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柊 萬控へ<ひいらぎ よろずひかえ>

料理、時計、怪獣、家庭菜園など趣味のあれこれを書き控えてまいります。

時計道楽 273

TAKANO シャトー 1

 国産時計の愉しみ、今回はジャンクではありません。壊れた美品です。

1-壊れたタカノ

 りゅうずを回してもゼンマイが巻き上がりません。ジャラジャラと空回りしますから、おそらくゼンマイの逆転ストッパー(コハゼといいます)あたりが故障しているものと思われますが、その辺は後ほど。

 品物はタカノ・シャトーといいます。19石の手巻きです。

2-壊れた美品

 とてもスリムで上品なデザインです。極細のディテール、モノトーンでまとめられた落ち着いた雰囲気、一目で気に入ってしまいました。

 裏も傷の少ない、上々のコンディションです。

3-裏の刻印

 “タカノ プレシジョン”の流麗な書体がエレガントです。昭和30年代に生まれ、わずか5年足らずで消滅したブランドです。

 特筆すべきは、革バンドがオリジナルのままなのです。

4-トカゲのバンドはオリジナル

 黒いトカゲです。コリコリと斑の立った、厚みある感じはベンガルトカゲと思われます。

 裏地にはTAKANOの箔押しがきれいに残る。

5-ブランドの箔押し

 銀色に輝くTAKANOのロゴ。嬉しいですね、革バンドは消耗品ですから現存が少ない。それゆえこういう個体に出会うと思わず微笑んでしまいます。

 もちろん美錠もオリジナルです。

6-耀くTマーク

 TのバックルでTバック、マークの形もTバック。

 今回は、解剖の前に鑑賞をしております。

 蓋を開けました。

7-蓋を開けました

 機種はタカノ521-19石、541の普及品です。

 ベゼルを開けて、文字板の生鑑賞。

8-ベゼルを開けました

 極細の時字と針、切分は見えるか見えないかの控えめさ、シンプルドレスウオッチ極まれりといった装いです。

 針を取りました。

9-繊細な文字板

 軽く球面に絞られた生地は、目視で判る程度の粗めの渦挽きに銀メッキ。だから放射光線がシャープで涼しい。レコードが反射する光は直線的が持ち味だけど、挽きの粗目がほどよく和らげる。同じ放射光でも、放射目付の場合は輪郭がぼけるからソフトタッチで温かいんです。時字は繊細なVカット、キラリと光るシャープな直線が知性を醸します。配置も4所〈よところ〉を少し長くすることによって安定が生まれ、落ち着いた大人の雰囲気に仕上がっています。

 文字板を外しました。

10-文字板を外しました

 プレート部品のはまり方に、精緻な設計を感じます。

 次回、時計側の方を見ながら、不具合を探ってまいります。











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テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2020/07/22(水) 11:06:51|
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時計やゼンマイ玩具など、動くものが好きです。野菜を育ててお料理、映画なら特撮、好きなことを好きなだけ、やりたい放題の道楽おやじです。

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