ゴモラと大阪城 プラモデル、バンダイ特撮コレクションのゴモラと…

童友社の大阪城が…

同じ尺度ということで、大阪城を破壊しているゴモラのディオラマを作ろうかと考えましたが、大阪城を壊すのが惜しくなりまして、やっぱりやめました。
大阪城といえば、ゴモラばかりでなく、アンギラスやバルゴンなんかにとっても名場面の舞台となっていますので、取っておけば遊び方バリエーションも広がります。
大阪城と怪獣といいますと、最初に壊したのはアンギラスとゴジラでしょうか?背景に大阪城、お濠をはさんで手前を横切るように逃げ惑う小さな人々、奥の方でお城と同じくらい大きな二匹の怪獣がもみ合っている。すごく怖い。怪獣映画として極めてベーシックに描かれたこういう場面が私は好きです。それから、アンギラスが吠えると、大阪城にひびが入る描写もいいですね、怪獣が想像を絶する生き物であるという事がよくわかります。ゴジラ第二作目の作品『ゴジラの逆襲』のハイライトシーンでした。一方の雄、ガメラの第二作目も大阪でした。冷凍怪獣バルゴンと火炎怪獣ガメラの対峙する大阪城は、前半の名場面でした。でも、ここで感心するのは、大阪城を壊さないところです。ここでの大阪城は、バルゴンの冷凍液で真っ白く凍らされて、復活したガメラの熱で解凍するというだけなのです。ところが、怪獣決闘の舞台としての味付けばかりか、ガメラの生命を象徴する表現材料としても重要な役を果たしました。大阪城が凍り付くと冷凍怪獣優勢、ガメラが生き返れば大阪城は元に戻る、といった具合です。凍ったとたん、シーンと静まる演出は、何度見ても新鮮で素敵です。
話をゴモラに戻しましょう。ゴモラはご存知初代ウルトラマンの第26,27話『怪獣殿下』に初登場の古代怪獣です。南洋の島ジョンスン島で静かに暮らしていたところを、万博の展示物として日本に連れてこられてしまうという、なんとも可哀相な動物なのですが、ウルトラマンにも負けずに一度逃げ切っているのです。その決め手は大きな尻尾。毒液やら光線といった飛び道具を持たないゴモラは、肉弾戦のみでウルトラマンと互角に戦った強豪なのです。デザインも素晴らしく、現在の子どもたちにも大人気のキャクターに成長しております。成田亨先生の名作といえましょう。
劇中では、ゴモラが大阪城に到着したころには、科特隊によって尻尾を半分切られてしまっているのですが、今回はそのへんお許しをいただき、完全体で並べてみたいと思います。
大阪城とゴモラの大きさ比較はこのとおり。

で、今回はディオラマ鑑賞をしようというのではありません。大阪城を観光している時に、ゴモラが出たら、どう見えるのか?を、確かめてみたいのです。
大天守の入り口付近、大砲の辺りにゴモラが来たら…

おおー!でかい。こんなのを間近で見たら、腰を抜かしてしまいます。第一に、音も匂いも凄いでしょうね。
石段に足をかけられますと…

やはりデカイ!こんなのに踏みつぶされたら、痛い!とか苦しい!なんて思う間もなく人間のジュースになってしまいます。搾りたてフレッシュです。
最上階で展望をたのしんでいる時…

目が合ったら、ションベンもらします。
と、このようにディオラマとして固定しないで、フリーで遊ぶのも中々楽しいものです。ゴモラに大阪城、両方作ってよかったです。

7月から始めました、ゴモラと大阪城の製作を終わります。
松に鶴、竹に雀、梅に鶯、大阪城にはゴモラだなあ。
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テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2019/12/20(金) 10:51:59|
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