大魔神貯金箱 これは何かのオマケだったのか?買った覚えはないけれど、ずいぶん前から飾ってあるのが小さな魔神像。だから大魔神じゃなくて小魔神。

高さ9センチ程度のかわいらしい胸像です。
裏返してみると、どうも貯金箱という設定だったらしいですね。

コインの入り口らしき筋引きがあるものの、塞がっているので使えません。おそらく貯金箱の型を流用したマスコットといったところでしょうか…と、底を見たら?

ちゃんとコインの取り出し口があって、蓋までついているじゃないの。
ならば、貯金箱として使おうと、刃物でコイン入口を切り出しました。

これで魔神の貯金箱が復活です。
…ということなんですが、顔が可愛いんですよね。

なんかイジメがバレて大人に責められ泣きそうになったクソガキみたいだ。そんなんでは私の信仰対象としてはとても頼りないので、申し訳ないが塗っちゃおう。
これ何だかわかります?

筆洗瓶の沈殿ヘドロです。奥に見えているのが上澄みのシンナー。ということで、このヘドロはいろんな顔料が混ざったミックスグレーというわけなのです。赤、青、黄色といった原色はおろか、メタリックカラーなんかも含まれているので、金属粒子なんかも混ざっています。これで全体をくるんじゃおうってわけ。
やってみたら、こんな風になっちゃった。

これぞミックスグレーの風合いです。土を固めたようなつや消しのグレーがソフトなタッチの造型によく合います。
ところがこれ、メタリックカラーの成分も含まれているので、乾いた布で優しく拭き上げると、凸部分に金属光沢がでて、鋳物のような重量感のある質感に変わるのです。

顔の部分には、金粉を混ぜた黒鉄色でメイクアップ。
目には金をさして黒で縁取り、瞳を小さめに描くことで、相対的に目を見開いたような印象になるよう塗りました。

これで完成、大魔神の貯金箱。

いい雰囲気です。これまでは拝んでませんでしたけれど、こういうお姿ですと手を合わせたくなりますね。
アラカツマの大神様、これでお気に入りが一つ増えました。

参拝客にお金を入れてもらわなくちゃ。
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テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用
- 2020/05/29(金) 10:50:43|
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