茹でそばの味 今日はちょっとボヤキになります。立ち食いそばの品質が良くなって何だかさびしい。
「ただ今茹でてますんで、三分少々お待ちください」ですと。なんだよそれ、ウルトラマンなら帰っちゃうよまったく。立ち食いそばはね、安くて、伸びてて、待たせないの三拍子でしょうに。ま、勝手にそう思っているだけだけれども。
仕草が良かったね、長くて太い箸を箱に差し込んで茹で麺を一玉取り出すと、手際よく湯通ししてチャッチャと湯切り、つゆをかけてハイ!どうぞ。これでしょうに。そういうのが食べたいのよ。
だから自分でやっちゃう。

注文もないのに、わざわざどんぶりを重ねたりしてさ、東洋水産の茹でそばを一玉。だし分の薄い醤油勝ち目のつゆを沸かして、直接そばをぶち込んで、火が通ったらどんぶりに移し、玉子をポトリと落とす。

これだよこれこれ、即席の月見そば。町のお蕎麦屋さんのような上品な設えではありません。雑がいい。

息もつかず、5分ぐらいで食べてしまう一杯のかけそば。“蕎麦”と表記せず“そば”と平仮名で表したのは、安さと親しみを込めてのものです。立ち食いそばには、一つの文化であって欲しかった。カップヌードルがカップヌードルであるように。ボンカレーがボンカレーであるように。
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テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/03/26(火) 11:09:39|
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