シシトウのシシって? 一本植えたら、ひと夏買わずに済むほどたくさん獲れて、栄養的にも優秀なシシトウ。“あまとう”とか“あおとん”などと呼ばれたりすることもありますが、この場合は名称ではなく集合の枠と申しましょうか“あまとう”の場合は、辛くないトウガラシの総称であって、“あおとん”ならば、青い唐辛子の呼び名で辛いものも含まれます。で、今回主役のシシトウですが、本名“獅子唐辛子”、基本青くて辛くない。だから上記の呼び方も成り立つわけ。ところで獅子ってどういうこと?気になって調べてみたら、どうやらゴツゴツした容姿につけられた見立て名で、金魚でいう獅子頭と同じような使い方だったみたいです。ひとつスッキリしました。
今回はシシトウで二品、まずは一番シンプルな“かつまぶし”です。
熱したサラダ油で軽く炒めまして…

ほんのわずかなお醤油をまぶします。あとは鰹節をまぶすだけ。

これだけでよろしいのです。シンプルですね。油は、主張が強い胡麻油よりサラダ油の方がよさそうです。シシトウの若々しさがストレートに味わえます。
お次はご飯のおかずとして、チンジャオローです。青椒肉絲〈チンジャオロースー〉のスー(細切り)がないからチンジャオロー。
ニンニク醤油を揉み込んだ豚のこま切れを焼いて…

火が通ったらシシトウを軽く和える。

ここでもフニャフニャするほど炒めない方がいいですね。シャキっと軽く炒めます。

これでよろしいのです。カンタンでございます。ご飯がバンバン進みます。
一本植えたら食べ放題、うまく行けば9月いっぱい食べられます。そう考えますと、四つばかしが串刺しになって1本100円する焼き鳥屋のシシトウを注文する気がなくなってしまいます。悲しきかな金換算…やめよう。
スポンサーサイト
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2020/08/25(火) 11:08:39|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0