ボロボロのヒーロー 戦い疲れたヒーローが、ボロボロの姿になって運び込まれた。

よほど酷使されたと見えて、剥がれた塗装も痛々しい…
怪しい人物から修理再生を依頼されたのだが、安請け合いをして今では後悔している。
両手首はすでに素材が劣化して折れているので、直すというより、作るほかあるまい。
右手首…

手首の前腕パーツに差し込む部分が折れている。ここはプラ棒で接合しよう。本当は3ミリ径の丸棒を使いたいのだが、手首に穴を開ける都合上、残肉がなくなるので、2ミリ径の丸棒を差し込むことにした。

だがこのままでは細いので、太くしなければならない。先端を火で炙る。燃えないように局部加熱すると、プラ棒が溶けて太くなる。掃除した前腕ホゾに差し込めば、果たして…

この方法は成功したようだ。
次は左手。

これは面倒だ、手首と手根の連結部が折れている。
3ミリ丸棒を削って手根に嵌まる可動部を作る。

手根に挿してピン止め、エポキシパテで手首を成型した。

硬化ののち、ヤスリで成形して、右手首と調子を合わせる。

これで両手首の修理は終わりだ。

ほっと胸を撫でおろし、かいてもいない額の汗をぬぐう。
次は胸部、腹部の塗装だ。
超硬質皮膜でコーティングしたいところだが、普通のラッカーで二度塗り。

他の部分はゴールドメタリック。

ゴム製のブーツは、手首に合わせてブルーだ。

謎のヒーロー、きみは一体…誰なんだ⁉
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テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2020/05/08(金) 10:02:46|
- 玩具・造型
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