オリエント ジェンツマチック 1
久々の国産時計です。

オリエントのジェンツマチック、文字板のGMマークが凛々しい。
裏面です。

向かい獅子のエンブレムが高級感を醸します。思えばセイコーの獅子やシチズンのイーグルなど、昔の時計は西洋の紋章を元にしたマークが多いですね。やはり時計というものの歴史がヨーロッパにあり、権威や風格を示すのにちょうどよい素材だったのでしょう。これが三つ葉葵や剣花菱では理解してくれる人がいたかどうか疑問です。今ならわかりませんよ、日本の時計も自立してますから、ある意味うまくプロデュースすれば何でもありです。

裏蓋は内ねじ式の防水蓋、材質はステンレス。ところが側本体、これは一体なんでしょう?ステンレスと思いきや、メッキがはげたような質感が見受けられます。後ほど拝見しましょう。
蓋を開けました。

金属製の中枠を裏蓋で持ち上げる止め構造です。

蓋のほうから機械を抜き取る“下開け”タイプです。
文字板はベーシックな棒字スタイル。

全体がカチっと固いイメージの中、生地に有機的な模様を配して温かみをあたえています。
文字板のアシ止め構造です。

大き目な変心ねじ頭が、アシを圧迫する仕組みです。これは失くす心配が少なくて済みます。
文字板を取りました。カレンダーです。

曜板を取りました。

部品欠損もなく、早送りも異常なしです。
こちらは時計側。

オリエントcal.26960、セイコーcal.5216の兄弟らしいです。
次回、解体してみましょう。
スポンサーサイト
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2020/01/22(水) 10:30:51|
- 時計
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0