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柊 萬控へ<ひいらぎ よろずひかえ>

料理、時計、怪獣、家庭菜園など趣味のあれこれを書き控えてまいります。

時計道楽 209

FHF懐中時計 2

 古い懐中時計をいじっております。

 こちらが時計の中身。

11-時計側

 テンプ、ガンギ、四番がそれぞれ別受けになっています。アンクルはありません。シリンダー脱進方式です。

 以下、古書より抜粋。

cylinder_escapement_20190418085520143.jpg
 「シリンダー脱進という、貴石アンクル、フックアンクルと共に、時計に使われる第三のタイプがあります。18世紀の初めに開発されたこのタイプは、非常に古いか安い時計に多く見られます。特にドイツでは1940年代まで生産されていました。その動作はアンクル脱進と同じですが、よく見るとアンクル部がテンプの芯に直結していることが判ります。
<中略>
 いろいろな面で、シリンダー脱進方式は、貴石アンクル脱進に精度のうえで下回るため、精度を追い求める需要の前に姿を消しました。」

 ですと、それでは現物を拝見。

12-テンプ

 筒状天真に切り欠きが入っていて、ガンギが送っては離し、送っては離し…と繰り返す仕組みです。

 そのガンギの歯がまた立体的に出来てます。

13-シリンダー脱進のガンギ

 歯の先端が鍵状に持ち上がっていて、作るのが大変そうです。

 ガンギを外しました。

14-ガンギを外したところ

 順次まいります。四番受けを外します。

15-四番受けを開けました

 黒ずんだ真鍮の力強い輪列が、ゴシックホラーの雰囲気で好きです。

 続いて中受けを外します。

16-中受けを開けました

 巻き伝え車を外しました。

17-巻き上げ車を外しました

 角孔車を外します。

 トキの嘴のようなコハゼバネの形。

18-コハゼの形

 香箱受けを開けました。

19-香箱受けを開けました

 りゅうずを引くという必要がないため、巻真をしっかり押さえるカンヌキ。

20-カンヌキ

 左のネジを緩めると巻真が抜けます。

 ここで発見、香箱受けの下に彫られた“りんごに矢”のマーク。

21-リンゴのマーク

 これを手掛かりに、ネット調べでたどり着いたら、このマークはFHF(Fontainemelon, Fabrique d'horlogerie)の古いマークだそうです。こちら→ http://www.vintagewatchstraps.com/movements.phpを参考にしました。

 これで出どころが判り、ちょっと嬉しい。

 つづきは後ほど。

 




 






 






 
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テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2019/04/24(水) 11:23:32|
  2. 時計
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