ってきたその日、白シャツ姿のまま、試合中のA・ブッチャーを襲撃するも、逆襲を受けて大流血。白いシャツを真っ赤に染めてインタビューに答える姿が、僕の初見でした。その後、大熊元司と極道コンビとして活躍したのは有名なところ。当時、特に大型選手ではない印象であった小鹿選手でしたが、後楽園ホールのエレベーターに乗り合わせた時、凄く大きくて、レスラーがただの人ではない事を思い知らされたのでした。

 大仁田厚選手、熱くて真っすぐな人です。全日本を観に行きますと、第一試合が大体、大仁田厚対渕正信。裁くレフェリーが薗田一治、のちのマジック・ドラゴンでしたっけ。ミスター林さんが帰ってくると、若手をしごくように対戦相手に参入、前座を大いに盛り上げました。

 そんな大仁田が小鹿に襲いかかる!

G小鹿におそいかかる大仁田厚

 こんな場面がみられるなんて、なんと幸せなことか。勝敗なんてどうでもいい、この場面がみられるだけで幸せ。

 渕だ!藤原だ!

 第四試合では渕正信と藤原喜明がタッグ結成。これも嬉しいね。全日、新日の職人ポジションのお二人。対決ではなく組むというところがいいです。
 渕選手は、上でも述べました通り、70年代全日本の若手。その日も第一試合に出ておられましたが、相手がミスター林、アメリカではヒールで鳴らした林のラフ攻撃で血だるまにされましてね、第一試合から容赦ないなあと思ったものです。
 藤原喜明は、ゴッチ仕込みのシューターで、猪木さんのボディガード、いつもそばに映ってましたっけ。1982年の元旦興行では師匠カール・ゴッチとエキジビションマッチ。テレビ中継を旅先の温泉旅館で友達と観ていたら、普段プロレスを見ないヤツが「きれいなプロレスだなあ」と感心していたので、誇らしい気持ちになりました。

渕だ藤原だ

 そんなお二人が控えにいると、何だか頼もしいね。



 ファンというもの

 さあ、♪ビンビンビンビン ビンビンビンビン… チャーン!チャカチャカチャン♪ 『スカイハイ』が鳴りました。

スモークの中から現れたのは

 スモークの中から、マスカラス・ブラザース登場!これは現実か?もはや自分が何を見ているか分からなくなりました。

マスカラス兄弟登場

 おおー!本物だ。さすがに全身タイツで肉体は包んでいますが、紛れもないマスカラス兄弟。聞けばマスカラス御年76歳だとか。普通だったらお爺さんですが、さすが仮面貴族、しゃんとした背筋が美しい。

 ここからは、生ける骨董品に、目は釘付け。

息の合った連携

 息の合った連携に、おなじみ、二人まとめてのレッグスプレット!

レッグスプレット

 ダーン! これぞ名物です。

 10分を超えたあたりで、マスカラスがコーナーに登りはじめた!危ない!落ちないでくれ!76歳!
 ある意味、マジでヒヤヒヤするスリリングな場面。

コーナートップに登る76歳

 そして、体は覚えているのでしょう。ドスカラスのサポートつきながら、ダイビングボディアタック敢行!飛行兄弟の真骨頂。カズ・ハヤシからピンフォール。歳をとっているからといって、変な風にリングアウトとか、モヤモヤに終わることなく、マスカラス兄弟の味を最大に引き出した、カズ・ハヤシ組に拍手を送りたい。でも、もしかしたらマスカラスのダイブを受けたハヤシが一番幸せ者だったかも。

みんなサイコー

 みんなサイコーでした。
 レジェンドたちの競演。目の前にいるのは歳を取った人たちだけど、その本物の姿に全盛期がオーバーラップして、頭の中は中学生当時に逆戻り、快感物質がシャワーとなって体を満たすのでした。

 七代目立川談志師匠が昔、テレビでおっしゃってました。
 「歳を取ろうが、衰えようが、あの人の舞台に立つ姿が見たい。それがファンというものです。」 と。


 











 
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  1. 2019/02/24(日) 11:02:34|
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