fc2ブログ

柊 萬控へ<ひいらぎ よろずひかえ>

料理、時計、怪獣、家庭菜園など趣味のあれこれを書き控えてまいります。

時計道楽 246

Timestar 2

 止まっていた時計をいじっています。

10-温まって動き出した

 中受けがスカっと横切っていて、カッコイイ機械だと思います。

 ではセオリーに従いまして、テンプを外しましょう。

11-テンプを取りました

 一本ねじにアシふたつ。アンクルも同様です。

12-アンクルをとりました

 中受けの刻印に目をやれば…

13-中受けの刻印

 “INDO-FRENCH TIME”とあります。これは、インドが完成時計の輸入を禁止している時代に、部品輸入をして作り上げた時計の印のようです。つまりはインド製、TIMESTARはインドブランドだったのです。

 続けてまいりましょう。

 中受けを開けました。

14-中受けを開けました

 香箱受けを開けます。

15-香箱受けを開けました

 中受けが二層になった、しっかりした作りです。

16-中受けが二層になっています

 ここもバラします。

17-全部開けました

 地板の刻印を見ましょう。スイス十字にP620の記号、これを手掛かりにいつものサイトを訪ねてみたら“Lorsa P62A”に当たりました。データはこちらです↓

http://www.ranfft.de/cgi-bin/bidfun-db.cgi?10&ranfft&&2uswk&Lorsa_P62A

 機械の素性が判ったところで、部品を洗って組み立てました。

18-洗って組み立てました

 文字板を組んでみると、原産国表示がここにも。

19-原産国表示

 なるほど、外装部品はインド製ということがハッキリしました。

 時計を側に収めまして…

20-側に収めました

 側付け完成です。

21-側付け終了

 バランスの整った、実にいい顔だと思います。そして2ヶ所の数字が放つ少しの色気。

 バンドは、ちょっとカジュアルに、茶色のエミュー(型押し)をあわせてみました。

22-茶色のエミューをあつらえました

 じつはこれ、同時期に買った色違いもあるんです。

23-色違いと一緒に

 アイボリー塗装の文字板、色は違えど時字の配列などはネイビーと共通です。でも針の形が違います。ネイビーのほうはダイヤ剣でドレス仕立てに、アイボリーの方は硬派な夜光入り棒剣です。ちょっとの違いですが、こういう配慮が嬉しいですね。

 本日の控え TIMESTAR Lorsa-P62A 17石 1970年代 となります。




 






 



スポンサーサイト



テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2020/01/13(月) 13:07:46|
  2. 時計
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<ご報告 | ホーム | 玩具工作控 600>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://hiiragi15.blog.fc2.com/tb.php/3408-c011ba39
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

柊horii

Author:柊horii
時計やゼンマイ玩具など、動くものが好きです。野菜を育ててお料理、映画なら特撮、好きなことを好きなだけ、やりたい放題の道楽おやじです。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (54)
料理・食 (2072)
時計 (392)
家庭菜園 (433)
玩具・造型 (920)
暮らし・修理 (63)
金魚・生き物 (142)
雑貨・珍品 (21)
健康 (92)
見聞・出歩き (54)
視聴鑑賞 (37)
花・園芸 (82)
劇場シリーズ (39)
プロレス (42)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR