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柊 萬控へ<ひいらぎ よろずひかえ>

料理、時計、怪獣、家庭菜園など趣味のあれこれを書き控えてまいります。

時計道楽 261

おちぶれ四銃士 金色ダンディ 1

 明治おちぶれ四銃士、ふたつめは“金色ダンディ”ハンターケースの懐中時計です。

1-壊れた懐中時計

 風防が無いのは仕方ないものの、何かおかしいこのケース(側)、ベゼルが閉まらないんです。どこが悪いかというと、針回しのレバー…

2-針回しレバー

 このレバーがどうにも側に収まらないのです。本来であれば、側の方にレバーの出し入れ口の切り欠きがあって、文字板が縁の高さまですっぽり嵌まる構造であるべきなんですが…それがない。もしかしたら、寸法の合う代替えケースかも知れませんが、まだ確信はありません。今はとりあえず見てるだけ。

 裏は二重蓋。

3-裏は二重蓋

 中蓋を閉めたまま、外蓋を開けて置時計のように立てることができます。

 中の機械は真鍮ベース。

4-中は真鍮の機械

 蓋に守られていたせいか、前回のものほどゴミが溜まっておりません。

5-ベゼルはしまらない謎

 話は前後しますが、セットレバーの逃がし口がベゼルの方にもありません。これではベゼルが閉まらないのは道理です。対策は後ほど考えるとして、このレバーってどういう役目を果たすのか?

 ちょこっと出ている端っこに爪をかけて引き出すと…

6-レバーを引き出したところ

 中身がニョロっと出てきて、りゅうずが針回しモードに切り替わります。これは時刻合わせの時のみに使う機構で、普段は閉じていて、りゅうずは動力の巻き上げに作用します。

 そしてりゅうずはもう一つ、表蓋の開閉スイッチも兼用しています。りゅうずを押すとストッパーが移動して、蓋がパコンと開く構造です。

7-りゅうずを押すとストッパーが動く

 中身を取り出してみると、巻真(中の機械に通じる棒)は機械側とりゅうず側に分かれたセパレートタイプだから、りゅうずを抜かずに機械が出し入れできます。

8-セパレート巻真

 裏蓋の内面刻印です。

9-蓋の刻印

 10年保証“サイクロン”と書かれていますが、機械との関連が疑わしい以上、モデルの出自の手掛かりになるかどうかも疑わしいです。

 中身を取り出します。

10-取り出した中身

 焼きつけの瀬戸文字板ですけども、セットレバーのところが無理に切り欠いているようで怪しい。切分まで欠いておいて商品になるとは考えにくい。文字板までもが持ち込まれた代替品なのかどうかは、機械への留め構造を確かめてみましょう。

11-文字板下のレイアウト

 外してみたら、文字板はちゃんとアシで留まっていたので、機械との組み合わせは純正のようです。であれば、やはりケースが怪しい、代用ケースの内側にセットレバーを納めようと、文字板を削ったものと見えます。

 文字板が外れていると、セットレバーの構造がよくわかります。

12-引き出しレバーの構造

 マンガのヘビみたいにくねった部品がセットレバーで、上の写真は収納された状態ですが、レバーを引き出しますと…

13-引き出したところ

 ヘビの頭が下がって、ツヅミ(溝に納まっている筒状の部品)を内側に押して針輪列に連結させる仕組みです。

 次回は時計側のほうを見てみましょう。














 
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テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2020/04/29(水) 10:23:48|
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時計やゼンマイ玩具など、動くものが好きです。野菜を育ててお料理、映画なら特撮、好きなことを好きなだけ、やりたい放題の道楽おやじです。

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