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柊 萬控へ<ひいらぎ よろずひかえ>

料理、時計、怪獣、家庭菜園など趣味のあれこれを書き控えてまいります。

時計道楽 263

おちぶれ四銃士 花柄色男

 古い捨てられた懐中時計をいじっています。動きましたらお慰み。

 明治おちぶれ四銃士、第三の男はこれ。

1-黒ずんだ色男

 気障な花柄模様を纏いながらも、真っ黒になった哀れな姿は、まるで老いた色男。若い頃の栄光が忘れられないエロじじいみたいだ。

 りゅうずを押せば蓋が開きます。

2-蓋を開けたところ

 瀬戸文字板に割れは見当たらず、針も三本揃っているものの、風防はありません。開いた蓋の内面に彫られた騎士のマークに“W,F”のイニシャルは、ワーゲン商会のシュミット時計であります。(ネット調べ)

 文字板は、全体的に細い線でまとめられています。細い線と広くとられた余白はエレガント(女性的)な印象に仕上がりますので、外の花柄とイメージ的によく合います。色男、金と力はなかりけり、といった具合ですが、この場合、金だけはありそうです。

3-文字板の数字とは

 裏の蓋にも同じ花柄が施されていまして、指で開けるスタイル。

 蓋を開ければ機械が見えます。

4-裏をあけたところ

 まあ廃墟までとは言わないものの、汚れっぷりは見事です。

 ヒゲゼンマイが外れて、ゆらゆらと回るテンワが哀れみを誘います。古びた空き家に悲しく回る風車〈かざぐるま〉。

5-テンワがゆらゆら

 文字板側に回りましょう。

 この時計もレバーセット式針回し構造です。

6-針回しレバー

 中身を取り出して、文字板を外してみましょう。

7-レバーを引くと針に連動する仕組み

 上の写真はセットレバーを引いたところで、筒状のツヅミ車が針系の歯車にかかっていることが分かります。

 裏側して機械の時計側を見てみましょう。

8-中の機械

 上の写真は天受け(大きな輪っかを止める部分)を外した状態です。

 このまま解体を続けます。

 脱進機を外しました。

9-脱進機を外したところ

 ご覧のようにそれぞれの歯車に受け板がついています。これは噛み合わせ的にはバラツキやすくなりますが、組み立てる上ではひとつひとつに集中できて有難いものです。

10-四番受けまで外しました

 真ん中の受け板まで取りますと、時計の配列が判ります。

11-時計の輪列

 残っている上半分が、動力の巻き上げ部分です。

12-巻き上げ車を外しました

 一番大きいのが、動力ゼンマイが入っている香箱といいます。

13-地板の仕上げ

 長年の使用でメッキが剥がれて真鍮が露出しています。

 部品を洗いまして、組み立ててみました。

14-組み立てました

 テンプの組み立てに少々難儀しましたが、組んでみたらよく動きます。

 次回は外装手入れと側付けです。












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テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2020/05/13(水) 10:59:28|
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時計やゼンマイ玩具など、動くものが好きです。野菜を育ててお料理、映画なら特撮、好きなことを好きなだけ、やりたい放題の道楽おやじです。

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