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柊 萬控へ<ひいらぎ よろずひかえ>

料理、時計、怪獣、家庭菜園など趣味のあれこれを書き控えてまいります。

時計道楽 249

オリエント ジェンツマチック 3

 古いオリエントジェンツマチック、cal.26960を手入れしています。

 機械が組み上がったところです。自動巻き用の錘は、側付け後に取り付けます。

18-時計完成

 次は受ける側の方です。

19-ケースのデザイン

 ざらざらした不思議な材料です。裏蓋にはステンレスと書いてありましたが、どうも見た目が私の知っているステンレスとは違います。表面の摩耗した部分が黒ずんでいます。ステンレスにメッキしているとは考えにくいのですが、種類によっては温泉などで黒ずむ性質のものもあるので、もしかしたらニッケルメッキがされていて、それが経年で劣化、露出部分が黒変したのではないか?と推測するのみです。

20-不思議な材料

 このザラザラも時代を映す味のうち、よく洗って汚れだけを落としました。

 機械に文字板をつけます。

21-自然風味の文字板仕上げ

 木目のような有機模様にスカッと爽やか白系で統一されたシャープなインデックス。近代建築に畳を組み合わせたような景色です。

22-針をつけました

 針をつけました。秒針の座の形が六角形でスポーティな印象です。

 できた時計を側に収めて、錘をつけます。

23-ケースに収めて錘をつけました

 裏蓋を閉めようとしたところ、パッキンがポロリと折れてしまったので、頃合いのやつと交換しました。

24-パッキン取り替えました

 ゴムにシリコンを塗って締め込みましたら、ヘッド完成です。

25-ヘッド完成

 フラットな面反射の活きるデザインです。
 
 …と、いうことで、バンド探しですが、こんなのはどうでしょう?

26-こんなバンドはどうでしょう

 時代もそこそこ古いシンプルな板巻きバンドです。このように単体で見ますと、つまらないと申しますか、存在感の薄い平坦なデザインですが、まあご覧いただきたい。たぶん合います。

 メーカーはマルマン。

27-マルマンのベルト

 おそらく時計屋さんでバラ売りされていた、汎用市販バンドと思われます。

 取り付け部が振るっています。上から見たら普通のストレート釻(T釻)ですが…

28-バネ棒内蔵型です

 なんとバネ棒が内臓されているのです。

29-伸縮レバーの構造

 切られた溝から覗くレバーを内側に寄せることでバネが縮んでピボットが引っ込む構造になっています。有難いですね、これならバネ棒ミサイルを発射しなくて済みます。

 バンドの手入れです。まずは経年の汚れを洗浄しまして、乾燥ののち板に貼り付け。

30-バンドを板に貼り付けて

 そして粗目のスポンジヤスリで縦方向にゴシゴシ。

31-粗目でこすりました

 躊躇しては線が乱れますから、一気に直線を描く。

32-いくらか目がそろいました

 いくらか目がそろいましたでしょう?本来は一度鏡面にしてから目をつけるのが作法ですが、側もそこそこ荒れているので、この辺で良しとしましょう。

 ついでに少し欲が出まして、青粉で角に細く磨きを入れました。

33-角に磨きを入れました

 地味な味付けですが、このひと手間でグっと質感が良くなります。

 これでどうでしょう?ヘッドにつけてみました。

34-カンもバンド本体幅もぴったりです

 先カン幅もぴったり、そして本体幅も広めにできていてケースラインから流れるようにフローラインを描いています。

 出来上がりました、オリエント時計ジェンツマチックです。

35-オリエントGM出来上がり

 昭和のサラリーマンのスーツ…いや背広姿が浮かびます。モーレツ社員がんばれでございます。

 フラットな面取りの側やバンドの見どころは、マジシャンがカードをめくるように、パラパラと映り流れる反射面の輝き。

36-面の生きるデザインです

 昭和の味がする、ちょっといい実用時計ができまして使用感も上々です。なんといっても視認性がいいです。時針分針が目立って秒針は反射して若干薄くなる、三針時計はかくあるべしですね。

37-昭和のビジネスマンに

 本日の控え オリエント ジェンツマチック cal.26960 1970年代 でした。

 こういう時計を若い人が着けているとカッコよくみえるのですが、私が着けると完全なるオッサンの時計になるんです。やっぱり古い人間なんでしょうね。

 



















 







 



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テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2020/02/05(水) 11:29:30|
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時計やゼンマイ玩具など、動くものが好きです。野菜を育ててお料理、映画なら特撮、好きなことを好きなだけ、やりたい放題の道楽おやじです。

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