アリさんの修理 昭和40年代の製品でしょうか?バンダイのクロオオアリのプラモデルです。

アリなのにデカイデカイ。いっしょに映っている歯ブラシや電池を参考にしていただければお分かりと思いますが、なんたって、お腹に単三電池がすっぽり入って電動で歩くことになってますんで、そりゃ大きいです。それだけに遊んで面白いんですが、ご覧のように壊れています。
今回は、修理の巻。
まずはここ、時計でいうとコジ開け口といいますが、こういう事もあろうかと、ところどころスリットを入れておいたのです。

この隙間に刃物を入れて、軽く斜めにかしげますと、パキっと分割線に従って分かれます。
中身が露出しましたら、配線の点検です。スイッチよし、モーター周辺よし、電池受け…これがダメでした。

ジャンク物を買い求めて、自力で部品をあつらえたため、電池受け金具が一つ緩んで外れておりました。これをこのまま直すのも良いですが、別の用途で買った電池受けの部品が余っているので、この際交換です。

この穴にコードを結んで、電池受けに取り付ける。そのため、金具に合わせて、電池受けを削ります。

差し込み巾を合わせたら、電池受けから金具のベロを外にだし、コードを結んだら配線終了。ついでに電池ボックス内を掃除。

電池を入れて、スイッチ・オン!

動きましたがな。前よりきれいに動いております。…と、思うのは気のせいか。
動力部が戻りましたので、本体を合わせて接着。合わせ目が白くなったところは黒を吹いてごまかし、外れた後ろ足は差しこんでおしまい。
最後は折れた触角、これは難しいのです。材料が軟質材で接着剤が効かない上に接合面が細い細い。なので、見た目は悪いですが溶着にしました。

極細のハンダ鏝で溶かして着けました。
これでアリさん、修理完了です。

スイッチを入れると目を光らせて歩きます。

プラモデルという玩具は、買って嬉しい、作って嬉しい、遊んで嬉しい、そして直すのも楽しみのひとつです。
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テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/11/09(土) 12:33:01|
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