日東
走るジャイガー 6
出来上がりましたのは、日東科学の『走る 大魔獣ジャイガー』です。

ガメラを大いに苦しめた、南方ウエスター島の伝説にでてくる大魔獣です。1970年の大阪万博に出品のため、魔獣封印の像を日本に持ち込んできたため復活、大阪で大暴れの悪役怪獣です。

大映の怪獣は痛快なほど面白いですね、科学的見地を持ち込んではいけません。科学で説明できてしまったら、ただの大きな生き物であって、奇想天外こそ怪獣なのです。

この大魔獣もすごいよ、鼻の横のトゲをミサイルみたいに飛ばしてガメラを襲うわ、エラの下からジェットを吹いて空は飛ぶわ、手足の吸盤でガメラを吸いつけるわでてんこ盛り。最も恐ろしいのは頭の角から投網のようにとばして、着地点を丸焼けにしてしまうオレンジ色の光線、人間なんて立ったままガイコツになってしまいます。

悪そうな目つきがいいですね、これぞ悪役怪獣。劇中で、もっともショッキングだったのが、ガメラの体内に卵を産み付けてしまうところです。真っ白く血の気を失ったガメラは、アウターリミッツの電波宇宙人みたいな顔になって、当時トラウマ的ビジュアルでしたっけ。

悪役は強くなくてはならない、まさにガメラを一度倒したジャイガーは、強いインパクトを残した名悪役でした。

これにて、日東科学の“走る”大魔獣ジャイガーの製作を終わります。
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テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2020/01/20(月) 10:51:45|
- 玩具・造型
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