よく食べ、よく働く 小さな虫たちの世界。苦手な方はご覧にならないでください。
5月になりますと、家のバラが開花の準備を始めますが、同時にお呼びでないお客さんも招きます。
アブラムシです。
透明感のある緑色は、翡翠のようで実にきれいですが、その実、バラの血を吸う厄介者。そういえば昔『血を吸う薔薇』という岸田森さん主演の吸血鬼映画がありましたけど、うちのは『血を吸われるバラ』ですね。
バラの血を吸うアブラムシ、そんな奴らにも天敵がいます。テントウムシです。

お休みの所を捕まえて、アブラムシの群がる蕾の所に放しますと、モリモリムシャムシャと、さも美味そうにアブラを食べ始めました。

アブラにとっては迷惑な話ですが、逃げもせず、ひたすら食べられています。痛くないんでしょうね。平気な顔して食べられる。テントウちゃんも可愛らしい顔して片っ端からアブラをかじる。これが自然の理〈ことわり〉なんですね。
テントウムシの大食いチャンピオンを見終わって、家に戻ろうとしますと、壁に家を作る働き者が一匹。

コアシナガです。なぜか一人で頑張っています。それも場所が悪い。ドアのすぐ横の壁、ここは目立ってしょうがない。ほどなくカエルか鳥の餌食になるでしょう。どんな世界にもバカなやつがいるんですね。

部屋数は増えたかな?ここにいても長続きしないよと教えてやりたいが、私はハチ語がわからないので、そのままにしておきましょう。群れを成していると憎らしいけど、孤軍奮闘するこいつは、何だか愛らしい。
生き物たちが面白い季節になりました。
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テーマ:散策・自然観察 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/05/06(月) 12:21:04|
- 金魚・生き物
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