狂犬 バション ポッチャリすべすべのマイティ井上の上半身が真っ赤に染まってへとへとになっている。その艶やかな髪の毛を掴んで場外を引きずりまわし、表情も変えずにさらに容赦のない攻撃を加える。あまりの恐ろしさに、いっしょにテレビを見ていた幼い弟が「あの人、ウチに来ないよね?」とおびえていたのを思い出す。その凶暴性マックスのレスラーこそ“狂犬”マッドドッグ・バションであった。
押入れから出てきた古いプロレスプロマイド、今回はマッドドッグ・モーリス・バションです。

レスリングの元オリンピック代表で… とくれば、正統派テクニシャンを想像しますが、この人の場合は、レスラーというよりファイター。1970年代の国際プロレスで見た、もの凄い凶暴ファイトが忘れられません。さんざん相手を痛めつけたあと、胴体をしっかり固定するタイプのパイルドライバーでとどめを刺すところがカッコよかったです。実弟がブッチャー・バションという大型選手、相手を裏返して背中に吊るすタイプのネックハンギングを見たのは、後にも先にもブッチャー・バションでした。彼のはハングマンズホールドといいましたっけ?若い頃、新宿のパチンコ店『ミヤコ』で仕事帰りに打っていたら、大きなピンク色の禿げ頭が目立っていたので近づいてみたら、なんと新日本に参戦していたブッチャー・バションでした。その日は、パチンコの勝敗よりも、そのことで嬉しくなっちゃいました。
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- 2019/03/22(金) 10:55:34|
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