マルエス掛け時計 1
またまた古い時計です。

ガラス開口径が72mmほどの小型クロックですが、ガラスは外れており、時計も器の中で遊んでます。取り扱い注意です。持ち上げると、カチャカチャ、カラカラいろんな音がします。触った手は真っ黒。

長い年月ぶつかってきたのでしょう。ガラスの縁がギザギザに欠けています。昔のガラスはもろいですから。
高さはおよそ68mm。

外観は、ドーナツ板を絞って成型したような段付きのフジツボ型です。
裏面です。

巻きネジが取り付けてあります。ということは壁に固定するタイプではないことがわかります。真ん中は針回し、カーブしているところは緩急調整です。

下の方に刻印があります。どうやらドイツ製らしいです。
蓋を開けてみましょうか。それにはまず巻きネジを外しませんと。

巻きあげ方向と逆に回しましたらネジが緩んで取れました。
蓋が動くようになったら、スライドさせてそっと持ち上げる。

ネジを取ったら時計は完全にフリーとなり、落下の恐れもありますんで、そっと開けましょう。

被さったケースを開けた状態です。ネジが一本、コロコロ遊んでいる。
横から見ると…

錆とホコリにまみれた堅牢な機械世界は、主を失った古城のようで悪くない。
文字板を伏せるとこういう感じです。

基本的な時計構造ですが、歯車が多いみたい。空気をかけたり少し刺激を与えたりしますと、テンプが動くので、どうやら壊れてはいなそうです。
次回、もう少し突っ込んで見てみたいと思います。
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- 2019/05/10(金) 11:07:27|
- 時計
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