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柊 萬控へ<ひいらぎ よろずひかえ>

料理、時計、怪獣、家庭菜園など趣味のあれこれを書き控えてまいります。

時計道楽 206

自作時計の愉悦 Independent One

 今回も若き時計愛好家の作品です。『IndependentOne』 “唯一無二”とでも申しましょうか。

 どんな作品でしょう?

クラシックゴールド

 彫金で彩られた装飾時計です。既製品の文字板を外して、露出した地板のメッキを剥がし、彫金を施して真鍮の色と質感を生かしたものです。彫金の模様は強弱を抑えて全体の密度を均すことにより、ケバ過ぎず、落ち着いた雰囲気に仕上がっています。

繊細な彫金模様

 模様そのものはアカンサス、古い建築などに見られる植物紋というクラシックなモチーフながら、別体リングにドットで刻んだ時字が不思議に新しく、独特の個性を生み出しています。
 9時の位置に刻まれたシリアル番号1/1が、世界で一つ、唯一無二のタイトルを表しています。

 ことにこの時計は裏面も良いのです。

裏面にも装飾を

 受けのメッキを剥がして、露出した真鍮面にサンドブラスト、輪郭は鏡面に磨きを入れています。天受けには地板と同じ彫金装飾。落ち着きと躍動のコントラストが高い品格を湛えています。

機械への装飾

 いにしえの懐中時計を彷彿させるこの時計からは、人類の英知を感じ取ることができます。18世紀あたりの時計師といえば、科学、天文、数学に通じ、美術家であり、技術者でなければならなかった。そんな国家レベルの賢者でなければ時計は作れなかったのです。だから時計というものは、もっと尊ばれるべきなのでしょうが、人類の英知は皮肉にも、100円で買えるものまで生み出してしまいました。そんな時代だからこそ、一人の若者が情熱を傾けた唯一無二の逸品が尊い。数年先の未来、彼はもっと上手くなっているでしょう。でも、この時計に手を加えてはいけないよ、と言いました。なぜならば、これを彫ったその時の君、その時の感性、技巧そのものがここに刻まれているからです。そんな“時”を記録した時計“IndependentOne”。



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テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2019/04/03(水) 10:33:28|
  2. 時計
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