海洋堂
特撮リボルテック002 大魔神 ずいぶん前に中古で買った特撮リボルテックの大魔神です。

12センチそこそこの寸法ながら、ポーズはとれますし、手や宝剣の交換部品も充実。そして何より造型の素晴らしさ。

これが市販の製品とは、まったく嬉しい限りです。今回、こいつを使って、ちょっと試してみたいことがありますので、自己流で色を塗ってみたいと思います。
まずは一度バラバラに解体です。

色としては、全体をジャーマングレーでくるみ、メタリックのアイアンで凸部分を擦り塗りしたら布でつや出し、といった工程です。
こんなかんじです。

上の写真は、つや出し前と後の比較です。
できた順に組み立ててゆきますと、次第に魔神像の風格が浮き上がってきます。いやはや、本当にいい造形です。

ご尊顔や手といった緑色の部分には、薄墨で影を強調しまして、目には赤を注しました。

目にニスでつやを出したら完成です。額の穴は鏨を打たれた負傷の魔神に限定されてしまうので、爪楊枝で埋めました。

かっこいいですね、最高です。メタリックの効果で重量感が増しました。

真っ二つに裂けた湖の底に仁王立つ場面の荘厳なる美しさは、何度見ても感動します。

背景にお城を置いてみた。

大魔神にお城はよく合います。
目に赤を注して、怒りのボルテージを上げました。
そもそもの映画に触れますと、大魔神三部作はどれもハズレ無し。一作一作が独立した話になっており、魔神の個性も山、水、雪といった自然由来のバリエーション展開がされていて、勧善懲悪の解かりやすい筋立て、目を見張る大特撮、大映の名優たちによる本格時代劇が楽しめる娯楽要素がギュウーっと詰まった作品群です。悪者の懲らしめ方がまた因果応報でいいですね、磔には磔を、火あぶりには火あぶりをといった、実に胸のすくやっつけかた。そしてラスト、怒りの魔神が優しいお顔の守り神に戻る場面では、村人といっしょに思わず手を合わせてしまいます。

映画を思い出して、別撮りした空と合成してみると雰囲気は最高。

量産品とはいえ、ちょっと手を入れるだけで特撮気分を味わえる特撮リボルテック、さあ、みんなも遊ぼう。そして、映画『大魔神』シリーズを観よう。
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テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2020/04/03(金) 10:33:36|
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